
なんと朝九時から開館しているというので、午前中に突撃した。

入場料驚異の200円。

コノドントとは長さ1ミリくらいのトゲトゲの微化石で、長らくどういった生き物の部位か不明だったが、ヤツメウナギっぽい原始的な魚の歯だったんじゃないかって言われている。
想像される生前の姿がこちら。

普通に怖い。
調べてみると、コノドントっていうのは、一連の謎の歯の化石の総称で、コノドントという名前の魚はいないらしい。結構世界中から見つかっていて、80年代には日本でも発見、その最初の例がみどり市だったので、こういう博物館が建てられたらしい。
実際の化石も撮影したかったんだけど、本当に小さくて顕微鏡越しに写真を撮るのが困難だったため断念。なんつーか、中学校の技術の授業で使った糸鋸の歯みたいなやつと言えばお分かりいただけるだろうか。
1階の古生物コーナーには他にも・・・

ヘリコプリオンや・・・(こいつもぐんまけんにいたのか!)

アパトサウルスの大腿骨や・・・





サイカニアとパキーの頭骨などがありましたが、パンフレットに書いてあったタルボサウルスとヴェロキラプトルはどこにも見当たりませんでした。
ちなみに、銀行を改造した博物館だからか、貨幣の資料が豊富で、高校の日本史に出てくる貨幣は大体カバーしており、貨幣博物館としてもかなりポテンシャルが高い。

日本最古の貨幣として有名な富本銭。大きさは現在の5円玉くらいでかなり小さい。作らせたのは天武天皇なので飛鳥時代。
和同開珎は、もう少し後の奈良時代で、確か元明天皇。

鎌倉時代の宋銭。

室町時代の永楽通宝。

田沼意次で有名な南鐐二朱銀まで!これは初めて見た。大きさは思ったよか、かなり小さくて、切手サイズどころかスマホのSIMカードくらい。これはなくすな。
お金以外にも・・・

土師器などの古墳時代の土器。

風を起こしてもみ殻を吹き飛ばす、唐箕。

となりのトトロでおなじみの磁石式公衆電話。右の発電ハンドルを回して交換手を呼び出し、相手につないでもらうスタイル。
建物のスペース的に、葛生化石館のイノストランケビアみたいな全身骨格がないのが惜しいけど、入場料200円にしては、古代~近現代まで、けっこうまんべんなく歴史的資料があるので、古生物というよりは、日本史が好きな人の方が結構楽しめると思います。周辺も蔵屋敷が多くてレトロだしね。