さまぁ~ずとアントン・イーゴー

 ブログを始めて一回やってみたかったのが、カレンダーを全て記事で埋める「フルコンボ」。四月はいい感じできたので、ここまできたら全部埋めてやれと、どんなしょうもない記事でもとりあえず書き、ついにフルコンボ達成することができました。まあ、もうやることもないでしょうが・・・

 今回掲載した『アリス・イン・ワンダーランド』の脚本。なんだかんだいって私の脚本の中では執筆に三日かかり、難産な方でした。こうしてみると、いかに本家『アリス・イン・ワンダーランド』のスタッフが苦労したかが解ります。
 これは確かにもうバトルアクションファンタジーにするしかないな。と。
 しかし今回は原作の(あげ足取りのような?)会話劇の雰囲気も極力残すように心掛けました。後半はさすがに無理でしたが。

 ちなみに赤の女王の新兵器、飛行船は1850年あたりにフランスで開発はされているのですが、ガソリンエンジンを積んだ立派なものは20世紀まで登場しませんでした。本作は1871年の話なのですが・・・アリスの想像力がジュール・ヴェルヌ並にすごかった(←潜水艦を考えちゃった)ってことで勘弁してください。

 またこういう原作があるものを自分なりに創作する「二次創作」って思えば生まれて初めてかもしれません(同人誌にしようかな)。
 このような機会をくださった映画『アリス・イン・ワンダーランド』・・・そしてなによりルイス・キャロル氏の『不思議の国のアリス』には、感謝してもし足りません。まあ、勝手に書いたんですけどね。

 『レミーのおいしいレストラン』というアニメ映画に「アントン・イーゴー」という辛口料理評論家(グリム・リーパーならぬグリム・イーター)が出てくるのですが、ラストシーンにおいて彼は「例え評論家にこきおろされ三流品と呼ばれたとしても料理自体の方が評論よりも意味がある」という「評論論」を語ります。
 評論するには、それが良作だろうが駄作だろうと、作品がなければできないわけで、評論の対象(ここでは料理)を創作する人間に、まずは敬意を示すべきであるということなのでしょう。

 これと同じことをこの前テレビで、肩の力を抜いた感じのお笑い芸人「さまぁ~ず」も言っていたのが驚いたというか、ちょっと感動しました。
 この人たちが普段決して見せないようにしているであろう、芸への真摯な姿勢が垣間見えたというか・・・さまぁ~ず曰く「お笑いとはまずネタの枠組みを考えた人(ここではつぶやきシロ―氏。つぶさん)が偉いのだ」と言います。
 でもこういう視点って、物を作る人じゃないとなかなか気付けないんですよね・・・・参りました。
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