参議院選挙について

 塾で公民を教える際に、「生徒がかわいそうだなあ」と思うのが衆議院選挙と参議院選挙の選挙区などが若干違うこと。

 例えば衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」で、小選挙区制と比例代表制を同時にやるのですが(確かドイツかなんかは小選挙区比例代表“併用”制で、ちょっとシステムが違う)、参議院選挙は「小選挙区比例代表並立制か?」と言われるとちょっと違うんです。
 それは「小選挙区制」は一つの選挙区で当選できるのがたった一人なのですが、参議院選挙では選挙区によって複数当選できる区があって、そう考えると参議院選挙は中選挙区制(~5人まで当選できる選挙区制)とも言えます。

 また参議院選挙と衆議院選挙は議席数が違うからか、選挙区や選挙ブロックの分け方がかなり異なっていて、参議院選挙の選挙区73議席は「都道府県」ごと(衆議院議員選挙では全国に300の小選挙区がある)。
 そして比例区48議席は全国統一!つまり衆議院選挙のように「地方11ブロック」ごとではなく、全国ランキングでトップから48位までを当選させるのです。
 私は塾で衆議院選挙を説明するときに、小選挙は個人戦、比例区はチーム(政党)戦と言うのですが(合ってんのか?)、参議院選挙の比例区は、獲得した政党得票数を合計し、その数字が多い順に政党の垣根なく当選させていく「ドント方式」を採用しています。

 これはヴィクトル・ドントって人が考えた当選方式で、私は大学一年生の政治学の授業で教わったのですが、たとえば政党が三つあってそれぞれ「政党A30000、B14000、C9000」と得票したら、まず一番得票数の多いAが一つ議席を獲得します。
 でここで議席を一つ獲得した政党Aは、総得票数を2で割られて「15000」となるのです。ここが大切。
 すると人気第2位(2番目の議席)を決める時には得票数は「A15000、B14000、C9000」となり、ここでもまだAが一番数字が多いので、二番目の議席も政党A獲得(Aつええ)。
 次に議席を二つ獲得した政党Aは総得票数30000を3で割った「10000」で勝負することになります。となると「A10000、B14000、C9000」となり、ここでやっと3番目の議席は政党Bが獲得。で政党Bは今度は7000になって・・・。
 4番目の議席は「A10000、B7000、C9000」なのでAが獲得し、政党Aは今度は得票数を4で割った数で勝負するから「A7500、B7000、C9000」でやっと政党Cが議席をひとつ取れて・・・(もうくどい??)
 つまり政党ごとに「得票数、得票数÷2、得票数÷3、得票数÷4・・・」と数を算出して、その数の大きい順に議席を取っていくのがドント方式です。

 最近「色々な分野の人の意見を聞くのが参議院の役割だい」という言い訳で著名なスポーツ選手を擁立する政党が多いですが、これは無党派層を取り込む魂胆が見え見えであざとい。
 でも何だかんだ言って、こういうあざといやり口に結構大衆は引っ掛かる。じゃなかったらパンチラで人気とりする漫画があんな多いはずはないw。
 ただ「いろんな分野の意見」というなら、普天間基地移設問題で窮地に立たされている今こそ民主党は、石破茂さん級のミリタリーオタクを連れてくるべきじゃないか??国会であの人を言い負かす程軍事に詳しい人はいないらしいですから・・・
 私はヤワラちゃんより日高義樹さん(テレビ東京で日曜やっているハードコアな軍事番組「ワシントンレポート」の人) を擁立するべきだと言いたいっ・・・!

 まとめ
衆議院選挙・・・選挙区は全国に小選挙区が300箇所。比例区は地方ブロックごと。
参議院選挙・・・選挙区は都道府県ごと。議席数は選挙区によって違う(1~5人)、比例区は全国統一。
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