福岡先生への手紙

 福岡伸一先生は本当にダーウィニズムを批判しているのか・・・?著書の中の文章だけではあまりに曖昧。・・・ということで福岡先生の研究室にこんな質問を送ろうと思います。

福岡先生はじめまして。

先生の著作楽しく読ませていただきました。

巷では先生はネオ・ダーウィニズムは進化を説明するには不十分として、ラマルクや今西錦司さんの進化論を支持しているという話を聞きます。

これは本当なのでしょうか?

それともいわれのない誹謗中傷なのでしょうか?

これがガセネタならば、断固戦うべきだと思います。動的平衡において先生に対する批判も批判の体をなしていないものもありますし。

また獲得形質が本当に遺伝するような実験研究例がありましたら、ぜひ紹介していただきたいと思います。


 例えば、時間の限られたテレビ番組や、購買層を想定した雑誌の連載で、ガチにダーウィニズムを説明するよりはずっと簡単な説明で済む「用不用説」を用いてロマンチックなイメージを視聴者や読者に提供した方が受けがいいのかもしれません。
 また科学に疎いテレビディレクターや編集者が「そう書いた方が売れますから・・・」と修正を求めてくるのかもしれない。

 私はかつて漫画の話で「面白さの犠牲にされる真実」という記事を書きました。しかしいくら面白くても科学者が面白さの為に正しい科学を犠牲にしては不味いのではないか・・・?
 福岡さんの真意はまだ解らないので、なんともいえませんが、あの脳科学者の人とかはテレビで「脳科学的な説明」を聞いたことがあまりありません。

 私はソ連がかつてルイセンコと言うトンデモ系農学者によって多くの餓死者を出したことは忘れてはいけないと思います。
 科学は反証する学問。だからダーウィンの説明よりももっと合理的な説明があれば別にダーウィニズムに固執する事はありません。
 とはいえ今のところダーウィンの進化論はアインシュタインの相対性理論くらい理にかなった理論だとされています。このような有名な理論を「実は間違っているよ」と言えば、読者の興味を引くことはできます(でも、そういった本は大抵とんでもない説だったりハッタリだったりします)。

 面白主義を標榜する漫画を描くお前が何言ってんだ。お前が言うなって気もしますが、やっぱり価値相対主義に行く前に・・・一応有力な定説を世間には「考える基準」として教えるべきです。
 それがあるべき科学の教育だと思います。たとえダーウィンよりラマルクの説明の方が解りやすくても・・・

 追記:科学の定義、科学的な思考については、なすぼねさんお勧めの一冊『系統樹思考の世界』(三中信宏著)が確かにお勧め!新書で超安いですがそれ以上の価値は確実にあります!
 だから系統樹!!w
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