電解質について

 塾で突っ込んだ質問されてもサッと答えられるように化学の分野は入門書などで確認し直した方がいいな・・・
 
 水などの溶媒に溶質を溶かしたときに、その溶液(溶媒が水なら水溶液)が電気を流すならばその溶質のことを「電解質」と言い、電気を流さなければ「非電解質」と言います。電解“質”というようにこれは溶質について使う用語です。
 つまり基本的に電解質であろうが非電解質であろうが、まずは水に溶けて水溶液になってくれる物質でなければ電解質とも非電解質とも言いません。だから鉄や銅とかの金属は違う。

 では電解質と非電解質の根本的な違いとは何でしょうか?例えば食塩水は電気を流すから食塩は電解質だし、逆に砂糖水は電気を流さないので砂糖は非電解質となります。
 電解質には食塩水の他にも、酸性の代表格である「塩酸(塩化水素)」や、アルカリ性の代表格である「水酸化ナトリウム」などがあります。つまり水溶液にした時に酸性若しくはアルカリ性を示す溶質は電解質であるといえます。
 じゃあなんで中性の食塩も電解質なの?って言えば、ぶっちゃけ水溶液にすると電離して、陽イオンと陰イオンになる奴が電解質なんです。

 追記:この電解質は、イオン結合している塩化ナトリウムの他に、共有結合の塩化水素(ただし電気陰性度の偏りが大きくイオン結合に似ている)、有機物の酢酸なども含まれます(ただ有機物は電離しないものもある)。
 kさんの御指摘で訂正しました。kさんありがとうございました!
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