インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

 「面白い度☆☆(家でテレビで見ると☆☆☆☆☆) 好き度☆☆☆☆」

 冷蔵庫に入れば核爆発はセーフな世界観。

 この映画のタイトルって「東京ディズニーシー」の「ロストリバーデルタ」にあるアトラクションとかなり似ている。とはいえ細かい設定はちょっと違うから、どこまで関連性があるか分からないんだけど企画としては何年も前からあったんだろうな。「次はクリスタルスカルだ!」って。

 いや~しかしこの映画ってテレビ映画だな~って思った。この前テレビでやっててちょっと見たんだけど、家で寝っ転がってお菓子でも食べながら見る分にはとても楽しい映画。実際映画館で見た時よりも楽しかった。
 公開時に映画館で見た時は、脚本に緩急が無く全編クライマックスを言葉通りにやったような、この映画の詰め込み式的構成が、見ていてすっごい疲れちゃってどうでもよくなっちゃったんですよ。
 ・・・で、最後にやってくるのがあのどうしようもないラストでしょ?

 でもさ、よくよく考えれば「インディ・ジョーンズシリーズ」って、考古学者が主人公の話だけど、そこまで考古学の話じゃない。つーか『クリスタル・スカルの王国』は考古学的うんちくもかなり抑え目で、もっと言えばオカルトの話なんだよね。
 昔のシリーズだって、棺を開けたらオバケが出てきて悪役が溶けちゃったり、聖杯のはずれを飲んだら悪役が溶けちゃったり、で、今回も宇宙人の目を見つめたら悪役が溶けちゃったり・・・

 だから昔のシリーズも、もし仮に映画館で見てたら同じ感想だったと思う。「なんじゃあこの映画は。くだらない」って。
 でも私たちの世代になると、ジョーンズ博士とのファーストコンタクトが映画じゃなくてテレビになるから「ああ昔の面白い映画なんだな」ってイメージで見ていたんだと思う。
 大体、あんなの・・・って言っちゃひどいけど、あんなの映画館で高い金払って真剣に見る内容じゃないと思うんだ。

 と言うわけで、インディ・ジョーンズはしっかり昔のテイストのまま復活したんだ。昔トコッロのシーンが面白かったように、今回もジャングルをジープで疾走するシーンはとっても楽しいし、原住民といい、虫の大群といい、シリーズお決まりのパターンをちゃんとふまえるあたり、スピルバーグ監督もインディジョーンズシリーズがどういう映画だったかちゃんと覚えていたんだよね。
 決して昔よりも面白くはなっていないし、また昔よりもつまらなくもなっていない。所詮インディはインディ。

 しかしアメリカってインテリジェントデザイン説の支持が高いだけあって、ああいう知的生命体が地球の生命の歴史を作ったって言うの好きだよな~。
 仮に古代の人類は宇宙人によって農耕、牧畜を教わり文明を築いたとして、じゃあその宇宙人は誰から農耕、牧畜を教わったんだ?っていうパラドクスになっちゃうんだけど、人類の文明はともかく、秩序だった生命体がどういうプロセスで無生物から誕生したのかは、いまだに多くの謎があるんだよね。だからと言って宇宙人が生命を作ったとは全然思わないけどさ。
 この前発見された生命がいる(であろう)地球型惑星の研究が気になるなあ。
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