絶対図にできないもの

 今宇宙や天体を教えているのですが、私も専門家じゃないので部屋にある科学図鑑や本を引っ張り出していろいろ調べています。

 どんなに絵が上手い人も絶対に図にするのが不可能な存在があります。それはブラックホールです。あれってよく図鑑などでは分かりやすいように、布のようなたわむ平面に重い球体が乗っかって、その重みによって平面が沈み込んで最後は一点(特異点)に集中する・・・みたいな図を描きますけど、宇宙って二次元じゃなくて三次元だからあれは実際のものとは違いますよね?
 で、リアルブラックホールはその空間の凹みがどの方向からも起きているわけだから、立体の幅X、高さY、奥行きZがすべてマイナスと言う(広がりが無い)、立体として不自然と言うか、もはや立体ではない物体と言うことになります。
 私はいつもこのブラックホールのことを考えると、今生きているこの世界が不思議で不思議でたまらなくなります。

 で、いろいろ考えた結果やっぱりブラックホールは『鏡の国のアリス』の鏡のように私たちの世界とは全く逆の宇宙世界への入口と考えればつじつまが合うということで納得しました。
 だからこの世界のブラックホールに入ればあっちのブラックホールから出ることができる、と。じゃあこっちの世界のブラックホールからあっちの連中が出てきてるのか?って話になりますが、どうやらブラックホールってエネルギーをゆっくり放出しているらしいので(ブラックホールの蒸発)、あんがいそれは鏡の世界のエネルギーなのかもしれない・・・

 ちなみに質問で出た上弦の月(左半分が欠けている月。月齢7日あたりに出現)と下弦の月(右半分が欠けている月。月齢21日あたりに出現)の意味は上をむいた弦、下をむいた弦ではなく、“二月上旬、中旬、下旬”と言った時の「上」「下」らしいです。
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