魔法少女まどか☆マギカ最終予想

 あ~あ第10話気になってみちゃったよ。テレビアニメ番組の放送時間なんて普段覚えないのに覚えちゃったし。「お話そのものを観たい」と言うより「観て、何かを考えたり語りたい!」って思わせる巧妙なアニメですよね。

 以下はこれまでの確認と言うことで「ツイッター」でのつぶやきをまとめました。

 あのアニメって魔法少女もののアンチテーゼをやっているわけですよね。で、アンチテーゼって結局はテーゼ(主張)なのでメッセージ性があるんですよね。

 そしてこのアニメの巧妙なところは「それ(メタ分析)」を作中で視聴者に促している点です。これは珍しいですよね。だからネットでも議論になり盛り上がったんじゃないかと。

 今回(第10話)の「時をかける少女」的展開で、まどか☆マギカの脚本家の方はゲームのシナリオを書かれていたというのに納得しました。明らかにサウンドノベルゲームっぽいですね。
 あとOPのラストカットを最後に持ってくるのは予想していたのですが、二話先でした。私は最終話かと。
 ・・・ということはもう最後まで救いようのない話になっちゃうかも。
 
 で、最後までシニカルで悲しい展開にするなら、おそらくあの歯車の魔女「ワルプルギス」は何度もタイムスリップしすぎて人の命もへったくれもなくなっちゃってイカれた「ほむら」ちゃんなんだろうな。実際時間を遡る度にどんどんすさんでいくし・・・w
 悲劇を描くならもっとも戦わせたくない友達同士を戦わせるのはお決まりだよね。MOTHER3の双子の兄弟とか・・・

 シナリオライターがグッドエンディングへの上手い展開を何度も書いては失敗して捨てるように、ほむらちゃんは5度も6度も同じ状況を実験しているんだから、もはや望み通りの結末になっても彼女の心は満たされないのではないか。
 時間を巻き戻し、人生の失敗すらリセットできるのならば、正直非人道的なことだってためらわなくなるし(時間を戻れば人の命だって生きかえるから)、実際もうそれに近い精神状態になっている。家で自家製手榴弾作っているしな。
 
 付け加えるならば、彼女の望む結末に最も近かったのは1度目だったようにも思える。被害が少なかったし。ただ肝心のまどかが亡くなったので、彼女にしてみればやっぱりバッドエンディング。そこからこの話は始まったんだしね。
 でもまどかは魔女にならなかったし、マミさんはおそらくどの時間軸でも死を免れなさそうなので(本当に哀れ)、あのエンディングが最善だったんじゃないかと。

 あと魔女ワルプルギスがほむらなら一週目で出てくるのは矛盾するのですが、多世界解釈的には原因と結果が逆転するのはOKだし、これなら『鏡の国のアリス』元ネタ説もうなづける。そういうことを白の女王が言うシーンがあるんですよ。
 あと興味深いのは、10話って何度も異なるパターンのエンディングは見せてくれるんだけど、一度もワルプルギスを倒すシーンが直接的に描かれていないこと。必ずカットされてる。
 つまり彼女達はワルプルギスを殺したのではなく、違う時間軸へ追っ払っただけなのかもしれない。
 ・・・で、ほむらとワルプルギスのパラドキシカルな追いかけっこが続いていると。

 問題は残り2話でこれをどう収拾させるか。ここまでセカイ系アニメになっちゃうと、『トイ・ストーリー3』のエイリアン並に「デウスエキスマキナ」が必要になってくる。
 これは強引にシナリオを補正し登場人物を救済(あと作者)してしまう「機械仕掛けの神様」のことです。
 ほむらがワルプルギスならば、最終的な救済者になる可能性があるのは、ポジション的に「キュゥべえ」もしくは「まどか」のふたりだ。
 特にキュウべえについては、私はこのアニメの作家のメンタリティそのものだと分析しているので、彼が改心して皆を救済する可能性はちょっとは・・・ある。

 まあ順当にいけば宇宙を凌駕する力がある「まどか」ちゃんなんだけど、ツイッターで知り合った理間さんが仰るに、このアニメの脚本家は救いようのない話を作るのが好きらしいので、やはりまどかではなく、キュゥべえが最終的にみんなの救世主になり、そのキュゥべえをまどかが阻止するというどうしようもない展開にもなるかもしれない。

 どういうことかというと、まどかちゃんって魔法少女になれたらそれで願い事は叶っちゃうんですって言ってたじゃないですか。
 つまり魔女を狩る魔法少女と言うシステムの元凶であるキュゥべえを生み出した張本人こそ、まどかなんじゃないかと。だからキュゥべえもまどかを過剰に意識しているのではないか。何せ生みの親だから。

 もし仮に、こんなひねくれた展開になったとすると、まどかがキュゥべえ(=魔法少女システム)を意図的に生み出したかどうかがポイントになってくるし、ほむらがまどかを助けると、そのまどかがキュゥべえを生み、そのキュゥべえがほむらを魔法少女にし・・・という堂々巡りが完成。う~んさらに複雑になってしまう・・・

 なんにせよ、いつの間にやらファンタジー(もしくはダークメルヘン)からSFになっていた『魔法少女まどか☆マギカ』。
 ただ、こういうのが流行ると「いまやファンタジーとSFはほぼ一緒」とかいう人もいるけど、それは違うと思うんだよなあ・・・
 本来は学校の理科で形成されるべき「科学観」みたいなものが共有されなくなっちゃって、科学的思考(←かなりロジカル)を物語に折り込むことができなくなっちゃった。だからSFはファンタジー化しちゃったっていうのはあると思うけど。
 このアニメの影響で、一昔前のSFのエクスキューズがなんでも「DNA」「突然変異」だったように、これからのSFアニメの苦しい時の言い訳が「エントロピー」とか「エヴェレットの多世界解釈」とかになってもなあ・・・

 最後に一言。やっぱり「さやか」ちゃんは『人魚姫』だったね。下半身魚なんてマジ勘弁してほしいんだよね~
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