マダガスカル

 「面白い度☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ ババア☆☆☆☆☆」

 それは君が彼のディナーだからだ。

 この前『マダガスカル3』見たので、そもそもこのシリーズってどういう話だったんだっけ?と気になって、前2作をおさらい。
 1はすっごい前にWOWOWかなんかで見たことがあったんだけど、正直ちゃんと見てなくてどんな話かすっかり忘れてた。

 こんなシビアな話だったとは…!

 ブッシュ大統領の夫人が子供たちに読み聞かせた絵本で『ひとまねこざる』っていうのがある。
 この絵本、自分も小さい頃に読んだことがあるんだけど、アフリカで黄色い帽子のおじさんに捕まえられたおさるがニューヨークに連れてこられて騒動を起こし、最終的に動物園で平和に暮らしましたというあらすじ。
 土着性の伝統や文化を否定し近代主義を刷り込ませてしまうアメリカニズムを象徴する内容の絵本だ!と深読みした人もいたんだけど、単純にキングコングニューヨーク襲来を可愛くしただけな気もする。

 で、この『マダガスカル』はそんな『ひとまねこざる』と逆パターンで話が展開される。つまり動物園で安全に飼いならされたアフリカの動物が野生に憧れ脱走するというお話。
 そう考えるとこの映画はアメリカニズムの否定なのか?と思うけれど、案外そうでもない。野生に憧れて動物園から逃げ出すのは好奇心の強いシマウマ「マーティ」(…とペンギンズw)で、他のメインキャラ3頭は生粋のニューヨーカー。
 特にライオンの「アレックス」は動物園のお客を楽しませることに生きがいを感じているプロのエンターティナー、ニューヨークの外で暮らすなんて彼にとってはありえない。
 また病弱なキリンの「メルマン」は、専属の医療スタッフやCTスキャンまで持っていて、なんだか知らないけれどここ、動物の待遇がやたらいいんだ(笑)
 こりゃあ動物園から出たくないわけなんだけど、それでもマーティは未知の世界が気になって仕方がない。

 そしてひょんなことから・・・というか半分以上ペンギンズのせいでニューヨーカーの4頭はマダガスカルに取り残されてしまう。
 夢にまで見た野生の王国にマーティは大喜び、都会派のアレックスは冗談じゃないと島からの脱出を試みるが・・・
 しかしマーティが夢見た理想と違い、自然界は甘くない。弱肉強食の世界はアレックスとマーティとの関係を本来の捕食者被食者の関係に変えていく。
 極限状態に立たされたアレックスとマーティは本能の壁を乗り越え、友情を選ぶことができるのだろうか?

 うおなんてまともなストーリー!

 私『マダガスカル』ってノリが馬鹿だから、食物連鎖とかそんな面倒な設定ほん投げて踊るのスキスキ!ってやってるだけかと思ってたら、それが結構しっかり食う食われるをやってて、あのキングジュリアンですら、ちゃんと自分たちの種族が被食者だって自覚があったってのに驚いた。
 で、島のフォッサという肉食動物(マングースみたいの)から群れを守る用心棒としてアレックスを迎え入れるところとか初期のジュリアンって馬鹿なように見えてちゃんと王様してたんだ~っとほっこりw

 で、話を戻す。それで結局この映画は『ひとまねこざる』のようにアメリカニズム――近代合理主義の肯定なのか?・・・ってそこまで深く考えてないよ小林先生!

 終わらせ方ひどいもん。

 ちなみに彼らが動物園(近代合理主義)を選ぶかどうかは3のラストで描かれる。彼らが最終的に選択するのは、安全で快適だけれど人間に管理された家畜のような生活か、はたまた自由だけれど自分の責任は自分の命で支払う危険な自然界か?
 そう考えると3の結末はなかなかのらりくらりって感じで、マダガスカルシリーズらしいいいところ突いたんじゃないかと思うなあw
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