『80日間宇宙一周 The Stargazer』登場人物

 『80日間宇宙一周』の第5弾『80日間宇宙一周 The Stargazer』の脚本が完成しました!なんと45000字!シリーズ最長の脚本!
 もう金曜日と土曜日ずっとワープロ打ってたので肩と手の甲が痛い・・・!

 今回は副題の時点で「スタートレジャー」と「トレジャースター」のどっちにしようか3日間も唸っていたんですが、結局「スターゲイザー」にしました。
 これは「天文学者」という意味らしいのですが、ほかにも「夢想者」という意味もあって、今回登場するキャラクターにぴったりだなあって。
 前回の土星でミグとライトの「過去」を描いたので、今回の木星編ではミグとライトの「未来」を描いてみました。もしあの二人が結婚したら歩みがちな未来をw
 ということで登場人物紹介。今回はとにかく設定量が多い!私設定を考えるのあんまり好きじゃないからきつかった・・・虫の名前考えるのだけは楽しかったですが。

ミグ・チオルコフスキー
32歳の天涯孤独の軍人。身内がいない。
ケレリトゥス家の壮絶な家族喧嘩に巻き込まれる。

ライト・ケレリトゥス
宇宙一の発明家であり冒険家。ミグとの長い付き合いで多少マトモになった。
今回彼の名前の由来が明らかに。マサチューセッツ工科大学中退。

クリストファー・ケレリトゥス博士
ライトの父親。考古学者にしてトレジャーハンター。
ライト以上にめちゃくちゃで自分勝手。敵が多くいつも誰かに追われている。
「ちょっと宝さがしてくるわ!」と三年間くらい失踪しちゃうタイプで、息子のライトとは数える程しか会ったことがない。太陽系の文明は石版によってもたらされたという、超知性創造説を唱えるが、学会では異端児扱いされている。実際異端児。

マーガレット・アレゴリー教授
ライトの母親。エウロパ大学社会学部教授。心理言語学者。
言語が人間の心理的発達にどのような影響を与えるのかを研究している。
家庭を顧みないクリスとは会うたびに喧嘩する仲で、10年前に離婚している。
一見クールで知的だがかなりマイペースなタイプ。

トリエステ・ピカール博士
謎の黒幕ミスターアップルに仕えるサーペンタリウスの幹部。
かつてクリスの超知性創造説の論文をはねつけたのはこの人。

サーシャ・ラグランジュ
木星の小さな教会でボランティア活動をしているシスター。
復讐の連鎖には信仰心が現実問題として必要だと説く。

ケセド・バイザック大佐
アマルテア政府直属の特殊部隊ジュピター隊長。
クリスが小惑星で撮影した石碑のフィルムを狙う。
実は秘密裏にある人物から密命を受けている。義理堅いアナンケ系。

ンゴロ・アルベド議長
木星民族会議議長。長年の民族独立運動で木星から植民地をなくすことに成功した。
父親はある部族の長だった。

スマイル・B(バラバ)・マルドゥク
小惑星帯を支配しているアルンジャナイジェリアギャングのボス。
レアメタル採掘の他、麻薬、武器密売、売春なんでもござれ。
合法非合法問わずビジネスを行い、その利益でサーペンタリウスから武器を大量に購入している。
4歳の頃からこの稼業をやっているという、誰もが関わりたくない宇宙一凶暴な男。
その名と裏腹に生まれて一度も笑ったことがなく、怒ってばっかりいる。
自分たちの独立国家を圧倒的武力によって誕生させようと企む。

木星
太陽系最大の惑星。
資源大国だが、植民地時代の名残で民族に関係なく強制的に引かれた国境線が原因で、民族紛争が相次ぎ、未だに貧しい第5世界。ヒマリア、カルメ、パシファエとたくさんの民族国家が対立しており、そのほとんどがモノカルチャー経済に依存している。
最も栄えている国家はアマルテア。首都はユピテル。
とんでもなく巨大でとんでもなく危険な節足動物が生息しているが、生物多様性条約のため、むやみに野生動物を殺せない。

ギガントマキアーグソクムシ(Bathynomus imperiosus
小惑星の地下に住む、分厚い外骨格を持つ重戦車のような節足動物。
特定の波長の光が嫌いで、光を出すものに襲い掛かる。
強力な消化液で岩石や鉱物を分解して食べている。全長8メートル。

ハインラインスパイダー(Eremobates arachnidus
木星の砂漠地帯に生息するクモとアリジゴクを足して二で割ったような怪物。
時速70キロで疾走し、体の半分近くある大きな鋏角で獲物を捕まえる木星最大最強の肉食動物。古代木星ではコロシアムで奴隷と戦わせていた。全長4メートル。

メイキュウグンタイアリ(Eciton anubis
ブルドッグのような大アゴで巣穴に迷い込んだ獲物をバラバラにして、巣の中央の巨大な女王のもとへと運ぶ、史上最大の真社会性昆虫。特殊なフェロモンを使っているので彼らは迷宮で迷わない。全長50センチメートル。女王は全長5メートル。

ケンタロスシニガミカマキリ(Paratoxodera totenbuchus
コロナドの最深部を守る大カマキリ。強靭な脚で駆け回り、鋭い鎌でスタータブレットを狙う盗掘者を葬ってきた。常に二頭ひと組で行動し連携をとって攻撃してくる。背中は幅の広い甲冑に覆われていてどんな攻撃も跳ね返す。体高2.5メートル。全長3メートル。

トロイア
小惑星帯のこと。ギャングが支配している危険地帯。
レアメタルを掘り出す巨大な採掘プラントが建設されている。

トート
港市国家パシファエにある小さな港街・・・だったが現在では砂漠の真ん中にあるちいさなオアシス都市となっている。コロナドから凱旋したゼウス一世が旅の疲れを癒した場所として有名で、年に一度ゼウス一世の帰還を祝う凱旋祭が行われる。

スターライン運河
アストライア大神殿の場所を示す幻の運河。

グランド・イクリプスダム
古代セバ族が建造したと言われる太陽系最大のマルチプルアーチ式のダム。
木星の枯れた大地に灌漑用水を送り都市国家の発展に大いに貢献した。
近年では水力発電によってアマルテアに電力を送っている。

アストライア大神殿
ガニメデ大瀑布の中心に存在する、扉の神殿。セバ族の聖域。
星の欠片を携えた正義の女神だけがコロナドへ旅立つことを許される。

死の迷宮アメミット
アストライア大神殿と超古代都市コロナドをつなぐ広大な地下迷宮。
上下左右に掘られた複雑なトンネルである上、時間が経つにつれ徐々に迷路の形が変化していく。入ったら最後、生きては出られない、コロナドへの最後の関門。

超古代都市コロナド
伝説上の都市。光の都とも言われる。
ここで木星王ゼウスはスタータブレットを見つけ、生命誕生の真相を知ったとされる。

スタータブレット
この世の全てを記録したとされる石碑。人類に文明を作り出すための知恵を授けたと言われている。手にしたものは大いなる神の力を授けられ、どんな願いでも叶うと言われるがコロナドから持ち出すと大いなる禍が起こる。鉱物なのか、コンピューターなのか、生命体なのか不明。

サーペンタリウス
死の商人。
その実態は政治家、貴族、科学者、芸術家たちで構成された、太陽系を影で操る秘密結社。歴史の影にサーペンタリウスあり。宇宙最強の武器開発を企み、そのためには手段を選ばない。
惑星連合の和平合意により、木星から植民地が消滅し少数民族が独立したことで、かえって紛争が増え、兵器や武器の需要は皮肉にも増える結果となった。
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