007メモ

 友達の言うように007っていつも大体同じことやってるから、だんだん区別がつかなくなってきた。(特にピアース・ブロスナン作品)というわけで備忘録を少しだけ。

ロシアより愛を込めて
秘密結社スペクターが007を暗殺するべく、ソ連の女性軍人タチアナを利用して彼をロシアにおびきよせる。
実はこの映画を見たのはついこの間なんだけど、悪党に利用されてしまう愛国心のある悲しい女性っていうのが『80日間宇宙一周』の第一作目とすごいかぶってて、そこから最終章のタイトルはこの作品のパロディ(地球より愛をこめて)にすることにしたんだ。
スペクター幹部のソ連のおっかないババアがタチアナに「失敗したら死刑だよ!」と脅すところとか、なんというか暗い冷戦時代を感じさせて切ない。
いろいろな人物に顔が効くトルコ人の諜報員のおじさんがすっごいいいキャラしていたんだけど(マスターキートンで出てきそうなタイプw)列車内で殺されちゃうんだよね・・・

サンダーボール作戦
サメを個人的に飼育している大富豪がアメリカの核ミサイルを強奪、どっかの海底に隠し、各国政府を脅すという暴挙に出た。
なんといってもクライマックスの水中戦がすごい。そして長いw
人気のあるエピソードなのか、ショーン・コネリー、007復帰作の『ネバーセイネバーアゲイン』でもう一度リメイクされている。悪役の雰囲気はだいぶ違ったが。
・・・というか、このリメイク版、なんと若きローワン・アトキンソンが英国領事役としてちょっとだけ出演!すごい事勿れ主義&ドジな人を演じていましたw
でもこの頃はまさか自分が007のパロディ映画をやるとは思ってもなかったんだろうな。
コネリーはこれくらいになるともう髪に白いものが混じっているんだけど、それが『ジョニー・イングリッシュ気休めの報酬』のローワンとすっごい似てて、ローワンがスパイを演じるにあたってコネリーの仕草をすごい研究したことがわかるwもう一度『気休めの報酬』は見るしかないな!
敵は両作品ともラルゴ、とその愛人の女殺し屋。サンダーボールではボンドと寝ても改心しなかった強者ぶりをアピールしていたが(あと峰不二子っぽいw)カーニバルか何かのシーンであっさり銃弾の盾にされて死亡。ネバーセイネバーアゲインはボンドに「私がこれまでで最高の女だった」と署名しなさい!とちょっと可愛いことを強要、最後は万年筆型の爆弾で爆死したw
サンダーボールでは敵の一味の物理学者の先生がラルゴの変態ぶりに呆れて寝返りヒロインを助けてくれるんだけど、あのあと海に飛び込んでどうなんたんだろう??そればかりが心残りだw
それと初期のシリーズでは、黒幕の定番、膝の上で猫がニャーの元ネタが007のスペクターということが分かる。

黄金銃を持つ男
OPテーマ曲が結構好き。友達のフェイバリット作品。
腕利きの殺し屋スカラマンガが純粋にジェームズ・ボンドとどっちが強いか戦ってみたい!と挑戦状を叩きつける、ただそれだけの話wでもシンプルすぎて逆に楽しかった。
なんかビックリハウスみたいな変な島にちっちゃい相棒と住んでいるし・・・w
例のごとくボンドと寝て寝返っちゃったスカラマンガの愛人は、合流場所のボクシングの試合会場でマネキンみたく殺されていた。罪な男やで、ボンド。
今回のボンドガールは助手のグッドナイト。ボンドの助手の女性っていうのも死亡率が結構高いんだけど(サンダーボールとか)今回はメインヒロイン扱い。でもこの女はっきり言ってすっごい仕事ができない無能ガールw
ビキニ姿とかキュートだったけど、こういうタイプは絶対に同性の女性から嫌われるであろうw

リビング・デイライツ
今のところ一番好きなエピソード。スパイに死を!とKGBが00要員を抹殺していく。
敵のコスコフ将軍が、決して強大ってわけではないんだけど、すっごい悪知恵が働くやつで、リアルに賢いのが面白かった。なんというかこの程度の情報戦は絶対リアルでもたくさんあるよなあ・・・という。荒唐無稽な話が多い007シリーズでこういうのは新鮮だった。腹の探り合いというか。
あと敵に殺し屋(役)として利用されたチェリストとのラブロマンスも結構素敵で、この映画で個人的にはジェームズ・ボンド像がなんとなく理解できた感じ(華やかなことをやっていながら心の底では何も楽しんでいない孤独な人)。
ティモシー・ダルトンのボンドって見た目はパッとはしないけど、とにかく優しいんだ。チェロとってきてあげたり・・・

ゴールデンアイ
ピアース・ブロスナン版の第一作。ピアース・ブロスナンは本当ジェームズ・ボンドにはまり役だと思う。甘く端正な顔立ち。あと声が神谷明さん!超かっこいい。
今回からMが女性に変わって「冷戦時代の遺物とか、女性蔑視の恐竜」とか今までのボンドの行いをさんざ言うwでも配属されたばかりなのでMI6セクションのスタッフに敬語で話しているのが初々しい?
Qはいつものデスモンド・リュウェリンさんが続投。「触っちゃいかん!わしの昼飯だ」は爆笑w
ゴールデンアイとはロシアのEMP発生装置付きの人工衛星。それの開発に関わった、すっごいついてなさそうな女性プログラマーが今回のボンドガール・・・でいいのだろうか?セクシーというよりはチャーミングな人で、黄金銃を持つ男のメアリー・グッドナイトに近いwあそこまでバカじゃないけどw
ただアクション映画として大味で戦車を暴走させるシーンはいくら公務とはいえやりすぎだと思うw絶対ボンド楽しんでただろ!(あそこまでやる必要があったようには思えない)
悪役はボンドの元相棒と、めっちゃサディスティックなセックスをするド変態の女殺し屋、あとプログラマーのメガネ(液体窒素で凍った)。
CIAのジャック・ウェイドが初登場(車のエンジンをスレッジハンマーでガン)。あと元KGBのマフィアっぽいおじさん。

トゥモロー・ネバー・ダイ
結構好きな話だったんだけど、意外と興行収入は芳しくなかったようだ。
敵は新聞屋で、相棒となるボンドガールは中国新華社通信の記者。
例のごとく敵の女(つーか奥さん)と寝て情報を聞き出すボンドであったが、やっぱりドクターカウフマンとかいう変な医者に殺されちゃう。
冒頭から中盤まではカーヴァー新聞社のやり方ってすっごい知能的で面白かったんだけど、後半普通のアクション映画になっちゃって、結局私兵を使って戦争やるなら前半の計画とか回りくどくないかって思う。武力を使わずに情報だけで戦争を起こして世界を操るっていうのが魅力だったんだけどね。
ただ脚本の完成度はすごく高くて、中国のスパイとのコンビもなかなか良かった。
ジャック・ウェイドも再登場。空軍機からの降下のシーンで米軍の兵士に混じってました。THEアメリカ!みたいな感じで面白いシーンだったなw(こち亀っぽい)

ワールド・イズ・ノット・イナフ
すっごい複雑な話。石油パイプラインに関わる利権を取り扱っている。
今回は囚われのヒロイン役と黒幕が同一人物だったという異色作。いわゆるストックホルム症候群。それと全く痛みを感じない余命僅かなテロリストが黒幕の恋人役として登場。
この悪役二人の恋愛は結構面白かった・・・けどゴールデンアイから再登場したKBGのおじさんを殺しやがって、流石にボンドも怒って珍しくヒロインを射殺しちゃう。
でも恋愛の暴力性というか狂気みたいなものが感じられて、面白いっちゃ面白かった。
それとサブヒロインみたいな感じで核物理学者の姉さんが出てくるんだけど、ララ・クロフトみたくて、とても学者には見えない。ボンドはとりあえずこっちと寝て落ち着いたというw
前回のクライマックスはステルス船で、今回は潜水艦。どっちも海戦だったんだけど、サンダーボール作戦のオマージュなのかな?
あとこの回で長年ボンドをサポートしたQが引退。Rがあとを継ぐことに。

ダイ・アナザー・デイ
敵が北朝鮮だったw最初にボンドに崖から落とされた北朝鮮の商工のバカ息子が西洋人に顔と身分を買えダイヤモンド商人になっていたという・・・
そのダイヤモンドを使ってゴールドフィンガー氏もびっくりの宇宙レーザー兵器を開発する。まあとんでもないスケールの計画なんだけど、結構あっさりやられちゃったなw
というか筋が前作と比較してかなりシンプルであんま印象に残ってないw
冒頭北朝鮮に拘束、拷問を受けたボンドは、イギリスに生還したあともスパイの資格を剥奪されていたのだが、勝手にスパイ活動やっちゃうのは『消されたライセンス』っぽいw
フェンシングの先生としてマドンナがゲスト出演。
あとMI6の女性諜報員が黒幕に寝返っていたりした。今回のボンドガールはエキゾチックな顔立ちのアメリカのNSAの諜報員。
ラストは墜落寸前の輸送機からヘリコプターで脱出する。絶対無理。

スカイフォール
ダニエル・クレイグってあんまジェームズ・ボンドって感じがしないんだよな・・・なんというか生真面目で。ワイルドでプロの殺し屋には見えるんだけど、ちょっとスケベだったり軽口を飛ばす感じではない。
クレイグ版から007シリーズはリセットされたようだ。M役のおばちゃんだけは続投したようだが。この最新作で殉職しちゃう。Qはメガネをかけたオタク風の若者になってた。
今後007シリーズはどうなるのかな?そういえばアストンマーティンは出てたな。廃車になっちゃったけどw
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