世界の山脈覚え書き

 海の次は山。ここらへん地学とかなりかぶる。

大地形の分類
プレート収束型境界は、海洋プレートと大陸プレートがぶつかると海溝ができるが、大陸プレート同士だと盛り上がって山脈を形成する。代表例はヒマラヤ山脈。
マントルやプレートの移動によって形成される大地形には以下の三つがある。

①安定陸塊
先カンブリア時代の造山運動によりできた山地が、その後の浸食によって平坦な大陸になったもの。
険しい山が浸食でなだらかになった楯状地と、先カンブリア時代の岩盤がいったん海底に沈んでその時に水平な地層が積もって出来た卓状地に分類される。
ローレンシア楯状地、ゴンドワナランド、バルト楯状地などが安定陸塊。
当時現れた光合成細菌が海中の鉄分を酸化させて、それが地層として堆積した鉄鉱石や、金やダイヤモンドが産出される。
安定陸塊の地形には、エチオピア高原、中央シベリア高原、デカン高原、ブラジル高原、ラブラドル高原、ギアナ高地などがある。

②古期造山帯
古生代の造山運動によりできた山地が、その後の浸食によって、なだらかな山地になったもの。
古生代はシダ植物が大繁栄していたので、それらが石炭として現代で産出される。

スカンディナビア山脈
スカンディナビア半島にある山脈。

ペナイン山脈
イギリスを南北にはしる山脈。イギリスの背骨と呼ばれる。

ウラル山脈
ロシアにある山脈で、ヨーロッパとアジアの境界になっている。
現存する最古の山脈。

アルタイ山脈
モンゴル西部にある山脈。かつて金が採掘されたことから金の山と呼ばれる。

ドラケンスバーグ山脈
南アフリカ共和国にある山脈。竜の山という意味。ダイナソープロジェクト。

大シンアンリン山脈
中国東北部に南北に広がる山脈。

チンリン山脈
中国中部にある山脈。
稲作の北限を横切り、人民解放軍の核ミサイルが地下にたくさん保管されている。

テンシャン山脈
タクラマカン砂漠の北にある山脈。

アパラチア山脈
北アメリカの東部にある山脈。

グレートディバイディング山脈
オーストラリア東部を南北に走る山脈。世界的にも長い山脈で(第4位)、山脈、台地、高地、崖の複合体。

③新期造山帯
中生代以降の造山活動により険しい山地になったもの。未だ現役で火山や地震が多い。
中学校で習う、環太平洋造山帯アルプスヒマラヤ造山帯の二つがある。割と新しいので断層が少なく石油が採取しやすい。

ロッキー山脈
カナダと北米を南北に走る山脈。

アンデス山脈
南米の西部を南北に走る山脈。
最高峰はアコンカグアで南米で一番高い山。

アルプス山脈
ヨーロッパ中央部を東西に横切る山脈。
最高峰はモンブランで西ヨーロッパで一番高い山。※ヨーロッパの最高峰はロシアのエルブルス山。
ちなみに、アルプ(アルム)とは森林限界(2100~2200メートル)より上の高山牧場のこと。夏の間は暑さを避けてここに家畜を避難させる。

ヒマラヤ山脈
世界最高峰のエベレストがある山脈。
チベットとインドの間にあり、別の大陸だったインドがユーラシア大陸にぶつかってできた。インダス川、ガンジス川、長江など大河川の水源になっている。

カラコルム山脈
ヒマラヤ山脈の北に並列している山脈。世界で二番目に高いK2(カラコルム山脈測量番号2号)がある。

ザグロス山脈
中東のイラン西部からペルシャ湾に南北に走る山脈。石油をよく閉じ込める岩塩のドームが埋まっている。ザクロの語源はこの山かららしい。

七大陸最高峰
こんなんが出題されたりする。雑学極まりない。
アジア大陸(平均高度960m):エベレスト(8848m)
ヨーロッパ大陸(平均高度340m):エルブルス山(5642m)
アフリカ大陸(平均高度750m):キリマンジャロ(5895m)
北アメリカ大陸(平均高度720m):マッキンリー(6194m)
南アメリカ大陸(平均高度590m):アコンカグア(6959m)
オーストラリア大陸(平均高度340m):コジオスコ(2228m)
南極大陸(平均高度2200m):ヴィンソン・マシフ(4892m)


8000mを超える山(8000m峰)はアジア、それもヒマラヤとカラコルムにしかない。
南極は平均高度がめちゃくちゃ高い。

火山の分類

楯状火山(アスピーテ)
マグマが黒く、粘り気が弱くてさらさら。
ハワイのマウナロア山、キラウエア火山、日本では霧が峰(だったが最近の研究で成層火山が侵食されて平たくなっただけらしい)。

成層火山(コニーデ)
マグマの粘り気が中くらいで、綺麗な山の形になる。
富士山、浅間山、桜島。

鐘状火山(トロイデ)
大学の地理学では溶岩円頂丘という。
マグマが白く、粘り気が強くて火山体が盛り上がる。
雲仙普賢岳(長崎県)、昭和新山、有珠山(どちらも北海道)。

溶岩台地(ペジオニーテ)
溶岩流でできた台地。デカン高原など。

火砕流台地(ラピリ台地)
火砕流(火山砕屑物が噴霧状に空気と混合しでできたもの)でできた台地。
シラス台地(九州)など。軽石や火山灰が積もって出来ているので水はけがいい(水持ちが悪い)。

マール
マグマが水と触れて水蒸気爆発を起こしてできる小さな火山。
水のあるところで形成されるため、火口にはができたりする。

カルデラ
火山の爆発、陥没でできた巨大なくぼ地。
阿蘇山が有名。

地下資源ランキング

鉄鉱石生産量
1位:中国 3億9300万トン
2位:ブラジル3億1500万トン
3位:オーストラリア 2億5760万トン
4位:インド 9197万トン
5位:ロシア 6400万トン
ベスト3がせっている。特に10年ほど前は世界第3位だった中国の躍進がすごい。
ブラジルが2位に食い込んでいるのに注目。
オーストラリアでは95%が西部で採掘される。

銅生産量
1位:チリ 526万トン
2位:中国 131万トン
3位:ペルー 123万トン
4位:アメリカ 111万トン
5位:オーストラリア 95万トン
銅は安定のチリ。
またアフリカ大陸の南にあるザンビアでも採掘され、ここで採れた銅を運ぶために大陸横断鉄道(ベンゲラ鉄道&タンザン鉄道)が敷かれている。

ボーキサイト生産量
1位:オーストラリア 76282万トン
2位:中国 4700万トン
ダントツでオーストラリア(30%)がトップ。北部で採掘される。
ベスト5から脱落してしまったがギニアでも取れる。

金生産量
1位:中国 403000キログラム
2位:オーストラリア 250000キログラム
3位:アメリカ 235000キログラム
4位:ロシア 217800キログラム
5位:ペルー 161325キログラム
これも中国の躍進がすごい。そんな掘りまくって大丈夫か?
かつては南アフリカが1位だったが、15年には6位に転落。波乱のランキングに。

ダイアモンド生産量
1位:ロシア 3490万カラット(1カラット=0.2グラム)6980キログラム
2位:コンゴ民主共和国 2156万カラット
3位:ボツワナ 2057万カラット
かつて1位だったオーストラリアは6位に。
昔からコンゴでたくさん取れる。失われた黄金都市。

石炭生産量
1位:中国 36億8000万トン
2位:アメリカ 8億9263万トン
3位:インド 6億512万トン
4位:オーストラリア 4億7803万トン
5位:インドネシア 4億2100万トン
昔から中国がぶっちぎり。世界生産量の半分弱を占める。
しかし中国は国内の石炭消費量も激しく(世界で使われる石炭の半分=20億トンを使っている)むしろ輸入しているほどなので、石炭の輸出量で言えばオーストラリアが勝利する。
生産量ベスト4に入っていたロシアは6位に後退。
なにげにアメリカがたくさん掘っているが、実はアメリカの火力発電はほとんど石炭でまかなっているのだ。というか全米の電源の8割は石炭火力発電だったりする。

原油生産量
1位:サウジアラビア 5億4234万トン
2位:ロシア 5億3143万トン
3位:アメリカ 4億4623万トン
4位:中国 2億812万トン
5位:カナダ 1億9301万トン
サウジアラビアとロシアが拮抗。抜きつ抜かれつの状況。アメリカが3位で、この3国の争い。
輸出量もサウジアラビアとロシアがトップクラスで、以下アラブ首長国連邦、イラク、クウェートと続く。石油消費量第1位のアメリカはほとんど輸出していない。年間8億トンも使っていて中国の5億トンを大きく超える。

天然ガス生産量
1位:アメリカ 6兆8758億立方メートル
2位:ロシア 6兆475億立方メートル
3位:イラン 1兆6655億立方メートル
4位:カタール 1兆5850億立方メートル
5位:カナダ 1兆5482億立方メートル
アメリカとロシアのせめぎ合い。まさに冷戦。

ウラン生産量
1位:カザフスタン 22451ウラン換算トン
2位:カナダ 9331ウラン換算トン
昔はカナダがトップだったが、現在ではカザフスタンがカナダの2倍採掘している。
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