#検察庁法改正案に抗議しますについて

 記事にするような話題でもないと思ったんだけど、こしさんやパキPさんと久々にガッツリやりとりしたので、ちょっと自分の意見をここでまとめておこうということで筆(キーボード)を取った。
 ただ、今回の騒動は一部の芸能人のツイートに端を発したツイッターデモだったらしいんだけど、自分って今はツイッター全然アクティブじゃないし、フォロワーも少ないし、トレンドも追っかけてないから、「フィギュア買いました」とか「筋トレしました」とかタイムラインが平和なのよ。
 もう、ツイッター特有の何十万回も同じような要点でつまづいて喧嘩してる不毛さっていうか。これはもう構造的欠陥だな、と。機会費用的にもういいかな、と。
 て、ことで、この件はツイッターのまとめサイトとかも見てないし、見る気もないし、こしさんとやり取りしていくうちにこういうことが問題になっていたのかな、と色々判って行った感じ。本当に申し訳ないんけど。

 だって絶対来週にはブームが去ってそうなんだもん。

 さて、第一の論点としては、芸能人が政治的な発言をする是非なんだろう。コロナ自粛でわりと暇で、平時なら政治的な発言をとてもしなさそうな芸能人がそういうことを言い出したっていうことらしい。
 これは、別にいいじゃんって思う。お前は政治なんか考えず歌だけ歌ってろとか言われたら誰でもカチンとくるし。
 ただ、アイドル歌手とかってイメージ商売だから、あえて芸能人の政治的発言を奨励する必要は私はないと思うけど。
 あの人ってキャラとは違って、意外と政治のことを考えてるんだ、とか、実は賢いぞ、みたいなイメージアップを狙ったのかもしれない。
 で、SNSのような場での政治的発言っていうのは、芸能人にかかわらず誰が言っても絶対に突っかかってくる人は出てきちゃうわけで、それはもうどうにもならないんだよ。
 ツイッター界の地雷原というか。だから、発言する以上制服向上委員会とかそっちの修羅の道に行く覚悟がいるよね。

 第二の論点としては、政治的な理解度にはみんな濃淡があるわけだから、政治について詳しい奴だけが一人勝ちするような排他的な状況は、民主的ではないっていう指摘があるよねってこと。専門家主義というか。アカデミズムというか。
 もう少し具体的に言うならば、ロウィの言う、建前は民主的だけど、実はごく少数の知的勝ち組がインフォーマルな場で物事を決めてるんじゃないかっていう実態に対する危機感がこしさんにはあると思うんだけど。
 確かに、政治は有権者や市民がみんな参加するのがいいし、今回の件で、政治の発言を不用意にするとひどい目にあうぞってわかってしまうと、政治にあまり詳しくない人が萎縮して、結果的に意思決定の場から排除されてしまうっていう指摘はわかる。
 で、それに対して私は結構マッチョイズムというか、ハンナ・アーレントというか、もう面倒くさいからきゃりーぱみゅぱみゅさんって言うけど、あの人に対して私がバッカやろうって思ったのは、発言をすぐに取り下げないで、そんな野郎、論理武装して言い負かしちゃえって思ったんだよね。

 それに、フォロワーのあいだで賛否が分かれて議論が起きるっていうのは、あのレベルの芸能人なら影響力もあるし、分かりそうなものじゃんっていうのもある。それを分かった上で発言したんだろうなって思ったからなあ。
 ナイナイの岡村さんもだけど、そこらへんの感覚って難しいよなって思う。自分も難しいと思うもん。もうツイッターでは、下手なこと言えねえなっていう。
 ツイッターでアクティブに意見言ってた時なんか、やっぱりテキストだからさ、真意を誤解されることが多くて、あ~こんな些細な誤解を解くのに3時間もかかっちゃったよ、とかあったからね。メダルゲームかよっていう。でもまあ、私ツイッターでコテンパンに論破されたこと一度もないからね(相手にされてないだけかもしれない)。
 面白いのは、パキさんとか一度会ってお互いに人となりを知ると、ツイッターでも行間を読んでくれたりするんだよね。それはやっぱり強いよなっていう。すげえ気が楽だもんw
 だから、爆笑問題の太田さんなんかも人情の人なんだと思う。ナイナイ岡村さんやキャリーが不憫じゃないか、とすごい庇ってくれるもんね。窮地に追い込まれた人に優しいんだと思う。
 こしさんなんかもそんな印象を受けたんだろう。意見の内容どうこうじゃなくて、気軽に政治を口にしたキャリーがフルボッコに合うこの状況はあまりに他者に優しくないなっていう。
 
 ただ、民主主義っていうのはめんどくさい上に残酷でさ。どうしても意見が違う人とも議論はしなきゃいけないわけで。「歌手のくせ生意気だぞ」はどう考えてもアウトだけど、誰でもフラットなレベルで意見を交わして、相手と意見が食い違った場合は、辛抱強く言葉を尽くさないといけない。
 ここら辺の弁証法的なやりとりにおいても、もちろん、その人のセンスや素養、訓練が物を言うし、格差はどうしてもあるっていうのはわかるけど、キャリーが自由に政治的発言をする権利があるなら、キャリーはその意見に反対の立場の人の意見も(めんどくさいかもしれないけど)聞いて、言葉を追加したり、説得したり、質問したり、もし仮に自分に事実誤認があった場合は認めないといけないわけで。
 これが、めんどくさすぎて、やっぱり政治的な発言を控えようってなっちゃうなら、もうそれは仕方がないんだけどさ。日本よ、これが民主主義だとしか言い様がないもん。

 ぶっちゃけると、ツイッターって学校の社会の授業や大学のゼミとかじゃないじゃん。これが優れた公民的資質を育てる教育機関なら、長い目で温かくキャリーの成長を見守ることもできるじゃん。この人の意見にわざわざガチで指摘をするのも野暮だな、とかあるじゃん。
 この前、自分の奥さんの友達がず~~~~っと政治家の批判を酔っ払いながらしてて、自分も聞いてたんだけど、別にそれは私はとにかくこの状況に怒っています!っていう感覚的な意思表明なだけで、別に専門的な政治学の議論をしたいわけじゃないじゃない。だからずっと黙って聞いてたんだけど。
 こういうことがリアルではできるんだけど、ツイッターはもう逆に民主的で、誰でも公平に扱われて、手加減なしのガチンコになっちゃうから。政治学の専門家とか、政治学を専攻している学生とかもゴロゴロしているわけで、政治学者の受け売りをして気持ちよく政治を語っていたら、後ろからご本人登場というか、知識の量では圧倒的な奴に捕まってしまうことはどうしても避けれないわけで。中途半端な学者崩れは知識ひけらかしたいからさ。

 ちょっと、議論がまとまらないけど、もし、自分がキャリーの立場だったら、あれだな、せっかくフォロワーが多いんだから、「いま検察庁法改正案が話題になっているんだけど、誰か詳しい人キャリーに教えて」って最初は尋ねるかもね。
 もしくは、ネットじゃなくて、リアルで政治的なやりとりだとか啓蒙をするかな。こしさんが言うことは人情としてわかるんだけど、ツイッターって2ちゃんねると変わらないから。承認欲求のカルマだからさ。誰でも気軽にアクセスできる戦場だからさ。
 不特定多数の大衆を相手にするのって、それこそナイナイ岡村さんやキャリーさんなんかの方が全然プロなんだろうけど、それでも一寸先はダークネスなんだろうな。
 私は政治どうこうじゃなくて、たった一度の失言や失態すら許されないこの日本社会がやばいと思うよ。そこは、こしさんも同意してくれるだろう。
Calendar
<< November 2020 >>
SunMonTueWedThuFriSat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930
search this site.
tags
archives
recent comment
recent trackback
others
にほんブログ村 科学ブログへ にほんブログ村 科学ブログ 恐竜へ カウンター
admin
  • 管理者ページ
  • 記事を書く
  • ログアウト