背景コレクションもこれでおしまい。いや~地誌学もやってみると面白いな。
北・中央アメリカ(22箇所)
最後に解禁されたエリア。つまり可動当初はどうやっても背景コレクションはコンプリートできなかったので、フォトグラファーの称号が長らく謎だった。
カリフォルニア州にある国立公園。大規模な渓谷にあり、絶景ポイントが多い。
世界最大級の巨木ジャイアントセコイアの森もあり、『プレーンズ』の2作目の舞台にもなった。
1984年世界遺産登録。
ダイナソール州立公園。カナダアルバータ州のカウボーイの街カルガリーにある荒涼とした渓谷だが、世界最大級の恐竜のボーンベットがある。あまりに発掘されるため、このエリアの近所に恐竜を研究する博物館が建ったほど。
1979年世界遺産登録。
『ナイトミュージアム』にも出てくるマヤ文明の遺跡で、翼のあるヘビの神様ケツァルコアトルを祀るピラミッドのほか、天文台や球技場もあった。
1988年世界遺産登録。
世界第二の珊瑚礁を持つベリーズの海の底にある世界最大級の陥没穴で、もともと陸上にあった鍾乳洞が海中に水没したものだと考えられている。
オーシャンハンターのステージでありそうだが、実際、「海の怪物の寝床」とか呼ばれている。あのオバケチョウチンアンコウのボスがいそうだよな。
1996年世界遺産登録。
グアテマラの密林にそびえるマヤ文明最大の神殿都市。他のマヤ文明のピラミッドよりも傾斜が急なのが特徴。
1979年世界遺産登録。
意味は「神々の都市」。メキシコにある古代都市の遺跡で、当時の北・中央アメリカでは最大級の大都会(ピークで人口20万人)だった。
1987年世界遺産登録。
正式名称は「世界を照らす自由」像。イギリスと仲が悪かったフランスが、イギリスからの独立を勝ち取ったアメリカを祝福する目的で送った女神像。よく見ると足元には外れた足かせがある。
ちなみに、彼女の身長はウルトラマンとだいたい一緒。
1984年世界遺産登録。
西部開拓時代に発見され、あまりの大自然ということで世界初の国立公園に制定された、アメリカでトップクラスの人気を誇る観光スポット。
イエローストーンの由来は熱水によって黄色く変色した鉄質岩石で、国立公園全体が大規模な火山地帯になっている。
70万年に一回、地球環境が変わるほどの超巨大噴火(ウルトラプリニー式噴火)を繰り返しており、タイミング的にはそろそろまた来るという。超怖いんですけど。
1872年国立公園制定。1978年世界遺産登録。
カナダの国内にあるロッキー山脈のこと。
カナダが誇る雄大な大自然が体験できる。バージェス山では標高2500メートルを超えるが、ここは5億年前は海底であり、当時の珍妙な海洋生物の化石が見つかる。
1984年世界遺産登録。
ハワイの二つの活火山、マウナロアとキラウェアを有する国立公園。
ハワイの溶岩はシャバシャバで爆発的な噴火はしないため、溶岩流にかなり安全に接近でき、世界一安全な火山とかドライブイン火山とか言われている。
1987年世界遺産登録。
アリゾナ州にある大渓谷。アメリカ西部へ渡るための最後の関門で、現在は鉄道やハイウェイやヘリコプターがあるが、西部開拓時代はグランドキャニオンを削るコロラド川を下って冒険していた。
テディ・ルーズベルト大統領によって1908年に国定公園に制定。1979年世界遺産登録。
ユタ州南部~アリゾナ州北部に広がる砂漠地帯で、浸食地形のメサやビュートがまるで記念碑(モニュメント)に見えることからその名がついた。
サウスダコタ州にある歴代閣下(ワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカーン)の顔を彫った山。彫りやすい岩石だったのかな、と思っていたらまさかの硬質の花崗岩でダイナマイトを使って大変だったらしい。
ネバダ州の砂漠にあるスターウォーズっぽい間欠泉。熱水鉱物が堆積し、こんなことになった。ちなみに私有地。
アリゾナ州のバーミリオンクリフ国定公園にある、鉄砲水で削り取られた結果出来たハーフパイプのような地形。
景観保護のため、抽選で選ばれしもの(1日20人限定)しか観光できない。
ちなみに、この画面だけ二つ名を迷ったのかギリギリで書き直したような黒塗り部分がある。
カナダとアメリカを隔てる滝。ヴィクトリア、イグアスと異なり、滝周辺がかなり開発されており、遊覧船ツアーが人気。
世界で最も高いビルを作ろうという企画の元1931年に工事が竣工した超高層ビル。しかし世界恐慌の影響で空室が目立ちエンプティ・ビルなどと馬鹿にされた。
ちなみに、写真のアングルとコラージュされるフリオたちのジープのせいか、確変時の北斗の拳感は尋常ではない。
イエローナイフとはこの土地の先住民族の名前。19世紀に金鉱が見つかり人口が増加、その後、北極に近いため北極探検へ飛ぶ飛行機の基地になったり、オーロラ観光の名所になったり、最近ではダイアモンドが見つかったりと底知れないポテンシャルを秘める町。
『桃太郎電鉄USA』ではアンカレジに次いで攻略が難しい(ワールドジャックポットのすごろくのようにループになっている)。
氷河によって削り取られた大規模なU字谷。
1995年世界遺産登録。
アリゾナ州にあるアメリカ最強のパワースポット。なんか、地球の磁力(ボルテックス)がすごいらしく、ピップエレキバン的に元気がもらえるらしい。
ビッグサンダーマウンテンのモデルになったメサ(サンダーマウンテン)もある。
古代マヤ語で「聖なる泉」という意味の世界最大の水中鍾乳洞で、マヤ文明の水事情を支えた。3000箇所以上もある各セノーテは同心円状に位置しており、そのため恐竜を滅ぼした巨大隕石のクレーターから形成されたと考えられている。
The Wave同様、モンスーンの鉄砲水でできた渓谷。1990年代まではナバホ族が守っており、解禁されていなかった(現在もナバホ族が管理)。
フォーチュントリニティ3背景コレクション④
2019-05-26 22:18:16 (5 years ago)
南アメリカ・オセアニア(22箇所)
なぜか南アメリカとオセアニアがセットになっているが、ゴンドワナ大陸くくりなのだろうか。
ピラルクーやデンキウナギ、マナティー、カワイルカなどが住む世界最大の緑の魔境。世界で最も二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しているため地球の肺と呼ばれている。
2000年世界遺産登録。
コナン・ドイルの『ロスト・ワールド』やピクサーの『カールじいさんの空飛ぶ家』の題材になったテーブルマウンテン(ギアナ高地)があるベネズエラの国立公園。
ここにあるエンジェルフォールという滝の落差はほぼ1キロメートルにもなる。
1994年世界遺産登録。
「ヒスイの産地」を意味するニュージーランドのジャングル。キーウィという珍妙な鳥がいることでも有名。
1990年世界遺産登録。
アボリジニの呼び名はウルル。エアーズロックとは空気で風化した岩とかではなく、発見当時の南オーストラリア植民地首相、ヘンリー・エアーズにちなむ。
赤い色は鉄が酸化したからで、アフリカのナミブ砂漠といっしょ。ちなみに、世界最大の一枚岩・・・ではないらしい。
1987年世界遺産登録。
オーストラリア北東にある34万平方キロメートルにもなる世界最大の珊瑚礁。絶滅の危機のある貴重な海洋動物が多く住み、環境保全が叫ばれている。
1981年世界遺産登録。
太平洋上にある絶海の孤島で国家的にはチリ領。凝灰岩でできた有名なモアイ像は10世紀頃にはポリネシア系の人々によって作成されていたらしい。彼らはモアイを作って平和に暮らしていたが、やがてその文明は滅び(原因は不明)、島民の生活は石器時代レベルにまで戻ってしまった。
『銃・病原菌・鉄』で有名な生物地理学者のジャレド・ダイアモンドによれば、文明崩壊の原因は無計画な開発で島の資源が枯渇したかららしい。
1995年世界遺産登録。
名前の意味は「氷河」の複数形。アルゼンチンにある、南極、グリーンランドに次ぐ、世界で三番目の氷床で、ビルほどの大きさの氷河が轟音を上げて崩壊する光景が見られるという。
1981年世界遺産登録。
先住民の言葉で「大いなる水」という意味。アルゼンチンとブラジルにまたがる世界最大(東京都全体と同じ広さ)の滝。ナイアガラの滝が気の毒になるくらいのスケールで、なんと1秒あたりに65000トンもの水を落下させている。
1984年にアルゼンチン側(※滝の8割を保有し見所が多い)、1986年にブラジル側が世界遺産に登録。
チャールズ・ダーウィンが進化論のアイディアを思いつくきっかけとなったエクアドル領の孤島。ダーさんは、それぞれの島でゾウガメの甲羅やフィンチのクチバシの形状が微妙に異なることから、もともと同じ形の生き物だったものが、それぞれ別々の島に馴染んだ結果、種分化が起きたと考えた。詳しくはこちらの記事で。
1978年世界遺産登録。
よく現代美術でランドアートという地形そのものを利用した芸術作品があるが、その元祖であろう。
ちなみに、地上ではその巨大さから作品だと認知されず、普通に自動車で荒らされ消滅の危機にある。
作り方は、表面の酸化された暗い色の層を削り取り、その下にある酸化されていない明るい色の層を見せることで線を描くというもの。技術的には小学校レベルの比例の計算(相似拡大)さえできれば誰でも容易に作成できるという。
1994年世界遺産登録。
アンデス文明インカ帝国の遺跡。スペイン人によって滅ぼされた彼らは文字を持たなかったため、遺跡の用途は闇の中となった。しかし、都市と考えるにしては人口が少なかったことから、神殿だったんじゃないかという説が有力。
1983年世界遺産登録。
学術的には塩湖ではなく塩原。もともとボリビアのこのエリアは海だったが、アンデス山脈が隆起したことで大量の海水が山の上に持ち上がり、そのまま蒸発して(ウユニ塩湖は標高が高く日差しが強い)塩になってしまったという。
インスタ映えするのか、若い女性を中心ににわかに人気が高いが、映える写真の撮影はなかなか条件が難しく、また標高が高いので高山病になる人もいるという。
もっと言えば、日本人の観光客のマナーがけっこう悪く地元の人は困っているらしい。
ニュージーランドの海岸にある謎の球体。めちゃ不気味だが、6千万年前の炭酸カルシウムの塊(ノジュール)が波の浸食によって形を変えたものらしい。
意味は「ヘソ」。インカ帝国の首都だが、16世紀のスペイン人の襲来(および虐殺)によって、現在の町並みはスペイン風になってしまっている。
マチュ・ピチュと同時に1983年世界遺産登録。
ペルーにある美しいオアシス。オアシス周辺にはおしゃれなレストランやカフェが並んでおり、サンドバギーなどのアクティビティも楽しめる。
パラオに点在する石灰岩でできた島々(およびラグーン)。かつては人が住んでいたが、資源の枯渇などから現在は無人島となっている。
ダイバーにとっては人気の高いダイビングスポットとしても知られている。
2012年世界遺産登録。
チリにある、その名の通り大理石でできた洞窟。その美しさから大聖堂の名が付いた。
なんとハイキング感覚で行けるバヌアツの火口。今でも火を噴いているが、本人が希望すれば自己責任で火口を降りることも可能。でも私は映画『ボルケーノ』で火山の恐ろしさを学んだため、そんなムチャはしない。
フランス領ポリネシアにある美しい島で、ハネムーンにも使われるリゾート地。かなりの確率で「世界さまぁ~リゾート」で取り上げられている気がする。ミムチャン、タケチャン、アソビニキテネ。
オーストラリアにある奇岩地帯。一般に知られるようになったのはほんの30年ほど前で世界最後の秘境とも呼ばれた。
2003年世界遺産登録。
「月の谷」と呼ばれるアルゼンチンの砂漠地帯にある化石の産地。特に三畳紀の原始的なタイプの恐竜が発掘される。この恐竜の種小名にもなっている。
景観としては西部劇でお馴染みのメサやビュートが印象的。
2000年世界遺産登録。
名前の意味は「シーツ」で、シーツのように純白な大砂丘に由来する。
雨季のシーズンだけ現れるエメラルドグリーンの湖には魚が生息するが、乾季の時にこの魚がどうしているかはわかっていない。
なぜか南アメリカとオセアニアがセットになっているが、ゴンドワナ大陸くくりなのだろうか。
ピラルクーやデンキウナギ、マナティー、カワイルカなどが住む世界最大の緑の魔境。世界で最も二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しているため地球の肺と呼ばれている。
2000年世界遺産登録。
コナン・ドイルの『ロスト・ワールド』やピクサーの『カールじいさんの空飛ぶ家』の題材になったテーブルマウンテン(ギアナ高地)があるベネズエラの国立公園。
ここにあるエンジェルフォールという滝の落差はほぼ1キロメートルにもなる。
1994年世界遺産登録。
「ヒスイの産地」を意味するニュージーランドのジャングル。キーウィという珍妙な鳥がいることでも有名。
1990年世界遺産登録。
アボリジニの呼び名はウルル。エアーズロックとは空気で風化した岩とかではなく、発見当時の南オーストラリア植民地首相、ヘンリー・エアーズにちなむ。
赤い色は鉄が酸化したからで、アフリカのナミブ砂漠といっしょ。ちなみに、世界最大の一枚岩・・・ではないらしい。
1987年世界遺産登録。
オーストラリア北東にある34万平方キロメートルにもなる世界最大の珊瑚礁。絶滅の危機のある貴重な海洋動物が多く住み、環境保全が叫ばれている。
1981年世界遺産登録。
太平洋上にある絶海の孤島で国家的にはチリ領。凝灰岩でできた有名なモアイ像は10世紀頃にはポリネシア系の人々によって作成されていたらしい。彼らはモアイを作って平和に暮らしていたが、やがてその文明は滅び(原因は不明)、島民の生活は石器時代レベルにまで戻ってしまった。
『銃・病原菌・鉄』で有名な生物地理学者のジャレド・ダイアモンドによれば、文明崩壊の原因は無計画な開発で島の資源が枯渇したかららしい。
1995年世界遺産登録。
名前の意味は「氷河」の複数形。アルゼンチンにある、南極、グリーンランドに次ぐ、世界で三番目の氷床で、ビルほどの大きさの氷河が轟音を上げて崩壊する光景が見られるという。
1981年世界遺産登録。
先住民の言葉で「大いなる水」という意味。アルゼンチンとブラジルにまたがる世界最大(東京都全体と同じ広さ)の滝。ナイアガラの滝が気の毒になるくらいのスケールで、なんと1秒あたりに65000トンもの水を落下させている。
1984年にアルゼンチン側(※滝の8割を保有し見所が多い)、1986年にブラジル側が世界遺産に登録。
チャールズ・ダーウィンが進化論のアイディアを思いつくきっかけとなったエクアドル領の孤島。ダーさんは、それぞれの島でゾウガメの甲羅やフィンチのクチバシの形状が微妙に異なることから、もともと同じ形の生き物だったものが、それぞれ別々の島に馴染んだ結果、種分化が起きたと考えた。詳しくはこちらの記事で。
1978年世界遺産登録。
よく現代美術でランドアートという地形そのものを利用した芸術作品があるが、その元祖であろう。
ちなみに、地上ではその巨大さから作品だと認知されず、普通に自動車で荒らされ消滅の危機にある。
作り方は、表面の酸化された暗い色の層を削り取り、その下にある酸化されていない明るい色の層を見せることで線を描くというもの。技術的には小学校レベルの比例の計算(相似拡大)さえできれば誰でも容易に作成できるという。
1994年世界遺産登録。
アンデス文明インカ帝国の遺跡。スペイン人によって滅ぼされた彼らは文字を持たなかったため、遺跡の用途は闇の中となった。しかし、都市と考えるにしては人口が少なかったことから、神殿だったんじゃないかという説が有力。
1983年世界遺産登録。
学術的には塩湖ではなく塩原。もともとボリビアのこのエリアは海だったが、アンデス山脈が隆起したことで大量の海水が山の上に持ち上がり、そのまま蒸発して(ウユニ塩湖は標高が高く日差しが強い)塩になってしまったという。
インスタ映えするのか、若い女性を中心ににわかに人気が高いが、映える写真の撮影はなかなか条件が難しく、また標高が高いので高山病になる人もいるという。
もっと言えば、日本人の観光客のマナーがけっこう悪く地元の人は困っているらしい。
ニュージーランドの海岸にある謎の球体。めちゃ不気味だが、6千万年前の炭酸カルシウムの塊(ノジュール)が波の浸食によって形を変えたものらしい。
意味は「ヘソ」。インカ帝国の首都だが、16世紀のスペイン人の襲来(および虐殺)によって、現在の町並みはスペイン風になってしまっている。
マチュ・ピチュと同時に1983年世界遺産登録。
ペルーにある美しいオアシス。オアシス周辺にはおしゃれなレストランやカフェが並んでおり、サンドバギーなどのアクティビティも楽しめる。
パラオに点在する石灰岩でできた島々(およびラグーン)。かつては人が住んでいたが、資源の枯渇などから現在は無人島となっている。
ダイバーにとっては人気の高いダイビングスポットとしても知られている。
2012年世界遺産登録。
チリにある、その名の通り大理石でできた洞窟。その美しさから大聖堂の名が付いた。
なんとハイキング感覚で行けるバヌアツの火口。今でも火を噴いているが、本人が希望すれば自己責任で火口を降りることも可能。でも私は映画『ボルケーノ』で火山の恐ろしさを学んだため、そんなムチャはしない。
フランス領ポリネシアにある美しい島で、ハネムーンにも使われるリゾート地。かなりの確率で「世界さまぁ~リゾート」で取り上げられている気がする。ミムチャン、タケチャン、アソビニキテネ。
オーストラリアにある奇岩地帯。一般に知られるようになったのはほんの30年ほど前で世界最後の秘境とも呼ばれた。
2003年世界遺産登録。
「月の谷」と呼ばれるアルゼンチンの砂漠地帯にある化石の産地。特に三畳紀の原始的なタイプの恐竜が発掘される。この恐竜の種小名にもなっている。
景観としては西部劇でお馴染みのメサやビュートが印象的。
2000年世界遺産登録。
名前の意味は「シーツ」で、シーツのように純白な大砂丘に由来する。
雨季のシーズンだけ現れるエメラルドグリーンの湖には魚が生息するが、乾季の時にこの魚がどうしているかはわかっていない。
フォーチュントリニティ3背景コレクション③
2019-05-26 18:02:44 (5 years ago)
アジア(22箇所)
全22箇所中7箇所が日本。中国とかもっとあるだろうって思うけど。兵馬俑とか。
北海道北東部の半島。北半球の氷河がギリギリ溶けない南限だとされる。
自然が豊富で火山や温泉などもある。
2005年世界遺産登録。
鹿児島の南にある島で、そのほとんどが山地であることから洋上のアルプスと呼ばれている。エリア的には亜熱帯なので雨が多いが、標高が高いことから時には積雪もある。
植物においては固有種が抜群に多い。その反面、哺乳動物のバリエーションは乏しい。
少なくとも7世紀には人が住んでいながら、環境がきれいに残っていることを評価され、1993年世界遺産登録。
正確には岐阜県大野郡白川村。まんが日本昔話の世界がそのまま残っており、さらに今なお1500人ほどの人がここで生活をしている。
1995年に同じく合掌造りの集落がある富山県の五箇山とともに世界遺産に登録。
兵庫県にある南北朝時代に建てられたお城。その後、池田輝政(「それは至極真っ当な意見だ。」でお馴染みの池田恒興の息子)によって本格的な城郭に改築された。この時の状態が奇跡的に今なお残っている。
平成時代には大修理が行われ、汚れた漆喰を本来のピュアホワイトに塗り直した。
奈良の法隆寺とともに1993年世界遺産登録(※日本初の世界遺産)。
ちなみに、国宝四城とは、松本城(長野)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城。
インドを代表する観光地で、もともとは17世紀にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった奥さんのために建てた墳墓。
1983年世界遺産登録。
別名チョモランマ。いわずもがな世界一の標高を持つ山で、その高さは8848メートル(最近測ったら若干高くなっていて8850メートルになっていた)。
ちなみにエベレストの由来は人名で、インド測量局の長官ジョージ・エベレストに由来する。
1953年にイギリスの探検隊(エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイ)が初登頂。登頂に失敗した遭難者の遺体は凍結しミイラになって保存されている。
1979年世界遺産登録。
秦の始皇帝が異民族の襲来を防ぐために建設したとされるが、正確には以前からあった各長城をつないで延長した。また、現在残っている長城は秦時代のものではなく、明代のもの。
人類史上最大の建築物と呼ばれるだけあり、でかすぎてメンテナンスが行き届かないという問題が発生している。整備されていないエリアは野長城と呼ばれ崩落する可能性があり、観光客が興味半分で立ち入ると非常に危険。
1987年世界遺産登録。
広島県にある全国の厳島神社の総本山。
日本神話に出てくる三姉妹の女神を称えるために6世紀に創建、平安時代になると平清盛~!によって寝殿造りのエリアが建設された。
海に神社を建てたのは神聖な島に人工物を建てるのは恐れ多いと判断したからだという。実際、御神体の弥山は手つかずの原生林が残っている。
1996年に日本では唯一単体で登録された世界遺産。
魔境が広がるマレーシアのボルネオ島にある大洞窟。内部は鍾乳石とコウモリが満載で、狩りの時間になると何百万匹ものコウモリが洞窟から出勤する。
2000年世界遺産登録。
ハ・ロンとは「龍が降りた海」という意味で、中国がベトナムを攻めようとした際に龍の親子が中国を追っ払ってくれた伝説にちなむ。
独特の地形は石灰岩の台地が海水によって侵食されてできたもの。
1994年世界遺産登録。
チャオプラヤ川での貿易で財を築いたアユタヤ王朝によって築かれた遺跡群。
遺跡としては比較的新しい部類に入るが、18世紀にビルマが完膚無きまでに破壊したため、ほとんどが瓦礫になってしまった。
1976年世界遺産登録。
もともとはヒンドゥー教の寺院として作られたが、のちに仏教の寺院に改修された(今なお上座部仏教の寺院として現役)。ちなみに、友人のY氏はここで超巨大アナコンダを目撃したと言って譲らない。
カンボジア内戦が収まった1992年に世界遺産登録。
東京都の特別区である小笠原諸島の南島にあるエメラルドグリーンの海が美しいトロピカルスポット。石灰岩質の地形が地殻変動によって海面下に沈んでいるという世界でも珍しい地形で、この窪地はドリーネと呼ばれる。
2011年世界遺産登録。
静岡県と山梨県が奪い合う活火山。標高3776mで日本一の高さを誇るが、近年爆発の可能性が示唆されており目が離せない。
実は自然遺産(人間の手が加えられていない場所が選定)ではなく、日本人の心のシンボル(信仰の対象と芸術の源泉)として2013年に世界文化遺産の方に登録されている。ゴミは持ち帰りましょう。
中国四川省にある景勝地でジャイアントパンダやキンシコウ(孫悟空のモデル)の生息地で有名。
龍の由来はエメラルドグリーンの石灰華段丘(パムッカレにもあったやつ)が龍に見えるから。
1992年世界遺産登録。
フィリピンのボホール島にある17000もの丘で、別にビバリーヒルズ的なところではない。
丘は石灰質なので樹木が育たず草に覆われている。この草が枯れて茶色になるとロッテアーモンドチョコレートみたいに見えるのでこの名が付いた。
現在世界遺産申請中。
ちょうえきたんかちぼう(※読めない)。東洋のグランドキャニオンの二つ名を持つ、紅白の縞々が綺麗な大規模なカルスト地形。
発見はごく最近で2002年である。ネットで世界は狭くなったが地球にはまだまだ未踏の地があるってことだなあ。
スリランカのジャングルの中にある巨岩の上にある空中宮殿。階段で登れ、道中にはトップレスの女性のサービスイラストが描かれている。
頂上付近には巨大なライオンの爪のオブジェがあり、シーギリヤ(ライオンの山)の名前の由来になっている。きっとワールドジャックポットの太陽神の自宅に違いない。
1982年世界遺産登録。
ネパールの首都カトマンズ一帯に広がる盆地。気候は沖縄と似ておりヒンドゥー教の寺院や博物館がある。
ちなみに、背景コレクションの写真はボダナート寺院。パッと見ボリショイサーカスに見えるが商人が旅の安全を祈願した縁起のいい場所。
1979年世界遺産登録。
インド北西部にある砂漠の国、ラジャスタンにあるフォートレス。城塞都市なので、外見はごっついが、内部は優美。手が込んだデザインの城が多く、個人的にはかなりかっこよくて好き。
2013年世界遺産登録。
ミャンマーにある世界3大仏教遺跡の一つで(残り2つはカンボジアのアンコール・ワットやインドネシアのボロブドゥール)、平原の緑から塔の屋根が無数(3000)に突き出している。
バガン王朝は11世紀から栄えたミャンマー最初の王朝である。
ミャンマー政府は1997年に世界遺産の申請をしたが、軍事政権がここにゴルフコースを作ったりしたので、現在も登録には至っていない(2018年から調査中)。
タイ王国の首都。言わずもがなのASEANの中心地だが、近年はさらに急速に発展し東南アジアのハブになりつつある。
写真の黄金の寺院はワットアルン(暁の寺院)で、三島由紀夫の小説の題材にもなった。
全22箇所中7箇所が日本。中国とかもっとあるだろうって思うけど。兵馬俑とか。
北海道北東部の半島。北半球の氷河がギリギリ溶けない南限だとされる。
自然が豊富で火山や温泉などもある。
2005年世界遺産登録。
鹿児島の南にある島で、そのほとんどが山地であることから洋上のアルプスと呼ばれている。エリア的には亜熱帯なので雨が多いが、標高が高いことから時には積雪もある。
植物においては固有種が抜群に多い。その反面、哺乳動物のバリエーションは乏しい。
少なくとも7世紀には人が住んでいながら、環境がきれいに残っていることを評価され、1993年世界遺産登録。
正確には岐阜県大野郡白川村。まんが日本昔話の世界がそのまま残っており、さらに今なお1500人ほどの人がここで生活をしている。
1995年に同じく合掌造りの集落がある富山県の五箇山とともに世界遺産に登録。
兵庫県にある南北朝時代に建てられたお城。その後、池田輝政(「それは至極真っ当な意見だ。」でお馴染みの池田恒興の息子)によって本格的な城郭に改築された。この時の状態が奇跡的に今なお残っている。
平成時代には大修理が行われ、汚れた漆喰を本来のピュアホワイトに塗り直した。
奈良の法隆寺とともに1993年世界遺産登録(※日本初の世界遺産)。
ちなみに、国宝四城とは、松本城(長野)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城。
インドを代表する観光地で、もともとは17世紀にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった奥さんのために建てた墳墓。
1983年世界遺産登録。
別名チョモランマ。いわずもがな世界一の標高を持つ山で、その高さは8848メートル(最近測ったら若干高くなっていて8850メートルになっていた)。
ちなみにエベレストの由来は人名で、インド測量局の長官ジョージ・エベレストに由来する。
1953年にイギリスの探検隊(エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイ)が初登頂。登頂に失敗した遭難者の遺体は凍結しミイラになって保存されている。
1979年世界遺産登録。
秦の始皇帝が異民族の襲来を防ぐために建設したとされるが、正確には以前からあった各長城をつないで延長した。また、現在残っている長城は秦時代のものではなく、明代のもの。
人類史上最大の建築物と呼ばれるだけあり、でかすぎてメンテナンスが行き届かないという問題が発生している。整備されていないエリアは野長城と呼ばれ崩落する可能性があり、観光客が興味半分で立ち入ると非常に危険。
1987年世界遺産登録。
広島県にある全国の厳島神社の総本山。
日本神話に出てくる三姉妹の女神を称えるために6世紀に創建、平安時代になると平清盛~!によって寝殿造りのエリアが建設された。
海に神社を建てたのは神聖な島に人工物を建てるのは恐れ多いと判断したからだという。実際、御神体の弥山は手つかずの原生林が残っている。
1996年に日本では唯一単体で登録された世界遺産。
魔境が広がるマレーシアのボルネオ島にある大洞窟。内部は鍾乳石とコウモリが満載で、狩りの時間になると何百万匹ものコウモリが洞窟から出勤する。
2000年世界遺産登録。
ハ・ロンとは「龍が降りた海」という意味で、中国がベトナムを攻めようとした際に龍の親子が中国を追っ払ってくれた伝説にちなむ。
独特の地形は石灰岩の台地が海水によって侵食されてできたもの。
1994年世界遺産登録。
チャオプラヤ川での貿易で財を築いたアユタヤ王朝によって築かれた遺跡群。
遺跡としては比較的新しい部類に入るが、18世紀にビルマが完膚無きまでに破壊したため、ほとんどが瓦礫になってしまった。
1976年世界遺産登録。
もともとはヒンドゥー教の寺院として作られたが、のちに仏教の寺院に改修された(今なお上座部仏教の寺院として現役)。ちなみに、友人のY氏はここで超巨大アナコンダを目撃したと言って譲らない。
カンボジア内戦が収まった1992年に世界遺産登録。
東京都の特別区である小笠原諸島の南島にあるエメラルドグリーンの海が美しいトロピカルスポット。石灰岩質の地形が地殻変動によって海面下に沈んでいるという世界でも珍しい地形で、この窪地はドリーネと呼ばれる。
2011年世界遺産登録。
静岡県と山梨県が奪い合う活火山。標高3776mで日本一の高さを誇るが、近年爆発の可能性が示唆されており目が離せない。
実は自然遺産(人間の手が加えられていない場所が選定)ではなく、日本人の心のシンボル(信仰の対象と芸術の源泉)として2013年に世界文化遺産の方に登録されている。ゴミは持ち帰りましょう。
中国四川省にある景勝地でジャイアントパンダやキンシコウ(孫悟空のモデル)の生息地で有名。
龍の由来はエメラルドグリーンの石灰華段丘(パムッカレにもあったやつ)が龍に見えるから。
1992年世界遺産登録。
フィリピンのボホール島にある17000もの丘で、別にビバリーヒルズ的なところではない。
丘は石灰質なので樹木が育たず草に覆われている。この草が枯れて茶色になるとロッテアーモンドチョコレートみたいに見えるのでこの名が付いた。
現在世界遺産申請中。
ちょうえきたんかちぼう(※読めない)。東洋のグランドキャニオンの二つ名を持つ、紅白の縞々が綺麗な大規模なカルスト地形。
発見はごく最近で2002年である。ネットで世界は狭くなったが地球にはまだまだ未踏の地があるってことだなあ。
スリランカのジャングルの中にある巨岩の上にある空中宮殿。階段で登れ、道中にはトップレスの女性のサービスイラストが描かれている。
頂上付近には巨大なライオンの爪のオブジェがあり、シーギリヤ(ライオンの山)の名前の由来になっている。きっとワールドジャックポットの太陽神の自宅に違いない。
1982年世界遺産登録。
ネパールの首都カトマンズ一帯に広がる盆地。気候は沖縄と似ておりヒンドゥー教の寺院や博物館がある。
ちなみに、背景コレクションの写真はボダナート寺院。パッと見ボリショイサーカスに見えるが商人が旅の安全を祈願した縁起のいい場所。
1979年世界遺産登録。
インド北西部にある砂漠の国、ラジャスタンにあるフォートレス。城塞都市なので、外見はごっついが、内部は優美。手が込んだデザインの城が多く、個人的にはかなりかっこよくて好き。
2013年世界遺産登録。
ミャンマーにある世界3大仏教遺跡の一つで(残り2つはカンボジアのアンコール・ワットやインドネシアのボロブドゥール)、平原の緑から塔の屋根が無数(3000)に突き出している。
バガン王朝は11世紀から栄えたミャンマー最初の王朝である。
ミャンマー政府は1997年に世界遺産の申請をしたが、軍事政権がここにゴルフコースを作ったりしたので、現在も登録には至っていない(2018年から調査中)。
タイ王国の首都。言わずもがなのASEANの中心地だが、近年はさらに急速に発展し東南アジアのハブになりつつある。
写真の黄金の寺院はワットアルン(暁の寺院)で、三島由紀夫の小説の題材にもなった。
フォーチュントリニティ3背景コレクション②
2019-05-26 08:13:06 (5 years ago)
中東・アフリカ(22箇所)
いわゆる古代ローマ時代のオリエント世界。トゥームレイダースに出てきそうな遺跡がいっぱい。
シバームとは「シバの息子」という意味。イエメンにある3世紀から栄えた豊かな交易都市。
16世紀頃、シバームは洪水や遊牧民の襲来に備えて、壁ではなく建物(泥レンガ製)を高層化したため、砂漠の摩天楼という二つ名が付いた。でも、敵が下から入ってこられたら逃げ場ねえじゃんって思うのだが、ビルとビルが空中通路でつながっているため、隣のビルに上層から移れるらしい。そんなファミコンのゲームあったな。1982年世界遺産登録。
トルコにあるローマ帝国の遺跡(ヒエラポリス)。綿の名産地で温泉保養地でもあったらしい。
土地はいわゆるカルスト地形で、水質は多量の炭酸カルシウムを含み、これが蒸発し、石灰分が沈殿することで水の流れが止まり小さな池(石灰華段丘)が何段もたくさん出来た。
1988年世界遺産登録。
レバノンにあるフェニキアの神バールを祀る神殿。その後、ジュピター、ヴィーナス、バッカスと祀る神様が変わっていき、コンスタンティヌス帝の時代になるとキリスト教の教会になった。
1984年世界遺産登録。
モスクは鉛筆のような尖塔(ミナレット)の数でランクがつくらしい。普通は多くても4本なのだが、トルコのこのモスクは6本もある(ちなみに、サウジアラビアのメッカのマスジド・ハラームで7本)。なんでも、アフメット一世は、金でできたミナレットを作りたかったのだが、「金」と「6」の単語が似ていて部下が聞き間違えてしまったらしい。
内装の白と青のカラーリングが美しいことからブルーモスクとも呼ばれる。
1985年世界遺産登録。
妖精の煙突とも言われる、風化、浸食でできた不思議な形の奇岩が並ぶ地域。この奇岩をくりぬいて、教会や聖堂を作っているため、MYSTの世界観が半端ない。
また、初期のクリスチャンが迫害を逃れて建設したデリンクユ地下都市もあり、地質的にくり抜きやすかったんかな、と思われる。
1985年世界遺産登録。
ペトラとは「崖」という意味。かつてこの渓谷にはキャラバンの中継基地があり人や物(特に香辛料)が行き交っていた。狭い岸壁で囲まれた地形はまさに自然の要塞で、現在もほとんどの遺跡が未発掘という状態である。
ちなみに、伝説のトレジャーハンター、インディ・ジョーンズ博士もコネリーパパとこの遺跡(エル・カズネ)を訪れて、穴に落ちかけたことがある。
1985年世界遺産登録。
いわずもがな。古墳と同様に、有力者の地位が確立したことを内外にアピールする目的で、ナイル川が氾濫中のサマーシーズンに2.5トンの石灰岩の石材300万個で建造された。
高さは約140m。これは14世紀まで世界最大の建築物だった。
そのロマンは吉村作治さんの心を掴んで離さない。
1979年世界遺産登録。
モロッコにある集落で、盗賊から財産を守るために要塞化されており、最上部には篭城用の食料庫がある。雨はほとんど降らないため、建物は日干しレンガで出来ており(カスバ)、ペトラ遺跡同様、キャラバンの中継地となっていた。
ハドゥ一族が築いたためにこの名がついている。
1987年世界遺産登録。
大きさ水量ともに南米のイグアスの滝と並ぶ世界最大の滝。
19世紀にアフリカを探検したイギリスのリビングストンによって発見、女王に忖度するかたちで、この名前を付けた。
国境にあるので、ザンビアからでもジンバブエからでも観光ができる。
1989年世界遺産登録。
諸説あるが「白い山」という意味。標高は5895mでタンザニアにあるアフリカで最も高い山(独立峰では世界一)。
標高1900メートルまでは勤勉な地元の人(チャガ人)たちによってコーヒーがプランテーション栽培されている。
ちなみに、七大陸最高峰の中で最も登山がしやすい(山頂までの登山ルートがちゃんと整備されている)。
1987年世界遺産登録。
砂岩でできた岩石をくりぬいて作った太陽神ラーを祀る神殿で、20世紀にはアスワン・ハイ・ダム建設によって水没の危機にあったが、ユネスコが神殿全体を移築。この出来事が世界遺産の制度ができるきっかけになった・・・が、意外と登録最初のメンバーには入っておらず、1979年世界遺産登録。
マサイ語で「果てしない草原」という意味。TBSのどうぶつ奇想天外!のロケ地のイメージが強い野生動物の楽園。とりわけヌーが多く、隣接するマサイマラ国立保護区との間を毎年大移動する。
1981年世界遺産登録。
実は自然遺産とかではなく、トルクメニスタンの天然ガス採掘場が落盤事故でどうにもならずに放置された場所。もう少し詳しく言うと、事故の際に発生した有毒ガスの放出を防ぐために、あえてガスに火をつけたという。
その炎が事故から40年以上経っても消えていないので、いつしか地獄の門と呼ばれるようになった。埋蔵量すげえな。
中東屈指の金融センターをもつ都市国家。
もともとは真珠の養殖を生業とする漁村だったのだが、極東の小さな島国が真珠の養殖を成功、これに大打撃を受ける形で、中継貿易港へのシフトチェンジをしたという経緯がある。
油田があるからリッチというイメージがあるが、ドバイは真珠の一件から多くを学んでおり、埋蔵量に限りがある原油の採掘に依存するのではなく、海外企業を優遇する経済特区を作って多角的に経済を発展させた結果、世界最速の発展を続けているのである・・・って『こち亀』で中川が言ってた。
ダロルとは「溶解」という意味。火山の爆発によってできたマールという窪地に強酸性の熱水が貯まり、一面イエローな幻想的な光景が広がっているが、現地の治安は結構悪い。
ちなみに、中学三年生の理科の教科書ではイオンの例ということで、このダロル火山が取り上げられている。授業中、確変がよぎったのは言うまでもない。
サンスクリット語で「加護の島」。インド洋版ガラパゴス諸島と呼ばれるほど独特な生態系が広がっている。
現地の人の言語には文字がなく、また、竜血樹から取れる竜血は世界遺産に登録されたことでお土産物となり、仲介業者から買い叩かれる事態になっている。
2008年世界遺産登録。
アラジン感満載のウズベキスタンの古都で、二重の外壁で守られている。イチャン・カラは「内城」という意味。
モスクと神学校(メドレセ)があり、ミナレットも6本ある。
1990年世界遺産登録。
ダレイオス一世が建設したアケメネス朝ペルシャの都市。その後、アケメネス朝を滅ぼした古代ギリシャのマケドニア王アレクサンドロス大王によって破壊、以降は廃墟となっている。
19世紀になってドイツやフランスが発掘をし、そのいきさつが研究された。
ちなみに、アケメネス朝ペルシャは巨大な中央集権国家ではあったが、わりとダイバーシティで、多民族、多文化、他宗教にも寛容だった。
1979年世界遺産登録。
「何もない砂漠」という意味。アフリカの西部にある海岸砂漠で、沿岸部にはクジラの死骸が打ち上げられている。まさにMYST4のヘイブン。
赤い砂は鉄分を含むためで、砂漠自体は8000万年前にできたと考えられている。これは現存する砂漠で世界最古である。
2013年世界遺産登録。
メソポタミアとインダスの両古代文明をつなぐ紀元前3000年から16世紀まで創造と破壊を繰り返して形成された遺丘(テル)で、シュメール人の神話で世界が生まれた場所とされるディルムンがここにあったとされている。
2005年に世界遺産に登録されたが、その時点でも遺跡の半分以上は未発掘であった。
カッパドキアに匹敵する個性的なトルコの遺跡で、なんと蜂の巣のように断崖に築かれている。トルコはとりあえず岩石をくり抜きたいらしい。ちなみに、これはネクロポリスで、とどのつまり墓地である。
海というが、実は塩湖(海だったのは白亜紀)。なぜ海と呼ぶのかは水面が海水面よりも低いと海と呼ぶというルールがあるかららしい。
ヨルダン川近郊にある温泉からの塩分が一方的に貯まり続けたことで、普通の海の10倍も塩分濃度が高く、どんなにカナヅチでも絶対に沈まない。
いわゆる古代ローマ時代のオリエント世界。トゥームレイダースに出てきそうな遺跡がいっぱい。
シバームとは「シバの息子」という意味。イエメンにある3世紀から栄えた豊かな交易都市。
16世紀頃、シバームは洪水や遊牧民の襲来に備えて、壁ではなく建物(泥レンガ製)を高層化したため、砂漠の摩天楼という二つ名が付いた。でも、敵が下から入ってこられたら逃げ場ねえじゃんって思うのだが、ビルとビルが空中通路でつながっているため、隣のビルに上層から移れるらしい。そんなファミコンのゲームあったな。1982年世界遺産登録。
トルコにあるローマ帝国の遺跡(ヒエラポリス)。綿の名産地で温泉保養地でもあったらしい。
土地はいわゆるカルスト地形で、水質は多量の炭酸カルシウムを含み、これが蒸発し、石灰分が沈殿することで水の流れが止まり小さな池(石灰華段丘)が何段もたくさん出来た。
1988年世界遺産登録。
レバノンにあるフェニキアの神バールを祀る神殿。その後、ジュピター、ヴィーナス、バッカスと祀る神様が変わっていき、コンスタンティヌス帝の時代になるとキリスト教の教会になった。
1984年世界遺産登録。
モスクは鉛筆のような尖塔(ミナレット)の数でランクがつくらしい。普通は多くても4本なのだが、トルコのこのモスクは6本もある(ちなみに、サウジアラビアのメッカのマスジド・ハラームで7本)。なんでも、アフメット一世は、金でできたミナレットを作りたかったのだが、「金」と「6」の単語が似ていて部下が聞き間違えてしまったらしい。
内装の白と青のカラーリングが美しいことからブルーモスクとも呼ばれる。
1985年世界遺産登録。
妖精の煙突とも言われる、風化、浸食でできた不思議な形の奇岩が並ぶ地域。この奇岩をくりぬいて、教会や聖堂を作っているため、MYSTの世界観が半端ない。
また、初期のクリスチャンが迫害を逃れて建設したデリンクユ地下都市もあり、地質的にくり抜きやすかったんかな、と思われる。
1985年世界遺産登録。
ペトラとは「崖」という意味。かつてこの渓谷にはキャラバンの中継基地があり人や物(特に香辛料)が行き交っていた。狭い岸壁で囲まれた地形はまさに自然の要塞で、現在もほとんどの遺跡が未発掘という状態である。
ちなみに、伝説のトレジャーハンター、インディ・ジョーンズ博士もコネリーパパとこの遺跡(エル・カズネ)を訪れて、穴に落ちかけたことがある。
1985年世界遺産登録。
いわずもがな。古墳と同様に、有力者の地位が確立したことを内外にアピールする目的で、ナイル川が氾濫中のサマーシーズンに2.5トンの石灰岩の石材300万個で建造された。
高さは約140m。これは14世紀まで世界最大の建築物だった。
そのロマンは吉村作治さんの心を掴んで離さない。
1979年世界遺産登録。
モロッコにある集落で、盗賊から財産を守るために要塞化されており、最上部には篭城用の食料庫がある。雨はほとんど降らないため、建物は日干しレンガで出来ており(カスバ)、ペトラ遺跡同様、キャラバンの中継地となっていた。
ハドゥ一族が築いたためにこの名がついている。
1987年世界遺産登録。
大きさ水量ともに南米のイグアスの滝と並ぶ世界最大の滝。
19世紀にアフリカを探検したイギリスのリビングストンによって発見、女王に忖度するかたちで、この名前を付けた。
国境にあるので、ザンビアからでもジンバブエからでも観光ができる。
1989年世界遺産登録。
諸説あるが「白い山」という意味。標高は5895mでタンザニアにあるアフリカで最も高い山(独立峰では世界一)。
標高1900メートルまでは勤勉な地元の人(チャガ人)たちによってコーヒーがプランテーション栽培されている。
ちなみに、七大陸最高峰の中で最も登山がしやすい(山頂までの登山ルートがちゃんと整備されている)。
1987年世界遺産登録。
砂岩でできた岩石をくりぬいて作った太陽神ラーを祀る神殿で、20世紀にはアスワン・ハイ・ダム建設によって水没の危機にあったが、ユネスコが神殿全体を移築。この出来事が世界遺産の制度ができるきっかけになった・・・が、意外と登録最初のメンバーには入っておらず、1979年世界遺産登録。
マサイ語で「果てしない草原」という意味。TBSのどうぶつ奇想天外!のロケ地のイメージが強い野生動物の楽園。とりわけヌーが多く、隣接するマサイマラ国立保護区との間を毎年大移動する。
1981年世界遺産登録。
実は自然遺産とかではなく、トルクメニスタンの天然ガス採掘場が落盤事故でどうにもならずに放置された場所。もう少し詳しく言うと、事故の際に発生した有毒ガスの放出を防ぐために、あえてガスに火をつけたという。
その炎が事故から40年以上経っても消えていないので、いつしか地獄の門と呼ばれるようになった。埋蔵量すげえな。
中東屈指の金融センターをもつ都市国家。
もともとは真珠の養殖を生業とする漁村だったのだが、極東の小さな島国が真珠の養殖を成功、これに大打撃を受ける形で、中継貿易港へのシフトチェンジをしたという経緯がある。
油田があるからリッチというイメージがあるが、ドバイは真珠の一件から多くを学んでおり、埋蔵量に限りがある原油の採掘に依存するのではなく、海外企業を優遇する経済特区を作って多角的に経済を発展させた結果、世界最速の発展を続けているのである・・・って『こち亀』で中川が言ってた。
ダロルとは「溶解」という意味。火山の爆発によってできたマールという窪地に強酸性の熱水が貯まり、一面イエローな幻想的な光景が広がっているが、現地の治安は結構悪い。
ちなみに、中学三年生の理科の教科書ではイオンの例ということで、このダロル火山が取り上げられている。授業中、確変がよぎったのは言うまでもない。
サンスクリット語で「加護の島」。インド洋版ガラパゴス諸島と呼ばれるほど独特な生態系が広がっている。
現地の人の言語には文字がなく、また、竜血樹から取れる竜血は世界遺産に登録されたことでお土産物となり、仲介業者から買い叩かれる事態になっている。
2008年世界遺産登録。
アラジン感満載のウズベキスタンの古都で、二重の外壁で守られている。イチャン・カラは「内城」という意味。
モスクと神学校(メドレセ)があり、ミナレットも6本ある。
1990年世界遺産登録。
ダレイオス一世が建設したアケメネス朝ペルシャの都市。その後、アケメネス朝を滅ぼした古代ギリシャのマケドニア王アレクサンドロス大王によって破壊、以降は廃墟となっている。
19世紀になってドイツやフランスが発掘をし、そのいきさつが研究された。
ちなみに、アケメネス朝ペルシャは巨大な中央集権国家ではあったが、わりとダイバーシティで、多民族、多文化、他宗教にも寛容だった。
1979年世界遺産登録。
「何もない砂漠」という意味。アフリカの西部にある海岸砂漠で、沿岸部にはクジラの死骸が打ち上げられている。まさにMYST4のヘイブン。
赤い砂は鉄分を含むためで、砂漠自体は8000万年前にできたと考えられている。これは現存する砂漠で世界最古である。
2013年世界遺産登録。
メソポタミアとインダスの両古代文明をつなぐ紀元前3000年から16世紀まで創造と破壊を繰り返して形成された遺丘(テル)で、シュメール人の神話で世界が生まれた場所とされるディルムンがここにあったとされている。
2005年に世界遺産に登録されたが、その時点でも遺跡の半分以上は未発掘であった。
カッパドキアに匹敵する個性的なトルコの遺跡で、なんと蜂の巣のように断崖に築かれている。トルコはとりあえず岩石をくり抜きたいらしい。ちなみに、これはネクロポリスで、とどのつまり墓地である。
海というが、実は塩湖(海だったのは白亜紀)。なぜ海と呼ぶのかは水面が海水面よりも低いと海と呼ぶというルールがあるかららしい。
ヨルダン川近郊にある温泉からの塩分が一方的に貯まり続けたことで、普通の海の10倍も塩分濃度が高く、どんなにカナヅチでも絶対に沈まない。
フォーチュントリニティ3背景コレクション①
2019-05-25 12:23:22 (5 years ago)
試験勉強の現実逃避企画ということで、フォーチュントリニティ3の確変・超確変モードで行ける世界遺産や絶景スポットをまとめました。その数なんと111箇所!!地誌学の勉強にもなること間違いなし!
ヨーロッパ(23箇所)
なぜか、他のエリアよりも一箇所多い。
ちなみにユネスコ世界遺産というシステムができたのは1972年からだそうです。
アルプス山脈最大の氷河でその重量は270億トンにもなるが、地球温暖化の影響で、その80%の氷河は溶けてしまうという説もある。
氷河が削り取り運んだ堆積物でできた地形はモレーンと呼ばれ、U字谷ができる。ちなみに、削り残った尖った峰はホルン、山頂部の窪地はカールと言う。
2001年世界遺産登録。
「巨人の石道」という意味。できたての玄武岩質の溶岩台地が急速に冷却されたことで、多角形のいい感じにヒビが入った。これを柱状節理という。
1986年世界遺産登録。
とうとう架空の写真作りやがったなと、出てきたとき最初に思った天空の修道院。俗世との関わりを断ちたいモンクにとってはこの地形は理想の場所だったらしく、9世紀にはすでに誰かが修行していたらしい。
しかし、今では観光地化が進み、俗世を嫌ってここに修道院を建てたのにパラドキシカルなことになっている。
1988年世界遺産登録。
エメラルドグリーンの水が美しいカルスト地形。しかし、1991年からのユーゴスラビアとクロアチアの戦争(クロアチア紛争)のきっかけになったのがこの場所で、戦時中埋められた地雷の処理が大変だったという。
1979年世界遺産登録。
聖家族教会。この前NHKスペシャルでやってた特番によると、なんか内装のデザインに日本人が関わっているらしい。
ちなみに、このようなスペイン版のアール・ヌーボー的建築はモデルニスモといい、作者のガウディは秘密結社フリーメイソンのメンバーでも有名。信じるか信じないかはあなた次第です。
1984年世界遺産登録。
ところにより高さが900メートルを超えるグリーンランドの巨大な氷河で、アイスフィヨルド(氷河によって侵食された入江)から大西洋へせっせと氷山を送っている。
2004年世界遺産登録。
紀元前2500年頃建てられた謎の遺跡。古代の天文台だという説もあるため、糸井重里さんのMOTHER2では内部がえらいことになっていた。
1986年世界遺産登録。現在はエリア一帯をナショナルトラストが買い上げている。
ロシア語で「城塞」。もともとはロシア帝国の宮殿で、現在は大統領の官邸が置かれている。武田善憲さんの『ロシアの論理』によれば、ロシアの政治はインフォーマルかつ秘密主義が徹底されており、クレムリンの内部でプーチンさんが何をしているかは本当に謎だという。めちゃくちゃ体鍛えてそう。
1990年世界遺産登録。
潮の満ち引きが非常に激しい場所にあり、昔は修道院に行くにもカトリックの人は命懸けだったという。今はカリオストロ的に橋が架かっています。
歴史が長いので、ロマネスク様式やゴシック様式などが混在しており、なんというかホグワーツ感が高い。まあ、それだけの作家にインスピレーションを与えているのだろうな。
1979年世界遺産登録。
美術のデッサンでお馴染みのアグリッパ将軍がかけさせた古代ローマ帝国の水道橋。
ちなみにローマ帝国の建設技術は非常に高く、現在でも現役の水道橋は多い(ポン・デュ・ガール自体は導水路がわずかしか残っていない)。
1985年世界遺産登録。
12世紀のロマネクス時代に環境アセスメントを怠った結果、現在補修工事をしているタワーで、ガリレオの実験場所の印象が強いが、本来の用途はベルを鳴らす鐘塔である。
専門家によれば、放置しててもあと300年は倒れないらしい。ならいいか。
1987年世界遺産登録。
世界一美しい景勝地と言われる。もともとは複雑な海岸線を敵からの防御に利用していた海洋都市。海岸沿いの街の小道もちょっとしたラビリンスである。
1997年世界遺産登録。
女神アテナを祀るための神殿で世界遺産登録名はアテネのアクロポリス。パルテノンとは「処女の子宮」という意味。この神殿の建築様式はシンプルながらも近代になるとネオクラシカル様式として多くの影響を与えている。
ちなみに、1687年の大トルコ戦争の時には、敵(神聖同盟軍)もまさかここは攻撃できないだろうと目論んだオスマン帝国によって弾薬庫にされている。しかし、普通にヴェネチア軍はパルテノン神殿を攻撃、運び込んだ爆薬に引火して神殿の一部は吹き飛んでしまった。人間というのは何て愚かなんじゃ(秘密結社鷹の爪の総統風に)。
1987年世界遺産登録。
ロンドンの宮殿で、ヴィクトリア女王の時代から国王の住居となった。スイートルームの他、音楽堂や美術館、図書館もある。
スズキアカネさんの『ミスター・ビーンの謎』によれば、ロイヤルファミリーがウィンザー城の修復を税金でやろうとしたら後醍醐的に国民の大ブーイングにあったため、このバッキンガム宮殿を一般解放し、その入場料を充てることになったという。
世界三大博物館の一つで収蔵数はなんと800万点。そのほとんどが個人の寄贈で、入場料は無料。
特にモアイ像など古代遺跡のアーティファクトが多く、日が沈まない帝国時代にめちゃくちゃ略奪したんだろうなあ、と。
建築様式はギリシャ建築を取り入れたネオクラシカル様式で、ベンさんの『ナイトミュージアム3』の舞台にもなった。
世紀が変わるミレニアム計画の一環として建造された巨大観覧車。当時は世界一の大きさだった。カプセルの大きさも大きく、ひとカプセルに20人以上も乗れるため、カップルでイチャイチャは恐らくできない。
テムズ川に架かる橋で、よくロンドン橋と混同される(私だ)。タワーは近くにロンドン塔があるから。ロンドン塔は要塞、処刑所と使われ、現在は礼拝所になっている。
「新しいシュバンシュタイン城」という意味。あのテーマパークにある城のモデルと言われているが、別に歴史的な建造物ではなく、19世紀にファンタジーが大好きなバイエルン王ルートヴィヒ2世が、個人的な趣味全開で作らせたお城で、鉄筋コンクリートで出来ている。
ドイツで最も有名なキャッスル。13世紀に作られたが、その後破壊(雷、火災、戦争)と修理を繰り返し、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式が混じりあい、現在(廃城)に至っている。
カルスト地形の由来になった「クラス」地方の鍾乳洞群。洞窟内には滝や地底湖の他、先史時代の遺跡もあり、スピリチュアル的な雰囲気を醸し出している。
1986年に世界遺産登録。
オーストリアのハルシュタット湖にある、岩塩採掘で栄えた人口900人ほどの小さな町。街全体が中世から時が止まったかのような感じで、非常に景観が美しい上に、のどかで閑静であるという穴場スポット。
ヨーロッパは石材建築のイメージがあるが、この街では木造建築も多い。
1997年に世界遺産登録。
中世の古城や聖堂、修道院が残るエリアで神聖ローマ帝国の時代は中枢だったが、ドイツ三十年戦争でその多くは廃墟となった。
2002年に世界遺産登録。
アイスランドにある滝で、なんと滝の裏側にくぼみがありそこから滝の裏を覗けるようになっている。そんな体験できるのは、ジャングルクルーズだけかと思っていたよ。
ヨーロッパ(23箇所)
なぜか、他のエリアよりも一箇所多い。
ちなみにユネスコ世界遺産というシステムができたのは1972年からだそうです。
アルプス山脈最大の氷河でその重量は270億トンにもなるが、地球温暖化の影響で、その80%の氷河は溶けてしまうという説もある。
氷河が削り取り運んだ堆積物でできた地形はモレーンと呼ばれ、U字谷ができる。ちなみに、削り残った尖った峰はホルン、山頂部の窪地はカールと言う。
2001年世界遺産登録。
「巨人の石道」という意味。できたての玄武岩質の溶岩台地が急速に冷却されたことで、多角形のいい感じにヒビが入った。これを柱状節理という。
1986年世界遺産登録。
とうとう架空の写真作りやがったなと、出てきたとき最初に思った天空の修道院。俗世との関わりを断ちたいモンクにとってはこの地形は理想の場所だったらしく、9世紀にはすでに誰かが修行していたらしい。
しかし、今では観光地化が進み、俗世を嫌ってここに修道院を建てたのにパラドキシカルなことになっている。
1988年世界遺産登録。
エメラルドグリーンの水が美しいカルスト地形。しかし、1991年からのユーゴスラビアとクロアチアの戦争(クロアチア紛争)のきっかけになったのがこの場所で、戦時中埋められた地雷の処理が大変だったという。
1979年世界遺産登録。
聖家族教会。この前NHKスペシャルでやってた特番によると、なんか内装のデザインに日本人が関わっているらしい。
ちなみに、このようなスペイン版のアール・ヌーボー的建築はモデルニスモといい、作者のガウディは秘密結社フリーメイソンのメンバーでも有名。信じるか信じないかはあなた次第です。
1984年世界遺産登録。
ところにより高さが900メートルを超えるグリーンランドの巨大な氷河で、アイスフィヨルド(氷河によって侵食された入江)から大西洋へせっせと氷山を送っている。
2004年世界遺産登録。
紀元前2500年頃建てられた謎の遺跡。古代の天文台だという説もあるため、糸井重里さんのMOTHER2では内部がえらいことになっていた。
1986年世界遺産登録。現在はエリア一帯をナショナルトラストが買い上げている。
ロシア語で「城塞」。もともとはロシア帝国の宮殿で、現在は大統領の官邸が置かれている。武田善憲さんの『ロシアの論理』によれば、ロシアの政治はインフォーマルかつ秘密主義が徹底されており、クレムリンの内部でプーチンさんが何をしているかは本当に謎だという。めちゃくちゃ体鍛えてそう。
1990年世界遺産登録。
潮の満ち引きが非常に激しい場所にあり、昔は修道院に行くにもカトリックの人は命懸けだったという。今はカリオストロ的に橋が架かっています。
歴史が長いので、ロマネスク様式やゴシック様式などが混在しており、なんというかホグワーツ感が高い。まあ、それだけの作家にインスピレーションを与えているのだろうな。
1979年世界遺産登録。
美術のデッサンでお馴染みのアグリッパ将軍がかけさせた古代ローマ帝国の水道橋。
ちなみにローマ帝国の建設技術は非常に高く、現在でも現役の水道橋は多い(ポン・デュ・ガール自体は導水路がわずかしか残っていない)。
1985年世界遺産登録。
12世紀のロマネクス時代に環境アセスメントを怠った結果、現在補修工事をしているタワーで、ガリレオの実験場所の印象が強いが、本来の用途はベルを鳴らす鐘塔である。
専門家によれば、放置しててもあと300年は倒れないらしい。ならいいか。
1987年世界遺産登録。
世界一美しい景勝地と言われる。もともとは複雑な海岸線を敵からの防御に利用していた海洋都市。海岸沿いの街の小道もちょっとしたラビリンスである。
1997年世界遺産登録。
女神アテナを祀るための神殿で世界遺産登録名はアテネのアクロポリス。パルテノンとは「処女の子宮」という意味。この神殿の建築様式はシンプルながらも近代になるとネオクラシカル様式として多くの影響を与えている。
ちなみに、1687年の大トルコ戦争の時には、敵(神聖同盟軍)もまさかここは攻撃できないだろうと目論んだオスマン帝国によって弾薬庫にされている。しかし、普通にヴェネチア軍はパルテノン神殿を攻撃、運び込んだ爆薬に引火して神殿の一部は吹き飛んでしまった。人間というのは何て愚かなんじゃ(秘密結社鷹の爪の総統風に)。
1987年世界遺産登録。
ロンドンの宮殿で、ヴィクトリア女王の時代から国王の住居となった。スイートルームの他、音楽堂や美術館、図書館もある。
スズキアカネさんの『ミスター・ビーンの謎』によれば、ロイヤルファミリーがウィンザー城の修復を税金でやろうとしたら後醍醐的に国民の大ブーイングにあったため、このバッキンガム宮殿を一般解放し、その入場料を充てることになったという。
世界三大博物館の一つで収蔵数はなんと800万点。そのほとんどが個人の寄贈で、入場料は無料。
特にモアイ像など古代遺跡のアーティファクトが多く、日が沈まない帝国時代にめちゃくちゃ略奪したんだろうなあ、と。
建築様式はギリシャ建築を取り入れたネオクラシカル様式で、ベンさんの『ナイトミュージアム3』の舞台にもなった。
世紀が変わるミレニアム計画の一環として建造された巨大観覧車。当時は世界一の大きさだった。カプセルの大きさも大きく、ひとカプセルに20人以上も乗れるため、カップルでイチャイチャは恐らくできない。
テムズ川に架かる橋で、よくロンドン橋と混同される(私だ)。タワーは近くにロンドン塔があるから。ロンドン塔は要塞、処刑所と使われ、現在は礼拝所になっている。
「新しいシュバンシュタイン城」という意味。あのテーマパークにある城のモデルと言われているが、別に歴史的な建造物ではなく、19世紀にファンタジーが大好きなバイエルン王ルートヴィヒ2世が、個人的な趣味全開で作らせたお城で、鉄筋コンクリートで出来ている。
ドイツで最も有名なキャッスル。13世紀に作られたが、その後破壊(雷、火災、戦争)と修理を繰り返し、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式が混じりあい、現在(廃城)に至っている。
カルスト地形の由来になった「クラス」地方の鍾乳洞群。洞窟内には滝や地底湖の他、先史時代の遺跡もあり、スピリチュアル的な雰囲気を醸し出している。
1986年に世界遺産登録。
オーストリアのハルシュタット湖にある、岩塩採掘で栄えた人口900人ほどの小さな町。街全体が中世から時が止まったかのような感じで、非常に景観が美しい上に、のどかで閑静であるという穴場スポット。
ヨーロッパは石材建築のイメージがあるが、この街では木造建築も多い。
1997年に世界遺産登録。
中世の古城や聖堂、修道院が残るエリアで神聖ローマ帝国の時代は中枢だったが、ドイツ三十年戦争でその多くは廃墟となった。
2002年に世界遺産登録。
アイスランドにある滝で、なんと滝の裏側にくぼみがありそこから滝の裏を覗けるようになっている。そんな体験できるのは、ジャングルクルーズだけかと思っていたよ。
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