2018年の抱負

 やべ~日が変わっちゃった、まあいいや、あけましておめでとうございます。今年の運勢は小吉だそうです。まあ、自分としては大きな怪我や病気をしないで死ななきゃだいたい満足。
 つ~かさ、小吉、中吉、大吉って吉を3つのクラスに分けるまではわかるんだよ。でも、だとしたら吉を残しちゃダメだよな。ランクがすごい混乱しない?なんというか、スズメ、ハト、ペンギンってあったら「鳥」に当たる概念な気がするんだけど・・・で、結局、吉ってどのランクなの?中吉の下か上だとは思うんだけど・・・
 まあいいや。今年の目標です。

①年賀状終わってない
もう毎年描き終わらず年をまたいで発送しているので、今年こそ数年分描く。冬休み中にイノシシも描きます!マロさん毎年年賀状ありがとう、必ず今年も返信します。
つーか、イヌとかイノシシとか、今も生きている動物に関しては、みんな正解を見たことがあるわけで、下手なイラストだとすぐに似てねえよって言われちゃうじゃん。
これが恐竜とかだといいよね。誰も生きてるところ見たことないから、こうだったかもしれないだろ、で押し通りまする(C)服部半蔵ができるじゃん。

②恐竜ギャラリーコンプリート
ここ数年間で、昔描いたいくらかのイラスト(割と雑なやつだけ)をちびちび修正してるんだけど、あと2、3枚で終わりそう。
ただ、タニコラグレウスがまじで難しい。似顔絵でも特徴のない顔って描くの難しいじゃん、あんな感じで目立った角も鉤爪もないノーマルな肉食恐竜なんで、なかなかしっくりこない。最悪カンプトサウルスに差し替えられる可能性が・・・
あと、この前伊勢崎のホームセンターでなぜかオオトカゲ(サバンナモニター)が売っててさ、まあホームセンターらしからぬ衝撃的な爬虫類のラインナップだったんだけど、モササウルスとオオトカゲって頭骨がほとんど一緒で、これは筋肉のつき方とか一緒だったんだろうなあと、絶滅した動物にしては珍しくいいお手本がいまもいるぞ、と。ただ、オオトカゲよりもはるかにでかいけどね。

③各種資格
いよいよ学芸員を考えているんだけど、大学生の頃にとった単位が結構あって、これが使える大学で残りのわずかな単位を取りたい。ひで~ところなんか、うちの大学で1から取り直さないと博物館実習いかせねえとかあるからね。どういう法的根拠なんだろう。行政指導だな。
あと、3つ単位を追加して取ると高校の国語もゲットできるので、今行っている通信大学の学籍の有効期限がどのみち来年度で終わるので、いっそのこと取っちまおうかな、と。
なんていうか、こういうのって、やらない方が良かったって後悔するようなものでもないじゃん。パチンコとかテレビゲームとかだと、ただ時間と金を浪費しちゃうけどさ。自己投資ってことで。
ただ、自分は本当に言語をメタ的にやるのが苦手で、自分の歯は噛めないっていうかさ・・・英語に限らず国語でもこの分野だけは試験落ちてるからね(^_^;)

④漫画
もういい加減行けると思う。しかし、絵を描くスピードが落ちたなあ・・・その分丁寧でクオリティは上がった気もするんだけど、プロはそこそこ上手い絵をすごい速さで上げれるからね、ああいう力の抜き加減が仕事をする上で一番重要だよな。
完璧主義のアーティストじゃないわけでさ。でも、ひでえ落書きでもダメっていう。
クオリティを問わないなら、自分なんかはただタダでもイラストの仕事受けちゃうけどね。まったくオファー来ないけどな。
年末のシャーロック・ホームズのせいで、いよいよマガジンでボツになったおじさん二人のバディものがやりたいんだよな~・・・
いろいろ大学で勉強した甲斐あってアイディアはすごいあるんだけど。アウトプットするタイミングがねえっていう。

2017年について

 毎年恒例の年賀状の修羅場です。
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 毎年、年末にまとめて2~3年分干支の動物を描けば、以降数年楽できるのにって思ってるんだけど、まあ一年後だしいいやって先送りして、一年が思いのほか短くて撃沈するんだよな。
 あ、それと1月に抱負に掲げたイングリッシュはすべて単位は取れた。・・・が、英語力は全く向上しなかった\(^^)/いつのまにか途中から国語やってるし。
 
今年面白かったこと
今年はあんまりはまったテレビCMとかなかったなあ。でも年末のTBSの深夜のバラエティは面白いよね。『あらびき団』とか『クイズ正解は1年後』とか笑いすぎて、体調悪くなったもん。

『どんこば!-世界発明発見物語-』
最初はオタク臭くて好きじゃないな~って思ったんだけど、思いのほか科学者たちのキャラクターがすべて立っていて、うまいなあとハマってしまった。挙句の果て理科の電磁気学の授業で鑑賞させた。
おすすめは『エジソン電球編』だね。晩年傲慢になっちゃったエジソンをサブカルチックかつドラマチックに脚色している。あと夜をなくすというあの空中要塞のデザインがSF的にかっこいい。久々にかっこいい斬新な画を見たなあ。
つーか『ボルタ編』で突如かかる、テーマソングのフルバージョンが欲しい。
♪新しい光が~

『シャーロック・ホームズの冒険』
今はまり中。英語コミュニケーションのスクーリングで思い出してネットでちびちび見てます。英国紳士ってかっこいいよね。キングスマンはわかってねえよな、ジェントルマンは暴力と相容れないっていうね。
捜査一課ってわけじゃないから、毎回殺人事件って決まってないのもワクワクするよね。ホームズの専門は「奇っ怪な事件」であって、ありきたりだったら別に殺人事件でも興味持たないだろうしな。
そんな感じでたまに殺人が起こると、逆にギャップで怖いなっていうね。
コナンくんみたいに毎週殺しじゃ感覚も麻痺してメタ的にネタにされるがおちよ。

『謎のブナ屋敷』
As you may observe, Mr, Holmes,
(お気づきかもしれませんが、ホームズさん)
As you may:~~かもしれない
Observe:観察

My hair is somewhat luxuriant and rather peculiar tint of chestnut.
(私の髪は、いくらか華やかで、また、珍しい栗色なんです)
Luxuriant(ラグジュリアント):華麗な
Rather:むしろ
Peculiar(パキュリア):珍しい

It has been considered so.
(そう思っていますわ)
※ワトソンのせりふを受けても謙遜せず、もう一度自慢している。

I simply couldn’t think of sacrificing it in such an offhand manner.
(私は単純に、こんなぞんざいな方法で自分の髪を差し出すことは考えられませんでした)
Sacrificing(サクラファイジング):犠牲
Offhand:ぞんざいに、思いつきで
It:ミスハンターの珍しい自慢の髪の毛
 
Oh, such was my feeling at the time.
(その日はそう思いました)

The next day I was inclined to think that I had make a mistake,
(翌日、私は自分がミスを侵したと思うようになりました)
Incline:傾く(この場合心が)

And the day after I was sure of it,
(そして日がたつごとに、それは確信になりました)
Sure:確信

When I received a letter from the gentleman himself.
(そんな時、その紳士から私に手紙が届きました)

I have it here, and I will read it to you.
(ここにそれを持ってきています。あなたにお読みしましょう)

講習メモ(憲法教育編)

 安倍さんが第一次政権時に打ち出した伝説の企画…それが教員免許更新講習!!ということで、年の瀬のくそさみ~中行ってきました。そして、皮肉なことに講義内容がめっちゃ安倍政権批判というのはちょっと面白かったw

 いや、しかし12年の自民党の改憲草案はひどいね。憲法って国民を拘束するんじゃなくて、国民の権利を保障するために国家権力に制限をかけるもの(違憲法令審査権など)なのはさ、中学生でも公民で教える基本的なことじゃん。
 それが、自民党版はめっちゃ国民に対する要求だもんね。もしかして明治憲法よりもひでえんじゃねーか、みたいな。
 「我が国は~今や国際社会において重要な位置を占めており・・・」とか自分で言うなよって所あるじゃん。
 「国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない」とか「家族はお互い助け合わなければならない」とかも余計なお世話だし、パターナリズムというか、すげ~偉そうなんだ。
 極め付けは、新たに一章増やして「緊急事態」ってのを入れてて、これは戦時中の「非常時」と一緒だよなっていう。つまり、戦後レジームからの脱却=戦前への逆行なんだよな。
 まあ、自民党も知っててとぼけてるんだろうけどね。すげ~なめられてるよな、国民。でも、安倍さんはマジで知らなそうだよな(天然的なイメージがある)。国家と国民を都合のいいようにごっちゃにしちゃってるんじゃないか、みたいな。
 たしか平沢勝栄さんが昔安倍さんの家庭教師やってたんだけど、正直そんなに勉強できなかったらしいしね(^_^;)だからこそ一部の人に親近感があって熱狂的に支持されてるんだろうけどね。

 でも、それって大事だよ。

 本当に、最近ネット見てて腹立たしいのは、無学な人よりもインテリだもんな。すげ~見下しているというか。だから、反知性主義ってすごい分かる。知性のあるやつに対する不信感っていうやつだよね。
 もう、ウンコテイストのカレーか、カレーテイストのウンコかみたいな問いだけど、トランプとヒラリーどっちを友達にする?って言われたら私はやっぱりトランプさんなんだよ。
 だから、なんだっけ、誰でもいいや、宮台真司と安倍晋三だったら、やっぱり安倍さんの方が気さくで優しい感じするもんなw
 だからまあ、トランプさんや安倍さんがエリートどもが今まで黙殺してきた一部の層にめっちゃウケているっていう事実は、反省しなきゃいけないよ。

 恣意的な支配の下で苦しんでいる人々の窮状には眼もくれず、ただお上は「おまえたちは遅れているから人を差別したり、いじめたりするのだ」「何でも知っているわたしたちエリートがおまえたちに新しい知識を授けよう」といった啓蒙主義的態度で振る舞いながら、「人権」という言葉を振りかざしてきたことも、重苦しい「人権」のイメージを作り上げた一因であるように思います。(静岡大学笹沼弘志先生)
 
 以下は群馬大学教育学部長斎藤周先生の主張ですごい良かった箇所。

 憲法教育では二つのことを重視すべきだと,私は考えています。ひとつは教育内容が適切な憲法理解に基づいているか,もうひとつは教育方法が憲法の理念に適っているかです。後者を言い換えると,反憲法的な隠れたカリキュラムがありはしないかということです。

 学生からは,「国民が従うべきルール」といった答がよく出てきます。これは,憲法理解として不適切です。憲法は,「国家(権力者)が従うべきルール」なのですから。憲法による人権保障とは国家を縛って好き勝手にさせないようにすることであり,個人の人権と国家の義務(人権を侵害しない義務)とを表裏一体のものとして定めているのが憲法なのだ,ということが理解されていません。

 ところで,学生たちは,小中学校等で,社会科の時間のほかに「人権学習」を経験しています。この「人権学習」においては,往々にして「思いやりの心を持ちなさい」,「人を差別してはいけません」,「お年寄りに親切にしましょう」といったお説教(命令)がなされます。人権というよりも道徳が語られているように,私には思えます。
  注意すべきは,ここでは,学習者(子ども)が潜在的な人権侵害者と位置づけられている,ということです。憲法が国家(権力者)を潜在的な人権侵害者と位置づけているのと対照的です。お説教型人権教育は,個人と国家の間の問題としての人権を個人間の問題であるかのように話をすり替え,潜在的な人権侵害者としての国家を免罪します。ひとりひとりの学習者が自らを人権主体であると捉えることを,できにくくしてしまいます。

 ただ,知識だけでは足りません。自分を大切と思えない人にとっては,人権なんてどうでもいい話です。そこでまず第1に,人権主体であるためには,自らの大切さ,自らの存在のかけがえのなさを実感できていなければならないでしょう。

 子どもの権利条約の視点が必要です。子どもに対する権力者としての教員が子どもたちの人権を侵害していては,憲法教育も意味を失います。体罰などもってのほかですし,子どもの意見に耳を傾けることも必要です。何ら説得力ある理由を示すことなく,「ルールだから守りなさい」と子どもの自由を奪う校則を押しつけていて,憲法教育が成り立つでしょうか。
 
 学校教育において,人権行使(自己主張,自分のことは自分で決める)の機会を提供することが,人権主体を育てることにつながるでしょう。また,民主主義社会の担い手を育てるためには,子どもたちのことは子どもたちの話し合いを通じて決める経験を積ませることが有益でしょう。
  反対に,条文暗記型の憲法教育は,子どもたちをかえって憲法から遠ざけてしまいます。内容も覚える必要性もわからないままに暗記させられることは,苦痛でしかありません。わざわざ子どもたちを憲法嫌いにしているようなものです。これで,教育への権利(憲法26条)が子どもたちに保障されていると言えるでしょうか。
  お説教型人権教育も同じです。お説教をされてうれしい人はあまりいないでしょう。それでも,正論であるだけに,子どもたちは反論せずに受け入れるしかありません。こうして,人権という話題は,子どもたちにとって抗いがたい窮屈な話になってしまいます。
  条文暗記型憲法教育も,お説教型人権教育も,子どもたちを(つまりは国民を)憲法・人権から遠ざけることで,権力者を喜ばせるだけです。それでは,憲法教育・人権教育としての役割を果たせません。憲法尊重・人権尊重が口先だけになっています。
  まずは,子どもたちひとりひとりを独立した人格をもつ存在として大切にすることから始めたいものです。

英語コミュニケーション覚え書き

 新感染ファイナルスクーリングということで体調絶不調・・・つーかむしろ風邪でふらふらな状態の中、薬剤師さんに「風邪でも絶対休めないあなたへ」的な状態なので、引きかけの風邪ウィルスをwyped outする商品を教えてくれと懇願し、パブロンメディカルNと高麗にんじんドリンクを購入、これらのアイテムで弱った体をだましだまし立ち上げ、なんとか三日間しのいできました。

 で、どう考えても小学生レベルしか英語力がない自分にとって不安すぎる英語のスクーリング、まさかの初回から抜き打ちリーディング&ヒアリングテストで、1000点満点中411点という低得点を獲得し、コンピュータ診断で汝は英検3級レベルに過ぎぬとverdictを受けました。
 なんでこんなunspeakableな仕打ちをするんだろうとI was so terrified that I didn't know what to do だったんだけど、これは複数のレベル設定がされたtaskを、それぞれ英語力が異なる学生に振り分けるための、rather、アンダーアチーバー層への配慮だったのだ!これで私は気兼ねなく、イージーレベルの課題に取り組むことができたのです。

 ・・・しかしそのレベルがすでにムズイ。ルンゲ警部(C)浦澤直樹の元ネタで有名なジェレミー・ブレット主演の『シャーロック・ホームズの冒険』のエピソードのひとつ、「謎のブナ屋敷(Copper Beeches)」(奇しくも小学生のころ初めて読んだホームズのお話)の原語版を字幕なしで鑑賞するんだけど、登場人物のセリフをヒアリングし、さらにそれを紙に英語で正確に書き写す(つまりスクリプトを作る)という聴作文と呼ばれる訓練で、どう考えてもaccomplishmentsがない私にはヘビーなのがきちゃって、半泣き状態。

 特にルンゲ…じゃなかった、ホームズがかなり気分屋な気質で、頭の回転が遅い連中(たいていワトソン君)に対してちょっとむっとすると、全盛期のたけしのように早口になり(しかも表現が気取っているらしい)まったく聞き取れないし、初心者向けの依頼人ミス・ハンターのセリフも私には千尋の谷から這い上がるが如し高く、つーか風邪なのか知恵熱なのか、いや両方のエフェクトだってことで頭痛がとまりませんでした。

 たとえば単語なら意味を知っているやつなら聞き取れる(ただしluxuriantとかsacrificingとかinclined to thinkとか知らないのは無理)んだけど、aとかtheとかisとか-sとか-edとかの単独で意味をなさない機能語(屈折形態素)は、ネイティブのやつらは弱く発音するらしく(日本語にはこういったウィークニングはないため、英語圏の人が日本語を聞くと強弱なしの騒々しいマシンガントークに聞こえるらしい)、そうなるとsyntax――ある程度の文法知識がないと、板倉聖宣じゃないけど、見えども見えず、聞けども聞こえず・・・いくら耳がよくても認識することは不可能だという。

 だから、ちょっと海外に滞在して、ボキャブラリーにものを言わせ、ネイティブとの会話の大体の意味がわかったからって英語ができると思うのは下衆の極み、文法こそ至高なのである!という、イデオロギーというかアジェンダが、先生にはあるわけ。
 確かに、聴作文の観点で言うならば納得なんだけそ、これは上級者向けだよな~って思いました。文法ってなにがいやらしいかって、強固な規則性があるように見せかけて、その実は例外だらけなんだもん。カモノハシいすぎだろ、みたいな。
 それに聴作文の力がかなり要りそうな同時通訳の人とかになるわけじゃないしな、でもまあ、ネットで奈津子がしばしば批判されてるのも、そういうイデオロギーの人がほかにもいるってことだろうな。

 ちなみに、ヒアリングの題材としてよく取りざたされるのがオバマさんの演説らしいんだけど、先生いわく内容はともかくトランプ大統領もなかなかで、「メキシコの連中が我々アメリカ人の害になっている!」とうそぶくとき、いつも with us って言ってるらしいのだけど、これはwithを「~と」という意味ではなく「~のもとで」という意味で使用している、とてもいい例だと絶賛してました。内容はともかく。

 個人的にインタレスティングの意味で面白かったのが、聴作文の教材でTEDのプレゼンみたいな即興性のある、実際の思考に沿った発話を用いると、語法的には不正確であるため、聞き手がその不正確な部分を補って組み立てなおして理解しなければならず、話し手が本来の意図を聞き手に伝えたというよりは、聞き手がかなり主体的に思考しているだけにすぎないということ。東浩紀的に言うならば、誤配の理論というか。

 だから、そういった聞こえた英語を機械的に文字に起こしてみて意味がつかめないものは、基本的に教材としては不向きであるという。確かになあって。創作も含めたコミュニケーションってシンプルな伝達ゲームに見えてそこが難しいんだよな。
 ルンゲ・・・じゃなかったホームズも以下のようにトラバース夫人級に怒っております。

that in these little records of our cases which you have been good enough to draw up, and I am bound to say, occasionally embellish.
You have degraded what should have been a course of lectures into a series of tales.
――by sherlock holmes

ギフテッド

 「面白い度☆☆☆ 好き度☆☆☆」

 私の先生よ。1+1を教えに来たわ。

 この前、自分の7歳の頃の写真を見たんだよ。めかしこんでいるから753かなんかのなんだろうけど。
 で、これがまた、生意気そうなガキなんだよね。こんなやつの担任になったら絶対ぶっとばすよなっていう。そういう意味で自分はつくづく学校の先生方に恵まれたなっていう。
 まず、授業に参加しないからね。この映画の天才児みたいに、授業が簡単すぎて退屈してるんじゃなくて、それよりもしたいことがあって、その欲求を抑えられずにパージしているわけだから、本来なら通知表はオール1でもいいところなのに、そんなに悪い成績をつけなかった先生方は大人だったんだなあっていう。
 まあ、勉強なんて個人的にはやりたい奴がやればいいだけだとは思っているんだよ。ただ、やりたくないやつよりは、将来設計の関係でちゃんと勉強したい人の方が多数派なんだから、やりたくない奴はそいつらの迷惑にならないように、せめて授業中くらいはおとなしくしとけよ、それが民主主義社会だろって思うんだけど、これも、勉強以外にやりたいことが私なんかは体を動かさないお絵かき(マンガ)だからよかったものの(少なくとも授業中ほかの子の迷惑にはならない)、運動とか多動性の子なんかは厳しいんだろうなって思う。
 
 別の記事にも書いた気がするけど、欧米だと知的障害とかある子は特別支援教育を受けさせる義務が親にはあって、本人や親の同意がないと特別支援学級に入級できない日本とは事情がかなり違う。
 また、知能が高すぎるのも障害っていう話になると、この映画のイギリスのばあちゃんみたいな考え方(メンサ的なセパレーティズム)は、アメリカにおいては義務として正当化されることになる。
 ただ、ギフテッド教育については、数年前に特別支援教育を専門にやっている素晴らしい先生とその是非を議論したことがあって、その当時は私は割と肯定派だったんだよ。英才教育。
 実際、公立中学でも、数学に関してだけは突出して計算能力ある子がわずかながらいるんだよね(不思議なことにほかの教科では見られない)。
 だから、数学は授業のレベル設定をどの層に合わせるのかが大変だったりするんだけど、その先生はわりとギフテッド教育には否定的で、とどのつまり一部の突出した才能だけを見て、周囲が特別扱いすると、そいつはろくなやつにならないって言ってた(笑)マロさんいわく『アルジャーノンに花束を』がそんな皮肉の効いた映画らしいんだけどね。

 だから、まあ、そうなのだ。この映画のメアリーも結局、数学の能力が突出しているだけで(ちょっとマンガっぽいレベルでリアリティがないが)、それ以外はまあ、そこそこ幼女として可愛い部類なんだろうけど、性格は難があるし、総合的なアベレージとしては、決してそれほど高くないっていうね。
 人間って一人に与えられる功績ポイントはだいたい決まっていて、普通はまんべんなく振り分けられるんだけど、たまに振り分け方がすごい偏った奴が生まれちゃっているだけな気もする。
 つまり偏っているってことは、大多数の人で構成される社会とは齟齬を起こす可能性が高いわけで、そういう社会で生きる以上は、普通の人々と切り離すのは、むしろ逆効果で人生のリスクを高めるだけであるという話なんだ。
 つまり、予算をけちりたいとかの問題が大いにありそうなんだけど、文科省が推奨する通常学級に特別な支援が必要な生徒を積極的にコミットさせるインクルーシブ教育は、一応理念としては説得力はあるんだよね。先生の負担は置いといて。
 そうすると、あれだよな。『ちびまるこちゃん』の花輪くんの親はすごい賢いよね。あの御曹司を公立小学校に通わせて、実際花輪くんはまる子などのド庶民とちゃんと分け隔てなく交流できているんだから、教育効果は絶大だよね。最強の帝王学だよ。
 まあ初登場では、ああいうキャラじゃなくて、どっちかというといじられキャラだったから、後付けであんな感じになっちゃったのかもしれないけど、でも花輪くんの人格形成に深みを与えてはいるよ。はまじやブー太郎とのコミットは。

 これが、天才児だけの集団で教育させちゃうと、社会に対するイメージが貧困になるよね。まずバカの存在が理解できなくなるじゃん。
 よくさ、頭のいい人は、バカが問題を理解できないのがわからないって言うけど、本当に頭のいい人は、バカがどこでつまづくのかを分析し、ここまで認識できて、こっからは認識が難しいんだよなって把握して、バカにも適切なアドバイスやサポートができるはずなんだ。
 つまりギフテッド教育は、そういう本当の知性を養う機会を捨てていることになる。
 例えば計算に関して言えば、もうコンピューターの方が全人類束になっても勝てないわけじゃん。でもそんなコンピューターですら最も困難としているのが対人的なコミュニケーションだからね。
 まあ、あの映画に言わせれば、天才はバカにかまっている暇はねえとかうそぶくんだろうけど、大学の数学で本当に難しいのは1+1の証明だったりするからね。乗法はなんで交換法則が成り立つか、とか。
 ほいで、よく、現代社会は不寛容になったとか言うけど、結局大人社会って所属する集団をある程度任意に選べるからさ、学区みたいにお前ここに住んでいるから、この人と結婚して、この仕事をやりなさいとか言われないじゃん。中世の封建制度じゃないんだから。
 つまり、大人社会っていわば私立学校でさ、そう考えると社会にでろとか言うけど、その社会もかなり限定的なものに過ぎないってことなんだよね。
 ならば感受性が豊かで多感な時期こそ、様々な刺激を受ける機会をたくさん与えてやるべきだろう。

 まあ、しかし、数学やギフテッド教育どうこうよか、あの女の子をただ愛でる映画だった気もする。ちなみに私は幼女とか全然好きじゃないし。あとネコも。
 ただ、『ベイブ都会へ行く』のフリーリクとかもそうだけど、身体障害をもつ動物キャラは好きなんだよな…くそ~
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