中学1年生理科第1分野覚え書き

 いや~理科の先生なんだけど、なかなか忙しくて理科の勉強をする時間がない。Ohボーイ。とりあえず夏期講習までには中学校の理科の全範囲を網羅しておきたい。
て、ことで中学1年生はこれにて終了!・・・1分野の方が量が少ない??

身近な物理現象
光、音、圧力などの学習単元。そのどれもが具体的な形がないので抽象的でイメージしにくい。特に計算問題が出題されることが多い圧力が苦手な子が多い。


電磁波の一種。電磁波は基本的に見えないが、光だけは目に見える。
電磁波は物質ではなくて“現象”であるため、質量(動かしにくさ)がない。よって光速度で進むことができるし、音でいう空気や水のように媒介する物もいらないため、宇宙空間などの真空でも伝わる。
また、電磁波はエネルギーと運動量を持つ。赤外線が暖かいのもそのため。

光の屈折
「光が曲がること」と説明してしまうとカーブを描くようなイメージをしてしまうことがあるので(光は直進する)、「光が折れること」と教えたほうがいい。
なぜ光が空気中から水中(もしくはガラス)に突入するとこのような現象が起きるかというと、光は水中やガラスの中だと、物質中の分子に吸収(&再放射)されることにより減速してしまうからである。
光が水中との境界へ斜めに突入する場合、水中と近い部分から減速していくので、まるで戦車の片方のキャタピラーを減速させると進行方向が変わるように、光の進む向きが変わる。なぜかミリタリー例え。
ちなみに光は水中だと本来の速さ(秒速30万キロ)の75%ほどしかスピードが出せない。
光の速さを回転鏡を使った実験で求めたのはフーコーである。同じ速度で回転する鏡に反射した光でできる像のズレを求めれば、鏡の回転速度から光の速さが求められる。

プリズム
光はガラスに斜めに入射すると屈折をするため、三角形のガラスに光を当てると入る時と出て行く時で二回屈折することになる。
さらに、光は七色の色をすべて足すと加法混色で白くなるが、各色は屈折率が違うため(紫が最も大きく、赤が最も小さい)、白い光をプリズムに通すと白い光が分光され、スペクトル(虹)ができる。

全反射
物質によって光の屈折率は決まっているが、水中の場合は入射角が48度以上になると、屈折角が90度を超えて水中から脱出できなくなる。これを全反射といい、このときの限界の角度を臨界角という。
応用例としては石英ガラスでできた光ファイバーケーブルが挙げられる。ガラスの臨界角は40度ほど。
ちなみに臨界角を求めるスネルの法則により、空気中から水中に光が進む場合、水中の屈折率のほうが空気中のそれよりも高いので全反射は起きない。

臨界角=出て行く側の物質の屈折率n2/こちら側の物質の屈折率n1
※ただしn1>n2に限る。


レイリー散乱
光が、その波長よりも小さい粒子とぶつかることで起きる散乱。光の散乱は粒子の中心から外向きに球状波として発生する。
空が青く見える理由は、太陽光が大気中の酸素や窒素の粒子にぶつかることで、青い光を散乱させるからである。
ペットボトルに水を入れ、数滴牛乳を垂らし(乳脂肪を混ぜる)、底から白い光を出すライトを当てると、ペットボトルの中は青く光る。
ちなみに、この状態でキャップの方向からペットボトルを覗くと、光は黄色く見える。これが夕焼けである。観測者の光源との距離が大きくなると、青い光はほとんどなくなり、散乱しにくい波長の長い光(黄~赤)が届く。


ガラス(表)と鉄(裏)の板の間に、薄い銀の膜を挟んで作られている。
銀は金属の中でも最も光の反射率が高く(ほぼ100%)、そのため鏡に利用されているが、かなり高価。

音の速さ
音は光と異なり疎密波(縦波)で、媒体さえあれば水中でも進んでいく。一方、光は横波だが、正体は電磁波なので媒質を必要としない。だから宇宙空間でも伝わる。
また、音は空気中では一秒に340メートルの速さで進んでいくが、光と違って、水中ではスピードアップして、速さは5倍になる。さらに金属などの剛体になると、スピードは空気中の15倍になる。
工事現場のコンクリートを砕いたりする音が、すごい響くのはそのため。
ちなみに、音の速さは正確には、媒質の密度ではなく、体積弾性率というものによって決まる。圧力p、体積Vの流体にΔpの圧力を加えた時に、減った流体の体積(Δv)を体積弾性率といい、この値が空気よりも金属や水の方が高いために、金属や水の方が音の伝わる速度が速い。
さらに、音は気温が高くなればなるほど速度が上がる。具体的には、0℃で秒速331メートルを基準に、1℃気温が上がるごとに秒速0.6メートルずつ速くなる。

ドップラー効果
一定の音を出す物体(音源)が、近づいてきたり遠ざかったりすると、音の波長が変化し、近づいてくる場合は高く、遠ざかっていく場合は低く聞こえる現象。
救急車のサイレンがわかりやすいのでそれを例にする。

救急車の速度をvs、サイレンの振動数(つまり音の高さ)をf、サイレンの音が観測者に最初に届いた秒数をt、音速をVとする。ただしこの時風は吹いていない。

さて、ある場所からサイレンを鳴らし始めた救急車が、A地点に静止している観測者の方へB地点までt秒で接近したとする。
この時、AB間の距離は、速さ×時間で求めればいいのでVt(音がt秒間に進んだ距離)-vst(救急車がt秒間に進んだ距離)となる。

AB間の距離=Vt-vst

音源はt秒間の間にf×t個の波を送っているので、AB間にはft個の波が存在している。
この時の波長λ'(一周期=1セットの波が進む距離のこと)は音速÷振動数(無線や電波などの場合は周波数)で求められるので、V÷f・・・ではなく、音と共にBの距離まで救急車もvsの速度で移動してしまっているので、その分、音の速さは相対的に下がる。よって(V-vs)÷fということになる。

λ'=(V-vs)÷f

次に、音の振動数は、一定時間に何周期の波があるかということなので、一秒間に音が進む距離とも考えられる音速を波長で割ればよい。したがってA地点で観測者が聞く音の振動数f'は音速÷波長なのでV÷{(V-vs)÷f}、これを計算すると・・・

f'={V÷(V-vs)}×f

となり、このf'の値は、もともとのサイレンの振動数fよりも大きくなるため、観測者には実際よりも高い音に聞こえる。※V÷(V-vs)は1よりでかいから。
ちなみに、観測者にはこの音が距離÷速さでt(V-vs)÷V秒間聞こえることになる。

まとめ
音速=波長×振動数
波長=音速÷振動数
振動数=音速÷波長


実は最初の式は中学校によってはテストで使ったりする。
音速は速さでもあるけれど、道のりとしても使えるというところがポイント。

圧力の計算
圧力は接地している面積が大きければ大きいほど小さく(ピアノの足の下に置く板など)、接地している面積が小さければ小さいほど大きくなる(釘など)。
従って圧力(Pa)は物体にかかる力の大きさ(N)÷面積(㎡)で算出できる。
ちなみに1Nは100gの質量の物体にかかる力の大きさなので、ほぼ重さと考えて良い。
ここでもっとも重要なのがPaを求める際には面積の単位を㎡にしなければならないということで、よく1メートルは100センチだから、平方センチメートルから平方メートルにする際も小数点を2つ左に移動させればよいと考えてしまう人がいるが、面積の場合は4つ移動させなければならない。
これがクリアー出来てもそもそも小数の計算そのものが間違いやすいので、面積の単位をそのままにして、むしろNのほうを10000倍して計算したほうが手堅かったりする。

身の回りの物質
状態変化や密度、溶解度、そしてガスバーナーやメスシリンダー、上皿てんびんなどの実験器具の使い方を学習する。

金属の磁性
たいていの金属は磁石につきそうだが、実は常温状態で磁性を持つ金属はごく少数派で、鉄、コバルト、ニッケルくらいである、ちなみにこれはすべて地球の中心部にある元素で、地球が大きな磁石であることが分かる。
ちなみに現在流通している日本の硬貨はすべて磁石につかない。鉄はさびやすいし、コバルトは高価ということで不使用、ニッケルは金属アレルギーへの配慮ということでわずかにしか使われていない。
1円玉はアルミニウム、5円玉は黄銅と亜鉛の合金、10円玉は青銅と亜鉛と錫の合金、50円玉と100円玉は白銅とニッケルの合金、500円玉は銅と亜鉛とわずかなニッケルの合金。
黄銅(真鍮)は銅と亜鉛の合金、青銅は銅と錫の合金、白銅は銅とニッケルの合金。

プラスチックの分類
脱ゆとりで追加された分野。似たような名前の奴(ポリ~)ばっかりですごい覚えにくい。
ポリエチレン(PE)はいわゆるビニール袋に使われる素材で、ほかにもバケツなどにも使われる。水に浮く性質がある。
ポリエチレンテレフタラート(PET)はペットボトルの素材。透明性に優れる。水に沈む。
ポリ塩化ビニル(PVC)は燃えにくく、弾力性と光沢がある(脂ぎってるイメージ)。消しゴムやホース、水道管、電線に使われる。水に沈む。
ポリスチレン(PS)はコンビニのおでんのケースや、カップ麺やヨーグルトのカップ、CDケースやプラモデルなどに使われる、おなじみのあれ。軽いが水に沈む。電気をためる。ポリエチレンテレフタラート同様、透明性に優れるが、硬く、傷つきやすい。消ゴムで溶けるオレだから…また、曲げようとすると割れる。
ポリプロピレン(PP)は比重が最も軽いため水に浮き、耐熱性があり、強度もある。ペットボトルのキャップはこっちでできている。だからゴミ分別にうるさい地域だとペットボトル本体とは別に回収する。絵の具のパレットやお風呂用品もこれでできている。ポリエチレンとキャラが被るがこちらはミルク色のイメージがある。
ポリエステル(PL)は吸湿性が少なく(乾きやすい)シワになりにくいということでYシャツなどの衣服に使われている。綿との合成繊維として用いられることも多い。静電気をためるのが難点で、水に沈む。
ちなみにポリエチレンテレフタラートはポリエステルの一種。

密度のグラフ問題
この中で密度が最も大きいものはどれですか?や、密度が同じ物質はどれとどれですか?みたいな問題は、それぞれの点を原点と結んでグラフを作ってしまえば一目瞭然となる。
このときグラフの傾きが最も大きいものが密度が最も大きい物質。グラフの傾きが最も小さいものが密度が最も小さい物質。そして同じグラフ上に乗っている点が密度が同じ物質の組み合わせとなる。よっていちいち計算する必要はない。

沸騰石
ケミカルストーンとも言う。急な沸騰(突沸)を防ぐために入れる石だが、よくよく考えるとこいつを入れたら何で急な沸騰が防げるかは、あまり学校では教えない。
実は純粋な水だとなかなか沸騰が起きず、ある時いきなり堆積が急膨張し、でかい泡ができてしまう。そこで表面に無数の穴がある(=表面積の大きい)沸騰石を入れ、その表面に小さな泡がくっついてあげられるようにしてあげている(泡を分散させている)。
だから表面にたくさんの穴さえ開いていれば別にガラスでもなんでもいいらしい。お前の代わりはたくさんいるんだ。

中学1年生理科第2分野覚え書き

 なかなか学習塾の仕事が忙しくて、平日には勉強の時間的余裕がないので(深夜番組すら終わっているほどの深夜に帰宅)休日にまとめて理科を再確認。
 とりあえず今回は中学1年生の第2分野をおさらい。大学では生物学と地学の単位を優先して取得するので(単位上限で一度に全部履修できなかった)。

微生物の観察
顕微鏡の使い方を覚える。大抵は学校にある観察池の緑色の水を採取する。この水はバイキンだらけでお調子者が飲んだらホントにヤバイので注意。
観察する池の水は、プランクトンネットを使ってあらかじめ微生物を濃縮する。このネットは市販では一万円とかするが、パンティストッキングとペットボトルとフィルムケースで自作できたりする。

プランクトン
浮遊生物。泳げない。泳げても小さいので水の流れに負けて漂っている。

ネクトン
遊泳生物。泳げる。魚などの動物が該当する。

ベントス
底生生物。貝やウニなど。サンゴなどの全く動けない固着生物も含む。

ニューストン
水面生物。アメンボなど。

ツルグレン装置
上から光を当てて、光が嫌いな小さな土壌生物をふるい分ける装置。
ペットボトルとガーゼと電気スタンドがあれば簡単に作れる。
装置の下部には光を嫌ってガーゼを通過し落下した生物を殺すためのエタノールや水を入れておく。
この水の量を増やすと、水の中を泳ぐ系の生物を捕まえられるベールマン装置になる。こちらは、フリーズドライ状態になれば、高温(100℃)、低温(ほぼ絶対零度)、高圧(75000気圧)、真空、放射能なにに対してもしぶといと言われる、あのクマムシを捕獲できる。クマムシは乾いたコケ(コンクリートの隙間のギンゴケなど)に生息する。
クマムシを観察する場合は、双眼実体顕微鏡(×20)の方が立体視ができて鮮明に見える。

光合成の対照実験
光合成に必要なものが日光と葉緑体であることを確認する実験。中学1年の1学期の定期試験では極めてよく出題される。ちなみに根、地下茎、花では光合成は行われない。

アルミニウム
葉に日光が当たらないようにするために葉の一部をこれで覆う。この実験を最初に行ったのは19世紀のドイツの植物学者ユリウス・ザックスで、そこからザックスの実験とも呼ばれる。
ちなみにザックスは突然変異の研究で有名なド・フリースの師匠。

エタノール
葉を脱色させるために使用する。沸点が78℃と低いため、直接加熱すると引火する危険性がある。そこでレトルトカレーのように湯煎して温める。

漂白剤
叩き染めで葉を脱色する際に使用する。小学校だとこっちの方法で実験することが多い。ろ紙で葉をはさんで上からハンマーでドンドン叩けるので小学生には楽しい。
この時のろ紙にヨウ素液を加えると青紫色に反応する。

炭酸水素ナトリウム
試験管にオオカナダモやタンポポを入れて光合成を行わせる実験の際に一緒に入れる。別に入れなくても良いが、炭酸水素ナトリウムは水に混ぜると二酸化炭素を発生させるので光合成がさらにさかんになる。

デンプンの性質
光合成によって葉に作られた糖はデンプンに合成されるが、デンプンの粒は大きく水に溶けにくいので、水溶性のショ糖に分解して師管を通じて夜間に運ばれる。
だがイネやエンドウなど一部の植物は何故か昼にショ糖を輸送する。

BTB溶液
中学校の理科の指示薬を用いる問題ではトップクラスに出てくる。なんでかっていうと、アルカリ性、中性、酸性と全ての水溶液の性質を色の変化で示してくれて、すごい使い勝手がいいからなんだけれど、一体お前はそもそも何性で何色の溶液なんだっていう、変身系ミュータントキャラ特有のミステリーがある。実はBTB溶液は元々はアルカリ性で、よって青が基本カラーとなる。
もっと言えばBTB溶液のBTBとはブロモ・チモール・ブルーの略で、こいつは水に溶けにくい性質があり、それを溶かすためにアルカリ性のエタノールを用いているから、アルカリ性の水溶液となっている。

フェノールフタレイン液
こちらはアルカリ性しか調べられないタイプの指示薬。
もともとは無色だがアルカリ性に反応すると赤くなる・・・ここまでが中学校の理科で教える範囲だが、なんと衝撃的な事実。pH13を超えるめちゃくちゃ強いアルカリ性だと再び無色に戻るらしい。さらにpH0を下回るめちゃくちゃ強い酸性だとオレンジ色になってしまう。

植物のからだのつくり
植物の根、茎、葉などの構造について学習する。
ゆとり教育時には種子植物だけだったが、時は流れ、シダ、コケ、海藻まで覚えさせられることになった(仮根とか)。

葉のつき方
互生(互い違い)、対生(双葉状)、輪生(取り囲み型)がある。

海綿状組織
葉の裏側にある細胞がまばらなエリア。表側の柵状組織に比べてスペースが豊富に有りスカスカなのは、葉の裏側に気体の出入り口の気孔がたくさんあり、気体の出入りが盛んなため。

道管
根から取り入れられた水の通り道。植物体が作り出した栄養分の通り道である師管と合わせて維管束という。
道管はすでに死んだ細胞で作られていて固く、植物体を直立させるための大黒柱的な役割も果たしている。木部とも言う。

気孔の位置
気孔とは一言で言えば植物にある気体の出入り口。葉の裏側にたくさんあると中学校では習うが、葉の表側にも、そして若い茎や花びらの表皮にもあることはあまり知られていない。

気孔の開閉
気孔は、昼間や気温が高いとき、体内に水分がある時に開く。
そして、夜間や曇りや雨、晴れていても湿度が低く乾燥している時には閉じる。
夜間に閉じるのは光合成を行なわないため、そして曇りや雨の時に閉じるのは特に水分を必要としないから、乾燥しているときに閉じるのは体内の水分を守るためである。

孔辺細胞
気孔を構成する三日月状の二つの細胞。水を吸うと膨らみ、それによって気孔が開くような仕組みになっている。この時に蒸散が行われ、植物内部の水分は気孔を通じて水蒸気として外部へ放出される。すると潜熱によって温度が下がるので、蒸散は植物の体温調節にも役立っている。木陰が涼しいのはこのため。

蒸散のメカニズム
蒸散のメカニズムはディクソンが以下のような説を唱えている。
まず気孔が開くと植物内部の水分が逃げ、細胞の内液の濃度が相対的に上がっていく。すると浸透圧の関係で、内液濃度の高い細胞が水分を引っ張り出す。この時の力は10~20気圧ほどである。
これにより水分の移動が活発化し、水分を吸収した根は内圧が高まり、この力によっても水は押し上げられる。これを根圧といい2~3気圧ほどの力がある。
さらに水にはお互いの粒が繋がろうとする強い力(凝集力)があるので、これにより水は途切れずに機械的に吸い上がっていく。凝集力の力はマジで強力で200気圧以上の力がないと引き離せない。
このような力によって高さ100メートルを超える巨木(セコイア)も頂上までしっかり水が吸い上げられている。ちなみに1気圧の力は10メートルの高さまで水を吸い上げられる。

蒸散の実験
この実験もよく出るのだが、難しい記述問題として「茎を水中で切るのはなぜでしょう?」みたいなものがある。
その理由は、空気中で切ると気圧に押されて切り口から道管内部に空気が入り、水が途切れてしまうからである。こうなると空気より下の水が蒸散(凝集力)で引っ張れなくなってしまい枯れてしまうのだ。これは花屋で買った花を切って花瓶に生ける時にも用いれられているテクニックである。

火を噴く大地
タイトルがかっこいいが、要は火山の学習単元。

マグマと溶岩の違い
ぶっちゃけほとんど一緒なのだが、マグマは地下にある超高温の液状物質の総称。
溶岩は地表に流れ出したマグマ、もしくはそれが冷えて固まったものを指す。
地表に流れ出たマグマ…もとい、溶岩は900~1200℃にもなり、600~700℃になるとやがて固まり始める。

溶岩の性質
二酸化ケイ素(SiO2)の量で変わる。
二酸化ケイ素の量が多いと粘り気が強く、白っぽくなる。これを酸性岩という。
二酸化ケイ素の量が少ないと粘り気が弱く、黒っぽくなる。これを塩基性岩という。
ちなみに造岩鉱物の石英の化学式はSiO2で二酸化ケイ素である。

同質異像
同じ原子で出来ているが原子の並び方が違うために、異なる性質を持つ物質を言う。
例えばどちらも同じ炭素で出来ているダイヤモンドと鉛筆の芯(セキボク)は、前者がモース硬度が10、後者が1~2である。

ガラス
原子が規則正しく並んで結晶になっていない鉱物を指す言葉。つまり非結晶(アモルファス)のこと。
ガラス工房に行くと分かるけど、ドロドロの液状の物質を急冷すると作れる。分子構造が液状のまま固化したため、水のように透明で光を通してくれる。

揺れる大地
こちらのタイトルもかっこいいが、要は地震の学習。県立入試問題では長らく大問で出題されることはなかったが、昨年度ついに大問で出題され受験生に激震が走った。

アスペリティ
地震が起きた時に大きくずれる領域のこと。大陸プレートと海洋プレートの接触面に存在する。

マグニチュード
地震の規模を表す単位。複雑な対数関数で算出するらしいが、だいたいマグニチュードが1上がるとそのエネルギーは32倍になる。

震度計
地面についたローラーと、宙に浮いていて自由に可動する重りのセットで出来ている。
ローラーには用紙が巻かれ、重りには針がついていてその先がペンになっている。
左右の揺れ(P波。地学では縦揺れと呼ぶので注意!)を測る震度計の重りは振り子状に、上下の揺れ(S波。地学では横揺れと呼ぶので注意!)を測る震度計の重りはバネ状になっている。

震源距離
地震の震源地を特定する際に最初に求めるデータで、中学生の理科でも計算問題としてたびたび出題される。
ちなみに震源距離の計算には大森公式という便利な公式があって、初期微動継続時間に定数のkをかければ求められる。kはだいたい7.5。

震央
震源地の真上の地点のことで、この震央を求めないと震源の深さが計算できない。
震央は、任意の3つの地点から震源距離を半径とする3つの円をコンパスで描き、それぞれ円の交点を結んで引かれる3本の弦がぶつかった場所を求めればよい。

震源の深さ
これがわかればいよいよ震源地がわかる。
計算方法は三平方の定理でOK。
つまり・・・震源の深さの二乗=震源距離の二乗-震央までの距離の二乗。

スラブ内地震
深い場所で発生する地震は沈み込むプレート(スラブ)の内部でほとんど発生し、それは面状に分布する。この深発地震面は和達清夫によって明らかにされたことから、和達ベニオフ帯と呼ばれる。
スラブの断面を見ると地震が発生するエリアは二重に重なっており、上の方は沈み込み方向に圧縮され、下の方は沈み込み方向に引っ張られている。これを二重深発地震面という。
深発地震についてはまだ分かっていないことが多い。超高温高圧下では、地震を起こすために必要なひずみを蓄えることはできないとされているが、実際には深さ700キロメートルでも地震が発生しており、さらに深さ600キロメートルで地震活動は活発になっている。
これは深さ600キロメートル付近で岩石が壊れやすいからだと考えられているが、なぜこの深さで岩石が壊れやすくなるかはわかっていない。

アウターライズ地震
スラブが大陸プレートの下へ沈みこもうとして山折りに折れ曲がった部分をアウターライズ(海溝外縁隆起帯)という。
プレートの沈み込みによってできるひずみはアウターライズにも蓄積されるため、プレート境界地震のあとにはアウターライズが引き裂かれて破壊され地震が起こることがある。
この場合プレート上面には正断層ができることが多い。
陸地から離れた場所で起こる地震であるため、陸地での振動は少ないが、発生する津波は大きい特徴がある。
311においても余震として発生し、アウターライズが折れて正断層が生まれている。

シュードタキライト
地震発生時の断層面に発生する大きな摩擦熱によって岩石が溶けてガラス化したものをいう。
断層面にある黒い帯状のシュードタキライトをみつけることで過去に起きた地震を知ることができる。

消費者問題覚え書き

消費者問題
消費者が商品を購入したことで受ける被害や不利益の問題。
誇大広告、有害薬品や食品、欠陥住宅、医療ミス、悪徳商法など。

森永ヒ素ミルク事件
1955年。ヒ素の混入した粉ミルクを飲んだ乳幼児に多数の死者や中毒者が出た事件。

スモン病事件
1955~1970年。整腸剤キノホルムを服用した人に知覚障害などが出た事件。

サリドマイド事件
1961年。睡眠薬サリドマイドを服用した妊婦から障害児が生まれた事件。

カネミ油症事件
1968年。PCBが混入した油を摂取した人々に障害が発生し、多数の死者が出た事件。

HIV訴訟和解勧告
1995年。輸入された非加熱血液製剤によってエイズになってしまった血友病の患者さんたちが厚生省や医薬品メーカーのミドリ十字を相手に裁判を起こした薬剤エイズ訴訟に、裁判所から和解(患者一人当たりに4500万円を支払う)が勧告された。
この運動には泉谷しげるさんや小林よしのり先生も関わった。原告は川田龍平さん。

病原性大腸菌O-157食中毒事件
1996年。岡山県の学校給食での集団食中毒事件を発端に話題になった。
これを受けて菅さんはカイワレ大根のサラダを一生懸命食べていた。

BSE問題
2001年。BSEとは牛海綿状脳症の略で、プリオンタンパク質に感染した牛の脳がスポンジ状になってしまう病気のこと。この病気にかかった牛が国内でも2001年9月に発見されて大騒ぎになった。2003年にはアメリカでBSEに感染した食用牛が確認されたため、政府はアメリカ産牛肉の輸入をストップ、これにより吉野家は牛丼の販売を中止、代わりに豚丼を販売することになった。すき家はどうだったんだっけ・・・なか卯は豚丼だった。

シンドラー社エレベーター事故
2006年。エレベーターを降りようとした男子高校生が、急上昇したエレベーターに挟まって死んでしまった事件。その後の捜査でシンドラー社製のエレベーターは各地でタワーオブテラー的な問題を起こしていることが発覚し騒然となった。

NOVA事件
2007年。有名な英会話教室だったNOVAが突然破綻した。受講生の返金や講師の給料の未払などが問題になった。一説には『銀と金』のような仕手戦もあったらしい。

中国冷凍ギョウザ問題
2008年。中国から輸入される食品の衛生管理はちゃんとしているのか?と食の安全性が疑われることになった。中国の人もその実態を否定せずに「これが中国の生き様」みたいなことを発言したため、日中の意識の違いが浮き彫りとなった。

リーマンショック
2008年9月。アメリカ第4位の投資銀行だったリーマンブラザーズが破綻し、世界的な金融パニックが巻き起こった。ちゃんと借金を返済できるか不安な所得の低い人に(最終的に)高金利の住宅ローンを組ませ、それを金融商品化したサブプライムローンが、住宅バブル崩壊で焦げ付いたことが原因だと言われている。

貴金属等の訪問買取り被害
2010年。自宅にスーツを着た人が押しかけ、「今が最高値です!」と金目のものを市場価格よりも安く買い取ってしまう問題。

こんにゃくゼリー欠陥なし判決
2010年。喉につっかえて窒息してしまう事故が度々取り沙汰されたこんにゃくゼリーだったが、製品そのものには欠陥は無いと裁判所は判断した。マンナンライフなどの販売メーカーは商品表示で「一気食いせずに一口ずつゆっくり噛んで食べましょう」といった注意喚起を促している。ちなみに海外では全面禁止されているらしい。最近ではクラッシュタイプなんていうのもある。

生食用牛肉集団食中毒事件
2011年。これにより馬刺しも危ないんじゃないかと生食用の肉全体の安全性が心配された。
焼肉屋さんで生肉を焼く場合はお箸じゃなくてトングを使いましょう。

地上デジタル放送完全移行
2011年7月。アナログ放送が完全に終了した。これにより旧型のテレビは地デジチューナーをつけないと本当に何の番組も見れなくなった。おのれ草なぎ剛とシカ。これをきっかけにテレビを卒業した人もいたとかいなかったとか。

安愚楽牧場破綻事件
2011年。国産黒毛和牛の繁殖牛のオーナーを募集し(その牛が子牛を生むとお金がもらえる)、全国で7万人以上のオーナーを集めたが、東日本大震災による放射性セシウムの影響で、オーナーに利益金を支払う前に経営破綻してしまった。
大々的なテレビCMをやっておきながら経営が行きづまっていることを出資者に隠したため、豊田商事を超える悪徳詐欺事件として世間を賑わせた。

コンプガチャ問題
2012年。ソーシャルゲームの電子的な景品でプレイヤーに課金をさせるのは独占禁止法違反(判断能力が未熟なちびっこの射幸心を煽る点が独禁法が禁止する不公正な取引に該当する)なんじゃないかと問題になった。

阪急阪神ホテル食品偽装事件
2013年。名門ホテルで出されていた料理の内容がメニューで書かれていたものとは違っていたことが発覚した事件(フレッシュオレンジジュースがフレッシュじゃなかったとか)。その後芋づる式に他の飲食店チェーンや弁当屋でも発覚し、まとめて食材偽装事件と呼ばれるようになった。

消費者運動
このような問題に対して消費者は消費者団体を作って欠陥商品を告発したり、消費生活協同組合を結成し共同購入で値下げを図った。

消費者主権
1962年のケネディ大統領の特別教書に基づく、生産のあり方はメーカーではなく消費者が最終的に決めるという考え方。
ケネディ大統領は、安全を求める権利、知らされる権利、選ぶ権利、意見を反映させる権利という消費者の4つの権利を宣言し、消費者主権を確立させた。

消費者基本法
1968年に制定された消費者保護基本法が2004年にグレードアップしたもの。
従来は消費者の保護を目的としていたが、消費者の自立支援に目的を転換させている。
2009年には消費者庁も設立されている。

クーリングオフ
1994年制定。頭を冷やすという意味。訪問販売や割賦販売(分割払い)での契約を一定期間内であれば違約金なしで解約できる制度。民法の契約原則を修正したもの。

製造物責任法(PL法)
欠陥商品を出したメーカーは例え過失(不注意)がなくてもその責任を負うという法律。
民法の過失責任主義を修正したもの。
消費者がメーカー側の過失を法的、論理的に立証するのは極めて困難なため。消費者は「この商品を使用したらこれこれこういう被害を受けた」ということさえ証明すればよい。

消費者契約法
2000年制定。ウソや強引な勧誘による契約の取り消し、消費者に一方的に不利な契約条項の無効を定める。

2014年の10大項目(国民生活センターのサイトから)
①高齢者の消費者被害が多く、認知症等の被害者も目立っている。
②事業者からの個人情報の大量流出事件発生(ベネッセなど)。
③公的機関(国民生活センターなど)をかたる詐欺的勧誘が急増。
④食の安全と信頼が脅かされる事件が相次いだことによる相談の増加。
⑤インターネット通販などのネット関連トラブルの増加。
⑥遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルの急増。
⑦若者の投資関連トラブルが拡大。
⑧子どもの事故。
⑨消費税が8%にアップしたことへの相談。
⑩消費者関連法規の改正により地方消費者行政の基盤を強化。

農業問題覚え書き

食糧管理制度
戦時中にできた食糧管理法に基づく制度で、農家からコメを政府が高い値段(生産者米価)で買い上げ、それを国民に安い値段(消費者米価)で支給する。この時の差額は逆ザヤと呼ばれ政府が負担した。

自作農創設特別措置法
1946年。いわゆるGHQによる農地改革。政府が地主の土地を強制的に買い上げて、それを小作人に安く売り渡すことで、封建的な寄生地主制が解体された。これにより、日本は自作農が大幅に増加した。

農業基本法
1961年。これから需要が見込まれる畜産や果樹への選択的拡大(補助金の投下)、経営規模の拡大、機械化などによる生産性や所得の向上が目指されたが、あまりうまくいかず機械化貧乏や、専業農家の減少といった問題が起きた。
この時、大幅に割合を増やしたのが、兼業農家の中でも農外所得(副業収入のこと)が農業所得よりも大きい第2種兼業農家である。

総合農政
70年代になると、農業技術が進歩してコメの収穫量は増えたのだが、日本人の食生活が変化しコメの消費量は減ってしまった。この時余ったコメは過剰米と呼ばれ、逆ザヤによる財政負担(食糧管理特別会計)と共に大きな問題となった。
そこで政府は生産者米価を抑制し、コメの作付面積を減らす減反政策(生産調整)や、政府を通さずにコメを流通させる自主流通米制度を行なった。

日米農産物交渉
80年代になると、対日貿易赤字を抱えるアメリカが、農作物の輸入を制限する日本に圧力をかけ、88年には日米農産物交渉の合意によって、牛肉とオレンジの輸入が自由化された。

GATTウルグアイラウンド
90年代になると、GATTウルグアイラウンドでコメの輸入自由化が強く求められた。
これは日本政府によるコメの輸入禁止や数量制限という非関税障壁を撤廃し、関税制限に置き換える例外なき関税化を意味していた。

タイ米騒動
93年に記録的な冷夏が起こり、日本のコメ(特にササニシキ)が不足した社会問題。日本のコメの価格は高騰し、その代わりにタイや中国やアメリカからコメが輸入された。
中でもタイは自国に餓死者を出しながらもコメを輸出してくれたのに、舌が肥えた日本人に「なんかパサパサでまずい」と大量に廃棄物として捨てられたので、遺恨を残す結果になった。その後、日本の農家は冷害に強い日本米を開発した。
ちなみにタイ米はパエリアなどにピッタリ。

ミニマムアクセス
1995年にはコメの部分開放が行われ、最低輸入義務量以上を輸入することになった。このとき輸入されたコメはミニマムアクセス米と呼ばれた。

コメの輸入自由化
1999年にコメの関税化が実施された。関税化されたということは関税さえ払えば輸入は自由にできるので、関税化=コメの自由化を意味した。
ウルグアイラウンドで決められた日本のコメの関税は778%と、自由化されたとは言えかなり高いが、今なお続くTPP交渉では、コメの関税を段階的に600~500%に引き下げる方針が固められている。頑張れ甘利さん。

食糧需給価格安定法(新食糧法)
1994年制定。政府のコメへの関わりを大幅に縮小し、生産と販売を原則的に市場原理に委ねる法律。これにより食糧管理法は廃止された。

食料・農業・農村基本法(新農業基本法)
1999年制定。
食“糧”じゃなくて食“料”なのに注意。食料は食べ物全般だが、食糧は主食を指す言葉。
食料の安定供給の確保、農業の多面的機能の発揮(自然環境の保全など)、農業の持続的発展を図る法律。

食料安全保障論
戦争や天候不順に備え、国民の食料は国家が自給すべきで、そのためには輸入阻止も許されるという考え方。TPPに猛反対する小林よしのり先生はこの立場。
しかし他の先進諸国が高い食料自給率を保つ中、ある種の保護貿易を続けている日本の食料自給率は低下の一途をたどっており、カロリーベースでは40%しかない。

農家の新分類①自給的農家
販売するほど農産物を生産していない小さな農家のこと。
総数は横ばい。

農家の新分類②販売農家
経営耕地面積30アール(3000平方メートル)以上、もしくは年間の農産物販売額50万円以上の農家のこと。
販売農家はさらに年間60日以上農業に従事している65歳未満の人がいるかいないかで、主業農家と副業的農家に分けられる。
総数は減少中。

公害問題覚え書き

典型七公害
環境基本法の定義にある七つの代表的な公害のこと。
①大気汚染
②水質汚濁
③土壌汚染
④地盤沈下
⑤振動
⑥悪臭
⑦騒音


公害対策基本法
郊外が深刻化した1967年に制定された。しかし経済界の要請で、公害対策は経済発展を阻害しない範囲で行なうという今考えると色々凄い条件がついていた。これを経済調和条項という。
この経済調和条項は1970年の通称「公害国会」で世論の反発にあい削除された(当たり前)。

公害対策①汚染者負担の原則(PPP)
ポルター・ぺイズ・プリンシプル。汚染者(ポルター)が汚染物質の対策費用を負担(ペイ)するという原則(プリンシプル)。今考えると当たり前な感じがするが、以前はその費用を国(税金)が負担していた。
1972年にOECDが、企業が汚染費用を自己負担したほうが、汚染に伴う外部不経済を商品価格などに内部化させることができ、その結果、企業努力で汚染は減ると提唱したことに基づく。

公害対策②無過失責任の原則
公害など被害が発生したときは、企業に過失がなくても賠償責任を負わせる原則。公害訴訟で、企業側の過失を科学的に証明することは被害者には極めて困難なため、導入された。
大気汚染防止法や水質汚濁防止法などで成文化。民法の過失責任主義の例外。

公害対策③総量規制
汚染物質の排出量を総量で規制する。従来は濃度規制だったのだが、濃度を薄めて排出しちゃえばセーフだったため、濃度とともに総量で規制することになった。

環境基本法
1993年制定。公害対策基本法に代わる法律で、公害対策に加えて環境保全に重点を置く。

環境アセスメント法
1997年制定。環境アセスメントとは、開発による環境への影響を事前に調査、予測、評価すること。

3R
リデュース(ゴミの発生抑制)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(ゴミを再生利用する)のこと。下積み時代のAKB48による啓蒙CMで一躍有名になった。

循環型社会形成推進基本法
2000年制定。2001年施行。排出者責任を明確化。生産者は生産だけでなく、排気やリサイクルにまで責任を負う、拡大生産者責任を確立した法律。

環境税
環境省が提案。いわゆるピグー税。温室効果ガスを出すエネルギーに課す税金だが日本では実現していない。

自動車グリーン税制
いわゆるエコカー減税。2001年以降導入。

ゼロエミッション
1994年に国連大学が提唱。廃棄物がほかの産業の資源として使われ、産業全体として廃棄物を出さない生産システムや社会システムを指す言葉。
エミッションとは射精…じゃなくて放出、排出という意味。

ナショナルトラスト
美しい自然環境を永久的に守るため、その場所を募金などで買い上げてしまう運動。

グリーンコンシューマー
エコに配慮したメーカーの製品を優先的に購入する消費者。

ISO14001
民間(NGO)の国際規格認証機構であるISO(国際標準化機構)が策定した規格。環境に配慮した企業が認証される。ISOはスイスのジュネーブに本部がある。
数字は通し番号で、14000シリーズは環境マネジメントシステムを表す。
ちなみに9000シリーズは品質マネジメントシステムを、ISO8601は日付や時刻の表記の国際規格を示す。

デポジット制
商品価格に預かり金を上乗せして、使用済みの製品や容器を返還すれば、その預り金がもらえるシステム。デポジットとは保証金という意味で、容器回収率が上がるアイディア。

ダイオキシン類対策特別措置法
1999年に制定。プラスチックを燃やすと発生する有害物質であるダイオキシンを規制する。

石綿健康被害救済法
2006年に制定。肺がんの原因になるアスベストの被害者を助ける法律。
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