光速度は不変でいいじゃないか

 光を観測し、宇宙の古さを知るという理屈で、ちょっと素人が興味があるのは、宇宙は絶えず膨張しているし、地球の位置も銀河ごとみずがめ座の方に動いているから、誤差を微調整するのは大変そうだな、ということです。
 いや、もちろんそれを上手くプロの人が計算で補正してくれるんでしょうけど。

 しかし最も不思議なのは、相対性理論の根幹をなしている「光速度不変の原理」です。「長さ」や「時間」は、時と場合によって相対的に(相手によって)変わるけれど、こと「光の速さ」に関しては、どんな相手が来ても絶対に変わらないという、この原理はヤンキー風に言うならば(なぜ?)「光最強伝説」なのです。
  この光速度不変の原理は「原理」なので「定理」よりもランクが上な物理学の基礎の概念ですが、内容が我々のイメージをはるかに凌駕しており、ときに「相対性理論否定派」の格好のやり玉になってしまうそうです。可哀そうに・・・

 この説を正しく理解する上で重要なのは、「物質は光の速さではどう頑張っても移動できない」というポイントを押さえておくことだと思います。これは現実的に考えてどう考えてもそうだと思うので理解しやすいと思います(ただSFの宇宙船のワープとか勘弁!)。
 そう考えれば、光速度不変の法則をもとにしてできた相対性理論が、けっこう地に足ついた理論だと思えると思います。

 私の個人的な見解はこうです。あくまでも数学1の素人の個人的見解なので「トンデモ」です。
 つまり光の速さは、もしかしたら長さや時間のように相対的かもしれないけど、光速を超えられない我々が理解する分には、絶対的で特に問題ないから絶対的な基準(定規)として使っていい。
 大体人間の理解には限界があります。残念ですけど。もしかしたら素粒子一個の中に、命あふれる宇宙が広がっているかもしれないし、宇宙全体だってなんかの生き物の細胞の一つかもしれません。でもそれを私たちが確認する事は「絶対に」サイズ的にできません。
 もしかしたら光の速さは相対的だけど、その変化の幅が人間には理解できないほど「めっちゃ小さい」のかも知れません。それなら変化してないと考えても同じことですからね。

 そういえば今描いている『80日間宇宙一周』は、タイトルがちょっとやばそうですね。まさに面白さの犠牲にされる真実。真に受けないでください・・・
 光より速いものは(今のところ)ありません。ただビートたけしさんが「人間の知性」を対抗馬に挙げてたな・・・「人間は、宇宙の歴史にしてみれば一瞬の時間しか生きられないのに、光の速さで何億年もかかる宇宙の姿を想像したり観測してしまうから」とか仰っていました。
 なんか女の子と一緒に夜空見上げている時に言ったら、ウットリさせちゃうような言葉だなあ・・・

 追記:私の妄想説(光の速さは変わるけどその変化の大きさが小さすぎて分からないだけ)を検証する研究があるそうです!
 以下、平成21年10月29日 宇宙航空研究開発機構のプレリリースを取り上げた「つくばサイエンスニュース」より引用。

 アインシュタインの相対性理論の「光速度不変の原理」では、光やガンマ線など電磁波の速度は真空中では全て等しいとされる。
 しかし、量子力学と相対性理論の統一を目指す理論(量子重力理論)には10のマイナス33乗cmという極小の世界ではこの原理は成り立たず、光速は光子のエネルギーに依存する、とするモデルもある。
 だが、この光速の差は、極めて僅かなので、その検証には非常に遠くの光源からの高いエネルギーの光子と低いエネルギーの光子の速度の違いによる到達時間差測定が必要となる。
 実験室では、実際的な測定が不能だったその到達時間差測定が今度のガンマ線バースト観測を利用して行なわれた。
 
 距離は、約73億光年もあり、光子のエネルギーも最高310億電子V(可視光の約100億倍)もあるので、エネルギーによって光子の速度に違いがあれば計測できるはずだった。
 ところが、実際に測定してみたら、最高エネルギーの光子の到達時間は他のエネルギーの光子のそれと比べ、大きく見積もってもせいぜい0.83秒しか遅れていないことが分った。
 これまでの量子重力理論では、これ以上の遅れになるので、光速度不変の破れを予言する理論の枠組みに強い制限が課せられたといえる。

銀河は離れ、時にぶつかる

 宇宙開発に熱心なロマンあふれる国といえば、冷戦終結後はNASAのあるアメリカだと思うんですが、今年オバマ大統領はサブプライムショックの影響でNASAの家計を逼迫する有人宇宙船の計画(コンステレーション計画)を打ち切る決断をしたそうです。
 とはいえNASAが解散するわけではなく、もうすこし現実的な無人宇宙探査などに力(金)を入れるよう。
 まあ、有人宇宙船って夢はあると思うんですけどね。宇宙旅行の技術開発は、そろそろ国家じゃなくて、一般の企業が手を出すような時代になるってことでしょうか。

 莫大な予算を必要とする宇宙開発が景気のあおりを受けるのは昔からそうで、アメリカにバカスカ巨大な望遠鏡が作られたのは、第一次世界大戦で好景気だったからだそうです。
 レンズの面積を大きくすればするほど、たくさんの光を集めれるし、また宇宙の果てからやってくる息も絶え絶えな僅かな光も観測できます。

 ※光は進む距離が二倍になると明るさは四分の一になります。つまり反比例の法則で「光の強さ=1/すすんだ距離の二乗」となり、これは光源を球として考えると分かりやすいです(ケプラーの光の法則)。

 この理論をさらに進めて「できるだけ光を上手く集めるには、地上だと大気とがでモヤるから、望遠鏡を直接宇宙に飛ばしちゃえばいいじゃん」という発想で作られたのが、かの有名な「ハッブル宇宙望遠鏡」で、つまり昨日NHKでこの望遠鏡の番組がやってたんです。
 名前の由来となったハッブルと言えば「銀河の後退速度は観測者との距離が遠いほど速くなる」という法則で有名な天文学者ですが、この人は万能の天才で、弁護士もやっていたし、陸上も得意なスポーツマン。特にボクシングは当時のチャンピオンと張り合えるほど強かったらしいです。
 このハッブル宇宙望遠鏡もアメリカの不況のあおりをうけ引退がささやかれましたが、アメリカ市民の人気は予想以上に高く、現在はさらに解像度の高いカメラに取り換えられ、現役続行しているようです。
 我が国日本では、昨今事業仕分けで「国民の血税がよく分からない科学技術に使われている」というような話にもなりましたが、やはりアメリカ人は違いますね。例え不況でも夢は失いたくないという。フロンティアスピリット。
 これが日本の話で、すばる望遠鏡の引退だったらどうなってたんでしょうかね?でも今は女性宇宙飛行士が宇宙に行ったし、にわか宇宙ブームですが。でもすぐに冷めるだろうけど。というか、もう冷めたけど・・・

 しかし国際宇宙ステーションのちょっと上を飛ぶハッブル宇宙望遠鏡は果たして夢を我々に見せてくれるのでしょうか?私はあの望遠鏡は、壮大すぎるある種の“現実”をつまびらかに公開してくれちゃったような気もします。
 私はけっこう宇宙の話は嫌いじゃないですけど、怖いんですよ。なんかホラー映画見たいな関係ですけど。宇宙の話を考えると自分の存在が本当ハナクソもいいところじゃないですか。

 たとえば昨日の番組では、一億年前の宇宙からの光を観測して、一億年前に銀河同士が衝突している様子がとらえられたとかいうんですけど、自動車の衝突じゃないですよ?太陽系の衝突でもないですよ?銀河の衝突ですよ!?
 こんなことなったら、中の俺たちどうなっちゃうんだって感じじゃないですか。銀河全体がミキサー状態になるんじゃ・・・はわわ・・・
 そして銀河の衝突によって、星は再生し生まれ変わると言うんです。壮大すぎる~!銀河を細胞とするならば「逆細胞分裂」なんですね。それともこの銀河合体はタンパク質の触媒みたいなことなのかもしれないけど。

 さらにすごいのが、この事件が一億年前だということが「解る」こと。一億年前って地球には恐竜がいるんですよ?そんな時代の宇宙の出来事を「今」私たちが見ている。それがすごい。すごすぎる。どういうことだ~。
 なんで一億年前なのか分かるのかと言うと、光は音と同じく「波」の性質があるので救急車のサイレンの「ドップラー効果」みたいに、遠ざかれば遠ざかるほど波長が長くなるそうです(赤方偏移)。
 つまり「ここ(地球)」の光の波長と、宇宙で観測される光の波長の長さを比べて、あとは「定規=距離によって光の波長が長くなる割合」を用いれば、その光の年代がいつのものか分かるというのです。
 つまり「こんなにビロンビロンならこの光は1億年かかって地球に届いているんだな」と解り「じゃあこれは一億年前の宇宙の姿なんだ」となるわけです。

ガン治療の未来は明るい

 ガン治療と言えば、私が中学生の頃はP53遺伝子(ガンを抑制する遺伝子。細胞の自滅=アポトーシスを誘導する)などの発見などから「遺伝子治療」で何とかなるんじゃないかと言われていましたが、今朝のニュースで見たガン治療はバイテクと言うよりは、量子力学を利用するものでした。
 それは「重粒子線治療」で、患者の患部に重粒子線を当ててガン細胞を死滅させるというものです。うちの大学でも研究してたんですけど、今朝のニュースでは九州で大きな実験研究治療施設が出来たそうで、来年の春にはそこで治療が受けられるそうです。

 外科手術を行なわずに放射能を患部に照射しがんを治療する方法はかつてからあったのですが、そこで使われていたエックス線などよりも重粒子線の方が患者に与えるダメージが少ないようです。
 エックス線と重粒子線は同じ放射能=電磁波ですが、「電磁波=全て人体に悪影響がある」というのは間違いで(だとしたら私たちは御日様の下で遊べない)、電磁波の「波長」によります。

 研究機関の説明では、エックス線は細胞に与える攻撃力のピークが、体内のガン細胞ではなく人体の表面に来てしまうので、人体に与える影響が大きかったらしいのですが、重粒子線や陽子線は照射時のエネルギーによって攻撃力のピークを調整できるらしく、かなり使い勝手がいいようです。しかもエックス線に比べて効果が大きい。

 重粒子線とは、ヘリウムよりも重い元素(重粒子)に強力な電磁力を加え、光速の十分の一の速さまで加速させる(『不思議の国のアリス』のドードー鳥の「コーカースレース」をイメージしてください)ことで発生する放射能の一種です。
 これらの仕事をこなす装置は「加速器(シンクロトロン)」と呼ばれ、どっちかというと理学や宇宙でおなじみの巨大装置なのですが、それを医学に応用してしまうと言うのだからすごい。
 はっきりいって医療機器の常識を覆すほどの「病院一つ分の大きさに匹敵する」大仰な装置です。いずれは計算機のように小型化できるんでしょうか?

 ニュースで驚いたのは、この治療法のお手軽さ!たった5分から10分で治療終了。しかも全然痛くない。これはガン治療のイメージが大きく変わりますね。私は人よりもガンになりやすいらしいのでこれには安心です。
 ただ治療にまだ保険がきかなくて、なんと290万円も治療費がかかるのが難点!私の命におそらくそこまでの価値はない・・・

 しかしこんなに苦痛を与えないガン治療が出来るくらいなら「内視鏡検査」なんとかしてくれないかあ・・・
 胃腸に潰瘍がある身の、大腸検査(腸は長いので胃カメラに比べて時間がかかる)は拷問以外の何物でもないですよ。横倒しになって下顎の肉に埋まった親知らずを抜くのよりもずっと辛かったなあ。腸が正常な時なら大したことないんですけどね。

第9地区

 「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆☆」

 エイリアンには優しく毅然とした態度で接しましょう。笑顔は銃弾より安いことを忘れずに。

 一言で言うならば『第9地区』は、人とエビの熱い「漢の友情バトル映画」で、「バーチャコップ」や「タイムクライシス」などのアーケード版ガンアクションゲームを「CBSドキュメント」でサンドイッチにしたような構成でした。
 二人で銃を片手にMNUの本社ビルに乗り込むシーンはまさに「バーチャコップ」で、1P・・・軍事兵器開発企業MNUエイリアン課職員ヴィカス氏、2P・・・子持ちのインテリエイリアン、クリストファーで決まりですね!(協力プレイが熱い!)

 この映画、徳光和夫さんが「いや~(人類と異星人の)感動の対面ですね~」って泣く、テレビCMのイメージで見に行くと、良くも悪くも裏切られる展開だと思います。
 そもそも『第9地区』は『未知との遭遇』のような、人類とエイリアンの「ファーストコンタクトもの」ではなく、エイリアンが人類の生活圏にいるのが「前提」で始まる物語なのです。
 よって、エイリアンが地球にやってきた経緯などはあまり多くは語られず、物語の冒頭でドキュメンタリータッチで急ピッチで描かれるだけ。
 なぜエイリアンが地球に来たのかも、実は最後まで不明確で(結局よく分からないまま映画は終わる)それが逆に(嘘)ドキュメンタリー映画としてのリアルさに貢献していたと思います。
 考えてみれば、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ上空に巨大UFOが停泊しているなんて荒唐無稽な話なんですけどね。
 まあ「エイリアンたちはみな栄養失調で弱っていた」という関係者のコメントから(こういうのがCBSっぽい)、彼らの星に何かがあって地球に逃れてきたのでしょうが、エイリアンが住むことになった「第9地区」は、まさに難民キャンプの様相を呈していたので、バルタン星人やアルフのように帰るべき場所を失った悲しいエイリアンなのかもしれません。

 で、とても巧いのがドキュメンタリー調の冒頭から、中盤のアクションパートへのスムーズな移行!
 はっきり言って「タイムクライシス」と「CBSドキュメント」のハイブリダイゼーションなんて、鴨とワニのキメラを作るがごとく困難なのに、その交雑に奇跡的に成功しているのがすごい!ここがこの映画の大きな個性になっている事は間違いありません。
 『第9地区』は、映画史に残るキメラもしくは「トランスジェニック映画」と言ってもいいのではないでしょうか?
 普通無理ですよ。冒頭にあんなにリアルな感じのドキュメンタリーにしておいて、中盤からさりげなくアクション映画にしちゃうなんて。アクションパートではCBS的要素バッサリ落としていますからね。

 で、「世界で一番治安が悪い国」と言われた南アフリカ共和国、その国が実際に抱えていた「アパルトヘイト(黒人の隔離政策)」などの社会的問題を「宇宙人隔離政策」に置き換えた、クライトンもびっくりのSF社会派ドキュメンタリーパートもさることながら、クライマックスにかけてのアクションパートも秀逸なんです!熱い!
 人間側を悪に描いて、エイリアンの方に感情移入させる構成は、あの『アバター』とも似ているのですが、こっちのほうが冒頭ドキュメンタリータッチで、カニバリズム信仰のナイジェリアギャングや、エイリアンを差別し虐殺する軍隊など「リアルな」人間を徹底的に描いているので、ずっとエイリアン(クリストファー親子)を応援したくなります。
 そもそも、あの「エビ」と揶揄される不細工な造形が、逆に哀愁があって愛おしさを感じるんですよね(パグを「ぶさかわいい」とか言って可愛がる人の気持ちが分かってきたなあ)。しかも体とかは節足動物みたくて、虫が嫌いな人は嫌悪する造形だと思うけど、意外と目がつぶらなのがラブリー(複眼じゃなくてよかった~)。
 それくらいあのエビに感情移入させるんだからすごい映画。

 とにかく私は「ウルトラマン」でも怪獣を「可哀想」と感情移入し応援するタイプで、『アバター』でも「負けるな大佐!」とあのシブマッチョ大佐を応援したほどのひねくれ者ですが、『第9地区』の大佐にはホント同情の余地もなかったな。
 実際21世紀に入っても、アブグレイブ刑務所とかで米軍はイスラム教の人たちにひどいことをやっているわけで、フィクションだから・・・と突き放して見れないんですよね。
 『アバター』はどっちかというとアメリカ大陸入植や、インディアンと白人の戦いを彷彿とさせる物語で、それは今を生きる私たちにはなじみがないけど(帝国主義とか)、この映画で描いている社会問題は、難民キャンプのスラム化と言い、少数民族や他宗教への差別や虐殺と言い、現代のものだから心に突き刺さるんでしょうね。
 
 かなり長くなっちゃいましたが、最後に一言だけ言わせてください。

 一個大隊をも壊滅させる一騎当千のパワードスーツを猫缶100個で売っちゃダメだろ、エイリアン…!

わが家の歴史

 さんざんテレビで宣伝してたんで見ました。久しぶりですよね、フジテレビのドラマに三谷さんが帰ってくるのは。連続ドラマでは「合い言葉は勇気」以来じゃないかな(あ「HR」があったか)。

 しかし「福岡県ってあんなに有名人いるんだ」って、これ見たほとんどの人が思ったんじゃないでしょうか・・・もうエノケンやらムツゴロウやら、ちょこちょこ「これが後の・・・」って感じで著名人がカットインしてきて、正直煩わしさを覚えたほどですが、ラストの「八女家と高倉健を乗せた汽車は・・・」っていう爆笑ナレーションでどうでもよくなりました。

 『ザ・有頂天ホテル』並に出演者が豪華な本作、そもそも誰が主人公なのかさっぱり分からなかったのですけど、どうやら柴崎コウさん演じる長女みたいですね。
 この柴崎さんの長女が、三谷幸喜さんのドラマのキャラとしてはニュートラルなので(けっこうまともな性格のしっかりした人)、本作の印象が他の三谷作品よりも大人し目になって、家族で安心して見れるようになっているんだと思います。三谷さん今回は結構セーブしましたね。

 このドラマでもっとも魅力的なキャラクターは、私は何を隠そう西田敏行さん演じるオヤジだと思うんですけど、あの娘を信頼しているのか、それとも自分の利をとっているのか解らない、情けない権威0%のオヤジ感は最高でしたね。
 自分の娘が、実業家の愛人になるかもしれない時に「素晴らしいことじゃないですか」は無いだろ(笑)。
 男権が強そうな九州福岡の夫婦なのに、あのドラマでは、奥さんの方がずっとクラシカルで男らしいですもの(そして頑固w)。
 結構三谷さんの描く「父親」キャラって、あんな感じで情けなかったり、どこかぬけたお人よしだったり(小千葉道場の千葉定吉)、または嫌われもの(高級フランス料理店「ベルエキップ」の先代オーナー)ばかりで、厳しく威厳のある父親を描かないのは興味深いと思います。
 というか、「そもそもそんな父親なんて現実にはいないよ。強いのはいつも女」っていうアンチテーゼなのかもしれませんが・・・

 脇を固めるキャラクターも三谷ファミリーと言われる俳優と言うよりも、今旬で若者に人気のありそうな若い俳優、女優を連れてきましたね。これぞ三谷ファミリー!っていう人は(近藤勇をやらせたら日本一の)阿南健治さんくらいじゃないかな。演技上手いなあ。
 正直、堀北真希さんの次女は、クールなキャラとか紹介されていたので、馬鹿な家族を呆れながら突っ込む毒舌キャラかと思っていましたが(「総理と呼ばないで」の賄さんみたいな)、ちょっとインパクトが弱め。第二夜以降に期待しましょう。
 あと三谷さんはどうしょうもない利己的かつ我儘な女性、いわば小悪魔タイプを出すことがありますが、まさか長澤まさみさんにそれをやらせるとは・・・

 いわゆる三谷的ネタや三谷ワールドも今回は抑えめな感じがしますが、唯一三谷さんらしいなと言うのは、あの胡散臭さ2000%のビジネスを持ってくる退役軍人の高田純次さんですね。
 彼がお父さんに持ってくる「髪の毛から醤油製造ビジネス」や「博多にアジアゾウ誘致計画」などの怪しげな話は、「ベランダで飼えるウシ」や「カラーヒヨコ計画」に通じるものがあります。
 というか高田さんって『アイスエイジ2』でも胡散臭いものを売りつける気象学者のアルマジロの役やってたんですけど(しかも吹き替えが結構巧くて、最初高田さんって分からなかった)、それを三谷さんが見て今回のキャスティングに繋がったとか・・・はないか。
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