『青春アタック』第四部制作裏話

 40代になっちゃったけど、今年度にギリギリ終わった~!そして予定通り48話で終わった~!※最悪50話まで行けたが、最近の大河ドラマは48話で終わるので、ここで締めたかった。春分の日に脱稿したのも何かの因果か。

 最終決戦は、やはり赤壁の戦いだろ!ということで、赤い壁がありそうな舞台をローケーションしたら、横浜赤レンガ倉庫があって、もともとは九十九里浜で戦う予定を急遽変えた。
 あと、五丈原の戦いの「死せる孔明、生ける仲達を走らす」もやりたかったので、さくら先生は大会の途中で実は重い病気が発覚して、それを生徒には隠して戦い続けるみたいな感じになった。準決勝で、さくら先生とりかぜとのやり取りを書いてたら、思いついた。子どもに声を荒げないさくら先生があの時怒った理由が欲しいなと。
 花原さんの母親の芝さんは、もちろん三国志最後の強敵、司馬懿から。そして、なぜちおりは天涯孤独なのか、その経緯の記憶はなぜないのか、花原の両親はどんな人だったのか、華白崎さんの父親は何故すさんでしまったのか、といった第一部の伏線を全回収した。
 ちょっと地下鉄サリン事件をギャグマンガで取り上げるのは抵抗があったんだけど、結局80年代から90年代の戦後日本史を三国志をベースにやっているわけだから、あれだけやらないのは逆におかしいということで、もうやってしまった。

 ちなみに、私は今も楽しいけど、いや、この前メダルゲームで20万枚ぼったくられて悲しいけど、まあ、人生で一番楽しかったのって高校時代なんだよね。コーくんと漫画の企画考えて、Y氏と一緒に落書きして・・・なので、あの最高の高校時代を振り返るいい機会になった。あんまり過去を振り返らないんだけど、私もじじいになったってことか。
 ということで、青春アタックとともに昭和平成を振り返りましょう!

物語で取り上げた時事トピック

64年:東京オリンピックで東洋の魔女が活躍
若かりし破門戸がここでの成功体験を生涯引きずることに・・・

80年:モスクワ五輪
破門戸ジャパンのさくらがソ連との乱闘騒ぎを起こす。
実際はソ連のアフガン侵攻を受けて日本は五輪不参加。

81年:花原さん誕生
引退した花原ママは風俗の道へ・・・

82年:御巣鷹山で日航機が墜落
鮎原姉妹の親が亡くなる。実は幼い自分はこの時御巣鷹山にいた。もう記憶がないけど。
鮎原姉妹は、なんでも満たされている金持ちなんだけど、親の愛には飢えてて、それで芝さんを母親のように慕っていたという設定。
彼女らは、言ってみればラスボスという立ち位置なんだけど、すっごいいい子にしようってのはあった。あとあまり悪い奴にすると、苗字を借りたアタックナンバー1に怒られるし。

84年:ロサンゼルス五輪
バレーボール女子日本代表は銅メダルを獲得している。

86年:ウクライナでチェルノブイリ原発事故
日本を離れた狩野親子が放射線を避けてソ連に亡命することに。しかし、祖国を裏切った母親は暗殺されてしまったという設定。ロシアってこの前大統領選があったけど、まだアサシンが普通に活動しているのがすごい。狩野の殺しのスキルは本当に母親譲りだったんだという。
ちなみに、鉄砲の通販をしている父親は『その男、凶暴につき』のパロディ。

89年:冷戦終結および消費税導入
自販機で10円玉が必須となり、最初はかなりわずらわしかった。

91年:ソ連とバブルが崩壊
これより前はソ連、あとはロシアってト書きにするのがややこしかった・・・
これを読んでくれている、かなっぺさんがバブル崩壊の犠牲者が暴徒になっているという設定に笑ったらしい。

94年:ロシアで第一次チェチェン紛争勃発
戦火を逃れて狩野さんが日本に再び逃げてきた。ちなみに第二次紛争では首都モスクワも巻き込まれた。チェチェンは石油があるのでスターリン時代からひどい目にあっている(9割のチェチェン人が虐殺)。

94年:八ッ場ダム建設スタート
作中では栃木県だったが、実際は群馬県の重力式ダム。

95年:コギャルブーム
プリクラ、ルーズソックスなど。世界が大変な時にこいつらは馬鹿なのかと思ってた。その大ヒットの特許を理系のコギャルの花原がとっていて、じつは大儲けしていたという設定。
また、鮎原姉が死なせまくった「たまごっち」も本当にヒットした。妹も持ってたし。つーか、鮎原姉はゲームは下手なのか?

95年1月:阪神淡路大震災
海野と狩野が被災。海野の両親が亡くなり、狩野は瀕死の重傷をおう。海野自身は千葉県の織戸高校へ。被災地って、一時的に社会の治安が大きく下がるから、こういう暴行とかレイプとかもあるんだろうな。報道しちゃうと真似する奴がいるからやめてるのかな。
しかし、気の毒なのは狩野さん。チェルノブイリ、チェチェン、阪神大震災という、人災、戦争、自然災害のスリーコンボをくらっている。

95年3月:地下鉄サリン事件
本当に狂った教団だったと思う。小林よしのり先生が殺されなくて本当によかった。しかし坂本弁護士一家は殺されちゃったし、本当に信仰心の恐ろしさを思い知った。華白崎さんの父親が弁護士だったのは最終章でこれをやるための伏線。
実は、乙奈さんの実家を教会にしたのもそうだったんだけど、やっぱりカルト宗教っていうのにするとモロになるので、日本政府が糸を引いていたことにした。この物語はフィクションです。でも、そういうガスがあったら使いかねないのが怖い。
あと、ちおりがバッグをテロの実行犯に返そうとするのは『アンタッチャブル』のパロディ。マフィアの恐ろしさを一瞬で観客に伝えるすごい演出。

96年:体細胞クローン羊のドリーが誕生
これよりずっと前にクローン人間のりかぜちゃんが生まれてるのは、ちょっと無理がありそうだけど、ジュラシックパークも89年の話だしいいや。

96年:アトランタ五輪でビーチバレーが正式種目に
鮎原姉妹との戦いはビーチバレーにしようってのは、もうかなり前から決めていた。第二部くらいの裏話で書いてると思う。

97年:消費税が5%に引き上げ

98年:バレーボールにリベロが導入
物語の舞台。

 振り返すと、とんでもない時代に青春時代を過ごしたのな、私。でも、今の若い子って、平成も歴史だからね・・・!時代は令和よ。いや、令和もけっこうとんでもねえな・・・
 つまり、この話を作って感じたのは、別に戦国時代じゃなくても三国志はできるってこと。平和な時代なんてないのだから・・・ありがとうございました。

~おまけ~
カンブリア紀:上武商業高校(埼玉県)
オルドビス紀:織戸高校(千葉県)
シルル紀:詩留々高専(群馬県)
デボン紀:出盆総合病院(群馬県)
石炭紀ペンシルヴァニア亜紀:聖ペンシルヴァニア女子大附属高校(東京都)
ペルム紀:減夢学園高校(京都府)
三畳紀:三畳農業高校(栃木県)
ジュラ紀:樹羅高校(茨城県)
白亜紀:白亜高校(千葉県)
新生代第三紀暁新世:暁工業高校(大阪府)
新生代第三紀漸新世:霧ヶ峰漸新高校(長野県)
新生代第四紀:神奈川県立第四高校(神奈川県)

『青春アタック』脚本㊽百花繚乱

白亜高校
校門には「卒業式」の看板が立てかけてある。

体育館
司会の京冨野先生「卒業生答辞・・・」
壇上に登る海野美帆子。胸には白い花をつけている。
海野「・・・坂の桜のつぼみも膨らみ、春の訪れを感じるこの日に、私たち3年生54名は、とうとう卒業の日を迎えました・・・
本日は教職員の皆様をはじめ、多くの皆様のご臨席の下、このように盛大な卒業式を催していただいたことに、心より感謝を申し上げます・・・
ええと・・・」

在校生席の花原「・・・?」
山村「フリーズしたぞ。」

苦笑する海野「・・・ごめんね・・・あたし・・・頭が悪いから・・・ここまでしか書けなかったんだ・・・」
そう言うと、答辞の紙をしまってしまう海野。
海野「わたし・・転校してきたから、通ったのはたったの2年間もなかったけど・・・この白亜高校の学校生活は私の人生にとって本当にかけがえのないものでした。
入学の際・・・私が前の学校でお金を盗んだことを面接で話したら・・・さくら先生は笑ってこう言いましたね・・・なめるな、私はあなたの10倍は盗んでいたと・・・
あれはきっと私を慰めるための冗談だったと信じています・・・
また、私が中学時代に被災したことを話したら、京冨野先生は私のそばでずっと泣いてくれた・・・それで、なかなか授業に来ない京冨野先生を心配して探しに来た校長先生も、結局一緒になって泣いてくれましたね・・・わたしは、なんて暖かい学校なんだって思ったの・・・
でも・・・私が一番感謝の言葉を伝えたいのは・・・病田先生です・・・
先生は、部員がたったひとりの女子バレー部の顧問を嫌がることなく、ずっとしてくれた・・・
そして・・・毎日毎日励ましてくれた・・・
いつかきっと、海野さんのチームメイトができるって・・・
まさか、卒業ギリギリで本当にできるとは思わなかったけど・・・
先生がいなかったら・・・今回の奇跡は決して起きなかった・・・
先生方からもらった愛情を・・・わたし生涯忘れません・・・
そして、先生たちのように・・・ほかの人に愛情を与えられるような大人になりたい・・・
わたしは、もう何があってもくじけません。」
号泣している病田。

海野「・・・在校生の皆さん。
この学校はちょっと小さくてボロいけれど・・・本当にいい学校だよね。
一生に一度の高校生活はあっという間です・・・
一日一日を大切に過ごしてください・・・
ときには、大きな壁や困難に当たることもあるけれど・・・この学校はいつでもみなさんの味方です。
そして・・・希望を捨てなければ・・・必ず報われる時が来ます。
だって、私自身がそうだったから・・・」

――春高バレー優勝の集合写真が誰もいない部室に飾られている。

卒業生が退場していく。

――ブーちゃん
卒業後は桃源楼を継ぐかと思われたが、まだ修行が足りないと言い出し、フランスに単身修行の旅に出る。アイアンシェフとして陳建一の跡を継ぐのは、その10年後のことである。

――乙奈ひろみ
進学はせず、実家の教会で奉仕活動を続ける。10年後に、やたら歌が上手いシスターがいると話題になり、「あの人は今」に取り上げられ、第二次ブームが到来する。

――大此木勝行
筑波大学に進学。大学バレーで数々の成績を収め、後に白亜高校の男子バレー部の監督に就任するが、なかなか部員が集まらない。

――海野美帆子
弟のために県内の落花生農家に就職。やってみたらやってみたで、農業の素晴らしさを知る。
現在、市役所と連携しピーナツのブランド化を進め、チョコボールへの採用を目指している。

拍手をする教職員。

――京冨野竜三
11年後に公開される北野武監督作品『アウトレイジ』に感動し、一時的に極道組織に戻るが、現在も社会科教師を続けている。

――羽毛田樹校長
なんとか学校の経営を軌道に乗せ、その後、定年退職。現在は小さな学習塾を開いている。生徒は3人。

――病田代和香
難病の治療法が見つかり、体調が劇的に回復する。現在は元気に国語の授業をしている。
また、女子バレー部の顧問も20年以上継続中。死せる詩人の会は未だに復活していない。

――吹雪さくら
バトルロイヤル大会中にすでに末期ガンだった。「最後に最高の美酒が飲めた。ちょっくらあたしも卒業証書もらってくるわ!」と言い残し、00年に亡くなる。葬儀には、彼女を愛する多くの人が参列した。

保護者・来賓席。

――花原衣舞
地下鉄チオペンタール事件の原告団の損害賠償請求10億円を個人で支払う。
そして、事の顛末を7年後に登場するSNSで発信。これにより自由民政党政権は大きくゆらぎ、09年には政権交代が起こる。

――華白崎和也
花原衣舞の協力により弁護士活動を再開。地下鉄チオペンタール事件は、ロッキード事件、リクルート事件、東京佐川急便事件に匹敵する、巨大汚職事件となった。

――病田通代女
現在もスポーツ記者として活躍。姉の体調が良くなったので、最近ではよく2人でツーリングに行くらしい。

――破門戸錠
日本のバレー界を盛り上げるために、その後も尽力。03年に紫綬褒章を受賞。
2023年に永眠。全生涯をバレーボールに捧げた。

――狩野レイ
数年後にパラリンピックのシッティングバレーのメダリストとなったあとは、海野の農場で二人で仲良くピーナッツを育てている。あるとき、ピーナツ型のマトリョーシカを考案したら、千葉県のゆるキャラとしてバズった。

――有葉理央
万石先生の口利きで、上野動物園に就職。上野動物園のすべての動物に人語を習得させた後、遺伝子操作で蘇った恐竜のテーマパークで恐竜監視員を務める。恐竜は今のところ脱走してない。

――鶴橋美羽
病田先生に憧れて、教員採用試験を受験。埼玉県で特別支援学校の教諭を数年続けた後、白亜高校のスクールカウンセラーとなり、いじめを受けて入学した子の心のケアをしている。

――葛城ユリ
サスペンス好きが高じて、推理作家としてデビューするが、トリックがあまりにもバレバレで、それがむしろ話題になり大ヒットを飛ばす。

――榛東スバル
東京工業大学に進学。その後、NASAに就職するが、コンステレーション計画がオバマ政権で打ち切りになったことで、日本に帰国。現在は群馬大学工学部で教鞭を取りながら女子野球のコーチをしている。

――網野りかぜ
03年に世界で初めてヒトゲノムをすべて解読した。
その数年後、もう、行くところまで行こうと、遺伝子操作で恐竜のクローン化に成功し、有葉と同じ職場で働いている。

――鮎原姉妹
聖ペンシルヴァニア女子大に進学。普通にプロのバレー選手にはならなかった。
姉の幹は、現在ゲーム実況系のユーチューバーとして活躍。
妹の咲は、テレビ東京の女子アナをしている。




私立白亜高校――
長い桜並木を登った丘の上に、その高校はある・・・
様々な事情で学校を追われた若者が最後に辿り着く、千葉県にある小さな私立高校・・・
卒業式でつぼみだった桜は満開に咲いている。

不安そうに坂道を登る入学生。
すると、不安を和らげようと小さな女の子が近寄って声をかけてくる。
ちおり「あれ?きみ新入生?あたし、生原ちおりって言うんだ!よろしくね!!」
ちおりの隣にやって来る花原「こんなハナタレだけど、生徒会長なの・・・」
花原は黄色い髪の毛を黒に戻し、メガネをかけている。
ちおり「こっちは4組サイエンスクラスの担任の花原先生!」
花原「教授って呼びなさい・・・」
ちおり「ねえ、きみってけっこう背が高いね!
よかったらあたしたちとバレーボールしない?」
新入生「え・・・でも・・・先輩たちは全国優勝したんですよね・・・?わたし・・・運動経験ないし・・・」

マッスル山村「心配するな・・・誰もなかったのだ・・・」
――山村翔二
高校卒業後は、筋肉芸人として、SASUKEファイナルステージを攻略。
その後、「山村ブートキャンプ」というVHSビデオが大ヒット。一躍時の人になる。

小早川「はい。だから未経験でもだいじょうぶです!」
――小早川一咲
高校卒業後はブライダル業界に就職。そこで結婚の現実を知り、今なお未婚。
マッスル山村とは今も仲はいい。

華白崎「あら・・・私はありましたよ。」
――華白崎桐子
高校在学中に司法試験と、国家公務員初級試験に合格。
その後、東京検察庁に入庁し検事としてキャリアを積む。現在は、政界に忖度しない、正義の執行人として活躍している。

花原「まあ、一度見学でもどうかしら・・・?私も運動は大嫌いだったけど・・・やってみると案外楽しいものよ。花の命は短し、恋せよ乙女よ。」
――花原めぐな
千葉大学医学部に進学。大学卒業後は、チェーンスモーカーの吹雪さくらの遺志を継ぎ、JT(日本タバコ)の実業団選手として活躍。全日本のメンバーにも何度か選ばれ、オリンピックにも出場した。
現在は引退し、JTの研究機関で、もうひとつの才能である医学研究をしている。現在の研究内容は、吸うとむしろ健康になるタバコ。

新入生の優しく手を取るちおり。
ちおり「じゃあ体育館まで案内するね!こっちだよ!!」
――生原ちおり
現在も98年当時とあまり変わっていない。20年後にテレビ東京の「家ついていっていいですか?」で取材され、その生活ぶりは全国のお茶の間に衝撃を与えた。
彼女の純粋無垢で天真爛漫な行動が、あの時のガスによるものかどうかは未だにわかっていない――

――『青春アタック』完。

『青春アタック』脚本㊼一心同体

咲「娘さんなの・・・!?」
幹「しっ・・・!声が大きい!!」
咲「・・・え?なんで?母子の感動の再会じゃない。
もう3年は家族と会えてないって言ってたし・・・」
幹「芝さんが今すぐ娘さんを抱きしめられるのなら、試合が始まる前にやってるわよ・・・
素性を隠さなきゃいけない事情があるんだって・・・」
咲「どうであれ、お母さんに会えるのは嬉しいと思うけどなあ・・・
うちらの母さんはずっと前に飛行機事故で死んじゃったし・・・」
幹「そのとおりよ・・・
どんなに私たちを甘えさせてくれても・・・
芝さんは私たちのお母さんじゃないのよ・・・」
咲「・・・どういうこと?」
幹「・・・私たちは芝さんのことをどれほど知ってるっていうの?」

ちおり「これに勝てば借金ゼロだね!」
花原「お・・・おうよ・・・」
芝「あなた・・・借金をしてるの・・・?」
花原「私のじゃないわよ・・・親の借金。
10億円もあったけど・・・この試合で勝って賞金の1億円をもらえば・・・全額返済できるの・・・」
芝「・・・どうやって、ほかの借金は返したの・・・?」
花原「・・・なんで、見ず知らずのババアに、んなことまで話さなきゃいけないのよ・・・」
ちおり「話してあげなよ。」
花原「・・・オートファジーという細胞内分解現象の研究と、カーボンナノチューブという炭素同素体構造の発見は、結局金にはならなかったんだけど・・・
ルーズソックスをとめるソックタッチっていうノリと、プリント倶楽部に内蔵されているCCDカメラの特許が大当たりでね。これで、9億円は返済したのよ・・・」
芝「す・・・すごい・・・」
花原「・・・天才ですから。」
芝「・・・あなたは、借金を残していなくなった親を憎んではいないの・・・?」
花原「・・・ぜんぜん・・・世界中で私を愛してくれたのは・・・お母さんだけだったから・・・
でも・・・今会ったら伝えたいな・・・わたしには・・・こんなにも友だちが増えたんだよって。」
そう言うと、白亜高校やライバル校のメンバーを振り返る花原。

芝「・・・・・・。」
花原「な・・・なんで、このババアは泣いてるのよ・・・
ちょっと、いい加減コートから出て行ってくれない?
借金完済がかかってるんだって・・・」
芝「うん・・・ごめんね・・・」
コートから出ていく芝。
ちおり「・・・知り合い?」
花原「・・・ぜんぜん・・・」

スクールファイター「それではバトルを再開する!サーブ権は鮎原姉妹!!」

サービスエリアに向かう咲。
花原の方を見る。
咲「あの芝さんの娘さん・・・しかも超高校級のアタッカーだと聞く・・・」
幹「恩人の子だからって情けは無用よ。デスピサロだと思って全力で戦いなさい。」
テレビゲームをしない咲「デス・・・なんだって??」

前方にいるちおりが、後方の花原にサインを出す。
花原(ストレート方向を頼む・・・か。OK・・・)

咲が花原に手加減なしのジャンプサーブを放つ。
そのサーブを執念でレシーブする花原「うらああ!」
海野「すごい!返した!!」
山村「金への執念だ!!」
ちおりが美しいトスを上げる。
ちおり「はい!」
スパイクを打つ花原「もらった~~!!」

しかし、花原のスパイクを盾のように防いでしまう幹のブロック。
幹「打点が高い・・・!咲ちゃんお願い!」
咲がフォローに入る。
咲「オッケー!間に合う!!」
咲が姉にボールを上げる。
幹が飛び上がる。
幹「必殺!名古屋打ち!!」
そう言うと、花原を超える打点で渾身のアタックを打つ。

大此木「来たぞ!」
野球部「速い・・・!」
サッカー部「最悪蹴るんだ・・・!!」
小早川「花原先輩・・・!」
山村「いけ、長身の乙女よ!」
乙奈「あなたならできるわ・・・!」
ブーちゃん「・・・!」
海野「花原さん・・・!」
狩野「お願い・・・!」
華白崎「花原さん・・・!」
さくら「頼んだ!」

剛速球を冷静に見つめる花原「・・・!」
そして――

咲のアタックを思い切り顔面で受ける花原。
鼻血が吹き出る。
花原「はやすぎるううううううう!!!」
ブッ倒れて、砂だらけになるセーラー服。
一同「・・・・・・!!!!」
スクールファイター「ドクタースト~~~ップ!!」

花原「ちおり、てめえ!クロスはお前が受けるんじゃねえのか~~!!」
ちおり「え?」
花原「さっきチョキを出してただろ!!」
ちおり「ちがうよ。あれはジャカジャカじゃんけん。」
そういうと、腕をぐるぐるするちおり。
花原「紛らわしいわ!!もう許さん!ぶち殺してやる!」
逃げ出すちおり「にゃ~~!」
追いかけっこをする花原とちおり。

狩野「・・・・・・。」
海野「あはは・・・どこに行っても、あの二人は変わらないや・・・」

楽しそうに砂浜を駆け回るちおり
「はっはっは~!そんな動きにくい格好じゃわたしに追いつかないよ~ん!」
挑発されて怒る花原「ああああ・・・!なんなのよこのセーラー服!」
そう言うと、セーラー服を脱いでスポーツブラとスパッツ姿になる花原。
花原「こんなもん脱いでやる!!」
乙奈「なんの恥じらいもなく脱ぎましたわ・・・!」
花原「待て~!」
ちおり「おにさんこちら~!」

山村「不覚・・・ちょっとドキっとしてしまった・・・」
大此木「お・・・俺もだ・・・」
山村「お互い修行が足りませんな。」
小早川「・・・いいなあ・・・巨乳・・・」
華白崎「バカバカしい・・・」



アライ「おい・・・あのサーブ・・・金のためとは言えレシーブできるか・・・?」
イノセ「・・・背中のオペレーター次第だな。」
イノセに乗っかっているリスのシマダ「あの速度では落下地点の予測はかなり難しいかと・・・」
オジカ「ふ・・・やっこさん・・・さらなる進化を遂げたようだ。」
クマガイ「にんげんっていいな~」
有葉「いけ~白亜高校!!」
葛城(だからなんで動物たちが人語を・・・??)



一進一退の攻防を続ける、鮎原姉妹と、生原・花原ペア。
ちおりの身長の低さを花原がカバーし、花原の苦手なトスをちおりが上げる。

スコアボードは「聖ペンシルヴァニア15―白亜13」
ちおりをおいかける花原「だからジャカジャカじゃんけんはやめろ!」
ちおり「にゃ~!」
スクールファイター「白亜高校!真剣にやらんと、このイエローカードをフォーユーするぞ!」
ちおり「どうせなら、あたしその赤いのがいい!」
スクールファイター「・・・ほしいか?」
ちおり「いいの?やったー!」
花原「負けちまうだろ!」

咲「・・・ねえ・・・どうする・・・?」
幹「ええ・・・ふざけているのはブラフ・・・あの二人・・・普通にうまいわ・・・
それに・・・私たちは第一セットで疲労困憊だけど・・・あの二人は元気もりもり・・・
追いかけっこする余裕もある・・・」
咲「芝さんに策を・・・」
幹「それはダメよ。もう大人に甘えないって言ったのは咲ちゃんでしょう?
ゲームは始まってしまった・・・今さらオプション画面には戻れない。
私たちだけでやるの。・・・私たち二人で。」
咲「幹姉・・・」
幹「ねえ、咲ちゃん・・・
誰が私たちのことを“ランスとシールド”って言ったんだろうね・・・」
咲「分からないけど・・・言い得て妙だよね。
私は乾坤一擲のオフェンシブなプレーをするし、幹姉は堅実なディフェンシブなプレーを好んだ・・・」
幹「・・・本当にそうかしら?私たちは、そんなに対極的な姉妹だった?
周囲のイメージに私たちが合わせてしまったってことはない・・・?」
咲「でも、趣味も違うじゃん。私は外で遊ぶのが好きで、幹姉は家の中で遊ぶのが好きだし・・・」
微笑む幹「覚えてないのね・・・咲ちゃんもお人形遊びやおままごとが好きだったし、私だって外でよくどろんこになって帰ってきてお母さんに怒られてたんだから。」
咲「・・・それ、いつの話?」
幹「3才くらいかな。お母さんが生きてた頃だから。」
咲「じゃあ覚えてないよ・・・」
幹「思い出して。私たち姉妹は・・・本当は全部おんなじなの。
咲ちゃんは自分が思っている以上に冷静で守備もうまいし・・・
わたしは咲ちゃんが思っている以上に情熱的で・・・攻撃的なのよ。」
咲「何が言いたいの?」
幹「・・・私たちはどんなに頑張っても、あの二人のような互いの欠点を補い合う凸凹コンビはなれない・・・でも、自分の思い込みを捨てさえすれば・・・矛も盾も・・・2倍になる・・・」



芝「・・・ねえさくら・・・どうやってあの子をあそこまでの選手にしたの・・・?」
さくら「・・・さあてね・・・」
芝「はぐらかさないでよ・・・あの子は体を動かすことに全く興味を示さなかった・・・」
さくら「・・・それ、いつの話・・・?
この仕事の一番のやりがいってさ・・・子どもの成長を感じられることだと思わない?
大人の思い込みを超え・・・些細なきっかけで子どもは変わる・・・
だから・・・私は生徒を自由にした。
あの子達にどんな可能性があるかは、誰にも分からないから・・・
まあ・・・端的に言うとね・・・バレーなんてなんも教えてないのよ。」
芝「・・・うそでしょ?」
さくら「言ってやりなさい部長。」
海野「た・・・確かに監督にバレーを教えてもらった記憶が・・・ない・・・?
か・・・華白崎さんはあった?」
華白崎「・・・いえ・・・練習メニューは全て私が決めていたので。」
首を振る小早川。
乙奈「ただ・・・私は一つだけ吹雪先生に大切なことを教わりましたわ・・・
バレーボールで最も大切なことは・・・どんなことがあってもコートに立ち続けることだと。」
芝「さくら・・・」
さくら「さあ、見届けようじゃない。
あなたと私・・・どちらの教え子が最後までコートに立っているかを・・・」



コート内
花原「ちおり・・・私にはわかるわよ・・・」
ちおり「にゃ?」
花原「私が緊張しないように、わざとふざけてるんでしょう・・・?」
ちおり「え?」
花原「・・・だいじょうぶ。
決勝の大舞台・・・怖くて怖くて仕方がなかったけど・・・
もう震えはすっかり収まったわ・・・
思えば、いつもあんたはそうやって周囲を勇気づけてくれたよね・・・
ここだけの話だけど・・・海野さん・・・あんたとあの時出会ってなかったら・・・
首吊って死んでたんだってさ・・・当然よね・・・
震災で家族を失って・・・バレー部の仲間には犯罪者扱いされたんだ・・・
でも、あなたの笑顔を見て・・・もう少し生きてみようと思ったんだって。
そのもう少しの結果が・・・今なの。
いいえ・・・海野さんだけじゃない。
過去のトラウマに一人で苦しんでいた乙奈さん・・・
みんなのためにあえて嫌われ役をしていた華白崎さん・・・
そして・・・このあたしも・・・
みんな、あなたに勇気をもらったんだ。
あなたには大きな借りがある・・・その借りを返す時がとうとう来たのよ。」
ちおり「花原さん・・・」
花原「あなたに山菜をもらった時に言ったでしょう?
私は恩を忘れない人間なの。」
目を潤ませるちおり「・・・・・・。」
花原「さあ、前を向いて・・・鮎原姉妹は手強いわよ。
でも、今の私たちなら絶対に負けない・・・!
希望を捨てなければ・・・」
ちおり「絶対に勝てる!!」

『青春アタック』脚本㊻最終兵器

ベンチに控える狩野と海野。
狩野「海野さん・・・ごめんね・・・
結局わたしは・・・大事な時にいつも大切な人を守れず・・・傷つけてしまう・・・血塗られた死神よ・・・」
海野「そんなことない・・・私・・・高校生活の最後にレイちゃんとバレーができて幸せだったよ。」
狩野「・・・海野さん・・・足のない私を・・・好きでいてくれる・・・?」
海野「もちろんだよ・・・これからも・・・ずっと一緒にいようね。
レイちゃんは・・・私が守るから。」

山村「・・・で、誰が代わりに鮎原姉妹と戦うんだ・・・?」
華白崎「わたしは無理です・・・足の骨が折れているのでね・・・」
乙奈「わたくしも、あの方たちを相手にできる自信がありませんわ・・・」
気まずそうなブーちゃん。
乙奈「あと、ブーちゃんはこの前、数年ぶりに狩野さんに孔雀拳の奥義を繰り出したことで、ひざをやったみたいですわ・・・」
後ろでずっと手を挙げているが、誰にも気づいてもらえない小早川。
山村「となると・・・」
さくら「この状況でも顔色一つ変えないメンタルお化けと、超ド級のアタッカーが残っているでしょ・・・」
花原「え・・・あたしたち!?」
ちおり「わーい!砂遊びだ~!」
花原「いや・・・ちょっと・・・こいつはともかく、私はビーチバレーは勘弁して欲しい・・・」
乙奈「・・・まさかの出場拒否ですわ・・・!」
山村「あんたの大好物の金がかかってるんだぞ・・・!」
花原「で・・・でも・・・私・・・スタイルに自信がないし・・・
これ・・・全国ネットで放送されてるんでしょ・・・?」
大此木「この期に及んで、とんでもないこと言ってやがる・・・!」
乙奈「ブルマ事件の再来ですわ・・・!」
スレンダーな小早川「花原先輩・・・自分に自信を持ってください・・・!
私たちの中で一番胸が大きいのは先輩です・・・!
貧乳の私にとって、先輩のおっぱいは憧れでした・・・」
乙奈「かずさちゃん、その励ましは焼け石に水ですわ・・・」
花原「なんか、一人だけ性的な目で見てる後輩がいるよ・・・怖い・・・!」
花原の前に狩野がひざまずく。
狩野「花原さん・・・すべては私のせい・・・お願いします・・・
海野さんを助けてあげて・・・!」
海野「私からもお願い・・・!鮎原姉妹と互角の戦いができるのは、いまや天才の花原さんだけなの・・・!」
2人が土下座しても煮え切らない花原「う~ん・・・悩むなあ・・・」
大此木「こいつ・・・ぶん殴ってやる・・・」
山村「気持ちは分かるがよすのだ・・・マスコミのカメラが回っている・・・!」
そんな騒動のあいだに、その場で水着に着替え終えてしまったちおり「あたしは準備OKです!」
幼児用のワンピース水着を着て、腰に手をやっている。
花原「あんた・・・この場でパンツ脱いだって言うの・・・!?」
ちおり「花原さんも早く!」
花原「絶対いや・・・!」
さくら「誰が水着になれといったの・・・?ビーチバレーに服装の規定はない・・・
学生服でやりたいならやればいい・・・」
海野「いいんですか・・・?」
さくら「セーラー服にゼッケンつければ。」
華白崎「すごい動きづらそうですけど・・・」
乙奈「どうですか、そのへんで妥協しませんか?」
花原「わ・・・わかったわよ・・・でもミニスカートの下にスパッツは履かせてよね・・・」
そう言うと、スニーカーとルーズソックスを脱ぎ出す。

実況「白亜高校は、海野・狩野両選手が負傷のため、ペアが変更となります!!」
スクールファイター「サブスティチュエーション!生原・花原ペア入場!!」
ちおり「わ~い!」
花原「お・・・お手柔らかに・・・」

咲「狩野さんと変わって、今度はメチャクチャちっちゃいのが入ったわよ・・・」
幹「高校生・・・なんだよね・・・?・・・ビーチバレーに身長は関係ないとは言え・・・あの身長ではブロックは不可能ね・・・」
咲「もうひとりは結構大きいなあ・・・私たちくらいじゃない?」
幹「なんでセーラー服なんだろう・・・まあいいか。」
芝「・・・油断しないほうがいい・・・さくらは結局仮病だったわけだし・・・
きっとこれもあの子の罠よ・・・」
咲「芝さん・・・向こうの監督となんか確執があったんですか・・・?」
芝「・・・え?」
幹「気になる。」
芝「・・・全日本時代のチームメイトだったのよ・・・スポーツマンシップなんて母親のお腹に忘れてきたような、ずる賢い選手でね・・・チームの悪性腫瘍と呼ばれていたわ・・・」
幹「・・・そこまで卑怯なことしてたかな・・・?」
咲「う・・・うん・・・」
芝「あの長身のセーラー服の子を、私たちにぶつけてきたのが証拠よ。」
幹「あのコギャルは一体誰なんです・・・?」
芝「私の娘よ。」



1980年――モスクワオリンピック決勝、日本対ソ連戦
さくら「なんだとこのやろう・・・!」
監督の破門戸を突き飛ばし、彼が座っていたパイプ椅子を掴むと、ソ連側のコートに殴りかかっていくさくら。
破門戸「特選隊のみなさん・・・さくらさんを止めるのです・・・!」
ソ連選手と乱闘するさくらを止めようとする日本代表。
つよめ「まったく星野仙一じゃないんだから・・・!」
有葉「よしなよ、さくらちゃん・・・酒くさっ・・・!」
パイプ椅子を振り回すさくらに何やら罵倒の言葉をロシア語で浴びせるソ連代表。
狩野紗耶「チームメイトを侮辱されて引き下がれないわ・・・!
私は祖国を捨てる・・・!死にたいやつから前へ出なさい・・・!」
寺島「うわ!こっちも始まった・・・!」
芝「みんな・・・バレーボールをやろうよ・・・!」
誰も芝の言葉など耳に入っていない。
血まみれのソ連選手が芝の足元に吹っ飛んでくる。
芝「このチームはもうおわりだ・・・」

――小学生の頃からバレーボール一筋で、高校に進学せずにプロ入りした私を採用する企業など、どこにもなかった・・・
でも私には大切な一人娘がいたから・・・どんな仕事でもやるしかなかった・・・

高級料亭で特権階級にエッチなサービスをする仕事をしている芝。
三つ指をついて客を出迎える花魁姿の芝。
中年男性「・・・またこの店に戻ってきたのだな・・・」
芝「・・・あなたは・・・花原議員・・・」
中年男性「仕事がないなら・・・世話してやるぞ。」

ホテルのスイート
ベッドに入っている花原議員と芝。
花原議員「・・・娘は元気かね。」
芝「・・・はい・・・」
花原議員「いくつになった・・・?」
芝「5歳になりました・・・」
花原議員「そうか・・・きっと君に似て賢いのだろう・・・」
芝「わたしは中卒ですよ・・・」
花原議員「しかし、バレーボールを選ばなければ、どんな高校でもいけただろう・・・?」
芝「わたし・・・進路を失敗したのかも・・・」
花原議員「実は・・・我が党で、あるプロジェクトが水面下で進行中でね・・・
物品税の対象を全消費財に拡大させる大型間接税を導入したいのだ・・・」
芝「また、私に知恵を貸してほしいんですか・・・?」
花原議員「今後必ずやってくる高齢化社会の財源がどうしても必要なのだ・・・」
芝「それなら法人税を引き下げなきゃいいんですよ。」
花原議員「ははは・・・まいったな・・・」
芝「その代替案なんでしょう・・・?そんなものを導入したら、選挙で惨敗ですよ・・・」
花原議員「政府税調も同じ見方をしている・・・問題は国民の反発なのだ・・・」
芝「一般庶民からこれ以上金をむしり取るのは、やめたほうがいいです・・・農民は生かさず殺さず・・・」
花原議員「きみはかつて、動物行動学で論文を出していたな・・・気性の荒い家畜を従順にさせる神経系の誘引ガス、チオペンタールの研究を・・・」
芝「実家が牧場でしたから・・・」
立ち上がってYシャツを着ると、ベッドの上に札束を置く花原議員。
花原議員「前金で500万やる。そのガスを人間用に改造してくれないか。」
芝「・・・頭がおかしいんじゃないの・・・?」
花原議員「完成したら、1億上乗せ。我が党はなんとしても、大型間接税を導入しなければならない・・・未来の日本のために・・・」
芝「今の金持ち連中のためにでしょ・・・神経系ガスで国民の判断能力を奪うなんて許されない・・・!」
花原議員「めぐなには毎日何を食べさせているんだ・・・?」
芝「う・・・」
花原議員「この住所に行くといい。名前もない研究施設だ。設備もスタッフも君が自由に使え。
試作品が完成したら、私に連絡するんだ。
まずは、党の意向に歯向う愚かな官僚どもに実験をする。
それでは、めぐなによろしく。」
部屋から出ていく花原議員。

――消費税導入を実現した花原龍太郎は、戦後最年少で総理大臣になった・・・
そして、消費税の更なる税率アップを目論み・・・彼らはとうとう悪魔の所業を実行した・・・

1995年――地下鉄千代田線
黒髪の小さな少女が家族と地下鉄に乗っている。
アナウンス「次は~霞ヶ関~霞ヶ関~」
黒服の男がボストンバッグを地下鉄車内に置いてドアから出て行くのに気づく少女。
少女「あれ?」
ボストンバッグを手に取り、男の方に声をかける少女。
「おじさ~ん!忘れ物だよ・・・!ドアしまっちゃうよ~!!」
少女に振り返る男「それはね・・・ハイパーチオペンタールって言うんだ・・・」
少女「ちお・・・?」
その瞬間、バッグが破裂しガスが車内に充満する。
悲鳴を上げる乗客。



花原のボロアパート
東京消防庁の化学機動隊が地下鉄を除染するニュース映像にショックを受ける芝「・・・・・・!」
コーンフレークを食べながら花原「へ~私以外にも爆弾を作る奴がいるのね・・・」
すると、花原の頬をひっぱたく芝。
涙を流す芝。
花原「ご・・・ごめんなさい・・・」



地下鉄チオペンタール事件原告団
華白崎弁護士「これは政府の陰謀です!!
一部の心ある官僚は、今回の消費税率の引き上げに反対していた・・・!
日本政府は彼らの通勤時間帯を狙って口封じをしたんだ・・・!
なにが、官から民へだ!そんなものは詭弁だ!!」

――唯一、この事件の黒幕を日本政府であると断定していた人権派の華白崎和也弁護士は、脅迫電話に毎日脅され、精神が衰弱した奥さんとは離婚・・・家庭は崩壊したという・・・



警視庁の記者会見
八重警視正「え~捜査の結果・・・事件と自由民政党を結びつける証拠は一切見つかりませんでした・・・
しかし千葉県の某化学プラントが、今回の事件に使われた毒ガスを製造していたことがわかりました・・・プラントの職員には事情を確認し・・・」
記者「そんな手ぬるい捜査でいいんですか!!これは世界初の化学テロですよ!
その施設を公表し、職員には罪を償わせるべきです!」
八重警視正「し・・・しかし・・・彼らが事件の実行犯であることに確証がないので・・・警視庁としては慎重に捜査を・・・」
記者のブーイングがすごい。



豊臣自動車本社
豊臣藤吉郎「姉ちゃんのことは花原からだいたい聞いてるよ・・・災難だったな・・・
オイラにできることがあるならなんでも言ってくれ・・・
お笑いウルトラクイズで死者が出たら、その責任を取るのは番組スタッフじゃねえ・・・
企画したオイラだ。」
芝「ありがとうございます・・・」
豊臣「話は変わるんだけど、実はさ・・・オイラの孫娘がバレーボールをしててさ・・・」



鮎原咲「あの日本代表の芝さんに監督になってもらえるなんて幸せ・・・!」
鮎原幹「ホントホント!・・・サインください・・・2枚ね。」



さくら「あんたがやったことは無差別テロだ・・・
私はどうしょうもないクズ人間だけど、医者の端くれ・・・
あんたみたいな人殺しは嫌いでね・・・」



芝(そう・・・私は人殺し・・・だから、めぐなには絶対に会えない・・・)

『青春アタック』脚本㊺背水之陣

サービスエリアに入る海野。
狩野「海野さんナイスサーブ!」
海野「うん・・・!」
相手コートに強力なジャンプサーブを打つ海野。
レシーブする咲の顔が歪む「あたた・・・!」
トスする幹「咲ちゃん・・・!」
アタックをする咲「だ・・・だいじょうぶ!」
スパイクは海野を狙ってくる。
レシーブする海野。
芝「そう・・・海野さんにレシーブをさせ続ければ、殺人スパイクは封じられる・・・」

スクールファイター「コートチェンジ!」
実況「聖ペンシルヴァニア4点対白亜高校3点で合計7点になりましたので、コートが交換されます・・・!」
ベンチに戻ってくる選手たち。
さくら「あの鮎原姉妹相手によくやった・・・!」
山村がスポーツドリンクを配る。
海野「はあはあ・・・あっちのコートは眩しかった・・・」
乙奈「それなら、これを差し上げますわ。アイドル時代に使っていた偏光グラスです。」
海野「いいの・・・?」
乙奈「はい。わたくしにはもう素性を隠す必要はないので・・・」
サングラスを受け取る海野「ありがとう・・・大切に使うね!」
ちおり「ねえねえ!
あの地面に埋まっちゃうスパイクって体育館でやったらどうなるの・・・?」
狩野「体育館の床は、人体よりも硬い・・・私から言えるのはそれだけです・・・」
花原「いやいや・・・グロイから・・・」
大此木「本当に死ぬじゃねえか・・・」
気象観測をする4組女子
「花原さん・・・これから、こちら側のコートを風上に強い海陸風が吹きます。」
女子が付けていたヘッドセットを受け取ってコンソールをいじる花原
「ちょっと見せて。
ということは・・・相手は強い向かい風で戦うのね・・・海野さん、これはチャンスよ。」
華白崎「ええ・・・監督。ビーチバレーはポジションはないんですよね?
つまり、相手がサーブをしたら・・・」
さくら「あなたたちの好きにやりな。」
海野「どういうこと・・・?」
華白崎「・・・殺人スパイクが打ち放題です・・・」

鮎原姉妹側のベンチ。
咲の腕にコールドスプレーをかける芝「・・・だいじょうぶ・・・?」
咲「なんか、どんどん色が変わっていくなあ・・・」
芝「無理だけはしないでよ・・・咲ちゃん・・・」
咲「無理をしているのは、私だけじゃない・・・」
芝「・・・え?」
幹「そうね・・・あの狩野さんって子・・・かすかにだけど、片脚をかばっている・・・
過去に大きな故障をしたんじゃない・・・?」
咲「こんどはこっちが向かい風・・・相手はこの有利な立場を利用するはず・・・」
芝「・・・トラップを仕掛けるのね。」
幹「表現が良くないなあ・・・ティラノサウルスと素手で戦う奴はいないでしょう?」

スクールファイター「ゲーム再開!ファイッ!!」
サービスエリアに入る咲。
咲「風が強くなってきた・・・ついてないわね・・・」

サーブレシーブ体制に入る海野
海野(この風では、いくら咲ちゃんでもサーブの球速は出ない・・・)
前衛の狩野がサインを送って、後ろの海野に目をやる。
頷く海野。
海野(華白崎さんの作戦・・・可能かもしれない・・・)

幹「あまり露骨に打たないように・・・」
咲「わかってますよ・・・!」
海野に向けて無回転フローターサーブを打つ咲。
向かい風でボールに勢いがない。

海野「いまだ・・・!」
すると、海野が前衛に出て、狩野が後衛に下がる。
狩野が咲のサーブをレシーブする。
海野「間に合った・・・!」
狩野に十字トスをする海野。

芝「気をつけて!殺人スパイクよ!!」

強力な殺人スパイクをはなつ狩野。
彼女のアタックに、鮎原姉妹はレシーブすることを諦め、その威力を呆然と見つめている。
砂地に埋まってしまうボール。
幹「はあはあ・・・怖かった・・・まるで隕石ね・・・」
咲「でしょ・・・?どんまい、どんまい!海野さんが十字トスをしたら、もうそのラリーは捨てよう!」
幹「ええ・・・腕を骨折するよかマシよ・・・コントローラーまだ握りたいもん・・・」
実況「なんてことだ!狩野選手の殺人スパイクに鮎原姉妹は手も足も出ない!」

花原「よっしゃあ!作戦成功!!」
華白崎「花原さん・・・この海風はどれくらい続きそうですか・・・?」
花原「この気圧配置だと・・・少なくともあと10分は・・・」
華白崎「ならば、10分のうちに、こちらのコートで7点を取ってしまいましょう・・・!」
海野「レイちゃん・・・いける?」
狩野「もちろん・・・」

気象条件に助けられて、次々に殺人スパイクを決めていく白亜高校。
鮎原姉妹は、殺人スパイクを見ていることしかできない。
スクールファイター「コートチェンジ!二回目!!」
実況「なんてことだ!殺人スパイクの猛攻で白亜高校が7連続ポイント!!
鮎原姉妹を大きく引き離した~!大番狂わせです!!」
観客「・・・なんか、あれってずるくね?」
観客「ああ・・・チート技すぎるだろ・・・」

華白崎「もしかして・・・この世論の形成が相手の策略・・・?」
花原「だとしたら、相手は私たちを甘く見ているわね。
こんなもん泥水すすって生きてきた私たちには屁でもないわよ・・・」

コートを移動する鮎原姉妹。
咲「どうする・・・?そろそろ・・・」
幹「いや・・・まだ早いわ・・・機を誤ったら、もう二度と仕留められない・・・」
咲「まだ慌てる時間じゃないってことね・・・」
幹「それより・・・できそう・・・?」
ニヤリとする咲「コンビネーション技は双子キャラの得意分野でしょう?」



コートが変わっても白亜高校の快進撃は続く。
乙奈からもらった偏光サングラスのおかげで、鮎原姉妹のビキニが反射してもボールを返せる海野。
芝「・・・誰よ、あんなサングラスを渡したのは・・・」
狩野の殺人スパイクをレシーブせずに見つめる鮎原姉妹。
スコアボートは「聖ペンシルヴァニア7―白亜14」となり、テクニカルタイムアウトになる。
スクールファイター「テクニカルタイムアウト&コートチェンジ3回目!!」

さすがに違和感を感じる白亜高陣営。
鶴橋「あの鮎原姉妹がダブルスコアで負けてる・・・?」
スバル「どう思う・・・りかぜちゃん。」
りかぜ「ええ・・・分析している。」
有葉「あの殺人スパイクを?分析したところでレシーブできるんですか?」
シマダ「前脚がへし折れちゃいます・・・」
アライ「骨が太いお前ならいけるんじゃねえの?」
首を振るクマガイ。
オジカ「あの殺人スパイクを攻略できるのなら1セット落とすのは安いものなんだろ・・・」
アライ「攻略できるのならな・・・」
オジカ「ならば、ヒントをやろう・・・
お前は必殺のアタックカウンターを1ゲームでいくら繰り返せるんだ?」
アライ「・・・まさか・・・」
葛城(・・・なんでこの動物たち、普通に会話してるの・・・?)



スコアボードは「聖ペンシルヴァニア12―白亜20」となり、とうとう白亜高校のマッチポイントになる。
海野「よし・・・マッチポイントだ!このまま1セットとっちゃおう!」
狩野「ええ・・・!」

花原「・・・なんか向こうさ、勝負を投げちゃった感じがしない?」
小早川「え?ええ・・・」
乙奈「咲さんの腕のミミズ腫れが痛々しいですわ・・・」
山村「とっくに、相手は限界だったのかもな・・・」
華白崎「そうだといいのですが・・・」
大此木「それはどうかな・・・
あの鮎原姉妹があっさりセットを落とすはずがねえ・・・」
スクールファイター「勝負あった!第一セット・・・勝者白亜高校!!」
ちおり「あっさり落としたよ。」
大此木「・・・・・・。」
花原「おっしゃ~!」



セット間のタイムアウト
聖ペンシルヴァニア陣営。
咲「あたた・・・まあ、健闘したほうでしょ・・・」
幹「ナイスファイト、咲ちゃん。
・・・で、第一セットに殺人スパイクは何度打った?」
カウンターを見せる芝「13回。」
幹「もう十分ね・・・やってみるか。シミュレーションはもうばっちり?」
咲「うん・・・でも、気をつけてよ、幹姉まで腕をやられたら・・・」
幹「こういうのはね、覚えゲーなのよ。13回もリプレイすれば、どんな弾幕も対処できるわ。」

白亜高校陣営
花原「狩野さん、本当にうちに加入してくれてありがとう!
あんたのおかげでドリームジャンボ12億に王手よ!」
狩野「それは光栄です・・・」
興奮して狩野に抱きつく花原「ポーリュシュカポーレ!」
狩野「ちょ、ちょっと重い・・・!」
その時、バランスを崩して倒れかける狩野。
花原「あっ、ご・・・ごめんなさい!」
桃源楼のチャーハンをブーちゃんと食べながらちおり「本当に余計なことするよね!」
花原「なによ、謝ったじゃない・・・」
狩野「優勝したらハグしてください・・・」
乙奈「海野さん、そのサングラス似合っていますわ。」
海野「これのおかげで絶好調。このまま優勝するね。
レイちゃんと私は最高のコンビだから・・・」
狩野「海野さん・・・」
手を握り合う海野と狩野。

華白崎「監督・・・第二セットの作戦は・・・?」
さくら「・・・・・・」
華白崎「監督?」
さくら「・・・・・・?あ、ああ・・・そうね・・・日焼けに注意して頑張って。」
山村「・・・それだけか?」
さくら「え~と、ポロリにもくれぐれも気をつけて・・・」
海野「先生・・・わたしたちスクール水着なんで、多分ポロリはしません・・・」
ちおり「・・・というか、さっき寝てたよね?」
さくら「ばっ・・・なに言ってんのよ~ちおりん・・・
生徒の大事な決勝戦で寝おちするわけないじゃない、やだなあ。」
華白崎「昨夜は何本缶チューハイをあけたんです?」
さくら「そういうことは教師の守秘義務に当たるんで教えられないわ・・・」
華白崎「なんの守秘義務ですか・・・」

その様子を遠くから見つめる芝。
芝(さくら・・・もしかして本当に体調が悪いのでは・・・いや・・・
それすら罠かも・・・わ・・・わからない・・・!)

スクールファイター「それでは第二セットをはじめる!両者前へ!!」

サービスエリアに入る咲(この一発勝負の攻略法が失敗したら、私たちはもう終わり・・・
いや・・・終わりって何?むしろ、始まりじゃない・・・
私たち姉妹を閉じこめた、がんじがらめの鳥かごからの・・・)
後ろを振り向いて妹を見つめる幹(・・・あなたならやれる・・・あなたの二つ名は・・・ランサー・・・!
一撃必殺の突きをするのよ・・・!)
咲がジャンプサーブを狩野に繰り出す。

大此木「海野ではなく狩野を狙った・・・!?」
花原「これで殺人スパイク確定よ!」

狩野が飛び込みレシーブで海野にボールを上げると、海野が手をクロスさせて十字トスの体勢に入る。
海野「レイちゃん・・・!」
飛び上がって、強力無比な必殺アタックをぶちかます狩野。
その殺人スパイクをなんとオーバーハンドパスで受けようとする咲。

大此木「な・・・なんだって~~!!」
山村「いや・・・前頭骨は人間の骨でも強度が高い・・・!」

咲は額を使って殺人スパイクを受けて、無理にレシーブをあげようとせず、スパイクの威力を減衰させて、後ろに控えた姉にボールを送る。
咲「ぐええええ!砲弾を頭突きしたようよ・・・!幹ねえお願い・・・!」
それでも、強力な剛速球が幹に襲いかかる。
幹「見てなよ・・・これがあたしたちの・・・」
幹が渾身のレシーブで綺麗に咲にトスを上げてしまう。
幹「ツインレシーブよ!!」

海野「そんな・・・!殺人スパイクをレシーブした・・・!!!」
ショックを受ける狩野「・・・!」

幹の渾身のトスを受けて、咲が前方に低く飛び、全身の体重を乗せたフェンシングの突きのようなスパイクを打つ。
咲「もらった・・・クードロア!!」
大此木「なんだ、あの低いアタックは!」

狩野「しまった・・・!」
レーザービームのような弾道はネットをかすめて、狩野の脚に勢いよくぶち当たる。
すると、狩野の脚は真っ二つになり、ひきちぎれた狩野の脚が空中に飛んで、海野の顔面に激突してしまう。
粉々になる海野のサングラス。海野の顔から血が吹き出す。
砂場に崩れ落ちる片脚の狩野。

花原「・・・!そんな・・・!!」
会場から悲鳴が上がる。
手を振るスクールファイター「ドクターストーップ!!」

青ざめる鮎原姉妹。
幹「咲ちゃん・・・誰もそこまでやれとは・・・」
咲「うそでしょ・・・バレーボールで人体破壊なんてできるわけが・・・」
幹「・・・あの子が片足をかばっていたのは気づいたけど・・・義足だったんだ・・・」



車椅子を飛び降りて、海野の手当をするさくら「マッスルくん!消毒液・・・!」
救急箱を開ける山村「了解!」
血まみれの海野の顔面にライトを当てるさくら「海野さん・・・目はどう?痛い?」
海野「うう・・・眉を切っただけです・・・多分だいじょうぶ・・・」
ピンセットで顔に刺さったガラスやプラスチックを引き抜くさくら。
さくら「はあはあ・・・こんなことになるなんて・・・!」
海野にぶつかり、木っ端微塵になった狩野の義足。
狩野「ご・・・ごめんなさい・・・義足のこと・・・みんなに言えば・・・」
さくら「そんなこといいって・・・狩野さんは怪我はない?」
頷く狩野。
涙目になるさくら「本当にごめん・・・みんなあたしのせいだ・・・
可愛い生徒をこんなに傷つけるなんて・・・ごめん・・・」
花原「さくら先生・・・落ち着いてください・・・らしくないですよ・・・」
ちおり「うん、スパイクがあたって脚がちぎれるなんて誰も予測できないもん。」
さくら「はあはあ・・・」
さくらの背中に優しく手を置く芝「さくらちゃん・・・深呼吸・・・」
さくら「・・・芝先輩・・・」
芝「監督のあなたが冷静にならないでどうするの・・・生徒が不安になるわよ・・・
あと、やっぱり仮病だったのね。」
海野「先生・・・私だいじょうぶですから・・・」
咲「海野さん・・・狩野さん・・・本当にごめんね・・・!」
海野「謝る必要ないって・・・それよりも、咲ちゃんもおでこ大丈夫・・・?」
咲「全然無傷。わたしは趣味がヘッドバッドだからさ。」
幹「うそつけ。PC原人か。」
さくら「・・・もうたくさんだ・・・私・・・これ以上は・・・」
芝「あなたは何を言ってるの?試合はまだ始まったばかりよ・・・」
さくら「・・・え?」
ちおり「・・・!」
芝「希望を捨てなければきっと勝てるわ・・・」
ちおり「し・・・しろったま子さん・・・?しろったま子さんなんですか!?」
芝「・・・え?だれ??」
ちおり「あのアニメ・・・実話だったんだ!!わーいわーい!!
あたし、本物のしろったま子さんに会っちゃった~!」
はしゃぎまわるちおりを見て、思わず笑ってしまうさくら「はは・・・なんなんだか・・・」
芝「で・・・どうするの?試合の続きは・・・
ビーチバレーは登録ペアが負傷した場合に限って・・・ペアを変更することができるけど?」
海野「先生・・・続けましょう・・・わたし・・・希望を捨てたくない・・・!」
ちおり「海野さん、ちがうよ!正しいポースはこうで・・・」
右手の親指を立てて、左手を腰にやるちおり「希望を捨てなければ・・・きっと勝てるわ!!」
花原「・・・馬鹿だろコイツ・・・」
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