匿名でつぶやく若者

 NHKってたまにすっごい若者に媚びた番組やりますよね。今やっている草食系の若者を取り上げた討論番組で気持ち悪いのが、番組の大人の討論に対してスタジオの若者が携帯を使って、意見をつぶやくシステム。スタジオにいるなら直接言えよ・・・。相手は暴力団や秘密警察じゃないんですから。
 同じ若者ながら、上の世代に「今の若者は皆リスク回避のことしか考えていない」って馬鹿にされるのは嫌だな。こういう奴に限ってリスクを考えない若者に意見を言われると、取り乱して辻褄のあわないことを言うんですよ。
 絶対に反論されない状況で「今の若い奴は自分の意見が言えない」と若者を見下す大人は、匿名じゃないと意見が言えない若者と何も変わらないって。

 「朝まで生テレビ」でもスタジオになぜか大学生かなんか呼びますけど、生放送中、田原総一郎さんの頭ひっぱたきに行く奴とかいなんですかね?あの番組長い歴史もあるし、そういう人いたかもしれませんが・・・

 あと私は「ツイッター」って全然よく分からないんですが、あれ政治家もはまっているのが、異様。いい歳した中年の人がテレビゲームやっている感じで凄い光景ですよね。
 なんか政治家にとって利点があるから原口総務大臣とかもやっているんでしょうけど、何がメリットなのかな?有権者との場所を超えた交流?確かに楽しそうだけど。

 そういえばNHK「熱中スタジアム」で恐竜マニアを取り上げるらしいのですが、どうしようかな・・・見ようか迷っていますw。
 傍から見ればこの人達(お前もだろ!!)も異様ですからね・・・しかも恐竜ってちびっ子の人気は絶大ですが、K氏のようにほとんどの人は卒業してしまいますし。
 それを卒業しないで、しがみついている恐竜マニア・・・。これはガンダムや美少女オタクなどのサブカルオタクよりもずっとハードなオタクだし(少なからず学術的なので間口が狭い??)絶対数は確実に少ないですよ。私ですら恐竜オタクの同志に会ったことありませんから。
 だから人口が少ない分オタク魂の精鋭が残っているわけで、非常に気持ち悪い番組になる気が・・・いきなり「恐竜って指の骨の数(関節の数)が外側に行くにつれて増えていくって知ってますか?」とかぬかしたらスタジオどん引きでしょうね。

不思議の国のアリス

 「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆☆」

 K氏と会話するといろいろ漫画について考えてしまいます。そう言えば、この前「私は漫画はあまり読まない」とYukiko Tさんにコメントしたのですが、でも漫画と言う表現媒体は好きなんですよね。読まないからって嫌いではないし・・・なんて言えばいいのでしょうか?
 またまた『レミーのおいしいレストラン』のアントン・イーゴーの引用で申し訳ないのですが、「漫画が好きなのではない。愛しているのだ。」が心情的に近いと思います。
 愛と言うのは盲目だし、時にアンビバレントな感情だと思うので・・・

 私は映画でもアニメでも漫画でも「数は見ない」んです。しかし「これはすげえ!」っていう映画はセリフを丸暗記できるくらい何回も見ます。
 たとえば『ジュラシックパーク』や『ダンボ』『ルパン三世 カリオストロの城』などは確実に100回以上は見ており、『ダンボ』に至っては高校の頃ついにビデオが擦り切れ戦死しましたw。

 今日は『ダンボ』には及ばないが、これも数え切れないほど見たであろう1951年の『不思議の国のアリス』アニメ映画版を見たのですが、いや~すごい!うまい!笑える!面白い!なによりいかれてる!!
 原作のカオスさをアニメならではのスラップスティックな動きで表現しており、表現媒体の違いを上手くふまえていると思います。お茶会のシーンとか、もう、神ですよ。あんな馬鹿な帽子屋いませんってw。
 上手いのはアリスが激怒した女王たちに追いかけられるラストシーン。ここで今まで登場したキャラを再登場させ、なんと劇中歌のちょっとしたインストメドレーが展開されます。これは舞台ならばカーテンコールのような、本当に楽しいサービスでした。

 やっぱり歳を取ったから「アリス」を楽しめなくなったわけではないな、とつくづく思いました。『アリス・イン・ワンダーランド』も良くできた映画だとは思いますが、やっぱりあの映画の暗い雰囲気よりも、アニメ映画版のはっちゃけた感じの方がいいです。
 それにアニメ映画版でも、無口でへんてこな鳥だらけの「タルジキ森」のシーンはかなり不気味で怖く、やはり『ダンボ』と同じく夢と希望のあるディズニーアニメの中にも、当時の戦争の暗さが影を落としているように思いました。
 あそこだけ突出して怖いんです。アニメ版は。だからチェシャ猫が女王の庭への近道の扉を開けてくれたときには心底ほっとしましたよ。

お疲れ様でした!

 T君のペン入れが完了したそうです。あとはトーンを少し貼ってついに完成ですね。ご苦労様でした。

 一方「まずは仕上げることだ」と偉そうなことほざいていた私は、最近「アリス」の脚本とか違うことやってて大して漫画が進まず、今日K氏に激励されてしまいましたw。
 K氏はあまりコメントなどの足跡を残さないので、サイトに来てないと思ってた(笑)。そうしたら、かなりこまめに尋ねてきてくれて『80日間~』の続きが描かれているか、確認していたそうです。これは申し訳ない。
 『80日~』もいよいよ佳境!ここからロードムービーモード突入で物語は一気に転げ落ちますよ!ただだからこそ絵にもこだわりたいので、もうちょっと待ってね。十年以上喜劇を書いてきた私ですが、今回は感動させたいんですよ。

 追記:あ、そうそう、K氏『80日宇宙一周』53ページの「プ~クスクス」に気付いてくれてありがとうw。そう、あれは『ドラえもん』の引用ですw。描いた私もあのコマには笑っちゃいます。ライトとミグって噛みあってるんだか無いんだか、イマイチ分らないですよねw。

電子書籍について

 書籍をデータ化して端末で読むという次世代の本「電子書籍」。学校の教科書で電子書籍を使う話もあって、私みたいな若造が言うのもなんですが「時代は変わったなあ・・・」と。
 で、この電子書籍は本当に印刷出版というこれまでの本の在り方を大きく変えてしまうのでしょうか?
 今回は電子書籍のメリットとデメリットについて考察したいと思います。

 メリットがデメリットを大きく上回れば、それは普及すると言うことですが、例えば電子書籍のメリットは、とにかくかさばらない。子どもが大きく分厚い漫画雑誌を買う習慣は、携帯電話にとって変わられたと言う人もいますから。
 電子書籍は端末さえあれば、必要なのはせいぜいメモリーカードのようなソフト(書籍データのバックアップ)だけで、本棚はかなり片付きます。

 その反面デメリットは、新聞や大きなサイズの図鑑は端末におさまらないので「スクロール」したり、「iフォン」のように指で「クローズアップ」させるしかありません。これは面倒だと思います。人間の目で直接本を見れば、目が自然にやってくれることを端末をいちいち操作して行うことで、読者と本の間に一層フィルターが増えてしまうからです。
 また机の上に複数の本を広げるような「同時読み」は一つの端末では不可能でしょう。私の机には様々な資料が一度に開かれていますが、ああいうことは限りある端末の小さな画面ではできないだろうな・・・
 さらに携帯やパソコンにも言えますが、少なからず機械の光を直視するので、小説などに没頭して長時間読むには目に負担がかかる。まあ最新技術で目に極力優しいディスプレイくらい作ってくれそうですが。

 ただ個人的には電子書籍は「活字本」には強いと思います。論文を書く際の参考資料はかつては付箋というタグをつけて引用箇所を整理したり、メモをとったりしていましたが、活字本がワードのようにテキスト化されて端末に配信されてくれると、検索がかなり楽。引用はもっと楽。
 そして「回し読み」「本の貸し借り」がよりグローバルになります。なにせこの本(?)は「データ」ですから、複製するのも容易で、複数の他の人に同時に配信することができます。
 これは便利な分、前回の記事でもふれたように著作権について引き締めにかかる漫画出版社にしては頭が痛い問題でしょう。
 ただルネサンス期に発明されたグーテンベルグの活版印刷が、写本の時代よりもずっとたくさんの人に聖書や『不思議の国のアリス』を配信したように、書籍に関する技術はどんどん「共有化」される方向に向かっていると思います。これはどっちかというと社会主義的進歩であり、資本主義、作家主義(≒個人主義)の思惑とは外れた進化の道筋を辿っていることは大変興味深いです。

 さて、Yukiko T.さんが注目している漫画の電子書籍化についてですが、これが主流になると(おそらく当分ならないと思いますが)漫画の見せ方が大きく変わることになるんじゃないか、と私は考えています。
 漫画には「ネーム」を楽しむと言う重要な要素があって、まずは「ページ見開いた時の全体的な印象」を眺め、そして右上から読み進めていって、コマの相対的な大小関係によって「リズム」が生まれ(例えば作家が読者に“見せたい”コマは限られた紙面の中で大きく描く。これは常に同サイズのスケールのフレームで展開する映画やテレビドラマと漫画が大きく異なる点です。カメラの「より」と「引き」に当たるものって感じでもないんです・・・)、最後に「めくり」を楽しませます。

 黒澤明監督は「映画の八割は脚本で決まる」と言いますが、漫画業界では「漫画の八割はネームで決まる」ともいわれ、この作家の用意周到なネームの技術が、電子書籍や携帯電話で読む漫画などでは、どれほど反映されるのだろうか・・?という素朴な疑問があります。
 もしかしたら「フラッシュアニメ」と漫画のキメラみたくなって「電子的紙芝居」みたいになるんじゃないか?という気もしますね。それはそれで違ったメディアになって面白いな。音楽や声、ストーリー進行も作り手が操作できるし。
 でもそれはもはや漫画じゃないですね・・・読者が自分に合ったペースで好きに読み進められるのが本や漫画のいいところだと思うし・・・う~ん・・・

 (強引な)結論:電子書籍は印刷された本にとって代わることはないが、ちょっとした活字資料をインストールする分にはかなり便利。
 漫画が電子書籍化されると、かなり違った雰囲気で漫画を楽しむことになると思う。「iフォン」などでクローズアップやスクロールされて読まれちゃうと、おそらくネームの面白さは分からない。

漫画業界はやっと黎明期を抜けた?

 今大手の漫画出版社が、所有する漫画のブランドや著作権を守ろうと運動を起こしているようです。
 これは共有ソフトなどで違法に著作物がダウンロードされるのを防ぐため、締め付けを強化するというものですが、大変失礼ですが個人的な意見を言わせてもらえば「そんなことに苦心している暇があったら作品のクオリティをあげてくれ!」と思います。
 言うまでもなくプロの漫画の著作権は作家ではなく出版社に帰属しています。そしてデジタル化の流れによって、その著作権が脅かされようとしていることも解ります。

 しかしかつてブックオフなどの中古の本屋を漫画業界が批判したことがあったのですが、ブックオフを叩く前にすばらしい作品を提供し続けていれば、ちょっとやそっと中古書店で漫画が循環しても余裕なわけで、そういう意味で「あれれ・・・今の漫画業界って余裕がないのかな?」と感じました。
 面白い漫画は絶対発売日にちびっ子が買ってくれますよ。

 そう、この問題どことなく美術教育削減問題と重なる部分があって(自己弁護、美術教育の必要性のプレゼンテーションに徹してしまい、授業の質の向上まで気が回らない)、今漫画業界は漫画が売れないことを深刻に悩んでいて、著作権の締め付けをしているのかな?と。
 おそらくジャンプ黄金期(=少年ジャンプが週に600万部以上売れた時代!)に、違法ダウンロード作品があっても集英社は黙認したはずです。逆に宣伝になってくれるし余裕余裕♪と。
 これはジャンプ黄金期の集英社が、当時盛んだった二次創作の同人活動(プロの考えた既存の漫画のキャラを勝手に使って同人誌を作ること)を「著作権違反だ!」とうるさく言わなかったことから私は想像するのですが、現在のように著作権にすがりつきピリピリする状況は本気でやばいのかな?と思うのです。

 そもそも日本における「漫画」は、「鳥獣戯画」「北斎漫画」など言う気になれば言えますが(線でフラットに絵を構成する手法は本当に今の漫画のスピリットと共通していると思う)、現在の形の枠組みは言うまでもなく漫画の神様=手塚治虫さんの功績によるものでしょう。
 手塚氏の時代、漫画と言ったら「スウィーツで例えると(なぜ?)駄菓子(まずくはないけどとにかく安い)」のようなメディアで、良くも悪くもどことなく素人くささの残る「赤本」でした。

 その後、高度経済成長期に伴い漫画業界も発展多様化(アニメとのタイアップ戦略など)するのですが、この発展期は漫画という媒体が非常に叩かれた時代でもあります。つまり「漫画を読むと馬鹿になる!」というわけで、漫画はこのような世間のイメージと戦い、いわゆる「反骨精神」で良作を生み出していった熱いメディアだったと私は認識しています。
 小林よしのりさんは、この時代に「漫画の守護者」として、漫画を馬鹿にする世間の風潮と戦われた先生で、今なお先生の漫画の端々に反骨の精神がうかがえるのはとても興味深いです。
 さらにこのように淘汰圧が上がると、適応度の高い優れた漫画が選別されるので、漫画のクオリティはPTAのおばさんの思惑とは裏腹に高まったと思います。
 そしてジャンプ黄金時代でまさに漫画業界はピークを迎えたのです。

 で、何が言いたいかと言うと、漫画が大好きな人には大変怒られそうですが、もともと戦後生まれの現在の形式の漫画は、サブカルチャーであり崇高なものではないと見なされてきた、ということです。これは純然たる事実です。
 しかしこの風潮は現在明らかに変わった。麻生総理すら漫画が大好きで、日本が自動車、ハイテク技術と共に誇る重要な「文化」として一般的に認知されるようになったのです。

 つまり漫画家や出版社が著作権に対して結構無頓着だったのも、もとがサブカルチャーだったので既得権益を守ると言ったエスタブリッシュメント的発想がなかったのでしょう。
 そう考えると、現在の漫画業界が著作権を守る動きに出ているのは、とうとう日本の漫画がサブカルチャーと言うポジションを脱し、黎明期を抜けたということなのでしょう。
 これから漫画業界は日本が誇るハイカルチャーとして、現在の地位の存続と腐敗化の防止を試みなければなりません。
 そして漫画業界がそうなってしまったのを、私は「嬉しい:ちょっと好きな人が遠くに行ってしまった感=3:7」くらいで感慨深く感じています。
 ・・・ってお前は漫画のなんなのさって感じですが。
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