フリーター週刊誌を買う

 ついに私は生まれて初めて週刊誌(週刊ポスト)買ったのだ!

 恥ずかしながら私ってエッチな本とか買ったことがなくて週刊誌を買うというのは、清水の舞台から飛び降りるほど勇気が必要な行為なのだが、オレも一皮むけたぜ。花輪君なんて小学3年生で読んでたのに・・・(どんな小学生だ)
 とにかくこれで私も中年おじさんへの第一歩を本格的に歩み出したね。新章突入だぜ!

 それは冗談として、週刊誌にしろ科学雑誌にしろオピニオン誌にしろ、全体40%面白そうな記事があると雑誌って買っちゃうよね。
 今週はたけしの21世紀毒談(※これだけ毎週立ち読みしてる)で紳助引退問題を喋ってたし、巻頭グラビアに海の男タモリ、小林よしのり先生の保守を見分ける5つの質問なんてのも載っていて、極めつけは唐橋ユミさんの巻末グラビア。辛抱たまらなかった。

 つーか唐橋ユミさんが好きな人やっぱりけっこういるんだな。最強のアラフォーだよね。かつて私はグラビアアイドルだけで漫画の内容に関係なく雑誌が売れる現象を批判していたけど、確かに好きな人が載ってると欲しくなる(永久保存版)。それもこの人のグラビアなんてもう二度とないだろうってくらいレアだと。ごめんな~・・・

 しかしたけしさんの芸能界とヤクザの話は、なんでも土曜日のNキャスでも喋っていたらしく、ちょっとがっかり・・・今週の毒談はすごい回だな!って思ったんだけど。
 芸能人と裏社会の人とのつながりを指摘してあいつらは悪だ、非常識だって叩く人ツイッターでも多いけど、もともと芸能界の興業やジャーナリズムだってやくざな仕事だからね。
 それに有名人は芸能人、スポーツ選手、文化人問わず、やくざな人とも平等に一ファンとして相手をしなければボコられるじゃ済まないからね。
 たけしさんみたいにスマートに対応できればいいけど、なかなか難しいよ人気のあり過ぎる人って。

 例えば今異常に人気のある『ワンピース』の作者だってヤクザの親分に「おううちの倅がお前の漫画のファンなんだ、サイン描いてくれ」とか言われたら逆らうわけにもいかないし、それを指して「尾田先生ヤクザと交際!」なんて書かれても困るわけだもんな・・・
 たけしさんの言うようにこれを機にしっかり法律で基準を決めた方がいいよね。

 あと小林先生の記事についてはあとでスカイプでじっくり話したい。よしりんは卑怯なほど絶妙なバランスで保守を語っているんだよな。さすがジャンプで戦っただけあって商売人やな~・・・私は核と原発についてちょっと意見が違うんだけどね。

 と、こんな風にツイッターやスカイプでぼやいちゃうとそりゃブログも疎かになるよ。話したくても話せない、そのフラストレーションでブログ記事書いていたようなもんなのに、今じゃ話したくなったらスカイプつけてへいむさんあたりに気軽に話せちゃうから、それで伝達終了しちゃうんだw

 ※つーことでこの記事はツイッターでのツイートを加筆訂正して書きました。このていでいけばブログも再び活気づくかも!

恐竜イラスト卒業宣言

 いや~9月なっちゃったよ…結局漫画の作業があんま進まなかったが、これから私は半永久的に『超音速ソニックブレイド』を描かなければいけないので、恐竜イラストを引退することにします。

 今回のイグアノドンでちょうど50回目だし、あのイグアノドンも最初はゴジラ立ち復元をリアルに描写はできないのかな、という無謀な企画に挑戦し見事に失敗(脚の付け根がおかしくなる)、次に現在の復元で描いたんだけど、これも3日間細かなところを微調整し続け・・・結局イグアノドンのイラストに丸一週間かけてしまった!(しかも描き直しすぎて紙がボロボロになって原版は捨てた)

 こんな時間食う作業を漫画やりながらはできないわけでね。イグアノドンに関わらず最近私って恐竜イラスト一枚にかける時間がどんどん長くなっちゃって、なんかうしろめたさがある。あ~こんなことやってていいのかオレはみたいな。
 だから今回のイグアノドンが私の最後の御奉公。なんかウソ臭いけどまあパラサウロロフス以来半年シリーズも更新していなかったし真実味もあるでしょ?(ない?)

 ちなみに芸大出の建築家のへいむさんが指摘していたんだが、恐竜の肩甲骨っていうのはあそこは自然に描くのが最も難しい魔のスポットなんだ。
 頸椎の付け根と第一肋骨~と肩甲骨の空間は私は魔の三角地帯と呼んでいる。

魔の三角地帯.jpg

 ここら辺の処理はイラストレーターによって違うんだけど、肩甲骨の形が分かるよう見せる人もいればグレゴリー・ポール先生のように肩甲骨の先端だけ実線引いてちゃちゃっと処理しちゃう人もいる。
 私は例えどんなに平たい骨で、その上に肉と皮がつこうとも、あそこって多少盛り上がったと思っているから、それを表現するのに苦心するんだよな(イラスト参照)…まあ好き好き。

 さて恐竜って言うのは言うまでもなくもう現実に生きて存在していないから、絵描きのイメージに負うところがすっごい大きい。前にも美少女イラストとの共通点をコラムで指摘したけど。
 萌えイラストや野生動物のイラストなんかは素晴らしい絵がたくさんあってすっごい描き方の参考になるけど、恐竜イラストで参考になり得るリアルな絵ってあまりないんだ。

 やっぱ競技人口が多いスポーツほどハイレベルになるのと一緒で、参考資料がやたら多く描く人もたくさんいる美少女イラストなんかピクシブとか見ているとなんかもうすごいところまでいってるわけじゃん。
 あれは進化と一緒で、絵の上手い人が上手い人の絵を参考にしてさらに上手く描く技法を開発し、それをまた上手い人が参考にするというチェーンリアクションが起きているわけで、本当美少女ってアートになっちゃっているよなって思う。むかつく。
 
 で、一方の恐竜イラストは、もちろんプロの画家が描いた「絵として」うまい作品もあるんだけど、絵の上手い人って自分の精神性とかを盛るからファンタジックに見えちゃったりと、本当『アフターマン』の話じゃないけど、実際に現実で見たこともないものって人間は本質的に描けないんだよ。
 プラトンが言うようにやっぱり絵って言うのは「模倣」に過ぎないんだ。だから模写する「お手本」がないと上手く描けない。
 しかし恐竜のお手本は基本化石骨しかない。動物の絵は写真のようにとんでもなく巧いのに恐竜になるとてんでダメって言う人がいるのもお手本がないからなんだろうな。

 だから骨をしっかり研究しなきゃいけないんだろうけど、骨に意識が行き過ぎるとそれもまた生きた動物に見えず無機質になっちゃったりするし・・・こんな感じで奥が深いよ、やっぱ。
 でも私はあれだね、絵としては下手でもすこしは資料価値になりそうなものを描きたいね。この恐竜のプロポーションってこんな感じか、とか、こういうイメージなのかとか。

 あ、描きたいねじゃね~や引退するんだった。

カーズ2

 「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆☆」

 このへこみはぜったいなおさないよ。一生覚えておきたい思い出だもん。

 岡田斗司夫さん曰く映画を構成する3要素は「映像」「物語」そして「テーマ」だそうです。ここでいう「テーマ」とは「作り手の実体験に裏打ちされた人生観が作品に投影されたもの」といった意味合いで岡田さんは仰っているように思われます。

 そういった意味で『カーズ』は素晴らしかった、映画の3要素をすべて満たした名作であり、CGアニメクリエイタ―として成功を手にしたラセター監督の“リアルな想い”がルート66やラジエータースプリングスという田舎町によってノスタルジックに表出されていた・・・
 だけど『カーズ2』は「映像」と「物語」は文句なしだったが「テーマ」が若干弱かったんだよなあ・・・

 そんなことを岡田さんが言ったもんだから、前作の大大大ファンだった私はぞっとしたわけです。やばいやばいやばいぞ!とうとうピクサーもやっちゃったか!?って・・・
 しかしそんなものは杞憂でした。「ピクサーに駄作なし伝説」はまた記録を更新したわけです!これ超面白いですよ。つーかピクサー作品で最も好きな作品かもしれない!

 あとおそらくキャラクターの数がピクサー史上最多で声優陣もメチャクチャ豪華だったwなにしろ前作のキャラはキャリアカーのマックやフォードのばあちゃんに至るまでみんな前作の声優さんが引き継いでいるし(ジャストミート福沢も健在!)。
 その上前作で吹き替えを担当した声優が亡くなっちゃったドック・ハドソンはなんとドック・ハドソンも亡くなったという設定にしたのがすごい。やっぱドックの声は名優ポール・ニューマン氏しかないってことなのか・・・
 ドックの病院(≒ガレージ)が『2』では「ドック・ハドソン記念館」になっていてライトニングがそこに獲得したトロフィーを持って行って伝説の数を増やしているのが、泣ける…

 で、そのドックが重要なキーパーソンだった前作は熱くも切ないスポーツものでしたが、今作は作風を180度変え(ドリフトした)スパイアクション映画としてとんでもないクオリティのものを仕上げてきた!
 これ登場人物を車から人に戻して実写で撮影してもスパイ映画として十分面白いレベルのプロットでして、はっきり言って『ソルト』にぜんぜん勝てると思う(苦笑)さすがピクサー。
 なんでこんな事言うかって実はこの映画ってかなりハードボイルドでキャラクターが死ぬ直接的な描写があるんですよ。スクラップにされたり爆発してバラバラになったり・・・これは前作では絶対やらなかったきわどい表現。
 まあ基本ジョニーイングリッシュ的なコメディなんだけど。そういやミスタービーン以来久々にリライアントリーガルスーパーバンⅢを見た(爆)

 溶け込んでいるな…あのリアルな錆…あれは相当金をかけている。
 
 そもそもジョン・ラセター監督は『ルパン三世カリオストロの城』を見てその物語の出来に感動し、アニメ映画における脚本の重要性を誰よりも知っているお方。
 で『カリ城』といえば何と言っても序盤のフィアット500とシトロエン、追手の装甲自動車によるカーチェイスシーン!
 私もあのシーン何度もリピート再生したほどなんですが(100回くらい観たw)そのカーアクションが90分コンスタントに続く映画だと思っていただければ、この『カーズ2』はカーマニア感涙の映画であることはお分かり頂けるでしょう。
 ラセター監督は『カーズ』にルパンモデルのフィアットである「ルイジ」を登場させ、『カーズ2』の東京のシーンでも看板に「ルパン」とか描いちゃう人なんだから、もう『カリ城』カーチェイスロングバージョンと言っても怒らないと思うんだ。案の定時計塔でクライマックスだし。

 というわけで純度100%のエンターテイメント超大作。ぶっちゃけ最近のピクサーって『WALL・E』『カールじいさんの空飛ぶ家』『トイ・ストーリー3』となんか湿っぽい話が続いたじゃないですか。
 そこで久々に娯楽作を作ってくれてスカッとしたんですよね。特に『トイ・ストーリー3』なんかDVD買ったんですが、笑えるところはあるものの(「このイモには行儀を教えてやれ」とか)やっぱり作品全体の雰囲気が別れとか終わりとかとかを連想させるような感じで、ちょっとリピート鑑賞が辛いんですよね・・・DVD買ったら普通なら30回以上は観るんですが、おそらく20回も観ていないんじゃないかな。
 その点後半が冒険モノになる『カールじいさん』のほうがまだ見れるかな。あれは30回以上は観たし・・・

 とにかく重苦しい映画はいくら好きでも出来が良くても何度も鑑賞して教材的に勉強する気にならんのですよw暗くなるんだもん!
 で、最近50回以上見た作業の友的映画が『ナイトミュージアム2』なんだから私の知能レベルが分かるってもんでしょうwそう私はそういう映画が好きなんですw
 で『ナイトミュージアム2』の後を継ぐのはこの映画しかないな、とwちびっ子の騒ぐ映画館じゃなくて静かな自室で一人でシコシコ何度も鑑賞してニヤニヤする映画なんだなと思いました。それくらいマニアックなんだもんwそれは前作からだけど・・・

 で、まったく脳みそ空っぽな映画なのかっていうと実はそうでもない。テーマが深く掘り下げられていないとか言う人いるけど、これ深く掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げれる映画だと思うしそこら辺は受け手のリテラシーによるんじゃないかな。
 かなり細部まで作り込まれた映画ですよ。おそらくオタキングはそこまでカーマニアじゃないんだろうな。

 まず物語の核となるのが昨今話題のエコなクリーンエネルギー!燃料電池やバイオエタノールですよね。それをいち早く自動車を扱った映画に取り入れたピクサーのアンテナは実に感度がいい(クライトン作品を語る酒井さんみたいな口調になってますがw)。
 特にバイオエタノールは穀物価格の高騰の一因にもなっていて、それによって東アフリカの人たちが飢えで困っているわけでなんとも考えさせられます。というか生きるためにまずもって必要な食糧(穀物)は投機の対象にしなきゃいいのにっていつも思うのですが・・・公共料金だって市場の論理とは一線を画しているわけじゃないですか。

 ・・・で、これは私の主観なのですが、自動車が好きな人ってエコな話が嫌いだと思うんですよ。『こち亀』の秋本治先生とかw(※「げっわしの嫌いなエコ!」と両さんに言わせた)
 実際ガソリン式の自動車は二酸化炭素をいっぱい出しているわけで、カーマニアと環境保護論者は水と油なんじゃないかって思ってたんですよね。
 しかしここ数年は本当に自動車は家電化する過渡期にあるんじゃないか?って状況になってきて、エコカーなんかのシェアが着実に増えてきた。
 もちろんそれでも昔の燃費のメチャ悪い車が好きなマニアもいて、エコカーだって作る時環境汚しているんだよ!とエコブームの欺瞞を指摘したりしてますw
 でもなんにせよ化石燃料からの切り替えを世界が真剣に考えるようになってきたことは事実。その現状をさりげなく映画のマクガフィンに組み込むのが本当に作劇テクとして見事!

 そして敵の秘密結社「ペッパー」の陰謀とか動機も相当マニアックwこんなマニアックな設定ラセター監督と秋本治先生しか思いつかないよってくらいマニアック!
 生産台数が少なく部品の互換性もない、いまいちヒットしなかった悲しい車種ってあるんですね・・・(パソコンや家電もそうですよね)
 だからカーマニアの方々は敵の教授などのデザインを見て一発で、ああこれは少数民族問題と少数車種問題をかけているなって分かるんだろうなあ・・・ドイツ車って言うのも憎いw確か東ドイツのトラバントとか紙でできているんですっけ?

 んで一見バカっぽいメーターがそういった部品の知識だけはものすごくあって本家のスパイが驚いたってシーンもちょっと胸がキュンとしました。
 そうだよな、忘れていたけどメーターはそもそもレッカー車。それにちょっとドジで間抜けだけど、それは華麗なモータースポーツの世界になじめなかっただけで、決して仕事が出来ない男じゃない。仕事をさぼる男でもない。前作の回想シーンや今作の冒頭とラストのシーンでも分かるけど仕事はちゃんとやっているんだ。ちょっと仕事が雑だがw
 だから、メーターの違和感を感じるほど偏執的なメカニックの知識は、ラジエータースプリングで長年レッカーの仕事をやってきた賜物なんだよなとか想像したら、フロントガラスが曇ってくる・・・!(泣)

 スパイ&カーアクション&仕組まれたワールドグランプリ&新しいバイオエネルギー&石油利権・・・こんだけワクワク要素を詰め込めばそれは男の子なら楽しめないわけがない!
 つーことで、やっぱ『カーズ2』はCMがよくないよね。パフュームが出ているあのCMじゃ一体どんな内容の映画か分からないもんw
 でも逆にそのCMによって内容が全く分からないまま映画館に見に行けて楽しめたって言うのもあるな・・・ありがとうパヒューム!あれ?ヒュ?フュ?どっち?

 どっちでもいいか!カ~ズ…ツ~!!

ブログ、ツイッター、フェイスブック、スカイプの使い分け

 やば~い8月入って一度もブログ更新してなかった!ついこの前8月になったかと思えばもう終わっちゃうんだから時の流れの厳しさったらないよ。
 8月って結局『ソニックブレイド』のカラー表紙を本編とは別に仕上げなきゃいけなくて、でもそのデータが一度消滅して数日立ち直れなくて、再び同じ構図で一人ずつ描き直してつい数日前にやっと終わったわけだから、ようは8月って表紙絵しかやってない・・・!ガーン!

 まあ漫画作業以外にも塾の夏期講習とかやってたんだけど「オレは漫画があるから授業数を減らしてくれ」って偉そうなこと言って午後の部は毎回抜いてもらっているから、それもそんな大変じゃない。
 ただ今年の夏期講習で面白かったのは初めて高校生の「現代社会」を担当したことだね。急な話でちゃんと教えられるか不安だったんだけど、これが勉強してみるとなかなか楽しい。

 よく人に教えるために勉強した方がずっと自分の為になるって言うけど、まさにその通りだね。はっきり言って私は中学や高校時代、公民や現代社会なんて全然興味もなく成績も悪かったけど、これは「先生に教えてもらう」という受動的な立場が自分には合わなかったからという気がする。
 もちろんひとそれぞれ自分に合った学習法ってあるかもわからないけど、私は受動的よりは能動的に学習した方が絶対いろいろ学べると思っているので、塾の授業でも少しでもいいから学生さんが能動的に発言したり考えたりする機会を与えるようにしたい。

 それに私って先生ぶるのが好きだから、成績がズンドコだった中学のころも学校で習わないようなDNAとか進化とか地球環境問題とかを分かりやすくノートにまとめて読ませたりしていたんだよね(サイエンスライターごっこ)。つまりこの性分は別に昔から何も変わっていないってことなのだろう。

 で、さらに調子に乗った今の私は、スカイプでほぼ毎夜「岡田斗司夫さんの一人夜話」みたく1~2時間ほどテーマを決めてオタク話(?)をしていて、これもなかなか楽しい。
 こういう話ってリアルだとKO氏くらいにしかできなかったんだけど(最近はK氏も聞いてくれるようになったが)世間は広い。こういう話を聞いてくれたり楽しんでくれる人がいてハッピー。ネットばんざい。

 あとブログの更新頻度を下げている直接的な原因であるツイッターなんですが、最近ではツイッターの楽しさよりもツイッターの限界性にばかり目がいくようになってしまっているんですよね。
 ツイッターを始める際にブログでも言ったけど、140字以内の短文だからどうやっても齟齬が出るし、文字チャットのようにひとつの話題で複数ツイートしていると、1ツイートごとにRTされることで文脈性が切り取られ「編集」されてしまうのでなかなか込み入った話がしにくい。

 やっぱり有意義な議論をしたいなら直接会って話すのが一番だよ。文字で行きたいならブログなり論文でまとまった文章にするべき。
 あと大学とかに通っているのなら大学の先生と直接対談すべき!これは絶対にお勧め。やっぱプロと話すとすっごい為になるし、せっかく高い学費を払ってかよっているんだから教授を使い倒そうw

 ツイッターはシステム上やっぱりとりとめのない話くらいしかできないんだと思う。あとはネットで出会った人と仲良くなる「きっかけ」くらいかな。で、仲良くなったらスカイプに引きずり込めばいいんだよ・・・
 とはいえネットで初めて知りあった同志であるマロさんが最近ではツイッターで小まめに返信をしてきてくれて楽しいし、フェイスブックでは焼き絵師さんのほか、とうとうvicさんともチャットができてなかなか充実している。
 そんなネット中毒な俺です。でもこれ昔でいうならば友達と長電話している女の子と一緒だと思う。

塔の上のラプンツェル

 「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆」

 オレ言ったっけ?その髪の色の方がいいって

 東日本大震災で映画館どころか電車も停まり電気も停まり、結局観に行けなかったディズニーのアニメ映画。
 ディズニーって今なおちゃんと童話を作ろうとしていて、それをベタだとかご都合主義だって言う人もいるけど、そりゃ童話なんて子供が読むものであっていい歳した大人が評論するようなもんじゃない。深読みすればいろいろメタファーはあるけどね。

 とにかく子どもの夢を壊さないようにディズニーアニメにはお決まりの展開があって、そこはもうあらかじめ決定されているところがある。どんなに時代が変わってもお姫様と王子様が結ばれてハッピーエンド!
 そしてもはやディズニーも古今東西のお姫様が出てくる童話をアニメ化し尽くしたんじゃないかって感じだったんだけど(苦し紛れにカエルプリンセスも出したし)意外にも『髪長姫』がまだ残っていて、その『髪長姫』を大体の設定そのままに若干ディズニーアレンジを加えたのがこの『塔の上のラプンツェル』なわけです。

 つーかこの『髪長姫』って珍話の多い童話界でもかなりの異色な設定だよな。
 高い塔の上にアウンサンスーチーさんのように幽閉されているお姫様が、塔の上から長い髪の毛を垂らして外にいる王子様を塔の中へ引っ張り上げて夜な夜なドンペリニョンなんて話、いろいろ辛いことがなければ思いつかないと思います。
 もちろん夜のドンペリニョンな部分はディズニーなのでNGなんだけど、それ以外は大体原作に沿ってやっててうま~くアレンジをしている。うん、もう現代でガチに童話を作ろうとしたらこれが限界だって位うま~く作っています。

 特にお姫様が魔女に幽閉されているという設定を、過保護なお母さんによる自宅軟禁に変えたのが上手いよね。昨今の親子の問題をつい真剣に考えてしまった・・・
 よく子離れできない親っていうのが問題になっているけど、あれって本当は子供を愛しているんじゃなくて煎じ詰めれば親の自己愛だったりするんだよね。
 娘の為とか言いながら自分の欲望の為にうまく娘を誘導し大人にさせまいといている親と、引きこもり娘の戦い・・・本当現代的なテーマに置き換えているのが上手やな~

 まあラプンツェルは引きこもりたくて引きこもっているわけじゃないんだけど(笑)、よく考えれば引きこもりのニートとかだって引きこもりたくて引きこもっているわけじゃないよな。
 社会の構造が変わってそれにうまく適応できない人が、勤勉な世代であった親の貯金で何とかつないでいるわけであって、この問題は言うまでもなくニートだけの問題ではない。マクロ的にはね。
 私も自分の親世代の就職話聞くと「本当にそんな時代があったのかよ!」って思うほど現在と状況が違う。我々がジュラ紀をイメージできないのと同じだ(誰もできねえよ)。
 これは別に親世代が楽をしていたとかじゃないんだけど、少なくとも就職活動に関して公務員は人気なかったし銀行員もいまいち。商社がとにかく花形だったって言うね。
 今なんて安定しているのが公務員くらいしかないっていう幻想があるからね。幻想じゃないか。リアルか。リアルにやばいのか。

 で、塔の上に幼少時から独り(とカメレオン)で暮らしている彼女なんだけど、持ち前の明るさでけっこう一人でも楽しく遊んでいるのが面白い。こいつは暗い部屋の中で体育座りして泣いているようなタマじゃないw
 だから塔にいようが出ようがとにかく元気いっぱい。童話の女の子っていうより「りぼん」などの少女漫画のヒロインってイメージだ。
 こういったアクティブなヒロインを最近のディズニーは好んでやっていて、ついにメチャクチャ保守的なディズニーを動かすほどに女性の社会的イメージが変容していったってことがよく分かるんだけど、まあ日本のサブカルではこんなのとっくの昔に完了していたので、女性が男性と同列に戦うって言う内容自体は別に驚かない。
 だって格闘ゲームやベルトアクションで女性キャラを男性キャラがボコボコにする位男女平等なサブカル文化で育ったのが私たちだから!
 ちなみに彼女の武器は「フライパン」だけど、あれって甲冑騎士には効果的な武器かもしれない。当時の兜は衝撃吸収が上手くできなかったからフットマンズフレイルとかで叩くと衝撃がもろに頭にきてやられちゃうんだよね。

 しかしあれだよね。ラプンツェルの日本語吹き替えをした中川翔子はハマり役だよね。これ「しょこたん(中川さんの別称)」をイメージして作ったんじゃないかってくらいピッタリ。
 言うまでもなくしょこたんは、元気いっぱいの活動的なアイドル歌手であると同時に、根はけっこうインドアなタイプで学生時代は教室で一人で黙々と漫画を描いていたようななかなか奥深い人だw
 その漫画の腕は「考える一コマ」でもトップクラスで、ダウンタウンの松本さんも「くやしいわ~」と嫉妬したほどである。
 だけど私やしょこたんってギリギリオタク第2世代で、オタクが「キモイ」と差別されたおそらく最後の世代だ。
 これ以降はオタクってかなり市民権を得て、とはいえ「キモイ」っていうのは変わっていないけど今は「キモイ」ってことをみんなが知っているのでそこまで嫌悪はしなくなったと思う(「萌え」とか「ツンデレ」とか「腐女子」そういったオタクのイメージを指し示す使い勝手のいい言葉が普及したのは大きい)。
 一番人が嫌悪感を抱くのって得体の知れないものに出会ったときだからね・・・
 
 私はなぜか漫画をバリバリ描いていたわりには差別の憂き目には会わなかったんだけど(Kという強力なファン&用心棒もいたしな)教室でのたち振る舞いが苦手だったしょこたんはなんかけっこういじめられていたらしく、傷心の旅で憧れのジャッキー様に会っていなかったらおそらく自殺していたほど人生のどん底を味わった人だ。
 そんな彼女の半生を知っているもんだから、塔に幽閉されながらも本を読んだり絵を描いたりして時間をつぶしているラプンツェルがしょこたんとオーバーラップして涙がつーって出てきそうになっちゃったよ。このキャラをしょこたんはどんな気持ちで演じていたんだろうってw
 しかししょこたんも数々の悲しみを乗り越えて今は逆にちょっと躁なんじゃないかってくらいはしゃいでいるんだけど、そんな一面もラプンツェルにはピッタリで、彼女が生まれて初めて塔から出て外の世界で大はしゃぎするシーンはしょこたん以外考えられない(断定型)!本当キャスティング巧いよなあ・・・

 そういや塔に幽閉されているお姫様と言えば世代によってはまっさきに『ルパン三世カリオストロの城』を思い出しちゃう人もいると思うんですが、確かに城及び城下街が湖(海?)にあるというデザインはかなり影響受けている気もするし、冒険の舞台がお城周辺に限定されているのもあの映画と似ている点ですよね。
 なにしろ『カリ城』にも水路や酒場のシーンは出てくるわけでこれは絶対狙っていると思うのですが、とにかく『ヒックとドラゴン』の時も言ったけど、背景が本当に上手い。
 もうデザインはおろか木の一本の配置に至るまで緻密に計算されていて、このCG世界を自由にテレビゲームで歩き回りたいほど美しい。
 そのうちテレビゲームのスペックが上がったらこういった緻密な背景がゲームとして処理できるようになるのだろうか??

 デザインと言えばキャラクターデザインもすっごいよかった。ちゃんとディズニーの描き方をふまえながら可愛く&リアルに仕上げている。
 歴代のディズニープリンセスの中では最も萌え系なデザインだったようにも思えるし、王子様役のあの盗賊もすげえカッコいいよね?むしろあの盗賊のグッズが欲しい位なんかニヒルでカッコイイ。
 よくCGで人間を作ると「不気味の谷」に陥って違和感が出るって言うけど、やっぱディズニーはとんでもなく表情をつけるのが上手くて「不気味の谷」なんてあっさり越えているしそこら辺は手書きで培った長年のノウハウがものを言っているんだろうね。

 あ、そうそう私が苦手な毎度おなじみのミュージカルのシーンなんだけどラプンツェルが城下で街の人たちと踊るシーンは私すっごい好きで(曲が超良かった)なんかミュージカル耐性ついたのかも(笑)
 お母様が「外の世界は怖いよ~」ってラプンツェルを歌で脅すシーンは「長えよババア」って思っちゃったけど・・・

 さて最後に一言。永遠の若さと健康を与えることができる黄金の髪を持つ女の子が皆に狙われるという内容のこの映画・・・私はずっと中世版ムーア裁判だよな~って思っていました。
 これは1976年ジョン・ムーアと言うアメリカの放射線技師の人が白血病を見事に克服し、そのメカニズムに大いに興味を持った医師たちがムーアさんの体を研究、彼に特殊な細胞があることを突き止めその細胞株で特許を申請したという話です。
 自分の体の所有権は自分のものと言うある種当たり前の権利を主張したムーア氏はカルフォルニア大学や研究者を相手取って裁判を起こしたのですが、手術によってとられてしまった組織の商業的権利は認められませんでした(※判決は1990年)。
 
 この騒動をベースにした話はあのクライトン先生も最後の作品『NEXT』でSF風にアレンジしているし、私も『走れシンデレラ』で近いことをやっているのでつい頭から離れなかったんですよね。
 本家でラプンツェルの吹き替えをしているのもムーアさん(Mandy Moore)だしね。これは偶然か必然か。
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