『青春アタック』脚本㊱酒池肉林

殺し屋によってめちゃくちゃにされている「桃源楼」
パンダ拳と白鶴拳で、殺し屋と戦うブーちゃんの両親。
拳法の師範代である二人を相手に、互角の戦いをする殺し屋。
殺し屋「本土の達人はみんな殺しちゃったけど、こんな島国にこれほどの使い手がいたとは嬉しいわ・・・!」
店主「きさま・・・ファミレスの手のものか・・・!」
殺し屋「出店拡大のため・・・お命いただくわ・・・!」
殺し屋の手刀を脚で蹴り上げる女将さん「あんた、危ない・・・!蹴(しゅう)!!」
殺し屋「あら、やるじゃない・・・!
油でギトギトな汚い店舗・・・消し炭にしてくれるわ!」
火を噴く殺し屋。プロパンガスに引火し爆発する。
吹っ飛ぶ夫妻「ぎゃああああああ!」
殺し屋「おほほ・・・四川火炎拳の味はどうかしら・・・!」
黒焦げになる夫妻「ひ・・・卑怯な・・・!」
殺し屋「食材のアヒルを絞め殺すのに、卑怯もくそもないでしょう?」
店主「くっ・・・」
女将さん「あんた・・・!」
殺し屋「これで終わりよ・・・アニマル拳最後の伝承者高満凱(カオ・マンガイ)」
その時、殺し屋に寸胴が飛んでくる。
殺し屋は拳で寸胴を叩き落とすが、中に入っていた拉麺のスープが頭から降り注ぐ。
殺し屋「あちち・・・いったい誰よ・・・!」

振り返ると、修行から帰ってきたブーちゃんが怒りの形相で立っている。
店主「・・・智子・・・!修行から帰ってきたのか・・・!」
女将さん「あんた・・・お逃げ・・・!」
殺し屋「うふふ・・・噂の食い逃げ犯ね・・・
あんたが食べたステーキ肉のようにウエルダンに焼いてあげるわ・・・!」
火を噴く殺し屋。
しかし、体についたスープの背脂に引火して火だるまになってしまう。
殺し屋「アイヤー!!しまった・・・!」
床をごろごろ転がって火を消す殺し屋。
指をくいと曲げて殺し屋を挑発するブーちゃん。
殺し屋「お前を焼いても不味そうだな、ですって!!??
・・・殺してやるわ・・・!!」
殺人拳を繰り出す殺し屋。
怒りのブーちゃんと無数の突きの応酬をする。
殺し屋「ほわちゃちゃちゃちゃちゃ・・・・!!」
立ち上がる女将さん「あんた・・・智子に負けてられないよ!!」
店主「・・・おう!!」
3人がかりで殺し屋と戦う。
ブーちゃんにおたまとフライ返しでボコボコにしばかれる殺し屋。
殺し屋「いや~ん!なんなのこの家族・・・!」

老師「この勝負待った・・・!」
戦いをやめる4人。
老師「そなたら・・・仮にも料理人なら拳ではなく、料理で決着をつけたらどうじゃ・・・?
宮廷料理人、満漢全席の韓信よ・・・」
殺し屋「あら・・・あたしを知っているの?」
老師「わたしの記憶が確かならば・・・
そなたほどの料理人が、ファミレスの用心棒とは落ちぶれたもんじゃの・・・」
殺し屋「言ってくれるじゃない・・・あなた・・・何者なの?」
老師「ほっほっほ・・・ただの食道楽じゃよ・・・」
すると、老師の両サイドにいるボディガードが叫ぶ。
ネイチャー紫門「静まれい・・・!こちらにおわすお方をどなたと心得る!?
おそれ多くも、ミシュランガイドの主宰、世界的美食家の北大路袁杯(えんばい)先生であらせられるぞ・・・!!」
服田裏幸應「ご老公の御前である・・・!控えおろう・・・!!」
殺し屋「な・・・なんですって・・・!!」
老師「この勝負、このわしが預かる・・・!蘇るがいいアイアンシェフよ!!」



料理の鉄人のようなセットの「ロイヤルコスト」本部の玉座
老師「今回のテーマは中華の真髄・・・!アレ・キュイジーヌ!!」
黄色の料理服を着て、中華包丁を高速で振るい、食材を次々にみじん切りにしていく韓信。
「ラストエンペラーが食した満漢全席を今夜、完全再現してあげるわ・・・!」

一方の「桃源楼」店主は中華鍋を握ろうとするが、殺し屋との戦いの傷が深く、鍋を持ち上げられない。
女将さん「あんた・・・!」
店主「くっダメだ・・・やつに秘孔をつかれたらしい・・・!」
すると、ブーちゃんが代わりに中華鍋に油をひく。
店主「智子・・・まさかお前が・・・!」
女将さん「あんたが何を作れるんだい・・・!相手は宮廷料理人だよ・・・!」
ブーちゃんが無言で調理を始める。
店主「・・・そうか・・・お前がやるんだな・・・頼んだぞ、わが娘よ・・・!」

韓信「きさまが私の相手・・・?桃源楼もここまで落ちぶれたか・・・
私はね・・・料理を馬鹿にされるのが一番嫌いなの・・・」
ロイヤルコストの社長「素人のガキが・・・所詮は付け焼刃よ・・・」
韓信「平野社長・・・品川水族館と上野動物園には連絡を入れたの・・・?」
社長「もう、届いているわよ・・・」
すると、扉が開き、巨大な水槽と猛獣の檻が搬入される。
店主「・・・な!なんだあれは・・・!!」
韓信「なにって・・・食材に決まっているじゃない・・・」
老師「ほう・・・四八珍を集めたか・・・」

すると、巨大な水槽に飛び込む韓信。
水槽の中には凶暴なヒョウアザラシとホホジロザメが入っており、韓信に牙をむく。
ホホジロザメのロレンチーニ器官を思い切り殴る韓信。
ホホジロザメは一撃で絶命し、韓信に背びれをもぎ取られる。
返す刀で、ヒョウアザラシの首をひねる。
水槽から上がる韓信「まずは海八珍・・・!」
ついで、上野動物園が持ってきた猛獣の檻に入る。
サイとラクダとゾウがいるが、手刀でアフリカゾウの鼻を切断し、フタコブラクダのコブをもぎ取り、シロサイのペニスを引きちぎる。
韓信「山八珍・・・!!さあ、調理よ!!」

女将さん「あんた・・・!本当に当時の満漢全席を再現する気だよ・・・!」
店主「食材だけでいったい何億円かけているんだ・・・!」

一方のブーちゃんは、中華鍋に冷えたご飯をぶち込み、炒め出す。
女将さん「あんた・・・智子が・・・!」
店主「あれは・・・」
鼻で笑う社長「・・・満漢全席にただの炒飯で挑むつもり・・・?」
油断しない韓信(・・・手際がいいわね・・・老師が見込んだだけのことはあるか・・・)

中国銅鑼を叩くネイチャー紫門「そこまで!!」
韓信は、たった1時間で32品もの料理を完成させてしまう。
韓信「・・・駝峰、犀尾、象抜・・・現代では動物愛護団体に金を握らせない限り食せない、幻の逸品よ・・・袁杯先生、皇帝気分でお召し上がりください・・・」
老師「うむ・・・見事じゃ・・・」
料理を口にする老師「素晴らしい・・・贅の限りを尽くしたもてなし・・・心から感謝するぞ。」
社長「勝ったわね・・・」

服田裏幸應「続いて、桃源楼の料理です・・・!前へ・・・!」
老師の前に普通の街中華の岡持ちを置くブーちゃん。
老師「ほう・・・」
女将「あんた・・・あれって・・・」
岡持ちを開くブーちゃん。
店主「わしのカニチャーハンだ・・・」
れんげでチャーハンをすくう老師。
老師「・・・む?これはなんじゃ・・・」
チャーハンを口にする。
老師「う・・・美味い・・・!!この食感・・・上品な香り・・・チャーシューではない・・・
タケノコか・・・!味付けはオイスターソースと・・・鰹節じゃ・・・!
日本の懐石料理と、本格中華が奇跡の調和を生んでおる・・・!!
この勝負・・・桃源楼の勝利じゃ・・・!」
社長「ばかな・・・!」
手を取って喜ぶ夫婦「やったよあんた・・・!智子がやったんだ!!」
韓信「な・・・なんですって・・・!こんな貧乏臭い焼き飯が私の宮廷料理よりも上だって言うの!?」
老師「・・・お前さんは、王族に仕えた上流階級・・・飢えたことなどないじゃろう・・・
そなたの満漢全席は見事であったが・・・あれを口にできる人間はこの世に何人いるというのじゃ?」
韓信「・・・それは・・・」
老師「人にとって食とはただの生理活動ではない・・・
料理人の存在意義とは、食を通じて、多くの者を笑顔にし、生きる喜びを与えることじゃ・・・
その点において、この素朴なチャーハンはお主の宮廷料理に勝っておるのじゃ・・・」
韓信「・・・見損なわないで・・・!私だって、普段はゾウの鼻なんて調理しないわ・・・!」
老師「うむ・・・分かっておるぞ・・・
お前さんも、多くの者の幸せのために、ファミレスのフランチャイズチェーンに手を貸したのだろう?
しかし、実態はどうじゃ・・・セントラルキッチンから送られてきた冷凍食材をバイトが解凍するだけの料理に心はあるのか?それが、お前さんが多くの者に届けたかった味なのか?
そもそも・・・ロイヤルコストでお主が監修した料理を食べたことはあるのか・・・?」
首を横に振る韓信「ないわ・・・」
老師「ロイヤルコストの料理は見栄えだけはいいが・・・まるでボール紙をかじってるようじゃぞ・・・」
韓信「うそでしょう・・・?
社長・・・!あなた、私のレシピを勝手に変えたんじゃないでしょうね!」
社長「・・・しょうがないじゃない!あんたのレシピはコストがかかりすぎるのよ・・・!」
老師「よかったら、お主もこの炒飯を食べてみたらどうじゃ・・・
盛りつけは地味で、食器も既製品じゃが・・・この料理には子が親を思う心がある・・・」
チャーハンを口にする韓信。
目を閉じる。
韓信「私は大きな過ちを犯すところだったわ・・・
かけがえのない街中華をこの世から消すところだった・・・
子豚のブーちゃん・・・わたしの完敗よ・・・桃源楼はこの私が命をかけて守ることを約束するわ・・・」
社長「なんですって!!品川水族館と上野動物園にいくら払ったと思ってんのよ!
裏切るなんて許さない・・・!」
韓信「ホホジロザメの餌になりたくなかったら、今すぐ私の前から消えなさい・・・
そして・・・フランチャイズチェーンから今すぐ私の名前を消すのよ・・・」
韓信のオーラに負けて逃げ出す社長「・・・!」
老師「ほっほっほ・・・ブーちゃんか・・・よい名じゃ・・・
桃源楼店主よ・・・よい後継ができたの・・・」
目が潤む店主「智子・・・」
ブーちゃん「ブー!」

――こうして、高木智子は伝説の料理人ブーちゃんとなったのである・・・
――劇終――

伊勢崎華蔵寺公園
りかぜ「馬鹿な・・・なんて長い回想なの・・・!」
さくら「ブーちゃんの恐ろしさ・・・味わえたようね・・・」

『青春アタック』脚本㉟一子相伝

チェーンのファミリーレストラン
ウエイトレス「きゃあああ食い逃げよ・・・!!待ちなさい!」
サーロインステーキをかじりながら、店内を逃走する若かりし頃のブーちゃん。
出口に集まってくる店員たち。
伝票を突き出すウエイトレス「もう逃げられないわ・・・お会計をしなさい・・・!」
すると、顔を腕で守って、窓ガラスを突き破って店外に逃走を図るブーちゃん。
ウエイトレス「逃げたわ・・・!」
厨房の裏口からコックが現れ、食い逃げ犯につかみかかろうとする。
コック「このガキ・・・この店で最も高いメニューであるサーロインステーキ1kgスペシャルディナーセットを注文しておいて、食い逃げとはいい度胸だ・・・!」
飛び掛かる屈強な大人のコックを、素早い身のこなしで体をさばき、かわすブーちゃん。
ぼそぼそと何かをつぶやく。
コック「なんだと・・・!こんなひどい調理をされちゃ、死んでいった黒毛和牛が浮かばれないだと・・・!?もう容赦しねえ!」
フライパンで殴り掛かるコック。
そのフライパンを中国拳法の発勁で止めてしまうブーちゃん。
銅鑼のような「ぐわ~ん」という音が鳴る。
コック「なんだと・・・!」
フライパンをまともについたので、手を振って痛がるブーちゃん。
コック「なんだ、このガキは・・・!」
ファミレスのメニューを開いて、両手で持ち、扇のように振り回し、コックに打撃を与える。
コック「ぐああああああ!!」
ウエイトレス「あれは・・・春秋戦国時代の伝説の中国拳法・・・索子(ソーズ)孔雀拳・・・!」



小さな町中華「桃源楼」
厨房で中華鍋を振っている店主「馬鹿者!」
びくっとするブーちゃん。
店主「わしが頼んだのは出前だ・・・!
ファミリーレストランで食い逃げとは情けない・・・先祖代々の家名を汚すつもりか!
なに!?あんな不味い店に客を取られて、なにが家名だ、だと・・・!?
一人娘だから甘やかしたが・・・もう許さん!わしの四川パンダ拳でお仕置きをしてやる!
かかってこい智子!!」
女将さん「あんた、やめときなよ!お客のカニチャーハンがさめるよ!」
娘に締め上げられる店主「あたたたたた・・・ギブアップ・・・!」
女将さん「智子!放しておやり!
父ちゃんがあんたに拳法を伝承したのは、食い逃げするためじゃないよ!」
店主をはなすブーちゃん。
女将さんが常連客にカニチャーハンを運ぶ「お待たせしました老師・・・」
常連客の小柄な老人「本場中国でもこれほどの中華料理を味わえぬというのに・・・
ファミリーレストランのチェーンに人気を取られるとは・・・世知辛い世の中になったものですな・・・」
店主「長年通っていただいているのに、すいません・・・私の力不足で・・・
あちらさんは資本が巨額で、テレビCMもすごくて・・・
実は・・・この店も地上げの話がありまして・・・
いい機会なんで・・・店をたたんで中国に帰ろうと思ってるんです。」
老師「なんと・・・さみしいですな・・・」
ショックを受けるブーちゃん「!」
店主「・・・なに?親友の乙奈さんと別れるのは許さないだと?
あんな不味い店に負けて悔しくないのか、ばか、はげ、デブ、サモハン・・・
キサマ・・・!親に向かってなんという口のきき方だ・・・!
かかってこい・・・!」
やっぱり娘に締め上げられる店主「あたたたたた・・・ギブアップ・・・!」
老師「ほっほっほ・・・元気のいい娘さんじゃの・・・」
店主「へ・・・へえ・・・じゃじゃ馬娘で手に負えねえんでさあ・・・親として情けない限りで・・・」
老師「お主・・・その怒りを食い逃げではなく、料理にぶつけてみてはどうじゃ・・・?」
ブーちゃん「?」
老師「お主が言う通り、あのファミリーレストランのステーキに2500円の価値なぞない・・・
焼き加減は雑だし、ソースも工夫がない・・・
なぜ、スーパーで半額以下で買える牛肉のステーキを、客はわざわざ外食で食べたいのか・・・?
それは、プロの調理にそれだけの金を払う価値があると考えているからじゃ・・・
お前さんは中国一の料理人の娘じゃ・・・舌は確かであろう・・・
ひとの料理に文句をつけるのではなく・・・文句のない料理をおのれ自身が生み出すじゃ・・・!」
店主「老師・・・しかし、うちの娘は料理の修行などなにも・・・」
老師「店主よ。この娘さん、わしに預けてはくれぬか?」
店主「老師が・・・?」
ブーちゃんの方を向いて老師「わしが、お前さんを一流の料理人に育てて見せようぞ・・・
そして、フランチャイズからこの店を守るのじゃ・・・!」
強く頷くブーちゃん「・・・!」
店主「智子・・・お前本気なのか・・・?料理の修行は、中国武術の何倍も辛く厳しいんだぞ・・・!」
女将さん「あんた・・・止めても無駄だよ。
見てみなよ、智子の目を・・・父ちゃんの店を守りたいって、覚悟を決めた目さ・・・」
店主「智子・・・」
木の棒に風呂敷をひっかけて、老子と共に家を出ていくブーちゃん。



人里離れた竹林を歩く老子とブーちゃん。
おなかが鳴るブーちゃん。
老師「・・・腹が減ったか・・・そろそろ食事にするかの。」
よだれを垂らして頷くブーちゃん。
老師「ほっほっほ・・・わしは食えるものなど何も持っとらんぞい・・・
この竹林で現地調達し、調理するのじゃ。
今日のランチの満足度はお主にかかっておるぞ。」
ブーちゃん「・・・!!」
老師「ちなみにこの竹林は、日本なのになぜか人食い虎が生息しているので、山菜狩りの際には用心することじゃ・・・」
散策してキノコを見つけるが、毒を警戒して諦めるブーちゃん。
老師「ほう・・・なかなかやるのう・・・きのこは素人が手を出すと、命を失いかねんほど奥が深い食材・・・懸命な判断じゃ・・・」
しばらくして、筍を見つけて掘り返す。
川で筍を洗うと、生でかじるブーちゃん。
老師「ほっほっほ・・・自分が知っている野菜を食べるのはいいが・・・お前さんは、その野菜のことをどれだけ知っておるのかの・・・?」
ブーちゃん「・・・!」
しばらくすると、腹痛を訴えるブーちゃん。
苦しむブーちゃんを見つめる老師
(生の筍には、シアン系の毒素が含まれておるのじゃ・・・
そのため、筍は必ずゆでてアクを抜く・・・
文明のない大自然に出て初めてわかったであろう・・・
食のありがたみ・・・調理の英知を・・・
この竹林で生き延びよ・・・さすれば・・・お前さんは多くの知恵を学ぶじゃろう・・・)

不法投棄してあった粗大ゴミから鍋を見つけ、川の水をくむ。
水を沸かすため、火を起こそうとするが、なかなか火種ができない。
空腹に耐え兼ねたブーちゃんがとうとう錯乱状態になる。
老師「飢えても己を見失ってはならぬ・・・」
そう言うと、懐からカロリーメイトを出してかじる。
それに気づいたブーちゃんが、老師からカロリーメイトを奪おうと飛びかかってくる。
その攻撃をかわす老師。
空腹のいらいらで、次々に打撃を繰り出してくるブーちゃん。
しかし、カロリーメイトをかじりながらその技をすべてかわす老師。
老師「ほっほっほ・・・拳に力が入ってないのう・・・
悪いことは言わぬ。わしを打つ体力があるうちに、調理を続けたほうがよいぞ・・・」
怒髪天のブーちゃんが渾身の発勁を繰り出すが、老師にかわされ、後ろの巨石を殴ってしまう。
バラバラに砕ける巨石。
老師「・・・なんというパワーじゃ・・・!」
悶絶するブーちゃん。
老師「そりゃ痛いじゃろう・・・お主が砕いたのは太古のマリンスノーが堆積して出来たチャートじゃ・・・モース硬度は7はくだらぬ・・・つまり、鋼も砕くということじゃ・・・」
するとブーちゃんが粗大ゴミの中から金属片を探して、それをチャートの破片で叩きつける。
老師「ふむ・・・正解じゃ・・・」

無事、火打石で火をおこし、鍋で筍を煮るブーちゃん。
老師「お前さんの初めての調理・・・見届けさせてもらおう・・・」
無心で、鍋の中の筍を見つめるブーちゃん。ヨダレがとまらない。
すると、茂みが揺れて、人食い虎が飛び出してくる。
老師「なんと・・・冗談じゃったが、本当におったか・・・!」
虎は、ブーちゃんが楽しみにしていたたけのこの鍋をひっくり返してしまう。
お湯が焚き火に掛かり、消えてしまう火。
二人に牙をむくトラ。
ブーちゃん「・・・・・・!!」
老師「ここはわしが囮になる・・・!逃げるのじゃ・・・!」
虎への恐怖よりも、料理を台無しにされたことへの怒りが勝るブーちゃん。
猛獣のふるう爪をかわし、懐に入り、百烈拳をお見舞いするブーちゃん。
ボコボコにされ「にゃー」と情けない声を上げて逃げ出そうとするトラ。
しかし、ブーちゃんはトラのしっぽを掴んで離さない。
そのまま、ジャイアントスイングをしてトラをチャートの壁に叩きつける。
動かなくなるトラ。
老師「・・・なんじゃと?トラは食えるのかじゃと・・・!?」

トラを竹で串刺しにして、丸焼きにしてしまうブーちゃん。
老師「これがお前さんの最初の料理とは・・・
中国ではその昔、虎肉は不老長寿の薬として食されておったが・・・
現代ではおそらくワシントン条約的にアウトじゃ・・・」
トラの丸焼きを泣きながら食べるブーちゃん。
老師「そうか・・・うまいか・・・それなら、死んだトラも本望じゃろう・・・」



ファミリーレストラン「ロイヤルコスト」本社
脚を組んで、キセルを吸う女社長「食い逃げ犯に返り討ちにされたですって・・・?」
コックとウエイトレスたち「・・・・・・。」
社長「こういう時の為に、あんたたちにはユーキャンの通信講座で拳法を取得させたのよ?」
コック「あのデブのガキ・・・索子孔雀拳の使い手で・・・」
ウエイトレス「少林寺拳法3級では歯が立たないです・・・」
社長「言い訳はたくさん。わたしはたった一度の失敗も許さない・・・先生。」
手を叩く社長。
チャイナ服を着たオカマの殺し屋「およびかしら?」
社長「役立たずを始末なさい。」
身構えるコックとウエイトレス。
コックはフライパンを握り、ウエイトレス3人はそれぞれ鉈、鎖鎌、棒を構える。
殺し屋が、指をチョキにして鉈を振るうウエイトレスの目をつぶす。
「きゃああああ!」
殺し屋「上海拳・・・!」
ウエイトレスの鎖鎌をよけると、彼女のエプロンをめくりあげて、顔を覆って縛り上げて、窒息させてしまう。
殺し屋「広東拳・・・!」
棒を振り回す3人目のウエイトレス。
バックステップでかわし、口から火を噴いてウエイトレスを焼いてしまう。
殺し屋「四川拳!!」
コック「ちくしょう!死んでたまるか!!」
殺し屋「あら、いい男じゃな~い」
フライパンをよけて、懐に入りコックにディープキスをする殺し屋。
一気に息を吹き込むと、コックの体が丸く膨らんでしまう。
コック「ぐえええええ!」
破裂するコック。
殺し屋「北京拳!!!」
あっさり四人を倒してしまう殺し屋。

社長「さすがは満漢全席の韓信・・・見事ね・・・」
殺し屋「で?孔雀拳のお嬢ちゃんは何者なの?」
書類を投げる社長「地上げを拒んでいる小汚い町中華の娘よ・・・」
殺し屋「うふふ・・・中華はわたしの十八番よ・・・いいわ。更地にしてあげる。」



竹林を下山する2人。
老師「見事この竹林で3か月生き延びた・・・お主に教えることはもうない・・・
命を譲り受けるが、食の真髄・・・忘れるでないぞ・・・」
頷くブーちゃん。
老師「10年後・・・お主が自分の店を構えた時・・・再び会おうぞ。」
タクシーを止めて立ち去る老師。
老師「運転手さん、銀座まで。」
見送るブーちゃん。

その時、ブーちゃんのもとに中華料理屋のバイトの女の子が走ってくる。
バイト「お嬢様・・・!早く店にお戻りください・・・!旦那様と奥様が・・・!!」

40代突入

 10年もあった30代があっけなく終了してしまった・・・

 もう学生気分を改めないといけないのか・・・ということで、私もいい年なので住宅ローンを考えてみたいと思います。私に金融機関の信用があるのかは、かなり怪しいが・・・
 でも、まあ、40代はもう大人なんだから、自分を棚に上げたり、居直ることが許される年齢だと思うので、今後もふてぶてしく生きていきたいと思います。
 最近、ユーチューブで個人塾を経営している「マスクド先生」のチャンネルが好きで(特に2号が好き)、よく見てるんですけど、今回店舗付きの住宅を購入する可能性があるので、とうとう自分の学習塾が立ち上げられるのかもしれないのだ・・・!家から小学校や中学校も近いしな。つーか、かつて働いていた中学校が近いしな。

 ちなみに、最近カラコロッタが「まぼろしの桃源郷」に変わったが、はっきり言ってバージョンダウン。まごうことなきクソゲー。
 10球続くのが稀になったし、ワンダーチャンス中に終了してもSPポケットで3球復活する仕様になった反面、特殊マスがかなり間引かれた。勝てん・・・!
 とはいえ、フローズンアイランドよりも、ジャックポットが出やすくなった気もするので、いよいよ通常ゲームは空気となったらしい。こっちが心配するくらいの爆発力があったコロッタタワーも予想通り下方修正されたしな。
 
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 待望のアメジストジャックポットチャンス。マーブルフィーバーのジャックポットチャンスのように3ラウンド制になったが、最終的にサファイアジャックポットチャンスになるので、これってサファイアをダラダラ長くやってんじゃねーかって思ってはいけない。
 ちなみに、初見時に深夜まで粘って、1万枚超の高額アメジストジャックポットチャンスまで行けたのだが、そこで店が閉店し抽選の様子が見れなかったのは内緒だ(ハズレメダルを後日アテンダントしてもらいました)。

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 バースデープレゼントということで1万枚の純増・・・!去年の今頃は35万枚の預けメダルがまだあったそうだが、これで去年の水準までに戻した。つーか、10ベットでよく戻せたな。戻せるんだな。

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 誕生日にメダルが増えたのは嬉しいが、こんな悲報も・・・全国的にレアなオンラインのフォーチュントリニティ3を5に魔改造するのは失策だと思うぞ、伊勢崎レジャーランドよ・・・
 ユーチューブでちょこちょこFT5の動画を見たが、全く面白くなさそう。音楽も演出もクソ。マンネリ。FT4から、世界観が迷走し、ジャックポットの払い出しがチョロチョロになり、本当に私の中でこのシリーズは終焉した。むしろ、3から2に遡って欲しかったくらいよ。

『青春アタック』脚本㉞已己巳己

白亜高校の体育館ではいつにもまして練習に熱が入る。
部員の先頭に立ってジョギングする花原「ここ~で勝ったら12億!はい!」
部員たち「12億!12億!!」
華白崎(・・・なんつー品のない掛け声なんだ・・・)

体育館に入ってくる病田「すごい気合・・・」
タバコを吸うさくら「・・・なんだかんだで、全国ベスト3だからね・・・
部員の士気は高いよ。
華白崎さんの徹底した基礎練習・・・
マッスルくんの筋力トレーニング・・・
小早川さんの走力トレーニングに・・・
ブーちゃんの食事管理・・・
部員の健康チェックは私がやってるし。
ここにきてインフルエンザで出場停止はしょっぱいからねえ・・・」
病田「・・・ありがとう。監督を引き受けてくれて。
部員の子達・・・あんなに嬉しそう・・・」
さくら「礼ならあの子達に言いなよ。私は勝てる可能性がなければ絶対引き受けない。」
病田「そうだね・・・次はどんな作戦?」
さくら「・・・作戦は・・・もうない。」
病田「・・・え?」
さくら「この作戦は、もともと3戦で優勝することを前提で立てていた。
3戦くらいなら、運動経験のないあの子たちも体力の限界が来る前に勝ち越せると思ったから。
しかし・・・今回の引き分け試合で、その目はなくなった。
裏工作の資金も枯渇。
やってくれたわ・・・クローン少女・・・」
病田「それなら、別の作戦を立てれば・・・」
さくら「ねえ先生・・・最高の教師ってどんな先生だか知ってる?」
病田「・・・え?」
さくら「教職の授業で習わなかった?」
病田「・・・なんだっけ・・・」
さくら「生徒の心に火を付ける教師らしいよ。」
部員たちのジョギングを眺める2人の教師。
さくら「あの子らには、もう私の小細工は必要ないのかもしれない・・・」

ジョギングする花原「借金帳消し12億!はい!!」

病田「あ、そうそう・・・健康チェックと言ったら・・・
高体連の方から部員に健康診断をさせてほしいという依頼が来ています・・・」
笑うさくら「さすがの破門戸も感染症が怖いか。」
病田「抗原検査と、血中の抗体検査をさせてほしいと・・・」
さくら「血液サンプルを送ればいいんでしょ?後でやっとくよ。
私、人に尖ったものを突き刺すの大好きだから・・・」
病田「お願いします。」



詩留々高専
保健室で寝ているバレー部員たち。
それを扉から見つめるりかぜ「・・・・・・。」
廊下のベンチに座っているスバル「・・・動けそうな部員は・・・?相馬原は?中之条は・・・?」
黙って首を振るりかぜ。
壁を殴るスバル「くそ・・・!みんな故障かよ・・・!」
りかぜ「あの鮎原姉妹との一戦で、我々は肉体の限界を超えてしまった・・・」
スバル「・・・ちくしょー!せっかく海野にリベンジができるチャンスが来たってのによ・・・!」
スバルの隣に来るりかぜ「・・・ボス・・・」
スバル「うちの心が読めるなら、そっとしておいてくれねえか・・・」
春高バレーバトルロイヤル大会のルールブックをめくるりかぜ「・・・策ならあります。」
スバル「今から部員を勧誘するのか?」
頷くりかぜ
スバル「無理だ・・・!試合は明日だぞ?」
りかぜ「約束したでしょう・・・あなたを一番高い表彰台に立たせると。」
スバル「・・・なんで、うちにそこまでしてくれるんだ・・・?」
りかぜ「・・・あなただけは・・・私を差別しなかった。」
立ち上がって歩いていくりかぜ。



高体連本部ビル
ビル内のセキュリティを管理するコントロールルーム。
防犯モニターを見つめる狩野「・・・・・・。」

りかぜがラップトップを操作して、高体連のセキュリティシステムをハッキングしている。
腕時計を見るりかぜ「5、4、3、2、1、・・・」

モニターが反応する。
狩野「・・・見て。」
黒服の警備員「なにか・・・?」
狩野「ドアのセキュリティシステムが停止してしまった。」
警備員「ああ・・・さっき業者が定期メンテナンスをすると言っていました。」
狩野「・・・そう・・・。」

ビル内に侵入して、ロックが外れたドアをこじ開け、冷蔵庫に入っていくりかぜ。
タンクの蓋を引き上げると、中には白亜高校の部員の血液サンプルが冷凍保存されて入っている。
シェービングクリームの容器の蓋を開けて、血液サンプルを一つずつ入れていくりかぜ。
りかぜ「・・・高木智子・・・乙奈姫櫨美・・・華白崎桐子・・・」
別のタンクに移る。
りかぜ「・・・生原血織・・・花原恵菜・・・そして・・・
海野美帆子・・・」



華蔵寺公園
野球場はナイターになっている。
実況「芝生の上を転がるボール
ただ目で追うよ Sunny Day Sunday!
全国1億5千万人のバレーボールファンの皆さん、こんばんは!
春の高校バレー、バトルロイヤル大会もいよいよ準決勝を迎えました!
あの絶対王者、聖ペンシルヴァニア大附属と五分の激戦を繰り広げた、群馬県の詩留々高専に挑むのは、千葉県の新星、初出場の白亜高校・・・!
この試合の勝者が賞金総額12億円をかけた鮎原姉妹との挑戦権を得ます・・・!」

球場の真ん中にあるバレーボールコートに整列する白亜高校バレー部と、詩留々高専のスバルとりかぜ。
りかぜ「前回の反省を踏まえて、気温の下がる夜に試合を設定しました・・・
これなら空気の密度が高いので神風は吹きません・・・」
スバル「なるほど・・・しかし、大丈夫か?目の下のクマがすごいけど・・・」
りかぜ「だいじょうぶよ・・・」

スバル「この試合は7イニング制で行くぜ?今回は延長ありだ。
この試合に引き分けはねえ。」
海野「OKよ。楽しみましょう。」
花原「ちょっと、あんたたち2人だけ?ほかのメンバーは?」
ちおり「あと4人連れてこないと、不戦敗になるよ!」
乙奈「ありましたわね・・・そういうことも・・・」
りかぜ「・・・私は体が弱いので戦えませんが・・・あなたたちの相手は造ったわ。」
海野「・・・造った・・・?」
球場に大型トレーラーが入ってくる。
花原「・・・もしかして・・・あの体育館にあったバレーボールマシン?」
ちおり「でもレシーブはどうやんの?」
花原「・・・うん・・・」
りかぜ「いでよ・・・これが私の最高傑作・・・」
荷台の扉がゆっくりと開いていく。
すると、中には海野そっくりのアンドロイドが5人立っている。
りかぜ「バレーボーロイド、UMX12よ・・・!」
花原「なんだって~~!!」
ちおり「海野さんが5人に増えたよ!」
乙奈「違いますわ、ご本人を入れると6人ですわ・・・!」
海野「わ・・・私にそっくり・・・!こ・・・これ、本当にロボットなの?」
花原「・・・あんた・・・クローンがクローンを作ったんじゃないでしょうね・・・」
海野ロボットは水色のSFアニメのようなユニフォームを着ている。
海野ロボの一人に近づき、髪の毛を書き上げてこめかみを見せるりかぜ
「ここが主電源ボタン。」
華白崎「・・・信じられない・・・し、しかし、アンドロイドを出場させていいんですか?」
りかぜ「ルールブックには書いてない・・・」
花原「そりゃ書いてないでしょうよ・・・!」
海野ロボに近づいていくちおり「すご~い!こんにちは!!」
すると、海野ロボが返事をする「はじめまして。水野美帆子です。私はこの大会が終わったらピーナツ農園に売られるの、よろしくね!」
花原「・・・声もそっくり・・・なんか気持ち悪いわね・・・」
別の海野ロボ「なに?あんたロボットを差別すんの?」
花原「・・・え?」
海野ロボ「天才科学者の火野美帆子よ。水野さん、気にすることないわ。」
水野「う・・・うん・・・」
火野「夏休みの自由研究で水爆を作ってIAEAに厳重注意を受けた私のガチバレーにあなたたちはついていけるかしら?おほほほ!!」
ちおり「・・・なんか誰かに似てない?」
口が開けっ放しの花原「・・・・・・。」
月野「にゃー!月野美帆子だよ!好きな雑草はハルジオンです!希望を捨てなければ絶対勝てるわ!」
飛び上がって喜ぶちおり「うおー!私もいる~~!!」
月野「こんちゃー!」
メガネをなおす金野美帆子「はあ・・・くだらないわ・・・こんな試合はとっとと終わらせて、バレー部は廃部よ。」
木野美帆子「まあまあ・・・長い目で見たらどうですか?この試合で優勝すれば、わたくしたちアンドロイドへの偏見も変わっていくと思いますわよ・・・」
花原「ちょっと待てーい!!水野美帆子まではわかる!なんで、ほかの中身が私たちになってるのよ!」
りかぜ「・・・なにか問題でも?」
華白崎「これは・・・自分との戦いになりますね・・・」
乙奈「傍から見たら、ひょうきんな海野さんがわたくしたちのモノマネをしているように見えますわ・・・」
海野「・・・な、なんで私のロボットなんか・・・」
スバル「・・・わかんない?去年あんたに負けた復讐だよ。」

病田「・・・どうせなら鮎原姉妹のロボットを造ればいいのに・・・」
さくら「・・・いや・・・連中にとっては海野さんは鮎原以上に乗り越えるべき壁なのよ。」
病田「・・・もしバレーの技術もコピーしていたら・・・?互角・・・?」
さくら「・・・いや結構やばいね・・・ロボットに疲労はない・・・」
病田「そんな・・・」
さくら「なあに、必ず穴はあるさ・・・私はもう見つけたよん。」

スバル「さあ、プレイボールだ!」



実況「先攻は勝ち数が多いチームとなります!共に2勝ですが、詩留々高専の引き分け試合が加算されるため、詩留々高専の攻撃からスタートです!」
スバル「頼んだぞ、木野美帆子・・・!」
サービスエリアに入る木野「やるだけやってみますわ・・・え~い!」
めちゃくちゃな軌道を描くサーブ。
花原「・・・な、なによあれ・・・!!」
華白崎「・・・乙奈さんの無回転フローターサーブだ・・・!!」
ちおり「まかして!て~い!」
ちおりが飛び込みレシーブしょうとボールに突っ込むが、軌道が変わり花原にぶつかって二人共倒れる。
花原「ぎゃああ!!」
スバル「おっしゃー!まずは先制だ!」
海野「乙奈さんのサーブまでコピーしてる・・・!」

木野の変化球サーブに翻弄される白亜高校。

ちおり「・・・あれってどうレシーブするのが正解なの?」
乙奈「わたくしにもわかりませんわ・・・」
スバル「言い忘れたが、10点以上点差がつくとコールド負けになるぜ!」
火野「おっしゃー!木野さん、とっととサーブで勝負を決めなさい!」
金野「・・・それ以外はあなたはからっきしダメですからね・・・」
木野「ご・・・ごめんなさい・・・」
水野「やめなよ・・・そんな言い方・・・」
金野「私は事実を申し上げたまでです。我々が守備に回ったとき、いの一番に敵に狙われるのは、レシーブができない木野さんだ。」
火野「そのとおり!」
金野「それと、火野さんです。このふたりははっきり言って戦力外ですね。」
火野「・・・え?」
芝をむしって食べる月野「芝生うめ~・・・」
スバル「おいおい、お前ら試合に集中してくれよ。」

花原「・・・わたしたちあんなに仲が悪かったっけ・・・?」
華白崎「・・・ええ・・・」
海野「これ以上点差を広げると、きびしいわ・・・私が下がるね・・・」

木野がサーブを打つ。
風船のようにふわふわ向かってくるボール。
海野(ふわふわ漂って・・・どこかで突然勢いをなくして落ちるんだ・・・
そこを狙う・・・!)
すると、ネットを超えた時点でいきなりストンと落ちるボール。
海野(しまった・・!落下タイミングが早い・・・!)
飛び込みレシーブでぎりぎりボールを上げる海野。
海野「誰か!リカバーを!」
乙奈「は・・・はい・・・!」
なんとか、レシーブをして相手のコートに入れる。
スバル「チャンスボールだ!」
水野「おっけー!」
水野が綺麗にレシーブを上げる。
月野がトスをして、火野が強力なスパイクを打つ。
花原の顔面にめり込むスパイク。
花原「ぐげえええ!!」
海野「花原さん・・・!」
主審の笛。
火野「見たか~!」
火野に飛びつく月野「火野さん天才~!」
混ざっているちおり「かっけー!」

華白崎「だめだ・・・!海野部長でも乙奈さんのサーブは予測できない・・・!」
海野「みんなごめん・・・動きが完全にランダムだから反応しきれない・・・」
花原「・・・どうするのよ・・・海野さんが拾えないなら、誰も拾えないわよ・・・!」
乙奈「な・・・なんかすいません・・・あんなサーブを打って・・・」

スコアを付ける山村「あれを完璧にレシーブできたのは野生のイノシシだけだ・・・
どうするのだ監督。」
さくら「・・・そうだっけ?まあ、野生のイノシシができたことを人間様ができないわけはないでしょ」
山村「・・・。いや、普通にできないだろ・・・
それに、花原さんのスパイクも模倣されている・・・
うちのチームを完全コピーしてくるとは、悪趣味極まりないぞ・・・」
さくら「・・・ねえマッスルくん。向こうのチームは本当に完全コピーかな?」
山村「姿が海野部長でなかったら、見分けがつかないと思うが・・・」
さくら「一人足りないんじゃない?
乙奈さんのサーブを誰よりもとなりで見続けてきた天才リベロがいるでしょう・・・」
気づく山村「・・・!ブー料理長がいない・・・!」
さくら「きっと、あのロボットはこの前の試合で部員が負傷でもして、急ごしらえで揃えたものなのよ・・・だから、必要最低限の5台しか用意ができなかった・・・
見なさい。あの天才少女の顔を・・・どう見ても寝不足のそれよ。」
山村「・・・確かに・・・」
病田「でも・・・向こうはなぜブーちゃんだけを外したんですか・・・?」
タバコに火を付けるさくら
「・・・理由はわからないけど・・・それが詩留々高専の致命的なミスなのは確かよ。」

となりで聞いているりかぜ「・・・致命的なミス・・・?冗談じゃないわ・・・
あの高木智子という謎の人物の血液があの給食のおばさんのものだったのは気づかなかった・・・ 
しかし・・・ブーちゃんのテクニックはレシーブとパスが多少上手なだけ・・・
身長もないし、悪いけれど海野部長の下位互換に過ぎないわ・・・
この勝負、私達の勝ちよ・・・!」

木野がサーブを打つ「たあ~」
怯える花原「ひいい!来た・・・!」
海野「ボールをよく見て・・・!」
華白崎「集中です・・・!」
その時、一人だけブーちゃんは目を閉じる。
精神を研ぎ澄ませて集中すると、ボールが空気を切り裂く音だけが聞こえる。
老師(少女よ・・・目で見えるものに惑わされてはならぬ・・・
デカ盛り・・・激辛・・・インスタ映え・・・それらは命をいただく食材への冒涜じゃ。
まだわからんか?
料理の真髄・・・それは作り手の・・・)

カッと目を見開くブーちゃん。
老師(心じゃよ・・・!)
木野の変化球サーブをレシーブするブーちゃん。
スバル「何いいい!!?返した!!」
りかぜ「馬鹿な・・・!」

『青春アタック』脚本㉝天下三分

回想
スバル「・・・・え?廃部・・・?」
顧問「せっかくソフトボールをやりに入学してくれたのにすまない。
実は本校では新たに女子野球部を立ち上げることが理事会で決まってね・・・
同じような部活動はいらないという判断で、ソフトボール部をたたむことにしたんだ・・・」
スバル「ちょっと待ってくださいよ!野球とソフトボールは全然違うよ・・・!」
顧問「理事会としては、ぜひ榛東さんに野球部の主将を・・・」
スバル「ほかの人をあたってください。」
部室を出て行くスバル。

河川敷で野球の試合を眺めているスバル。
日傘を指しているりかぜ「・・・野球部の主将を引き受ければよかったじゃない。
もともとプロ野球選手になりたかったんでしょう?」
スバル「おう、天才少女か。」
りかぜ「・・・となりいい?」
ベンチを開けてやるスバル「・・・いまさらソフトを裏切れねえよ・・・野球をやらせてもらえない女の子がやるスポーツとかさんざん馬鹿にされて・・・ここまで極めたってのに・・・」
りかぜ「・・・で、そこまで極めたあなたの実力は、もう日の目を見ることはないの・・・?」
スバル「そりゃ、あんたの方だろ。IQが200もあって、やってることは川原で三波石集めか。」
ビニール袋の石をかかげてりかぜ「・・・やることがないもの。
戦国時代や戦時中だったら、この頭脳も使いどころがあったのかもしれないけれど・・・」
スバル「なら、あんたもスポーツをやるといい。肉体と頭脳の戦いだよ。」
白い髪をかきあげ、赤い目をすがめるりかぜ「・・・この炎天下で大量の紫外線を浴びて?」
スバル「・・・死んじまうか。でも、戦略は考えられるだろ・・・?」
りかぜ「なら、あなたの下で働きたい。」
笑って、川に石を投げるスバル「うちはもう帰宅部だぜ?」
石は水を切ってバウンドする。
りかぜ「私はあなたとやりたいの。」
スバル「なんで?」
真剣な顔でりかぜ「・・・そういう運命だから。」
スバル「よせやい。いまさら野球部には入らねえぞ・・・啖呵切っちまった。」
りかぜ「イニング制の他の球技なら?」
スバル「・・・ソフトボールくらいしかねえだろ・・・」
りかぜ「・・・あったら?」



現在――伊勢崎華蔵寺公園球場
遠くには観覧車やジェットコースターが見える。
野球場のベンチに座っているスバル。
りかぜ「・・・お見えです。」
立ち上がるスバル。

球場に入ってくる鮎原姉妹
咲「ふえ~・・・本当にここで試合をやるの?」
スバル「たまには青空の下で体を動かすのも悪くないでしょ?」
ゲームボーイをしながら幹「・・・バレーボールをやるんだよね・・・?」
りかぜ「もちろん。」



白亜高校
生徒会室に駆けてくる小早川
「はあはあ・・・!」
ちおり「あ、チョロQが来たよ!」
小早川「ぜえぜえ・・・ついに詩留々高専が聖ペンシルヴァニアと戦います・・・!!」
今日の対戦カードを小早川から受け取る海野
海野「・・・約束守ってくれたんだ・・・」
さくら「義理堅いわね、あいつら。見直しちゃった・・・」
海野「・・・あれ?今日って、この試合だけなの?」
小早川「え?は、はい・・・」
海野「ほかの学校は・・・?」
生徒会室に入ってくる狩野「・・・もういないわ・・・」
海野「・・・レイちゃん!?」
ビビって通路を開ける花原。
狩野「ノックもせずに失礼いたします。」
さくら「ああ、いいよ。で、高体連のスタッフがわざわざうちみたいな貧乏高校に何のよう?」
狩野「祝福を言いに来ました。本日、白亜高校女子バレー部の準優勝が確定しました。
おめでとうございます・・・」
拍手をする狩野。
海野「ええっ・・・!!?」
華白崎「ほかの部は全て敗退したと言うんですか?」
狩野「・・・ええ・・・鮎原姉妹に・・・」
花原「本当に化物ね・・・」
さくら「・・・霧ヶ峰漸新と暁工業も?」
狩野「あの2校は季節性インフルエンザで出場停止です。」
さくら「寺島先輩のあほたれ・・・横浜でみんなと大皿をつついたから感染したんだ・・・!」
狩野「みなさんは、今日の試合の勝者と決勝戦で戦っていただきます。場所は東京体育館。
これは、バスチケットです。」
花原「うおおおおお!!!本当に、ここまで来た・・・!」
その時、黒服たちが生徒会室のテレビにチューナーを取り付ける。
華白崎「・・・なにを?」
狩野「・・・みなさんは今日の試合の結果がたいへん気になることでしょう・・・
そこで、試合の様子を衛星中継いたします・・・」
ちおり「見れんの?やったー!」
海野「レイちゃん・・・」
小声で狩野「海野さん・・・やったね・・・」

さくら「どうだ見たか!これぞ私の天下三分の計よ・・・!
聖ペンシルヴァニアが勝とうが、詩留々が勝とうが、どちらにせよ、今日の戦いで憔悴している・・・
そいつらに最後の止めをさせば、私らは優勝!
まあ、ここまで来たら12億がもらえる聖ペンシルヴァニアとやりてえけどな!」
花原「先生・・・!孔明先生・・・!」
華白崎「・・・信じられない・・・」
さくら「言ったでしょう?優勝するなら、負けなきゃいいだけ。簡単な話よ。」
乙奈「・・・海野さん泣いてるんですか・・・?」
海野「・・・だ・・・だって・・・ほんの数ヶ月前までは、一人でバレーをしてたのに・・・
生原さんがこの学校に来て・・・すべてが変わった・・・
サイエンスクラスの授業が変わり・・・
芸能クラスからはプロのアイドルがデビュー・・・
女子バレー部は活動を再開し・・・
生徒会室はみんなの憩いの場に・・・
栃木県の自然は守られ・・・
埼玉県のいじめはなくなり・・・
群馬県とは同盟が結べた・・・
そして・・・全国制覇の夢まで後一歩のところまで来ている・・・
こんなの奇跡だよ・・・」
微笑む花原「そういうセリフは、優勝してからでしょ・・・」
海野「だけど・・・」
ちおり「にゃー、なんかバレーじゃなくて野球してるよ!」
テレビ画面を指差すちおり。
花原「何言ってるのよ・・・チャンネルが違うだけでしょ・・・」
狩野「いや・・・そんなはずは・・・」

テレビ画面には野球のようなスコアボードが表示されている。
実況「最終回7回裏、詩留々高校の攻撃です!聖ペンシルヴァニアは守りきれるか!」
詩留々部員「ナイスサー、スバル!!」
咲「ばっちこーい!」
幹「この3点を死守しよう!」
下手打ちで強力なサーブを打つスバル「ウインドミルサーブだオラー!!」

ポカンとする花原「こいつら何やってるの・・・?」
狩野「正真正銘のバレーボールです。」
花原「いやいや・・・私が今までやってきたバレーと違うんだけど・・・」
さくら「イニング制バレーボールだ・・・」
華白崎「イニング制?」
さくら「もともとバレーボールってイニング制だったのよ。各チーム交互に攻撃と守備に入れ替わって得点を取り合うスポーツだった・・・そう・・・野球のように。
攻撃側がラリーを制すれば1点、守備側が制すれば1アウト。3アウトでチェンジ。」
花原「うそでしょ?」
さくら「・・・榛東スバルはもともとソフトをやってたって言ってたっけ?」
海野「・・・はい・・・」
さくら「・・・この試合・・・わからないわよ・・・」
花原「・・・・・・。」

実況「スバルのバックアタックが決まった~!同点!同点です!!
これで詩留々高専が聖ペンシルヴァニアに追いついた・・・!!
カウントは2アウト!ここで、詩留々高専がラリーを制すれば、逆転サヨナラ勝ちです!!」

ブラウン管にかぶりつく花原「なんですって・・・・!!??」
華白崎「・・・あの鮎原姉妹が・・・負ける??」



華蔵寺公園球場
詩留々高専の応援団「あと一点!あと一点!!」
野球帽をかぶっているりかぜ(・・・やはり、聖ペンシルヴァニアは鮎原姉妹以外は脅威ではない・・・
確かにほかのメンバーも強いには強いが想定の範疇・・・
この勝負もらったわ・・・)

ネット越しに話しかけるスバル
「なあ鮎原さんよ、下のやつらに追いかけられるってのはどんな気分だい?」
咲「ん?楽しいよ。」
スバル「・・・あんた、この状況でどういうメンタルしてんだよ・・・
ルールに慣れてなかったから負けたっていう言い訳はよしてくれよ・・・」
咲「まさか・・・こんな楽しいルールを教えてくれて感謝したいくらいよ。
それに・・・私たちが負けたことがないとでも?
負けるのはいいことよ。勝ち方は負けなければ学べないからね。」
スバル「負けるのがいいこと・・・?」
昨年、海野に敗れた記憶が蘇る。

回想
笑顔の海野「はあはあ・・・ありがとう、いい試合だった・・・!」
スバル(3セットストレート敗けが・・・?)

スバル「負けるより勝つほうがずっといいだろうがあああ!!」
渾身のバックアタックを打つスバル。
それをひろう幹。
アタックを打つ咲。
咲の強烈なアタックを必死にブロックする詩留々高専の前衛。
球速が落ちたボールを立て直す。
もう一度バックアタックを決めるスバル。
エンドラインギリギリを狙うが、守備の天才の幹が超反応で飛び込みレシーブをする。
咲「ナイレシ幹姉!」
もう一度咲がアタックを決める。
そのアタックを根性で食らいついてひろうスバル「負けるかあ!!」

激しいラリーの応酬を見つめる白亜高校。
海野「すごい・・・あの鮎原姉妹と互角だなんて・・・!」
華白崎「それは違うわ・・・追い込まれてるのは明らかに鮎原姉妹です・・・」

なかなか終わらないラリー
咲「ずいぶんしぶといわね・・・!はあはあ・・・」
スバル「連戦の疲れが出てるんじゃないのか?ぜえぜえ・・・
こっちはな・・・仮想海野ロボを6台相手にして毎日特訓してんだ・・・
あんたたち2人なんて目じゃねえさ・・・」
幹「オール海野さんチームは確かにやばいね。うん。」
スバル「どうする?絶対王者・・・」
幹「このままラリーを続けていてもキリがない・・・終わりにしようか。」
そう言うと、幹がバックアタックをする。
スバル「勝負を焦ったな!アウトだ!!」

何かを察するりかぜ「・・・!!だめ・・・!!」

その時、強風が吹き、地面にボールが落ちる直前で風に煽られ向きが変わり、ぎりぎりコート上に落ちる。
ショックを受けるスバル「な・・・!なんだって・・・!!??」
幹「あ~よかった。午後になるまでラリーを粘ったかいがあったわ。」
スバル「あんた・・・風が出てくるのを、待ってたのか・・・?」
幹「群馬の名物は空っ風なんでしょ?まあ、これは春一番かな。」
咲「さすが幹姉・・・!」
膝をつくスバル「野外での試合という逆境を活かして・・・
な・・・なんてやつだ・・・」
りかぜ(・・・・・・あの姉妹は・・・バレーに愛されてる・・・)
実況「15分にも及ぶラリーは鮎原姉妹が制しました!これにより、この試合は引き分けです!!」

テレビにかぶりつく花原「ちょ・・・!ちょっと待ってよ!バレーボールで引き分け?」
さくら「イニング制でしか起こりえない結果ね。」
華白崎「・・・ということは・・・どうなるんです?」
気まずそうな狩野「・・・すいません・・・白亜高校の準優勝確定は撤回いたします・・・」
ちおり「バスチケット返すの?」
乙奈「みたいですわね・・・」
海野「スバルちゃんは同盟を結ぶ際に、条件をつけた・・・
聖ペンシルヴァニア大附属と戦う代わりに、次は私たちと戦いたいと・・・」
花原「ちょっと待った!じゃあ・・・」
華白崎「わたしたちの優勝は、詩留々高専と聖ペンシルヴァニア大附属の連勝しかなくなったってことです・・・」
ちおり「わーい!あと2回も戦える~!やったー!」
花原「うそでしょ・・・!これじゃあ立場が逆転よ・・・!」
ちおり「私たちも引き分ければ?」
花原「・・・いったい何がしたいのよ・・・」
海野「・・・監督・・・」
さくら「・・・うん。けっこうやばいね。」
花原「先生・・・策は・・・?」
さくら「・・・ない。つーか引き分けって・・・」
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