『80日間宇宙一周 Galaxy Minerva』脚本③

トポロ劇場
ステージ上では知らないアイドルが歌っている
アイドルのライブを何故かオペラグラスで鑑賞するミグ
「あれ?テレビで見たのよりも踊りがぎこちないし、なんか歌が下手・・・」
ファン「なんなんだこのおばさん・・・」
ファン「観光客が・・・」
ミグ「なんか胸が張り裂けそうなこと言われてるんだけど・・・」
ポップコーンを食べるライト「だからよそうって言うたやんけ・・・」
親切なファン「彼女たちはジュリエッタじゃないですよ。ここはマイナーなインディーズアイドルをファンの僕らが応援する劇場なんです。ジュリエッタも昔はこの劇場で歌ってたんです・・・」
ミグ「はあ・・・」
ライト「よう見てみい、メイクや服装はあの人気アイドルの真似してるけど、顔立ちがあの子の方がずっとあどけないやろ」
ミグ「ジュリエッタじゃないんだ・・・」
ライト「それよりもあの子さっき見かけたような・・・」

ガチガチに緊張している新人アイドル「あの・・・きょきょきょ、きょうはお日柄もよく、ようよう白くなりゆくヤマギワ・・・」
観客「はははかわい~!」
新人アイドル「ええと、えとえと、次の曲は、ええと・・・なんでしたっけ?」
客「マイオンリーアイドル!」
「ああそうでしたね・・・ごめんなさいごめんなさい!」
ポップコーンをむしゃむしゃ食べるライト「応援か・・・確かにあれ金取って見せるクオリティちゃうでw」

ライブ会場から出る二人。
劇場内のロビーのソファーに座る。目の前にはグッズショップがある。
ライト「どや、楽しかったか?」
ミグ「つまりあれなんだな、かつての芸術界にあったパトロンに近いんだな。」
「ああタニマチのことね。」
グッズ屋を見つめるミグ「あ、私お手洗い行ってきていい?」
「ええよ、ここで待ってるから。」

ライトの前に近づく新人アイドル
「あ、やっぱりさっきのお客さんだ!見に来てくださったんですね!」
ライト「あ、やっぱり、あんたさっきの定食屋の」
アリエル「はい!アリエル・スカイって言います。今日はありがとうございました!」
ライト「アイドルやったんや!」
アリエル「ええ、まだ駆け出しですけどね・・・ステージどうでした?楽しんでいただけました?」
ライト「ああ、面白かったで色々・・・」
アリエル「よかった~今日は払い戻ししなくて済みそうだ・・・」
ライト「え・・・ま、まあよかったらここ座りいな。」
アリエル「あ、じゃあ失礼して・・・」
ライト「それよりアイドルってこんなところで客と絡んでてええんか?」
アリエル「私人気ないですから・・・」
ライト「でもほかの客は?そこそこおったで。」
アリエル「あの人たちは他のグループの追っかけさんですね。ザ・パンチラーズさんとか・・・」
ライト「ああ、あのスカートの短い!」
「ですです。」

ミグが戻ってくる「お待たせライト・・・」
ソファーでライトとアリエルが楽しく談笑している。
アリエルのポケベルが鳴る
立ち上がるアリエル「いけない、もういかなきゃ!またバスに乗り遅れる。今日はありがとうございました、ではまた!」
ライト「ああ頑張れよ~」
立ち去るアリエル。

ミグに気づくライト「あ、ミグいたん?」
ミグ「なんかお邪魔だったようだね・・・」
「何言うとんねん・・・ってお前何ジュリエッタグッズ買い込んどんねん!」
紙袋を抱えるミグ「え・・・これはその・・・お土産だよ。デニスが好きだって言うから・・・」
「お前・・・まあいいや、さあ行くか!」

その直後、劇場の外で爆発音が鳴り響く。
二人「!?」

劇場から出るライト「なんや!?」
劇場の前のロータリーで路線バスが燃えている
人だかりができる。

ミグ「爆弾テロ・・・!」
アリエル「ライトさん・・・」
ライト「あ、アリエル、大丈夫か!?」
アリエル「はい・・・あのバス、私も乗ろうとしてたんです・・・」
ライト「なんやって?」
やじうま「大変だ、あのバスにはパンチラーズが・・・!」
号泣するファン「パンチラーズ~~!!」

パトカーが集まってくる。
ゲオルグ警部「やじうまを追っ払え!けが人を助けろ!」
警官「は!」
消防隊員がこんがり焼けたパンチラーズを救急車に乗せる。

ゲオルグ「オラオラどけどけ!救助活動の邪魔だ!ぶっとばすぞてめえら!」
ライトを見つけるゲオルグ
ゲオルグ「こら、お前。まだこんなところにいたか・・・」
ライト「この星、随分と治安悪くなったんやな・・・」
「ふん、おかげ様でな。」
警官「警部!やはりまたアイドルを狙ったテロ行為です!」
ゲオルグ「くそ、なめやがって・・・」

アリエル「アイドルを・・・」
ライト「大丈夫やアリエル。深く考えるな。」
アリエル「いったい誰が・・・」
ミグの方を向くライト「緋色の旅団ちゃうんか?」
ミグ「いや、彼らは労働者の味方だ・・・大衆文化を破壊はしないだろう・・・手口から言って使われた爆弾はサーペンタリウスのものかもしれん。」
ゲオルグ警部「おい、そこのお前、どうしてわかる?」
ミグ「自動車や航空機による爆弾テロにはたいていあの犯罪組織が裏で絡んでいます。」
ライト「サーペンタリウス?なんやそれ。」
ミグ「いわゆる死の商人だよ。テロリストや反政府組織に銃器や破壊兵器を売る。」
爆弾の破片をつまむミグ「問題はこの爆弾をどこがサーペンタリウスから購入し、仕掛けたか・・・」
ゲオルグ「お前詳しいが何者だ。」
ミグ「冥王星のチオルコフスキー将軍です。」
ゲオルグ「なんだと、軍人か。」
辺りを見回すミグ

ライト「そもそも誰がアイドルを狙うんや・・・」
ゲオルグ「ふ~おそらくは土星の過激派だよ。最近アイドルのおかげで天王星に再軍備を求める動きが出ているからな。それか天王政府の保守派勢力か・・・どっちも警察の分を超えた相手だが・・・」
「あんたはどんな相手でもぶっ飛ばしてワッパをかけるんやろ?」

やじうまの中に怪しい男を見つけるミグ。
ミグ「あの男・・・!」
駆け出すミグ。
ゲオルグ「あ、おい・・・!」

やじうまの中からひとりの男が逃げ出す。
その男を追いかけ、取り押さえるミグ
爆弾魔「いででで!離しやがれ!」
ミグ「久しぶりだなアンディ・ボマー・・・!」
ゲオルグ「誰だ!?」
ミグ「冥王星の兵器をサーペンタリウスに横流ししていた悪党だ!」
爆弾魔「違うね、アーティストだよ。」
ミグ「答えろ、誰に雇われた!?」
爆弾魔「どうだ美しかっただろう・・・?あれこそが芸術だよ・・・くだらんアイドル文化など灰になれば・・・」
銃を突きつけるゲオルグ「その前にお前が灰になるぞ。」
爆弾魔「それは・・・」

狙撃される爆弾魔。
とっさに銃弾が飛んできた方向へ銃を構えるゲオルグ。
悲鳴を上げてやじうまが逃げ出す。
「上に狙撃している奴がいるぞ!(警官隊に指示を出す)早く市民を建物の中に避難させろ!!」
ビルの屋上に向かって発砲するゲオルグ「お前らもいけ!(ライトとミグに)」

駆け出すミグ「いくぞライト狙撃している奴を倒す!」
ライト「おう!」
ゲオルグ「ちょっと待て!そういうことじゃねえよ!!」
アリエル「ライトさん!」

ビルの屋上。
狙撃手「任務完了・・・引き上げるか・・・。」

ビルの屋上へ続く扉をぶち破るミグ。
ミグ「そこまでだ!」
ミグに向かって発砲する犯人
とっさにEM銃を撃つミグ
木っ端微塵に吹っ飛ぶ犯人。
返り血を浴びるミグ。

屋上に入ってくるライト。
ライト「!お前何やっとんねん!犯人が跡形もなくなったやないか!」
ミグ「いや、正当防衛で・・・」
ライト「だからって殺すことないやろ!それに貴重な証人やったんちゃうんか!」
ミグ「すまない・・・条件反射で引き金を・・・」
ライト「あ~あ・・・」
屋上の一部がクレーター状に凹んでいる。
ライト「前から思ってたけどあんたいつもやりすぎや・・・人の命をなんだと思ってんねん」
ミグ「そんなこと言ったって撃たなきゃこっちがやられてたんだぞ。」
「軍人はいつもそう言うんや・・・」
「お前こそ甘すぎるんだ。命懸けで戦ったことがないから・・・!」
ライト「ああそんな殺戮マシーンにはなりたくないね。」
ショックを受けるミグ「・・・・・・!」

屋上に警官と共に入ってくるゲオルグ「なに痴話喧嘩してるんだてめえら!!」
ライト「こいつが犯人をダーティハリーばりに問答無用でぶっ殺したんや!」
ゲオルグ「なんだって!?」
ミグ「・・・・・・。」
ゲオルグ「はっは~気に入ったぜ冥王星の将軍!悪党どもには正義の鉄槌だ!な!?」
ミグ「え?
ええ・・・そうだ!ほらみろ警部殿だってそう言ってるじゃないか。」
ライト「お前ら結託するんか!」
ゲオルグ「正義の執行には力が伴う。強くなければ平和は守れない。」
ライト「それは俺の正義とちゃうなあ」
ゲオルグ「ああそうかい。それよりあんたいい腕だな、どうだ?この事件の捜査に協力しねえか?」
ミグ「え?」
ゲオルグ「オレたちはずっとサーペンタリウスを追っている。そしてあんたは連中に詳しい。どうだ?報奨金も出るぜ?」
ミグ「わかりました。私でよければ協力しましょう。」
ライト「おい、ちょっと待て!地球への旅はどうするんや?」
ミグ「お前はあの女の子とデートでもしてればいいだろ。私はしばらく社会のために働いてるから。」
ライト「なんやと~!!ああ、分かった!勝手にせい!」
ライトに背を向けて警官と話すミグ「まずこの狙撃位置から見て最初から犯人はボマーを始末しようと・・・」

『80日間宇宙一周 Galaxy Minerva』脚本②

惑星連合放送
「先週から始まった天王星で大人気のアイドル、ジュリエッタのライブツアー、ライブ初日で入場者は2000万人を超え、会場は熱狂の渦に包まれました。
また本日発表された新曲マイリトルスターは配信初日で12億5000万ダウンロードを記録。早くも話題となっています。」

「ジュリエッタは天王星の27番目の衛星ファーディナンド出身。14歳の頃に田舎の星から夢を追って天王星へ上京、首都ポープの安クラブでピアニストとして働きながら地道にキャリアを積み、3年後メジャーデビューに至っています。そのサクセスストーリーは多くの少女に夢を与えました。」

天王星。市街。
都心部は建設ラッシュで、ビル街のそこらじゅうで巨大なクローラクレーンが首をもたげている。
重機のガコーンガコーンという音。
惑星連合放送が映っている屋外のマルチビジョン。
ジュリエッタの映像が流れている。
それを遠くからぼんやり眺める土木作業員のアルバイトをしている女の子。
作業員のおじさん「アリエルちゃん、もうちょい土のう持ってきてくれる~!?」
アリエル「あ、は~い!」
首にかけたタオルで汗をぬぐい、土嚢を持ち上げるアリエル。

マルチビジョン
「しかしジュリエッタの言動はアイドルの域を超え天王政府を動かす大問題にまで発展しています。
それが衛星ファーディナンドの領有権問題です。」

天王星とその衛星の軌道を示した図が表示される。

「近年ファーディナンドの領有権を土星が主張。ファーディナンドの宙域に機動戦艦を送り、そこに駐留する地球連邦軍の艦隊と一触即発の状態になったのは記憶に新しいでしょう。」

記者会見のVTR
ジュリエッタ「私の故郷が土星になるのはとても悲しいです・・・」

「この発言がここまで政治的な意味を持つとは彼女自身も思ってもいなかったでしょうが、ジュリエッタの涙はシラけ世代や平和ボケと揶揄された天王星人のナショナリズムににわかに火をつけました」

「ジュリ様の故郷を守れ!」「元老院は役たたず!」「再軍備しろ」のプラカードを持つ運動家。
土星の国旗を燃やす天王星の若者

「この非常事態に天王政府はディクタトル(独裁官)を指名することを検討、強大な力を持つ臨時職ディクタトルがアイドル文化を規制する可能性もありますが、それはかえって大衆の心を逆なですることになると懸念する者もいます。」

天王政府コンスル(執務官)「我々が言えるのは、たかがサブカルチャーといえども、それが国家の秩序を乱す信仰に発展した場合には、毅然とした対処を取らざるを得ないということです。」
元老院議員「ジュリエッタがメシア?バカバカしい。」


「色々な意味で今後も目が離せないジュリエッタ・・・ここで番組内容を一部変更して、たった今始まったジュリエッタの全世界ライブツアーの様子を生中継します!」

ライブ会場。数え切れないファンの中心で手を振るジュリエッタ。
ジュリエッタ「それでは私の歌を聴いてね!」
観客「わあああああああああ」
前奏が流れる
ジュリエッタ「マイリトルスター!!」

所ジョージ「♫タイヤキ~タイヤキ~さ~め~て~しまったら~電子レンジでチン、チンしてアンコもか~わ~く~♫」

リンドバーグ船内に響く所ボイス。
ライト「お前本当に所さん好きやなあ」
ミグ「ほっといてくれ、トコジョーさんの歌にはな、ふか~い社会風刺があるんだよ・・・」

所「♪意味ないじゃ~ん意味ないじゃ~ん」

ライト「・・・・・・。この人そこまで深く考えてこの歌作ってないと思うで・・・」
「あるの!いいの!所さんの歌を聴くと・・・宇宙はこんなに広いのに私はなんてつまらないことにあくせくしてるんだろうって癒されるんだよ・・・」

所「たけしがバイクでゴンダワラ~♪」

ライト「たしかに凄まじくバカバカしいもんな・・・」
「それがトコジョーさんのねらいなのさ・・・」
「は~歌で人を感動させるのも難しいんやなあ」



「制限速度~マッハ2000」と書かれた人工衛星の影に隠れてスピード違反の取り締まりをしている警察の宇宙船。
そこを猛スピードでリンドバーグ号が横切っていく。
リンドバーグ号が速過ぎて爆発するスピードメーター衛星。

警察のパトロール船がサイレンを光らせて接近してくる。
ライト「あかん、警察や・・・」
ヘッドフォンで曲を聴いていて気づいてないミグ「でもそらお前 俺だって警察に来たくて来てんじゃないんだから、オ~ラ お前の態度が気にくわぬ~オラ 愛想の一つも言ってみろ~
か弱い市民は命令的な~お前の態度や言動に~車~庫証明が欲しいから付き合ってんだよ~♪」
ライト「・・・ミグ、今その歌を歌うのやめてくれへん・・・?」



天王星。首都ポープ。
オセロ第一警察署。
屈強な老刑事が足を踏み鳴らして取調室に入ってくる。
ゲオルグ警部「俺の星の秩序を乱すやつは許さん!ギタギタのメロメロにしてやる・・・!」
ライト「あ、ゲオルグのおっちゃん!」
警官「デカ長お知り合いですか?」
ゲオルグ「・・・そいつを釈放しろ。とっととこの星から追い返せ。オレたちの捜査の邪魔になる。」
警官「はあ・・・」
ゲオルグ「そいつはスパイでも運動家でもない。ただの馬鹿だ。」
ライト「なあ、なんかあったん?天王星」
ゲオルグ「お前には関係ない話だ。さあ帰った帰った。こちとら領土問題で忙しいんだ・・・」
ライト「じゃあ前みたいにカツ丼食ってからでいい?」
ゲオルグ「うるせえ~!外の定食屋で食え!」

取調室から追い出されるライト。
待合室で待っていたミグ「なあ、大丈夫だった?」
ライト「ああ・・・知り合いがおってな。」
ミグ「お前はたいていどの星でも警察沙汰を起こすよな・・・」
ライト「冥王星はお前が通報したんやろ!」
ミグ「あれは悪かったって謝ったじゃないか・・・で、どうする?この星で飯でも食べていく?」
ライト「せやな。せっかく降りたし。」

警察署を出て街を歩く二人
巨大なビルの周りをモノレールが走っている。遠景にはさらに巨大な水道橋がそびえ立っている。
街のそこらじゅうに劇場、映画館、カジノ、カラオケ、公衆浴場、フィットネスクラブがある。
ミグ「すごい大都市だな・・・劇場や娯楽施設がたくさん・・・」
ライト「パンと見世物の星やからね。なあ、うまい店知ってるからそこでいい?」

定食屋
定食屋主人「いらっしゃい!」
ライト「おう大将来たで~」
主人「あ、久しぶり!カウンターでいい?」
ライト「ああ。ツレもいるんで。」
ミグ「こ、こんにちは・・・」
主人「すっごい品の良さそうなご婦人じゃないの!どうしたの?」
ライト「へへ、冥王星人やぞ」
主人「あの星美人多いって言うもんな!」
お冷とおしぼりを出すバイトの女の子「どうぞ」
ライト「悪いな。」
主人「で、なんにしましょう?」
ライト「いつものやつで。ミグもそれでいい?」
ミグ「構わんよ。」

ライト「ここのドンブリすっごいうまいんや!」
ミグ「へ~・・・こういう店入ったことないから緊張するなあ・・・」
周りを見渡すと客が座敷で新聞を広げてタバコを吸っている。
ようじを咥えたサラリーマン「おじさん勘定!」

ミグ「なあ・・・さっき警官から聞いたんだが・・・天王星って軍隊持ってないんだな。
だから宙域を警察が取り締まっている・・・」
ライト「軍人のあんたには信じられへんやろうけど・・・ずっと昔に戦争を放棄した平和な星なんや」
「しかしどんなシステムにも防衛は必要なんじゃないか。例えば人体だって免疫というものが・・・
だけど・・・うん・・・そんな星、羨ましい。」
微笑むライト「オレもや・・・」

バイトの女の子「カツ丼お待たせしました~」
ライト「へへへこれやこれや!いただきま~す!」
ミグ「え、なにこれ?ライスの上におかず乗せてるんだ・・・」
「食ってみろよ、旨いから」
「いただきます・・・あ、甘くて美味しい~」
「やろ!」

何気なくリモコンを操作するサラリーマン。
定食屋のテレビのチャンネルが変わり、ジュリエッタのライブ映像が流れる。
ジュリエッタ「♪守りたい、救いたい、私のたった一つの大切な星~」

テレビ画面を指差すミグ「おい、あの珍妙な歌はなんだ!?」
ライト「あ、ああ天王星で流行っているとかいうアイドルやろ。」
バイトの女の子「あの人はパトラ・ジュリエッタさんですよ~」
ライト「お、おねえちゃん詳しいね!」
ミグ「そういえば市街のビル広告でも見かけたし、マルチビジョンにも映ってたかも・・・」
バイト「はい、天王星で最も人気のあるアイドルなんです!」

テレビのジュリエッタ「劇場で待ってるね!」

ミグ「なあ・・・行ってみないか?」
ライト「え?」
ミグ「その・・・劇場・・・」
ライト(こういうのバカバカしいと言うと思った・・・)

『80日間宇宙一周 Galaxy Minerva』脚本①

MP通信プレリリース
世界初の有人恒星間ロケットXー零今日打ち上げ
テストパイロット:アイザック・イエガー、アルファケンタウロスまで10年間の宇宙の旅

地球連邦は、恒星間ロケット「Xー零」の打ち上げを、本日実施した。

Xー零は全長320メートル、500万トンの核融合パルス式ロケット。

太陽系から最も近い恒星アルファケンタウルスの軌道上に、探査衛星ディスカバリーを投入することが主なミッションとなる。

この新型ロケットの最高速度は、秒速254万キロメートル(光速の85%)で、第三宇宙速度で太陽系から脱出した後は、ほぼ光の速さで4.4光年先のアルファケンタウルス星系まで向かう。

だが驚くのは、そのスピードだけではない。

ディスカバリー計画は、太陽系外の生命体の有無を、実際に人間を送り込んで確認させるという、まるでSF映画のような壮大なプロジェクトなのだ。

人類代表として選ばれたのは、ライトスタッフ空軍基地所属のアイザック・イエガー少佐(26)。

彼は、空軍基地きっての凄腕パイロットで、8ヶ月間に及ぶ厳しいテストを突破した。

イエガーの記者会見
記者「10年間の宇宙の旅は退屈じゃありませんか?」
イエガー「それは地球で待っている君たちであって、こっちは相対性理論の関係であっという間さ」

少年「かっけ~・・・」

家の庭で小型のロケットを組み立てている少年
庭の外からカラかう隣の家の悪ガキ「おい、あいつまたしょうもないもん作ってるで~」
同級生「聞いたで、お前ロケット作って宇宙一周するんやって?」

うなずく少年。

同級生「マジ!?お前知らんのか、ロケットはNASAのおっさんがたくさん集まって作ってんやで。お前みたいなもんがひとりで作れるはずないやろ!」
「ああ、ちょっとばかし理科のホーキング先生に褒められたからっていい気になりやがって、こんなもんはこうじゃ!」

庭に入ってきてロケットを蹴飛ばす同級生
慌てて止めようとする少年「なにするんや!」

レオナ「おまえらやめんか~~!」
男勝りな少女がマウンテンバイクで庭に突っ込んでくる。
「うわ!レオナ・イアハートや!」
「お前らなあ、寄ってたかって弱いものいじめて何が楽しいねん!
暴力ってのは絶対にアカンことなんや!」
と言いながら同級生の男の子たちを木の棒でしばき倒すレオナ
同級生「くそ~覚えとれよ~~!!」
鼻の下を指でこするレオナ「へっ口ほどにもないやっちゃ・・・」
倒れた少年に手を貸すレオナ「あんた大丈夫か?」
頷く少年

少年の作ったロケットを嬉しそうに眺めるレオナ。
「へ~これが宇宙ロケット・・・!あんたが一人で作ったの!?すげ~すげ~!!」
「まあな・・・オレはいずれこれに乗って宇宙を飛べるようにする。イエガーよりも遠くへ行くんや・・・」
「マジで!?
でもこれでも十分いけるんちゃうの?」
ロケットにまたがるレオナ
「おい、ちょっとこれ発射してみようぜ。」

庭で大爆発が起こりロケットが勢いよく吹っ飛び、またがっていたレオナを一瞬で振り落とし、隣の家のガレージをブチ壊す。
パトカーのサイレンが鳴り響く。

「・・・逃げるで・・・」
自転車の後ろに少年を乗せて逃げ出すレオナ。

自転車で郊外まで逃げ出す二人。海の見える下り坂を勢いよく降りていく。
笑うレオナ「はっはっはあの悪ガキん家ふっとばしたで・・・!」
つられて微笑む少年。
「しかしあんなロケットを作れるなんて、おたくほんま天才発明家ちゃうんか?
じゃあ、今度はあたしの夢を見せたるな。」

自転車を投げ出し、茂みの中を進む二人。
「ええか、ここはあたしだけの秘密の場所なんや。」
茂みの向こうには金網のフェンスがあり、そのさらに奥は滑走路になっている。
勢いよく加速し離陸していく戦闘機。
「あたしの夢はあれに乗ること。」
飛行機雲を見つめるレオナ。
「女のパイロットはまだおらんらしいけど、ならウチが最初に乗ったるわ。」
「難しいんちゃうんかなあ・・・」
「はっはっは・・・
お前面白いこと言うな。やってもいないのに、なんでここで諦める?
あたしは絶対パイロットなってみせるで。そや、そんときはウチに飛行機こさえてえな。宇宙で一番速いヤツ。それに乗ってうちとお前で宇宙を旅するんや・・・どや?」

数年後の新聞
地球連邦軍初の女性パイロットが誕生!偏見に打ち勝つ!

18歳くらいのレオナ。戦闘機のコックピットに登ってフライトゴーグルをかける。
レオナ「よっしゃ~こっちは準備できたで~!」
作業着を着た青年が翼の下で戦闘機を整備する。
戦闘機から離れ、親指を立てる青年。
レオナ「レオナ・イアハート出撃~!」

空母のカタパルトから勢いよく離陸する戦闘機。
それを見送る整備士の青年。

新聞
星間戦争激化!
ルナマックス前線基地で激しい空中戦!
被害甚大――


ルナマックス基地。
敵戦闘機の大群に押される地球連邦軍の編隊。
猛スピードで旋回し銃弾をかわすレオナの戦闘機
「くそ・・・!弾幕シューティングゲームやないで!!」
無線で応援を呼ぶレオナ「本部応答せよ!仲間はみんな落とされちまった!至急援軍頼む!」
無線「・・・が・・・たな・・・こし・・・てく・・・」
レオナ「ったく冗談やないで・・・!まああたしは宇宙一の天才パイロットやけどな!」

地球の宙域に停泊する宇宙空母の甲板に煙を履きながら突っ込んでくるレオナ機
荒々しく着陸し、翼が折れる。
消火器を持って駆けつける整備士の青年。
コックピットが開く
レオナ「全部倒してきたで・・・はあはあ・・・」

病室
傷ついたレオナをお見舞いする青年
ベットで寝たきりのレオナ「そんな顔するなって。あんたの整備不良でこうなったわけやない・・・気にするな。誰も悪くない・・・敵のやつらだって・・・きっと誰も殺したくなかった・・・」
ベッドの横には車椅子がある。
「あ、そうそう、最近暇でな・・・子供の頃のことを思い出すんや・・・覚えてないか?
お前が宇宙一速い宇宙船を作って、あたしとあんたで宇宙を旅するって言ったこと・・・宇宙のいろんなところを回って・・・
きっと楽しいやろうな・・・」
窓の外の空をぼんやり眺めるレオナ。
「なあ、わたしの体が治ったら、その、お前が今作ってる宇宙船に乗せてくれへんかなあ?」
頷く青年
「よかった・・・じゃ、これ預かっといてえな。」
ベッドの横に置いてあるフライトゴーグルを青年に渡すレオナ。
複雑な表情の青年。
「・・・医者がなんて言ったか知らんが、あたしはまだ諦めてへんで。あたしはまだ生きとる。
生きとるうちは何度だってやり直せる。・・・なんだって許せる。
だからお前も絶対夢をあきらめんなよ。ライト。」
ニヤリと微笑むレオナ。



(現在)
目を覚ますライト「・・・・・ふあ~」
リンドバーグ号船内。
歯磨きをしながらコックピットに入るライト「おはよ~ミグ~・・・」
コンソールを叩くミグ「あ、おはよう。」
ライト「何読んでるんや?」
ミグ「ルヴェリエ様からの電子メール。海王星をなんとか立て直してみせるって。」
ライト「あの子ならきっといい王様になるんやろうな・・・で続きは?」
慌てるミグ「それはいいじゃないか・・・」
ミグを押しのけメールを確認するライト「なんで~な。」
「あっ」
「ええと、なになに、僕が海王星を元通りの美しい星にしたらミグさんを必ず招待するので・・・僕と結婚・・・」
「それ以上はやめて!」
「なに赤くなっとんねんあんたは・・・でもあいつ、なかなかやるなあ。」
ミグ「みんな夢があっていいなあ・・・」
ライト「あんたにもあるやないか。地球へ行くこと。」
ミグ「お前やルヴェリエ様の夢に比べたらつましい夢だがな・・・」
ライト「そんなことないよ・・・」
ミグ「ライト・・・」
ライト「え?なに?」
ミグ「いや、いい・・・」
ライト「そう?ちょっと顔洗ってくるわ~」
ミグ(なんか元気ないな・・・)

『80日間宇宙一周 Galaxy Minerva』登場人物

 アイドルマスターというゲームを知りじゃ今度は宇宙アイドルやりたいという安易な思いつきで書いてしまった『80日間宇宙一周』まさかの第三弾!
 お馴染みのライトとミグのコンビが、パンとサブカルチャーの星天王星で宇宙を揺るがす陰謀に巻き込まれる!多分!

ライト・ケレリトゥス
宇宙最高の発明家にして冒険家。楽天的な性格。空飛ぶばかやろう。地球人。

ミグ・チオルコフスキー
冥王星の由緒正しい軍人。生真面目。所ジョージを敬愛。実はけっこうミーハーだった。

アリエル・スカイ
天王星の駆け出しのアイドル。夢のためならどんな仕事でも健気にこなす。ライトと気が合う。

パトラ・ジュリエッタ
天王星のトップアイドル。故郷は天王星27番目の衛星ファーディナンド。

キャリバン社長
天王星の芸能事務所、第7惑星プロダクション社長。

ゲオルグ・シドゥス警部
天王星警察の叩き上げの鬼警部。ライトとは顔見知り。

レオナ・イアハート
ライトの幼馴染。地球連邦軍の戦闘機のパイロットだった。

デニス・エヴァンジェリスタ
ディープインパクト時代のミグの同僚。天体物理学者。

天王星
別名パンとサブカルチャーの星。
共和制の惑星で長いあいだ戦争をしたことのない平和な星。
自国の軍隊を持っていないが地球連邦軍と同盟関係を結んでおり防衛面は地球に依存。
太陽系で最も優れた建設技術があると言われており、都市開発が進む。

サーペンタリウス
天王警察が追っているいわゆる死の商人。弱小国家やテロリストに武器を売り、はたまた戦争のプロデュースも手がける犯罪組織。ラテン語で蛇使いという意味。

アベンジャーズ

 「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ 楽しい 計測不能」
 
 キミが本気で戦うのは自分のためだけだ。キミのようなやつがヒーローのふりをするのはやめたほうがいい。

 夏休み映画の真打ち登場!史上最強のヒーロー映画!アメリカよ、これが映画ですよね!(←洗脳された)

 とにかくそれぞれのヒーローが映画の主役級・・・じゃなくて本当に別のヒーロー映画の主役をはっているから、もうみんな自己主張が強すぎて、4番バッター級の名選手ばかり揃えた往年の巨人軍を見ているようw
 かといってみんなてんでバラバラかといえばそうでもないし、反省して心を一つに団結して戦ったのかというとちょっとそうでもない。なんだろうお互いつかず離れずの絶妙な共闘具合がなんとも面白い!

 かつて漫画の編集者とハリウッド映画について喋っていた時に「キミは映画みたいなエンターテイメントを漫画でやりたいって言うけど、漫画と映画ってちょっとちがくて、漫画はあくまでもキャラの魅力で見せるんだけど、映画はまずもってストーリーで見せるんだよ。だからドラえもん!って言ったらぼくらはあの青いロボットを真っ先に彷彿とするけど、例えばジュラシックパークとかだとキャラよりも映像やアイディア、ストーリーが先に出ると思うんだ。その違いだよ」ってアドバイスを受けたことがあります。

 確かに『ジュラシック・パーク』でも『インデペンデンス・デイ』でも主人公のキャラの名前や性格よりも、恐竜や宇宙人が人類を襲う印象の方が強い。
 だからハリウッド映画って漫画みたいな個性のある「キャラ」を立たせるのって結構苦手なのかな?と思っていたんです。もちろん例外はたくさんあります。インディ・ジョーンズ博士やマクレーン警部など。でもほとんどの場合ハリウッド俳優の方が先に出てきませんか?シュワとかwここらへんは昔にブログでまとめたので割愛。

 さらにジュラシックパーク以降大作映画には欠かせない技術となったCG。この技術も当初はリアルで及ばない部分を補完するための技術として用いられていたものだけれど、最近ではCGにリアル(実写)を合わせるといった立場の逆転が当たり前になってきている印象。
 だから実写映画も漫画のようになんでもアリの世界になっちゃって、それはちょっとリアルとかけ離れすぎだろうと大味感を憂いてたんですよ。
 なんでもアリになりすぎるともうドキドキもハラハラもなくなっちゃって、ご都合主義が無痛化するんですよねw
 いやちびっこはそれでも本気でドキドキするんでしょうが、大の大人はそんなんやられちゃうとメタ的に突っ込み入れて見ることくらいしかできなくなってしまう。ちびっこよりは世の中を知っちゃってるから違和感の方が大きくなるのかもしれない。

 この『アベンジャーズ』も、そう言う意味でハリウッドの娯楽大作映画にありがちな大味な内容。CGバシバシ使って、キャラも世界観もちぐはぐ。激しいアクションシーンだけでつないでいく映画は私は疲れて飽きてきちゃうのは『ダイ・ハード4.0』でも『アバター』でも述べた通り。

 だが!

 この映画はすげえ!!最後まで見れちゃう!大味アクション映画なのになぜ!?
 そこで話がもどるんだけど、その秘密はやっぱりキャラ!この映画すっごいキャラが濃い!そんじょそこらのコメディ映画よりもギャグが豊富でもうキャラがバカ…って言っちゃあれだけど、うん、愛すべきバカばっかなんだw
 
 神はただ一人だ。あんな衣装着た神はいない。――キャプテン・アメリカ(ソーが地球を守る神々だと聞いて)

 年寄りでも容赦しないぞ。――スターク社長(キャプテン・アメリカに向かって)

 怒りを沈める秘密、ぼくは常に怒っているんだよ。――バナー博士

 支配者なんて毎日変わる。慣れっこよ。ロシア人だったから。――ナターシャ・ロマノフ


 ナルシストで皮肉ばっか言う成金ヒーロー、アイアンマン。内向的だけれど一度怒らせたら誰も止められない(味方も止められないw)インクレディブルハルク。放蕩無頼は前作で反省したけど、決して反省しない弟を持つ神様ソー。宇宙人に対してもなぜか関節技で戦うロシア人スパイ、ブラックウィドー。イラクの地雷処理どころかとんでもない弓の名手だった、ホークアイ。そしてこのめちゃくちゃな集団をなんとかまとめようとするんだけれど、やっぱりどうにもならなくて結局ケンカに加わっちゃう生真面目な愛国主義者キャプテン・アメリカ。

 日本の漫画は権利の関係でこういうのなかなかできないらしいんだけど、強いて言うなら、このなんでもアリの一緒くた感はウルトラマンとガンダムと仮面ライダーが共闘した、バンプレストのゲーム『ザ・グレイトバトル』や、様々な漫画家にキャラクターを描かせて一つのオムニバスゲームに『ライブアライブ』に近い。
 なんにせよSFやファンタジー、ゴシックホラー、スパイ物など異なるジャンルの映画を同時で楽しめる感じで大満足。

 私は事前にあまり予習せず『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』しか観てないで観に行きましたが(無謀だろw)、それでも全然楽しめるので「え~どれも見てないから分かんない~今から全部鑑賞しても夏休み終わっちゃうからスルー」って人は、ぜひ映画館で!!
 とりあえず私は『マイティ・ソー』と『アイアンマン』を見るぜ!

 最後にエンドロールの後に出る最後のシーンに一言。

 ・・・喋れよ!(c)三村マサカズ

(今回はアメコミに造詣が深いパキPさんと一緒に鑑賞しました。アメコミの歴史や現状、本編で描かれなかったキャラクターの設定や関係など、裏話盛りだくさんでとっても楽しかったです。この場を借りて感謝です!)
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