熱について

 気象学の続きです。今回は地球の熱収支のイントロダクションをまとめます。あの先生説明が解りやすくて、「歩く『図解雑学』」と呼んでいます。・・・嘘です。今考えました。

 まず「熱」には①伝導②対流③放射の三つの伝わり方があり、また「温度」とは、「分子や原子がどれだけ振動しているか」の度合いです。

 まず①の伝導についてです。ニュートンの法則で「温度差があればある程、熱は伝導する」というもの(熱伝達率)があります。式は確かこんな感じです。
 ΔQαΔT(Δは変化、Qは熱の伝わる量、αは比例、Tは温度差)

 ②の対流は「お風呂のお湯を沸かすとき下の方がぬるい」という、あれです。暖められた水は体積が膨張するので軽くなり、上の方へ移動して対流を起こすというものです。

 ③の放射は、熱が電磁波となって物体から出て行って冷めるというものです。これには「ステファン=ボルツマンの法則」というのがあって「出ていく熱の量は温度の4乗」とされます。
 E=σT4(指数がうてない・・・)式はこうなります(Eは放射エネルギー量、σはボルツマン定数、Tは物体の表面温度)。ステファン=ボルツマン定数がよく分かりませんけど、まあ実験をふまえて計算やって見つけた数値なんでしょう。違う?

 さらに電磁波には波長によって、短い順からX線、紫外線、可視光(紫、青、緑、黄、オレンジ、赤)、赤外線、電波に分けられ、ここからがとってもややこしいと思うんですけど、「温度によって波長のエネルギーの強さのピークが違う」んです。「温度が高ければ、高いほどエネルギーの強さのピークは、短い波長に移る」んです。
 これグラフ見ても対数のグラフなんで、数学で通知表1の私には何とも理解しがたいんですが、しょぼい宇宙論を振りかざして考えてみると、「物体の熱さによって、主に放射する電磁波の種類が違う」と言うことだと思います。すごい熱い奴(例えば白色矮星)からは紫外線や紫の光、あまり熱くない奴(例えば温血動物)からは赤外線が一番出るのかな、と(ウィーンの変位則)。
 だから博物館の学芸員さんは「展示物によって照明の色を変えるのは、色によって温度が違うから、熱で傷むものは黄色とか、オレンジの明かりにする」って言ってたんですね。その理由はこの法則なのか~。なるほど。

 このように物体に跳ね返って反射する光をバッサリ切り捨てて、物体から放射する光(電磁波)だけで考えた放射のことを「黒体輻射(最近では黒体放射)」といいます。究極の黒は、全部の電磁波を吸収しちゃって反射する光がないから、そう言うのでしょう。『ジュラシックパーク』でカオス理論学者マルカムが言ってたあれです。
 でも「黒体輻射」ってマルカムの言うように「黒い服を着ると他の色よりもむしろ効率のいい放射をするから涼しいですよ」って説明になるのかな?熱いところでは熱の吸収もすごいんじゃないか?

3月になれば・・・

 自分で言うのはなんですが、私はしょうもない話を延々としゃべり続けられます。今日は旧友K氏が自宅にやってきて、漫画談義に始まって、スポーツ、近代芸術、自動車、中学の同窓会、哲学史、オカルトやトンデモ科学、SF、私の漫画のプロッドと、様々な話題を五時間も喋り通しで、K氏とは珍しく(いつも「腰が痛え」って言って寝ちゃう)内容の濃い議論ができましたが、さすがにしゃべり疲れたなあ。

 K氏は「サイトにいつ漫画あげるんだ!オパはまだか!」と待ちきれないご様子でしたが、結局アップする予定の「オパ」を家で直接読んじゃってました。おいおい。
 あとハードなSF『超音速ソニックブレイド』に興味を持ってくれたのは、『ドラえもん』や『ドラゴンボール』のような少年、児童漫画が好きなK氏にしては意外。
 「ぜひ描け」とのことですけど、いや、私も描きたいんですけど、私「ガンダム」とか巨大ロボットもの見たことなくて、どうやってロボット描けばいいか練習しないといけませんね。誰か絵がうまくて、ロボット好きな人に作画を任せるってのもありだとは思うんですけど。
 サイトの漫画はあと少しだけ待ってください!3月になれば論文も終わるんで、バシバシやります!

パラダイムシフト

 「物事の変化、たとえば自然科学の発展や生物の進化は、秩序だって段階的に起こるのではなく、因果関係も解り辛く断続的に起きている」と言うこのクーンの指摘はとても興味深いものがあります。
 我々はついつい、一生懸命努力すればきっと報われると考えがちですが、そんな単純な因果関係で世界が成り立っているのなら、みんな苦労はしません。
 ぶっちゃけ「自分が努力していると思っている事」などと無関係に、何か小さなきっかけで、物事が大きく前進することすらあるのです。

 私は「絵画制作において“逃げ”の姿勢であり、より上達しようという意識が感じられない」と、絵画の教員に指摘されましたが、上達しようと思って上達できるのなら、あの先生だってもっと世の中に認められてプロとして食っていけてるはずです。
 私は「芸術家(ぶった偉そうな奴)」なんてなる気もないし、リードと同じくそんなものくそくらえと思っているのですが、振り返ってみれば、私も確実に絵は上達していると思います。そもそも私の絵の原点は「ゼリーマン」ですし、ジャンプの編集長に「この人絵がかけるの?」って言われたくらいでしたから。

 そしてその上達、進歩は、もちろん「上手くなったらいいな」とは思っていましたが、今の自分の画力を踏み越えてバシバシ挑戦的なことをしていたわけではありません。
 私は、とりあえず現時点で自分が描ける安全なレベルを常に模索していたんです。この姿勢は確かに保守的で、革新とは程遠いですが、ある時そのレベルに物足りなさを感じてきて「こういうこともできるんじゃないかな?」と言う余裕が生まれ「おお、やっぱりできた♪」って感じでカメの歩みではありながら、じっくりゆっくり積み重ねてきたような気がします。

 なので「お前は絵をなめている」と言われるのは全く侵害で腹立たしいなあ。私は私なりにいろいろ考えてはいるんですけどね。
 ちょっと私と考え方が合わないからって、嫌味や妬みや嫉妬がすごいんだ。若いプロのアスリートに「オレはあれはプロと認めない」とか言ってるし、そんなのどうでもいいじゃないですか、劣等感が強いよ。ちなみに彼ら彼女たちだって、逆に若さ、体の成長と戦って、ストイックに練習を重ねているわけだし・・・そこら辺はアスリートのK氏に今日聞いてみよう。
 すごく画力の高い人から言われるならまだしも、あの人自身若くてまだまだ作品のクオリティは未熟だと思うし、そんなこと「自分に言えよ!」って感じでした。

 もう相手にするのも馬鹿馬鹿しいから、あの人の件は今回で終わりにします。つまり本人が作家として自分に自信が持てていないだけだと。視野を広く見てください。
 あと偉そうに知識スノッブやるなら、ちゃんと勉強してきてよ。こっちが真面目に学ぶのが馬鹿らしくなるから。

地球温暖化について

 気象学の先生にいろいろ教えてもらったことをまとめます。

 まず地球が現在のように温暖になると・・・
①北極が大きく温度が上がる。
②海よりも大陸の方が上がる割合が高い。
③北極海が一番上がっている。
④グリーンランドは上がらない。
⑤冬ではモンゴルが近年最も温度が上がっている。
等のことが分かります。要約すれば、地球温暖化と言っても、その温度の上昇には地域によって大きく差があり、むらがあるという事です。

 なぜ北極海が、温度上昇の幅が大きいのかと言うと、北極の気温と海水温の差が激しいからだと言えます。北極の気温は約マイナス40度と言います。一方海水温はマイナス4度で、その温度差はなんと35度以上。
 熱力学的に、温度差のある二つの系が隣り合っていると、熱的平衡状態に向かうので、一般的に考えて、大気の冷たさを海水がうけ水温は下がり、海水の熱を大気が受けて気温は上昇するはずです。熱湯と冷水を混ぜたときを想像すれば分かりやすいです。
 しかし北極海には、海と大気の間に氷が浮いています。海氷はその内部に熱を伝えにくい空気をたくさん含んでいるので、海の熱を大気に伝えるのを阻害しており、35度の温度差を維持しているという事です。(この空気の蓄熱や断熱を利用して生きているのがホッキョクグマです。)
 また氷は色が白いので、光をほとんど反射してしまうというのも大きいみたいです。
 結論として北極海の温度上昇の大きな原因は、温暖化により、海氷が溶けていることだと言えます。

 次に地球温暖化の大スター、二酸化炭素について。なんか二酸化炭素が急激に増えているイメージがありますが、そもそも二酸化炭素ってその絶対数がとんでもなく少ない。
 現在の大気の水、水蒸気以外(変動が大きすぎて確定できないらしいです)の組成を調べると、ほとんどが窒素で78%、次に酸素で20.9%、不活性ガスのアルゴンが0.93%、二酸化炭素は大気中のたった0.0345%しかありません。
 ちなみに大気組成元素四天王のうち、反応性が高いのは酸素だけ。これは生命が作っているだけあって、大気組成元素の異色作なのでしょう。
 五位以下はネオン、ヘリウム(共にアルゴンと同じ不活性な希ガス)、二酸化炭素の20倍も温室効果があるメタンとなります。

 私の好きな地球の歴史を見れば、史上最も二酸化炭素濃度が高かったのは、デボン紀後期から石炭紀前期にかけての濃度0.3%です。
 こういった大気中の二酸化炭素量が大きく増えている時代は、必ず大規模な火山活動が起こり、溶岩が噴出、大量絶滅が起きています。
 なんにせよ二酸化炭素の増減は人間が存在する以前から、今以上に大規模に変動しているという事です。億年スケールで見れば、ジュラ紀あたりから急激に大気中の二酸化炭素は減少し、今なお落ち続けています。
 さらに万年スケールでも氷河期が一万年ほど前に終わり、二酸化炭素の増加に伴う、気温の急激な上昇がみられますが、重要なのは一万年前から二酸化炭素は急激に増えているという事実です。どう考えてもこの時代に、人間がガンガンエネルギー資源の無駄遣いをやっていたはずもなく、二酸化炭素の大規模な増減は、実は人間の活動とはあまり関係がないんじゃないか、私はそう考えています。
 実際「ミランコビッチの仮説」は、「二酸化炭素が増えたことで、地球が温暖化した」と考えるよりも、「気温がまず変化して、二酸化炭素が増えた」としています。実際人間の活動の影響がほとんどない、ハワイのマウナロアや、南極の気温の周期を調べてみると、二酸化炭素量の収支決算に、植物の光合成(もちろん植物は、気温が暖かい時期にたくさん活動します)が大きく関わっていることも見て取れます。ただハワイのマウナロアでも平均気温は徐々に上がっている。
 また、このような気温の周期的な変動は、地球の自転等の天文的振る舞いによるもので、太陽の日射量が周期的に変動しているからだとミランコビッチ仮説は複雑な数理モデルを使って考えています。

 統計学と言うか、数字の恐ろしいところは、グラフのどの部分をクローズアップして見せるかで、受ける印象が大きく変わるという事です。
 億年スケールのグラフで見れば、急激に減少している二酸化炭素の量も、現代の部分に思いっきり寄っていって200年スケールで見ると、確かに産業革命以降、二酸化炭素は増えてはいます。しかしその増加量は億年、万年スケールでみればごく微小なものではあります。

不毛地帯

 これ一体何クールやるの?まさか年をまたぐとは・・・でもイケメンやジャニーズばかりのトレンディドラマとかやってたフジテレビとは思えない内容。
 結構こういうドラマ好きです。TBSの「官僚たちの夏」もアツくて、とても面白かったし。そういえば「官僚たちの夏」と「不毛地帯」って舞台の時代設定が、ほとんど一緒ですね。
 戦後から高度経済成長。この時代ってモノは無かったけど、夢や理想があったんでしょうね。
 歴史ドラマと言えば、「戦国」か「幕末」しかやらないイメージがあってマンネリだったけど、「高度経済成長」ってジャンルも追加されてもいいですね。

 しかし梶原善さんいい味出してるなあ。それとも私が三谷作品好きなだけ?
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