令和2年度県立入試理科について

 今年の入試問題は、着実に脱ゆとり&理数教育重視の魔の手が迫っている内容となった。つーかマニアックで普通に難しい。
 1分野はとにかく2分野ですら計算問題が頻出。とても45分では終わらないと思う。出題者は実際にやってみたのだろうか。けっこうなタイムアタック要素あるぞ。
 また、教科書や授業の学習範囲から外れた、まさに受験者の地頭を図るような思考力、応用力が問われる問題が多く、教科書を丸暗記すればある意味済んだセンター試験世代の終焉を高らかに宣言したのであった。
 て、ことで今年は久々に解答を解説しようと思う。ここ数年徐々に難化したなって思ってたけど、それが決定的になった感じがするから。令和世代は大変だ。求められる水準が高いから、かなり落ちこぼれも出て、校内暴力が全国的に頻発し、尾崎豊が再評価され、盗んだバイクで走りだし、金八先生が再放送されるであろう。

大問1(オールジャンル)
毎度お馴染み小問集合。大問に漏れたジャンルがここにぶち込まれる。
ぶっちゃけ全問超簡単で、ここの2×8=16点は全てとっておきたい。言ってみれば、仮面ライダーの「イー」とか言っているモブの戦闘員みたいなやつらだからね。こんなやつらに手間取っちゃまずいわけよ。

大問2(地学3年)
まさかの金星が出題。授業で補講をしといてよかった~!
しかし、問題文に問題あり(問題だけに)。
地球の位置を、ふたご座の位置からおとめ座の位置に変えた(公転を3ヶ月分=90°進めた)のなら、内惑星の金星も3ヶ月進むと受験者は思ってしまうはず(私だ)。そうなると金星の満ち欠けはどうやっても図2(東方最大離角位置=半月状)にはならない。
もちろん、地球の公転を何周もさせれば徐々にズレが大きくなり、図2の位置にはなるのだけど。「地球(カメラ)の位置を移動した」と書いて、あのイラストがあれば、やっぱり3ヶ月後の位置を想定したと思ってしまうよな。
実際に問3で、そういった問題を出題しているわけだし。
ちなみに、金星の公転周期が0.62年ということは、地球の公転速度の1.6倍となり、金星は7ヶ月ちょいで太陽の周りを一周することになる。
つまり、地球が半年(180°)分公転すると、金星はその1.6倍の300°ほど公転を進めるので、宵の明星の最大離角位置から反時計回りに300°進めた位置が答えとなる。
しかしである。中学校の理科の授業では、金星の最大離角約48°はそこまで掘り下げて教えないことが多い。こういうマニアックな知識がないと解けない問題っていうのはどうなんでしょうか。私はマニアックなのでやったけれど。どうでもいいよこんな知識って言ってた気がする。

大問3(物理学2・3年)
白熱電球とLED電球のエネルギー効率を比較する問題。理系的には面白いと思うが、やはりマニアックであることは否めない。
電力量Whは電力W×時間hなので、普通に白熱電球の仕様の60W×2時間=120でよい。
LEDの電力は同じ条件だと7.5Wなので、120Whの電力量はLED電球では何時間分に相当するかは、120÷7.5でだいじょうぶです。
最後の記述問題はジュール熱についての掘り下げた知識がないと結構厳しい。でも、そこまでやると、本当に修羅の道だからな。オームの法則とか熱を考慮すると話は変わってくるからな。

大問4(生物学1年)
植物の分類についての問題だが、キャベツという誰もが知っている野菜を分類するという、生活体験と学校で習う学術的な知識をリンクさせようとした意欲作。
また、コケ植物が土のないところでも生活できる理由など、またまたマニアックな問題もある。コケ植物は水分を「仮根」から吸収するって書いちゃった人多かったんじゃないかなあ。仮根からも吸収するようだけど。

大問5(化学2・3年)
中学3年の中和と中学2年の定比例の法則の地獄のケミカルコラボ問題。

小問1では、水酸化ナトリウムの中和から逃れたあまりの塩酸の量をおさえる必要がある。塩酸が0だと発生した気体(ちなみに水素です)の量は0。塩酸が8だと気体は90なので、塩酸が4では気体は45。

小問5はかなり難しい。
まず、実験(2)の5班の実験ではマグネシウムの酸化は不完全であり、手始めにこのマグネシウムの質量の増加分0.16gの酸素と化合したマグネシウムの質量を求める。
マグネシウムと酸素は3:2で化合するので・・・

3:2=X:0.16
X=0.24

つまり酸化したマグネシウムは、マグネシウム0.45g中の0.24gなので、まだ酸化されていないマグネシウムは0.45-0.24=0.21gとなる。

そして実験(1)の結果より、0.12gのマグネシウムを完全に塩酸で溶かすと、112cm³の水素が発生するため、0.21gのマグネシウムでは・・・

0.12:112=0.21:X
X=196

ふたつの実験を結びつけて解く必要がある、この分野のもろもろをしっかり理解してないと解けないハイレベルな問題。でもたった3点。

大問6(生物学2年)
人体の分野。アンモニアを尿素に変えて無毒化するのは腎臓ではなく肝臓なのに注意。
さらに主な血中の栄養分は小腸から吸収され肝臓に蓄えられる。
特筆すべきは小問3。人体でまさかの計算問題(特に難しくはないが面食らう)。
ヒトの体内には4リットルの血液が流れているという豆知識もあり、マニアックがすぎると思う。出題者楽しいんだろうな。
ちなみに、体循環の始点は大きな筋肉のある左心室。ここから1回の拍動で80ml血液が送り出されるので、4000mlを全て送るには50回の拍動が必要となる。
そして心臓は1分間(60秒)に75回拍動するので、50回の拍動に必要な秒数は・・・

60秒:75回=X秒:50回
X=40秒

大問7(化学1年)
理外の大問でプラスチック。
大問1はスタンダードな密度の計算問題だが、本当に今年は計算ばかりだな。
大問2は読解力がいる。同じ種類のプラスチックなら密度は変わらないため、結局水に沈むことは変わらない。
もちろん同一質量の場合に体積を変化させれば密度も変化するが、よく読むと「体積や質量が異なる」と言っているので、要注意だ。
大問3も思考力を使う。水の密度を下回るプラスチックが水に浮かぶので、ここで区別するプラスチックはポリエチレン(密度0.94~0.97でやや重い)とポリプロピレン(0.90~0.91でやや軽い)で確定。
こいつを区別するためには、ポリエチレンの密度の最低を下回り(つまりポリエチレンより軽く)、ポリプロピレンの密度の最高を上回る(つまりポリプロピレンより重い)、なたね油に沈めてみる。

大問8(地学2年)
みなが忌み嫌う飽和水蒸気量がここで登場。数字アレルギーはここら辺で戦線離脱は否めない。本当に計算問題がしつこい。
小問1は乾湿計の使用方法。乾球よりも濡れている湿球の方が比熱の関係で温度変化が鈍ることに注意。
つまり、乾球の温度が19℃で乾球と湿球の示度の差が2℃なら、湿球は17℃。

小問2は、露点の水蒸気量が、その部屋にある水蒸気量なのだが、部屋の体積350m²を最後にかけるのに注意。まあ、これは割とベタな問題だけど。

小問4は、やっぱり思考力がいる。マジカル頭脳パワー(古い)みたいになってきたけど。
2組の湿度が42%で、気温が28℃なら露点は28℃より小さいのは確定(もし露点が28℃なら湿度は100%でビショビショなはず)。
そして、1組の気温が20℃で湿度が42%、露点が6℃なら、気温が28℃で高いのに同じ湿度な2組の水蒸気のほうが多いはずなので、露点は6℃より大きい。

大問9(物理学1年)
群馬県の前期日程でも出たアルキメデスの原理がフィナーレを飾った(流行っているのか?)。
こうなってくると、「浮力は物体を沈めた体積に比例する」はマストとしてしっかり暗記させちゃったほうがいいのかもしれない。
つまり、浮力は物体が完全に沈んだ時点で、それ以上は大きくはならず(体積が変化しないため)、水圧と違って、浮力は水深には比例しないことになる。
そして、0.3Nの容器が水面に浮いている場合の浮力は、容器の重さをすべて支えているため0.3Nである。もちろんその時でも物体には重力はかかっています。
最終問題の小問4では、水面に浮く物体を水中にムリヤリ沈める装置に滑車を使っているが、これは定滑車なので一切無視だ!
ちなみに、物体を引っ張る力は0.2Nでストップしているため、この物体が完全に沈んだ時の浮力の大きさは0.3N(水面で静止している時の浮力)+0.2(完全に沈めるのに必要な力)の0.5Nであることも分かる。

 いや~これ、制限時間の45分で100点取る人はバケモンだと思う。そして、学年複合問題が出題されるようになって、いよいよ受験対策のレベルが一段階上がった気がします。

コロナウィルスについて

 ひ~36になった~・・・成長を感じねえ。むしろ衰えを感じる。人生の目標もねえしな。というか、最近いろいろついてなくてさ・・・

 UFOの湯切り失敗するしさ。

 アレルギー性鼻炎必須アイテムのボックスティッシュ売ってないしさ。

 フォーチュントリニティ3は5番ステーションしか出なくなっちゃったしさ。

 必ず誰かしらのおばちゃんに取られてるしさ。

 4倍オーシャン5番しか出ないしさ。

 赤青黄色一日で全て出るしさ。

 レジェンドモード20ラウンド弱続くしさ。

 オーブ4個排出されるしさ。

 それでステーション抽選毎回エラーになるしさ。

 でもジャックポットチャンスに刺さるしさ。

 全体の80%くらい、ステーションナンバーファイブ、ゴートゥー、○○ジャックポットチャーンスのアナウンスだしさ。

 で、あっさりステーションナンバーファイブ、コングラッチュレイション、ユーガット、スペシャルジャックポット!だしさ。
 
 もう、すべてコロナウィルスのせい。
 
コロナウィルス
電子顕微鏡で観察すると突起のある球体に見える。これが王冠に似ている(似てないと思う)ことから、ギリシャ語で王冠を表す「コロナ」と名付けられた。ちなみにウィルスとは古代ギリシャで「毒液」を表す単語。
遺伝子はDNAではなくRNAで、RNAウィルスの中では最大の情報量を持つ。
ニワトリやブタを初め、イヌ、ネコ、キリン、イルカなど様々な動物に固有なコロナウィルスが確認されており、普通は決まった動物にのみ感染するが、たまに変異して大変なことになる。

HCoV(ヒューマン・コロナウィルス)
人に感染するコロナウィルス。特に人の上気道の細胞を好み、一般的な風邪の原因となる。だいたい軽症。
HCoVだけではなく、ウィルスは種類によって感染する細胞は決まっている。

SARS-CoV(サビアー・アキュート・レスプリトリー・シンドローム・コロナウィルス)
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス。
2002年に中国広東省で発生。人に感染すると重症肺炎を引き起こす(致死率約10%)。
飛沫感染し、高齢者や基礎疾患がある人が亡くなった。なぜか子どもにはほとんど感染しなかった。
当時は感染源にハクビシンが疑われたが、現在はコウモリだと考えられており、現在もコウモリを自然宿主として繁殖しているという。

MERS-CoV(ミドルイースト・レスプリトリー・シンドローム・コロナウィルス)
2012年、サウジアラビアで発見。
もともとヒトコブラクダに風邪をひかせるウィルスだったが、人に感染すると重症肺炎を引き起こす。致死率は34%もあるが、人から人へ持続的に感染が拡大した例はない。
サウジアラビア人の中には抗体を持っている人もおり、サウジアラビアでの潜在感染者は多いと考えられている。

新型コロナウィルス
SARS-CoV-2。サーズのまったく待望していない新作。
2019年の11月に新種として発見。年末年始に中国の湖北省武漢市の海鮮市場(コウモリなどの様々な動物の肉も扱っていた)でアウトブレイク。
発熱やのどの痛み、一週間前後続く咳、強いだるさが特徴。潜伏期間はだいたい5~6日。

アルコール
コロナウィルスが細胞の表面にくっつく為に必要な膜状の部分(エンベロープ)を分解するため、感染力を無力化する。
濃度80%以上が有効なのでお酒を飲んでも体内は消毒されない。

紫外線
ウィルスの遺伝子を破壊する。ウィルスだけではなく全ての菌を殺す。
というか人間も時には殺す。
冬にウィルスが猛威を振るうイメージがあるのは日照時間が短くなるから。

湿度
湿度が高いとウィルスの生存率は低くなるそうだが、感染力自体は変わらないという報告もある。
ちなみに、空気が乾燥すると風邪やインフルエンザが流行るのは、乾燥した環境をウィルスが好むのではなく、乾燥すると人間の喉の粘膜の機能が低下するため。
また、ウィルスは水分がつくと遠くまで浮遊できずに落っこちてしまうことも関係している。

マスク
咳やくしゃみがある感染者がつけるのはスーパースプレッダー的に有効。
マスクと顔のすきまを完全に塞ぐことはできないため、予防のためのマスク装着はあまり効果がないという説もある(ウィルスは小さいが、ほこりや水分が付着すると重くなるため、あまり空気中を漂わない)。
なので買い占めはやめましょう。というか高額転売をみこしてデマ情報を送信している人絶対いるよな。オイルショックみたいなことになっているけど。

 安倍さんもちょっとなにがしたいのか分からない感じだしさ。なんとなくどさくさに紛れて、非常事態に総理大臣が全権を掌握できるような前例を作りたいのかもわからないけどね。
 そういや、PCRってワード一気に知名度が上がってるしさ。どういう検査なのかは一切報道しないしさ。考案者がサーファーなのも報道しないしさ。

化学レジュメ②周期表

周期律
ドミトリ・メンデレーエフが1869年に発表。
当時発見されていた63種類の元素を重さの軽い順に並べると、元素の性質が周期的に変わることを発見。このルールをわかりやすく表にしたものが周期表である。


周期表の横の列。
1~18族まであり、左側は陽イオンになりやすく(電子がはずれやすい)、右側にいくにつれ陰イオンになりやすい(電子を引きつけやすい)。
一番右端の18族は希ガス(2ヘリウム、10ネオン、18アルゴンなど)。

周期
縦の段。
1~7周期まであり、下に行くにつれ、原子は大きく、重くなる。

価電子数
最外殻を回る電子数。
その電子殻の最大収容個数が入っている場合、もしくは8個で閉殻している場合は、価電子数は0となる。
価電子は化学反応に用いられ、イオンの価数などに関係する。

典型元素
1、2族と12~18族。
周期表の右に行くにつれ、一番外側の電子軌道に電子が一つずつ増加していく。
化学的性質も規則的に変化。
価電子数は、族番号一桁と同じ。16族の酸素なら価電子数は6。
ただし18族は希ガスなので価電子数は8ではなく0。

1族:電子を1個外して1価の陽イオンになる。
2族:電子を1個外して2価の陽イオンになる。
12族:価電子数は2なので、6個の電子を奪うよりも2個外した方が8個にしやすいため2価の陽イオンになる。
13族:同様に電子を3個外して3価の陽イオンになる。
14族:電子を4個外すか4個奪うか悩ましいところだが、共有結合をすることが多いためイオンにはほとんどならない。
15族:理論上は電子を3個奪って3価の陰イオンになる。が、イオンになることはほとんどない。
16族:電子を2個奪って2価の陰イオンになる。
17族:電子を1個奪って1価の陰イオンになる。
18族:希ガス。イオンにならない。みんなのあこがれ。

遷移元素
3~11族(第4周期から登場)。周期表の中央にあり、左端から右端へ移り変わるエリアにあるため、遷移元素と言う。
典型元素に比べて密度、融点が高く、堅いものが多い。
また、電子の増え方も典型元素に比べてトリッキーで、原子番号が増えても、一番外側の電子軌道ではなく、内側の電子軌道に電子が一つずつ入る(外側の電子殻のs軌道を先に埋めてから、内側のd軌道を埋めていくため)。
最外殻の電子数はほとんどの元素が2個で(クロムと銅が例外で1個)、最外殻電子数が一致していることから、遷移元素は同一周期の違う族でも共通した性質を持つ(時に隣同士のキャラ被りは激しい)。
具体的な性質を挙げると、金属(合金を作る)、堅い、電気を通すなど。また、イオンになると特有の色を示す。

クロムイオン(3価の陽イオン):緑
マンガンイオン(2価の陽イオン):淡い赤
鉄(Ⅱ)イオン(2価の陽イオン):淡い緑
鉄(Ⅲ)イオン(3価):黄褐色
ニッケルイオン(2価):緑
銅イオン(2価):青

フントの規則
同一の電子軌道は電子のスピンの向きを全てそろえようとする規則。
例えば、クロムは4s軌道にスピンの向きが違う電子を2個入れるよりも、3d軌道に電子を1個送って、電子の向きをそろえた方が安定するため、最外殻電子数が1となる。

つまり・・・
クロムの電子配置は、遷移元素のパターン(最外殻電子数は2個)的には、3d軌道に4個(スピン向きは↑、↑、↑、↑)、4s軌道に2個(↑↓)のはずだが、3d軌道に5個(↑、↑、↑、↑、↑)、4s軌道に1個(↑)となる。
銅の電子配置は、3d軌道に9個(↑↓、↑↓、↑↓、↑↓、↑)、4s軌道に2個(↑↓)のはずだが、3d軌道に10個(↑↓、↑↓、↑↓、↑↓、↑↓)、4s軌道に1個(↑)となる。
※矢印は電子のスピンの向きを表す。

ただし量子力学とかが出てくる前に発表された、あくまでも経験則なので成り立たない例もある。

イオン化エネルギー
原子を陽イオンにする(原子核から電子を引き離す)ために必要なエネルギー。
各周期では18族の希ガスがもっとも高い=イオンにしにくい。
イオン化エネルギーが低い原子(周期表の左端のエリア)は逆に、電子が外れやすいため、1価の陽イオンになりやすい。
また、原子のサイズが大きくなればなるほど、イオン化エネルギーは小さくなる(原子核から電子が遠のくため)。

電気親和力
原子が電子を受けとって陰イオンになるときに放出するエネルギーで、原子が電子を引きつける力に比例することから、その原子の陰イオンへのなりやすさを示す。
最も電子親和力が高いのは、電子がひとつ足らず、おしくも希ガスになれない17族。
逆に低いのは、1、2族。そして18族の希ガス。

化学レジュメ①物質の構造

おそらく90分くらいの内容。

混合物
何種類かの物質がいろいろな割合で混ざっているもの(混ざる割合は決まっていない!)。
空気、海水など。

純物質
他の物質が混ざってなく、1種類の物質からなるもの。
沸点、密度などが決まっており、固有の性質を示す。
酸素、水素、二酸化炭素、水など。

混合物の精製
①ろ過
液体とその液体に溶けない固体をろ紙などで分離。
②蒸留
混合物を加熱し、揮発性物質だけを蒸発させたあと、これを冷却して分離。
③分留
2種類以上の液体の混合物を沸点のちがいを利用して各成分に分離。
④再結晶
温度による溶解度のちがいを利用して結晶として精製。
⑤抽出
固体もしくは液体の混合物に、その中に含まれる特定の成分だけをよく溶かす溶媒を加えて混ぜることで分離。
⑥昇華
不揮発性の不純物を含んだ昇華性のある物質を加熱し、昇華した物質の結晶を取り出す。
⑦ペーパークロマトグラフィー
ろ紙の端に混合物の溶液をつけて乾燥させる。この乾燥した部分を溶媒(展開液)に浸すと、混合物中の各成分が上昇しながら分離される。

単体
1種類の元素で構成されている純物質。水素、酸素など。

化合物
2種類以上の元素で構成されている純物質。水、炭酸水素ナトリウムなど。

同素体
同一元素でできている単体なのに、性質が違うもの。
代表例はSCOPの4つ。

S:硫黄の同素体
斜方硫黄:ノーマルタイプ。安定。
単斜硫黄:トゲトゲの結晶。高温で安定。冷めると斜方硫黄に。
ゴム状硫黄:弾力性がある。見た目はヒモQ。冷めると斜方硫黄に。

C:炭素の同素体
黒鉛(グラファイト):鉛ではないのに注意。黒色不透明。軟らかい。通電する。
ダイアモンド:無色透明。石界で最強の硬さ。通電しない。

O:酸素の同素体
酸素O2:くさくない。助燃性。
オゾンO3:くさい。紫外線を吸収。

P:リンの同素体
黄リン:毒性がある上に自然発火するため、水中で保管。
赤リン:マッチ箱の横のする部分。

同位体
同じ種類の原子だが、中性子の数(=原子の重さ)が異なるもの。
化学的性質はほとんど変わらない。
不安定な物は放射線を出す(ラジオアイソトープ)。

水素の同位体
ノーマル水素原子(水素全体の99.9%):陽子×1
重水素原子(水素全体の0.1%):陽子×1、中性子×1(水素原子の2倍重い)
三重水素原子(激レア。別名トリチウム):陽子×1、中性子×2(3倍重い)放射性。

原子の構造
陽子と中性子の質量はほぼ一緒(1.7×10の-27乗キログラム)。
電子の質量は陽子の質量の1/1840でめちゃくちゃ軽い。

電子殻(ボーア)
電子は原子核の周囲にある決まったコース上しか存在できない。
さらに各コースに入ることができる電子の数はコースによって決まっている。

K殻
最もインコース。別にA殻でもよかったが、さらに内側にもコースがあるかもと保険をかけた。入れる電子の数は最大2個。
以下、外側に向かってアルファベット順。

L殻:最大電子数は8個
M殻:最大電子数は18個
N殻:最大電子数は32個

最大電子数=2×n2

閉殻
電子殻がぴったり電子で埋まっている状態。
もしくは安定した位置で埋まっている場合(M殻以降)。
K殻しかない原子:2個で閉殻
L殻まである原子:2+8=10個で閉殻
M殻まである原子:2+8+18=28個で閉殻・・・にはならないので注意!!

最外殻電子
最も外側の軌道にいる電子の数。
イオンはこの最外殻電子のやり取り(誰もが希ガスの電子配置になりたい)の結果生じる。
そのため希ガス以外は最外殻電子数=価電子数となる。
高校の科学では希ガスの価電子数は0とするが、実際には正しくない(希ガスの化合物が現在では発見されたため)。

オクテット則
L殻以降の最外殻電子数は8個でもっとも安定するという法則。
そのため、第3周期の希ガスは電子を28個持つニッケルではなく、電子を18個持つアルゴン(K2、L8、M8)。

電子軌道
電子殻をさらに分けたもの。
オクテット則はM殻のd軌道を10個すべて埋めるよりは、そのひとつ外側のN殻のs軌道から優先的に埋めたほうが省エネになることによる(構造原理)。
こちらは英単語の頭文字でアルファベット順じゃないのが辛い。

s軌道(シャープ先鋭):最大電子数2
p軌道(プリンシパル先頭):最大電子数6
d軌道(ディフューズ拡散):最大電子数10
f軌道(ファンダメンタル主要):最大電子数14
g軌道(なぜかここからアルファベット順):最大電子数18

元素記号
質量数:その原子の重さ。ほぼほぼ原子番号の2倍。陽子の重さと中性子の重さが若干異なるため誤差がある。
原子番号:おにゃんこなどの会員番号的なやつ。軽い順に1、2、3とつけられる。ちなみに原子番号はその原子が持つ陽子(=電子)の数にもなっている。

授業スタイルについて

 どういう授業をするのが学生にとっていいのかって、結局自分だったらこういう風に勉強したらうまくいったよっていう経験でしか判断できないところがある。もちろん、いろんな人がいるんだろうけれど。
 てことで、授業のいろいろな形式を自分なりに評価してみました。あくまでも個人の感想です。

一斉授業
当事者意識が薄れがちで、ちょっと自分の理解を超えた内容、もしくはあまりに易しすぎて退屈な内容、興味のない内容が長時間続くとスリープモードに突入する。
そのため、ランダムかつまんべんなく学生を指名し発問したりする必要があるが、それでも寝る人は寝る。
特に高校からは内容が高度かつ膨大なので、落伍者の発生はいなめない。義務教育じゃないからね。

グループディスカッション
文科省が押しているが、これは班活動をする学生の知的レベルのアベレージがある程度高くないと効果はかんばしくない。
そもそも「アクティブラーニング」とは、高等教育の大学生とか大学院生が行う形式であり、それを指摘されたのか、今では「主体的、対話的で深い学び」と名称(だけ)を変えたのだが、それでも高度なことに変わりはない。
学生に主体的にやらせましょうといっても、結局は主体的に言語活動が進むように教師が意図的に学生たちをコントロールする必要があるので、教師側にも高度な能力が求められる。
そして、それは本当に学生の主体的な活動と言えるのか?という疑問も残る。
ミシェル・フーコーや小浜逸郎が言うように、学校とは学生たちを支配し、抑圧し、管理するという刑務所と似た側面がどうしてもあるので、主体的な活動を学校でやらせるということに非常に矛盾を感じます。
そしていわゆる不良の学生の主体性(大人がやるなということをやる好奇心など)はバカにはできないが、決して評価はされない。

個別授業
いわゆる家庭教師みたいなやつ。先生とウマが合えば学習効果は高いと思う。対談形式だと学生は逃れられないからね。

板書&ノート
いわゆるスタンダードスタイルだが、昭和生まれの私はこの形式が一番好き。ベタとはいえ、現在に至るまでこの形式が生き残っているというのは、ある程度の効果が見られるからだろう。
そして、電子黒板やタブレットを授業に導入するのは一長一短というか、まあ便利な部分もあるのだろうけど、ぶっちゃけ個人的には懐疑的。
先生が書いた板書を写すのは、パッと見、受身的な感じがするかもわからないけど、まず自分のノートに写すために板書内容をよく観察する必要があるし(なので先生の誤字脱字がよく指摘されたりする)、その内容をうまくノートにまとめるのにもけっこう配置とかで頭を使うので、わりかし主体的な活動だと思うんだよね。
特に、初見の内容を学習する上では、これを凌ぐスタイルはないと思う。

パワーポイント
これもビジュアル的にわかりやすく、一度作っちゃえば教師も楽ができそうだが、学問に王道なし。パワポで物事を深く理解したり暗記できるはずがない。あれは発表ツールだから。
教師ではなく、学生(学者)が使うものなんじゃないか??もしくは企画課のサラリーマン。

穴埋めプリント
既習内容の確認にはうってつけだが、板書を写させる手間を省くために、ハナからこれを配ってやらせてしまうのは危険だと思う。
というのも、私がプリント授業でモノを理解したり覚えたりすることが出来たという記憶がないのだ。
どうしても学生の意識はカッコの中のワード(だけ)にいきがちで、そうなると知識は断片的にならざるを得ないし、前後関係のコンテキストも軽視される可能性が高い。
情報量が多いわりにそこまで重要性がない内容をパパパって済ませちゃう時とかはいいのかな。
でも、プリントってものの管理が苦手な子はすぐにバックナンバー紛失するんだよな。

計算プリント
有効。特に数字を易しくしたやつ。これを何度も反復させる。計算の仕方を理解するためにやらせるのだから、数字は最初は難しくなくていいのだ。

確認テスト
まあ、緊張感は出るよね。点数という、自分の実力が数値化される機能があるからなんだけど。
血糖値とかもスコア化されるとゲーム感覚で健康に気をつけるようになるらしいよ。

現物
これは強い。しかし金がかかる。
ここらへんが理科準備室がある学校の強さだよね。学習塾には水酸化ナトリウムとかなかなかないもんな。
実際にモノを見ちゃうと一発でわかることってある。眼球の中身はゼリー状になっているとか。
同じ暗記科目である社会科はその点でかなりのハンデキャップがある。本日のゲスト、聖徳太子さんです。とかできないじゃん。
ただ、物理の実験とかはけっこう事前に現象と理論の関連付けをさせないと、楽しいだけで終わってしまう。

視聴覚教材
わりと教える側にとっては楽ができるんだけど、やっぱり補助的なものだと思う。これなら東進ハイスクールのサテライト授業でいいしね。
あと、最近はユーチューブとかの動画でも予備校的な授業が配信されているんだけど、どうしても動画って一方的で、なんか飽きてきちゃうんだよね。生配信とかなら違うのかもわからないけど。インタラクティブ性において劣るよね。

 まとめるならば、どんな形式もいい面と悪い面があり、どれかをずっとやると単調な授業になり寝てしまう。ただ、初見の内容はゆっくり丁寧に解説してノートを取らせたほうがいいと思う。この段階を雑にすると、あとあと尾を引く。
 で、自分の書いたノートを読み返せばテキストよりもわかりやすい!みたいなのが最高だと思うんだ。
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