作家と作品と受け手の関係

 いや~沢尻エリカさんが面白い。たけしさんがお気に入りなのも分かる。

 なんか2007年の映画の記者発表の場でふてくされた態度をとったら(おそらく多忙で疲れていたのだろう)手のひら返されたようにマスコミにたたかれ、それ以降ヒールの道?を歩んだ彼女ですが、そのふてくされた態度を「スーパーモーニング」かなんかで今度は涙ながらに謝罪。
 しかし今回、その涙の謝罪もすべて演技だったと暴露。もうめちゃくちゃで面白い。

 おそらく今彼女は相当まいっていると思う。これまでのいろいろなこと(と言っても私は詳しくないけど)をどう結論付けて、これから芸能界を生きていくか、その一応の結論が今回のCNNへの発言なのでしょう。
 つまり今までの事はすべて自分にとってネガティブな出来ごとで、ぶっちゃけなかったことにして新たな人生を歩みたいのだと思う。
 あとはもうこの路線で突き進むしかない。これでまた涙の謝罪をしたら、それこそコロコロコロ助で鳩山さんと変わらないよ。

 私がこの人の発言で一番注目したのはこれ。

 歌手として2作連続でオリコンチャート1位になったことについて「どうして1位になるのかも分からなかった。みんなおかしいんじゃないかと思ったぐらい。曲も好きではなかった。歌謡曲みたいで」

 うん。私もなんでこんなのがヒットするか分からなかった。私はどっちかと言うとマスコミにチヤホヤされて人気があった時のエリカ様より今の方が好きなんだよな。
 とにかくこれについては曲の良し悪し以上に宣伝効果が大きかったりする。

 興味深いのは、自分の主なファン層である若い女性に対して失言をした倖田來未さんの時もそうだったけど「そのシングルを買ってくれたファンに失礼ではないか?」という意見。
 この意見は「アッコにおまかせ」で和田アキ子さんがさっき言ってたんですが、アッコさんはプロの歌手だから自分の歌を聞いてくれるファンの方の大切さを知っていてそう言っているんだろうけど(アッコさんの「ゴールデンタイム」最高です!)沢尻さんとアッコさんのポジションはそもそも違うのでは?

 どういうことかというと、作家(送り手)と、作品、受け手の関係って、メディアによってけっこう違う。
 タレントとして人気のある人が「ちょっと歌も歌ってみるか」とシングルを売りだす場合、それは純粋な曲“のみ”の良し悪し以上に、その人の人気によってシングルが売れているということが多分にあるので、メディアでの印象は極力よく見せる必要がある。
 沢尻さんも一見このケースでシングルを出したっぽいけど、この人の場合ちょっと違くて、沢尻さんはそもそも女優だから、人気があったのはこの人自身ではなく、この人が演じた役=キャラクターだったのではないか?
 タレントも少なからずキャラクターを演じているけど、ここでは映画やドラマの役ってことね。

 タレントは人気商売でとにかくイメージが大切だけど、私は女優なんかはいくら印象が良くても演技が下手だとどうにもならない。
 逆に言えば、演技さえ素晴らしければどんなにヤな奴でも役者としてはいいんじゃないか?実際涙の謝罪会見の猿芝居でみんなを騙したほどの腕の持ち主なんだし。

 まあ同じ女優の上戸彩さんなんかはこれと逆パターンらしくて、すっごいスタッフや共演者に礼儀正しく、上戸さん自身の印象の良さで仕事をとっているらしい。
 でもみんなが上戸さんみたいな戦略はできないし、沢尻さんみたいな演技はすごいけど、わがままでどうしようもない女優がいたっていいじゃない。
 あまりに現場に迷惑かけるのはまずいけど、あの人そんなに暴れん坊でもない気がするんだよ。虚勢張ってるだけで。大体まだ24でしょ?子供じゃないか。

 そう考えると微妙なのが、アッコさんなどのプロのアーティスト。あれはまず唄のクオリティがプロ並みじゃなきゃ誰も振り向いてくれないだろうけど、ある程度人気が出たらタレント化しちゃったりする。つまり作者と作品の関係が「作者≒作品」って感じ。

 でも漫画家なんかはどう考えても、作者の人柄や人気よりも作品が面白いのが第一で、実際作者なんてどうでも(児童買春した犯罪者でも)よかったりする。
 これはタレントと全く正反対の図式なわけで、私はニーチェが女性関係にだらしなかったり、ルソーが変態でも、その著作の価値は下がらないと思う。なにより作品自体が十分面白いから。
 
 だから沢尻さんはポジションが女優なんだから、こちら(主にマスコミ)もタレントと考えずに演技の良し悪しで評価すればいいじゃん。
 沢尻さんはタレントの道も中途半端なアーティストの道も捨てたんだよ!

 そう考えると昨今の声優ブームも大変だ。タレントやアイドルとしてもやっていきたい欲深い声優も混じっていそうだから、演技だけで勝負するってわけにはなかなかいかないんだろうな。どいつもこいつもみんな歌歌ってやがるし。

 まとめ 
タレントやアイドル       作者の印象>作品
アーティストやアイドル声優   作者の印象≒作品
女優や漫画家          作者の印象<作品

コレステロールに新説

高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針

 コレステロール値は高い方が長生きで良いとする指針を、医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会がまとめた。

 3日から愛知県で開かれる同学会で発表する。高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は「不適切」としており、論議を呼びそうだ。

 現在の基準は、LDL(悪玉コレステロール)が140(ミリ・グラム/デシ・リットル)以上かHDL(善玉コレステロール)が40(同)未満、もしくは中性脂肪が150(同)以上だと高脂血症と診断される。

 日本動脈硬化学会が作成した。メタボ健診の基準もこれを基にしている。

 日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」は、「現在の基準値は基になる具体的なデータが示されていない」と主張。

 コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や、コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から、指針をまとめた。

(2010年9月3日05時04分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100903-OYT1T00010.htm

 テレビ朝日の「報道ステーション」でもとりあげていたこのニュース、「コレステロール値は健康とはあまり関係がない」って言うくらいならまだついていけるけど、「コレステロール値が高い方が長生きする」って結論付けたのがすごい。すごすぎる。まじでか。
 件の日本動脈硬化学会は、この説についてはノーコメントらしい。なんで!?「それはデータの解釈がおかしい」とか「それも一つの説です」とか何かしら言ってよ。
 そういうスタンスだと、高コレステロール健康説がけっこう信憑性が出てきちゃうじゃん。「あれ?高コレステロールで動脈硬化って実は根拠が薄弱だったの?」って邪推もしちゃうし。
 
 でも問題は「コレステロールが体にいい」って言うと、限度を知らない健康馬鹿がコレステロール値を上げる食品を大量に摂取しちゃうってこと。
 だから納豆ダイエットすら飛びつく科学リテラシーのないこの国で「コレステロール値が高いと健康」って断言するのは結構危険。
 サプリメントとかやたら飲む人も、あれで健康になると思っているのかな。限度を超えた飲酒や喫煙をせずに、普通に生活していればそこそこ健康に生きれるのでは?

 ちなみに善玉コレステロールも悪玉コレステロールも物質的には全く一緒。これで悪玉コレステロールは不名誉な呼び方をされなくなるのでは?それはいいことかも。
 あとコレステロールは最強のホルモン「ステロイド」の生成に関わっている。だからコレステロールが無かったら人間は生きていけない。そういういい面もCMにしないと。

漫画とイラストの違い

 『ダブルスピーク』写植完了!うおおお超面倒くさかった~!死ぬ~!なんてつまらない作業。そんな事言ったら漫画製作なんてすべて面倒で地味でつまらない作業だけど・・・
 まあなかにはT君のように「絵描くのが好き!」って言う人もいるけど、なんだかんだで集中力もいるし疲れるんですよね。
 しかしdescf氏にこの前「SFは変に分かりやすくしない方がいいと思うよ」と励まされたり、BBSに自分の漫画を気に入ってくれた人の書き込みがあったりすると、嬉しくなって頑張らなきゃって気持ちになりますね。読者期待効果。

 『イッツアドリームワールド』は相変わらずユッキーを描くのに苦戦しているけど(このシリーズのヒロインなのに・・)、その内ブレイクスルーが来てスラスラ描けるようになればいいな。
 実際『80日間宇宙一周』ではライトを設定画通りにバランスをとって描くのはすっごい難しかったけど、最後の方はミグよりも描き慣れてたし・・・
 『ドリームワールド』では秋葉原紅葉さんは大体極めたな。どのコマも大体同じように描けるようになった。

 漫画がイラストと大きく違う点は、やはり同一人物を様々なアングルから描くことだと思う。一枚絵としては絶対選ばないようなアングルや表情でもストーリー上描かなきゃいけない時が結構ある。
 だからよくありがちなのが、イラストは超うまいけど漫画は描かない漫画家志望?の人。漫画って一枚絵のイラストの連続じゃないから、全てカッコいいショットだけじゃないんですよね。
 アングルが変わったら別の人に見えちゃまずいし・・・そう。そういう点でユッキーの平凡なデザインは難しい。
 気を抜くと江馬さんと区別つかなくなっちゃうし・・・色がつくと全然違うんだけどな・・・

 あと美少女キャラの見分けがつかないって言うのは、あれは酷だよ。だいたい美人を集めると美しさのパターン(顔立ちが整っているなど)ってそんなに無くて収斂するから、区別がつかない場合があるし(モー娘とかAKBとか区別つかないもん)、漫画の絵って鼻とか輪郭はかなりデフォルメして省略しちゃうから、顔の情報量が減るんだよな。
 担当編集者に「女の子の見分けがつくようにして」って言われて描いたのが『クオリア』だったんだけど「絵がリアル」って、おい!顔の見分けがつくようにリアルにしたのに!(泣)
 けっこう鼻筋とか描ければ、人の顔って印象変わるからいいんだけど、美少女ものって鼻の描写は「ただの点」で済ませちゃうから、無理だって!
 あとは美少女キャラを複数出さないようにするしかないよ!

恐竜番付2010

 本サイトのギャラリーコーナーは一応クライトンサウルスで完結しましたが、「サイトのTOPイラスト」と称して未だに気が向いたらたま~に恐竜のイラストを描いています。
 今回は今をときめく旬の「トロサウルス」を取り上げましたが、他にも描いてみたい恐竜がまだいて、ゴルゴサウルスやイグアノドン、資料が少ないけど装甲がめちゃかっこいいアンペロサウルスなんかは挑戦してみたいですね。
 あとパラサウロロフス。こいつはギャラリーのラインナップに加えようと思ってたらなぜかもれちゃった。有名なのに・・・

 さてここでは大相撲やお笑い界を見習って、私の独断と偏見による恐竜番付を決定したいと思います。最近恐竜の発掘についていけなくなっているので、ここで適当に整理。
 ・・・とはいえあとあと間違いに気付いたら修正します。

恐竜第一世代(エノケンさんレベル)
黎明編。18世紀から19世紀初頭のイギリス。
イグアノドン・・・鼻に角がついてるでかいイグアナ復元
メガロサウルス

有名な学者
オーウェン・・・恐竜を定義
バックランド・・・ライエルの師匠。メガロサウルス
マンテル・・・イグアノドン


恐竜第二世代①(たけし、さんま、タモリさんレベル)
化石戦争編。所謂“大御所”がここ。19世紀のアメリカ。
アロサウルス・・・ジュラ紀の覇者
ディプロドクス・・・長い
ブラキオサウルス・・・重い
ステゴサウルス
トリケラトプス
カマラサウルス

有名な学者
マーシュ・・・コープのライバル
コープ・・・マーシュのライバル


恐竜第二世代②(所さん、関根さんレベル)
アジア開拓編。20世紀。アメリカと共に舞台は中国、モンゴルへ。
ティラノサウルス・・・言わずもがな
プロトケラトプス・・・モンゴルの恐竜と言ったら
オヴィラプトル
マメンチサウルス・・・中国の恐竜と言ったら

有名な学者
オズボーン・・・コープの弟子
ブラウン・・・白亜紀後期のヘルクリーク層を発掘した化石ハンター
ダグラス・・・ジュラ紀のモリソン層のプロ
楊・・・マメンチサウルス。フレーミングクリフも


 ・・・ここで一昔前の恐竜図鑑は完結していた気がする。トラコドンとか、石頭恐竜のトロオドンとか、何もかもみな懐かしい・・・しかしこの後大きなパラダイム転換が・・・


恐竜第三世代(とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンレベル)
恐竜温血編。1960~80年代。
デイノニクス・・・温血説のホープ。『ジュラシック・パーク』でドロマエオサウルス科は一躍有名に。
マイアサウラ・・・子育て説のホープ
スーパーサウルス、セイスモサウルス、ウルトラサウルス・・・超巨大竜脚類
バリオニクス・・・初の魚食恐竜

有名な学者
オストロム・・・温血説
ホーナー・・・子育て説
バッカー・・・ヒゲもじゃ。オストロムの弟子


 ・・・ここで恐竜図鑑は新しく確立された。私が小学校高学年の頃は、このレベルの図鑑か、第二世代②までの図鑑が多かった。
 またインターネットが普及してなかったので、恐竜の最新情報は十年遅れて輸入されていた。あと「天才テレビくん」でなんか恐竜のアニメがやってた。世は良くも悪くも恐竜ブームだった。


恐竜第四世代①(爆笑問題、ネプチューンレベル)
ゴンドワナ大陸編。1990年代前後。
カルノタウルス・・アルゼンチン
アマルガサウルス・・・アルゼンチン
ギガノトサウルス・・・アルゼンチン。ティラノ超えで話題に
アルゼンチノサウルス・・・アルゼンチン。恐竜で一番でかい
エオラプトル・・・やっぱりアルゼンチン。もっとも古い恐竜
クリオロフォサウルス・・・極地域に生息

有名な学者
ポール・・・イラストが巧い。一時期みんなこの人の画風にかぶれた気がする
カリー・・・カルカロドントサウルスの発掘など。もはや大御所
セレノ・・・エオラプトルなど
ボナパルテ・・・アルゼンチンの恐竜を記載
 

 私が詳しいのはここまで。この後はもう正直ついていけなくなった。


恐竜第四世代②(さまぁ~ずレベル)
羽毛恐竜編。20世紀末。
シノサウロプテリクス・・・羽毛の痕跡が見つかる。恐竜温血説一部の種ではほぼ確定。
アラシャサウルス・・・テリジノサウルスがイメチェンする


恐竜第五世代(芸人バブル期)
新世紀編。21世紀~
イメチェンしたスピノサウルス
スコミムス
ジョバリア(復元ポーズがインパクト大)
ディロング(ティラノサウルスの下積み時代)
マカシアサウルス(首長竜のような頭の恐竜)
ニジェールサウルス(掃除機)
ティタノサウルス科がやたら増える


 いや~やっぱり第5世代以降は私にとって未知の領域です。とりあえず私のイメージではこんな感じ。おそらく今は世界各地で同時に発掘がおこなわれているから、整理しにくいんだと思う。

ラベルとペルソナの世界

 最近dario氏の「しょブログ」の更新率がやばい。私は今漫画を描いているので(9月になっちたよ!)、ちょっと記事の更新が滞っていて、他の人のブログを読んで楽しんでいますが、その「しょブログ」で面白いことが書いてあったので、今回はそれについて取り上げようと思います。

 例えば、猫という言葉は誰が使っても猫です。

 しかし、猫を思い浮かべたときにそれぞれ猫のイメージは違います。三毛猫でフサフサでかわいいイメージを持つひと(A)もいれば、魚をくわえて逃げる嫌な猫イメージを持つひと(B)もいます。
 そのとき「のら猫が玄関のところにいたんだ」というメールがきたら、Aはミルクをあげたりしたのかなーと話の続きを想像するでしょうが、、Bは家に入られたらたまったもんじゃないよね!と話の続きを想像します。

 言葉はひとつでも、その言葉をどういったニュアンスで使っているかは人それぞれ。言葉で説明するときはそれを踏まえてズレがある前提で、伝わり方を確認するなどの工夫が必要なのだと思います。
 受け取る側はむやみやたらに文章に勝手な意味(ラベル)をつけないようにしなきゃね!


 つまり言語のやり取りについて論じているのですが、具体例を見るようにこれは齟齬の問題ですね。
 言葉それ自体についてはかつてコラム「ゆとり世代批判批判」で論じたので割愛しますが、ネコの具体例はなかなか分かりやすい。
 人間は確かに僅かな情報でも自分の想像力でイメージをふくらませ解釈する傾向があります。この例では「ネコ」という情報だけで双方がそれぞれイメージを膨らませたため、解釈に相違が出たのでしょうが、おそらくそのあとBが「いや~家に入られたらたまったもんじゃないよね!」と言えばAは(あ、そういう意味で言ってたのか)と心の中で思い、イメージを修正、会話を合わせることができます。
 まあここでの会話は実際会って喋っているのではなく、メールなので、そのような「解釈のずれ」が気付かれずどんどん増幅されていってしまうよねってことなのでしょう。

 しかし「ラベルリング」には確かにネガティブな面もありますが、サルトル等をふまえるに、我々はラベル(=意味)の世界でしか生きれないような気もする。
 存在から意味が外れた時、我々は「実存それ自体」を認識できても理解はできないし、おそらくすぐに「意味」を張りつけてしまうと思う。これは人間のかなり強い欲求だと思う。

 また実はいい?ラベル貼りもある。「ピグマリオン効果」って言うのがあって、先生が生徒に期待して一生懸命教えると、生徒の方もその期待に応えようとして頑張ってしまうという現象なのですが、興味深いのはそれで本当に成績が上がったりするということ。
 相手に期待しすぎるのは時に、その人にとってのプレッシャーにしかならず、よくないでしょうが、人間って人から褒められたり評価されると、「もっと言われよう」と思ってモチベーションやエネルギーが湧いてくるもの。
 だから私はなんにせよ教師は人を褒めるべきだと思う。まずは褒めて、で、細かい所の要求をすればいいんじゃないか(dario氏によれば逆パターンもあるそうですが・・・私はこっちの方法で人に要求を通してきたな)。まずはやる気がなけりゃどうにもならないし。

 もっと言えば現代はラベル貼りが良くも悪くも「ふしだら」なような気もする。政治家なんかをみていても分かるように、言うことがコロコロ変わっちゃうじゃないですか。
 いや人間なんて本来その場その時の気分で感じたり考えたりすることは変わるもの。しかしそれをふまえて、自分の論理のつじつまを補正する努力があったはずだ。
 それを「等身大の自分」とか言って「補正を投げ出しても俺は俺」ということになっちゃった(ホントか?)から、わけが分からなくなった。
 私が思うに「自分」と言うのはH・リードが言うように自然発生的に生まれるのではなく、私は自分自身である意味強制的に作り上げていくことだと思う。
 「オレはこういうキャラクター!」って(他者から貼られる前に)自分で自分にラベルを貼るわけです。ここでのラベルは心理学の「仮面(ペルソナ)」と同義かな?
 
 もともとこの世界はラベルの世界。キャラクターがぶれずに立っている漫画が人気があるのは、我々が漠然とした実存だけの不安を嫌い、意味やラベル、仮面に安らぎを感じるから。
 宮台真司さんなんかは仮面をネガティブに捉えていますが、私は良くも悪くも仮面なしじゃこの世界は成り立たないと思う。
 勝手な仮面を他者から付けられるのは、重圧にしかならず不愉快極まりないですが、自分に合った仮面を選び、そのキャラクターを自負することが、今の政治家の人などには必要かもしれない。そうすればその人の振る舞いを貫徹する信念のようなものもでてくるだろうし。
 とはいえ世論や大衆、マスコミも、政治家に負けず劣らず言うことがコロコロ変わるから、彼らだけに要求するのは難しいんだろうけど・・・(=政治家は国民を映す鏡理論)。
 まあ鳩山さんが「オレは二転三転キャラだ」と言って、その振る舞いを自負していたら、もう反論の余地はないのですが・・・
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