「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆」
呼んだのはそっちだぞ…?
随分前に録画したものを昨夜やっと鑑賞。ネーム作業が立て込んでてなかなか見れなかったのですが、その後風邪ひいちゃって暇ができたもので(暇って言うのか?)。
そもそもこういう機会がなきゃ観ずに処分しちゃった可能性もあった。けっこう重い映画だからね。重いって言うのは見るのにエネルギーがいるってことね。ウンチクの情報量が多いのは前作で知っているので。
…で、結論からいって見てよかった~!って感じ。前作よりもよくできている!『ダ・ヴィンチ・コード』は後半にちょっと蛇足なシーンがあって「最後余計だよなあ」っていう印象が今もあるのですが、こちらはよくまとめられている。構成力が高い。
まあそこそこ長い映画なのは変わっていないんだけど、家で寝っ転がってビデオで見る分には問題ない。私は映画館で見てないからね。あとけっこう途中停止して冷麺食いに行ってたりしたしwちょっと邪道な鑑賞だったかもしれないけど。
まあ基本的な物語の構造は前作を踏襲している。ただ前回の事件は今作と何ら関係ないので前作を見なくても全然OK。そういう意味で「ダ・ヴィンチ・コードの続編!」と言うけど「同じシリーズの別エピソード」として考えよう。
さて相変わらず図像解釈学の専門家ラングドン教授が、ルネサンス期の美術品やベルニーニのバロック建築から宗教的意味合いを見出し謎を解いていくが、これって謎を作る方(犯人)も解く方(ラングドン)も何と言うか趣味的だなあっていつも思うw
例えば四大エレメントにちなんだ場所で一人ずつ犯人は人質を殺していくんだけど、この意味合いってもはや犯人にとってリスキーなだけで、一部の宗教に詳しい人しかわからないような気もする。なんというか犯人の勝手な自己満足って言うかwこれをやられて悔しがる人は何人いるんだ?みたいな。
まあ、カトリック教会に対する挑戦なんだろうけど(本当は違うのだが)、それを解くのが結局教会関係者ではなくプロテスタントの国の大学からやってきた学者さんなわけで、なんともいろいろ残念だ。
ただこのシリーズの「イコノロジー」の評価は難しい。漫画を描いていると昔の芸術もサブカルと同列に見てしまうがこれは誤りなんだよね。気をつけてはいたが無意識にそう見ていたことを反省。
文化は文化。サブカルはサブカルって普段から言っていたのに情けない!これじゃオタクと変わらないじゃないか。
どういうことかって言うと一瞬でもラングドン教授の分析をただの深読みだろって嘲笑してしまったことを反省しているわけです。
でもそれはルネサンス芸術を現代のサブカル等の文脈で考えているだけであって、時代性を無視してしまっているバカっぽい見方だ。宗教が「力」を持っていた時代の芸術と今の文化はまったく異質なのは当たり前だろうが。
ルネサンス以前は科学よりも教会が力を持っていたし、科学と宗教が本当に分離できたのはついこないだ(20世紀初頭くらい)のことだ。
この映画に出てくるラファエロの作品はポパーどころかベーコン(スコラ哲学をメタ的に批判)の登場よりも100年ほど古いわけで、現代人が科学を信じるがごとく宗教的な意味合いは重要視されていた。つまり彼らは真剣に作品に「意味」を込めていた。ケレンミなんかじゃない!
だからラングドンのうんちくは今の感覚では「こじつけ」や「鑑賞者の勝手な主観」のように思えるが、しっかりとした学術的な説得力があるのだ(※作中の解釈がどれだけ実際の研究と合致しているかはともかく、学術的なアプローチ方法としてね)。「魔法少女まどか☆マギカ」なんかを考察しているのとはわけが違うのだよ。
ちなみに「現代人はもはや科学を信じてない」って言うのは大ウソね。昨今原発問題とかでそういう人がいるけど。携帯電話を「悪魔の箱だ!ああおそろしい・・・!」とか喚いて否定している奴っていないでしょう?
ただ「科学」と言えば、この映画って芸術文化や歴史のうんちくは強いが科学は専門外なのかすごい大味なのねw反物質爆弾とか平気で繰り出してくるしw
あの女性科学者もリアリティがないよね。肩書きが「生物物理学者」って・・・量子力学に歴史に医学も研究しているって・・・そんな人いるのか。
それに生物物理学ってそもそもああいう学問だっけ?かつて「実はティラノサウルスは体の構造上、まったく走れません!」って得意気に発表して、結局大恥かいた研究チームが生物物理学を名乗っていたような。まだ未発達な学問なんだろうが、やっぱりあの女性科学者は、ぱっと見、素粒子の理学的研究をやっている人っぽいぜ。小柴的なw
とはいえ反物質爆弾の爆発で空が宗教画みたいになるシーンは正直理屈抜きで心奪われてしまった・・・悔しい!美術を大学で選択しちゃったからなのか・・・
くそ~かっこいいじゃねえか!ラングドンのミッキーの腕時計もな!(ウソだよ)
風邪をこじらせました
2011-05-12 10:38:52 (12 years ago)
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カテゴリタグ:
- 漫画
いや、風邪かどうかもよく分からないんですけど。病院に行って抗生物質をうってもらったらとりあえず熱は下がったのですが、今もなんかだるいし、鼻水は気持ち悪いし、咳もひどいです。
ここまで風邪をこじらせたのはなんだかんだ言って数年ぶり。季節の変わり目は必ず熱は出るのですがほとんどの場合一日で治っちゃってましたから。衰えたのか。人生初の点滴もしたしな。
…で、この時期何もできないのは本当に致命的なんですが、なんかシャーペンで奇麗になぞってコンピューターにスキャンしてフォトショップでコントラスト強めると、ペン入れしなくてもそれらしく見えることを発見、この手法でやればかなり作画作業短縮できるんじゃないかって楽観しています。手抜きじゃない。これは知恵だ。一人ですべてやらなきゃいけないんだから。
しかしこういう風にできるならギャラリーの恐竜イラストももっとコントラスト強めればよかった。今見るとやっぱりうしい(原版の方が濃い)。でも今更アレを全部コントラスト強めるの面倒だからあれでいいや。
まあとにかく大嫌いなペン入れなしで漫画が作れるならかなり嬉しい。とにかく漫画の作画作業の大部分を占めるのがペン入れ。一回なぞると消せない引き返せないくさび。失敗したらそのコマをカッターで切り抜き、書き直し、貼り付け・・・大嫌い。
そもそも今はペンタブで紙すら使わずに絵を描いてしまう時代。アニメの背景なんてほとんどデジタルらしいからね。デッサン勉強しなくてもコンピュータのグリッド線でパースとれちゃうんだw世の中進んだものよ。
とりあえずおまけ漫画の「オパ」を試験的にNOペン入れで仕上げてみることにする。体調がよくなったらね…っていつよくなるんだろう?よくなるの待ってたら作業が終わらない気もするので今週中をめどにオパは完成させてみよう。下書きはもうできてるしね。
ここまで風邪をこじらせたのはなんだかんだ言って数年ぶり。季節の変わり目は必ず熱は出るのですがほとんどの場合一日で治っちゃってましたから。衰えたのか。人生初の点滴もしたしな。
…で、この時期何もできないのは本当に致命的なんですが、なんかシャーペンで奇麗になぞってコンピューターにスキャンしてフォトショップでコントラスト強めると、ペン入れしなくてもそれらしく見えることを発見、この手法でやればかなり作画作業短縮できるんじゃないかって楽観しています。手抜きじゃない。これは知恵だ。一人ですべてやらなきゃいけないんだから。
しかしこういう風にできるならギャラリーの恐竜イラストももっとコントラスト強めればよかった。今見るとやっぱりうしい(原版の方が濃い)。でも今更アレを全部コントラスト強めるの面倒だからあれでいいや。
まあとにかく大嫌いなペン入れなしで漫画が作れるならかなり嬉しい。とにかく漫画の作画作業の大部分を占めるのがペン入れ。一回なぞると消せない引き返せないくさび。失敗したらそのコマをカッターで切り抜き、書き直し、貼り付け・・・大嫌い。
そもそも今はペンタブで紙すら使わずに絵を描いてしまう時代。アニメの背景なんてほとんどデジタルらしいからね。デッサン勉強しなくてもコンピュータのグリッド線でパースとれちゃうんだw世の中進んだものよ。
とりあえずおまけ漫画の「オパ」を試験的にNOペン入れで仕上げてみることにする。体調がよくなったらね…っていつよくなるんだろう?よくなるの待ってたら作業が終わらない気もするので今週中をめどにオパは完成させてみよう。下書きはもうできてるしね。
ガリバー旅行記
2011-05-09 08:39:17 (12 years ago)
-
カテゴリタグ:
- 映画
「面白い度☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆」
しばらくならヨーダ副大統領が頑張ってくれるさ。
満を持して(?)昨日の午前中にはるばる前橋のユナイテッドシネマまで行って観ました。結局『英国王のスピーチ』は上映打ち切り、午後からの『塔の上のラプンツェル』は漫画の打ち合わせと重なっちゃって観られませんでした。やっぱ漫画の方が大切だもん・・・ねえ?だからどちらもDVDで観ます。ごめん!
…で『ガリバー旅行記』!「何故今時ガリバー!?」って感じであまり期待していなかったんだけど、こういう懐かしい児童書のCGリメイク映画ってつい見たくなっちゃうんだよね。卑怯!ww
しかしvicさん曰く『ガリバー旅行記』って児童向けなんかじゃなくて、当時の英国社会を痛烈に風刺したセンセーショナルな文学作品らしいのだ!
確かに『不思議の国のアリス』だって子供向けのフリをしたハイコンテクストなナンセンス文学ですもんね。さすがイギリス!
まあしかし今どきこういった映画で風刺なんかやったってなかなか大衆には受けないんだよね・・・そんな事言うと大衆を馬鹿にしているようだけど事実本当に受けないんだもん。少なからず教養が必要だからね。
現にイギリスのお笑い文化ってけっきょく中流階級(ミドルクラス)のもので作り手もオックスブリッジ出身者だったりする。作り手も受け手も高学歴なんだよね。
それに対して日本は「笑い」の地位がかなり低い。で、それを補うように日本に存在するのがけっこう教養のあるサブカルファンで、アニメや漫画に対してハイコンテキストな解釈をして楽しんではいる。夏目房之介さん曰く漫画読解力は日本が世界一なんだってさ。ふ~ん・・・w
で、そんな現実を十二分に知っているのがアメリカなんだよね。娯楽に小難しい教養はいらん!って割り切って作っているから、どんな人でもそこそこ楽しめるし現に『アバター』っていうバカ映画が記録的ヒットをとばしたわけだ。
この『ガリバー旅行記』も名作文学を現代風に焼き直したんだけど、ちょっと現代風アレンジに違和感があった(?)スピ様版『宇宙戦争』と比べるとなかなかうまいアレンジをしていると思う。
…というか訴えたいことをまったく変えてきて、原作の社会批判なんて一切カット、10年間も地味で目立たない仕事をやり続けたのに、入社初日の21歳の小僧の部下にされてしまった冴えなすぎる男のラブコメディに絞り込んできた。
でも私はこういうシンプルな割り切り方は結構好きなんだ。『プレデターズ』とか。
ガリバー役のジャック・ブラックがいい(笑)。もう出てきただけで笑えるもん。一言で言うならば「ジャック・ブラックが小人の国で何やらおバカなことをやっただけの映画」なんだが(パンツ喰い込んでる!ww)、実はそのプロットはまるで脚本の教科書のようにかなり堅実。
小人の国で出会ったガリバーのたった一人の友だち「ホレーショ」なんてまんまかつてのガリバーを象徴するキャラで、ベタだけどやっぱりこういう手法は効果的なんだ。自分と同じような人間と出会うことで、主人公が自分をメタ的に見つめることができて成長していくって言う展開は。
とにかくこういうプロットの背骨むき出しの映画って本当にお話作りの勉強になるんだよね。構造が分かりやすいじゃないか。少なくとも私は勉強になったな。
あと驚いたのはやっぱりCGの技術!『ナイトミュージアム』シリーズで爆笑必至の動くミニチュア軍団を手掛けたスタッフだけある。
オープニングのミニチュアアニメの様なニューヨークのシーンは、この映画の主題を画で一気に印象付ける効果的な演出だと思うし(タイトルやキャストのクレジットの文字と背景のパースが合わせてあるのは『ナイトミュージアム』と同じ)、相対的巨人のガリバーの為にサイズにあった部屋をリリパット王国がこしらえてしまうというトンデモ展開にもびっくり!
アップでは鉄の精錬炉だと思わせておいて、カメラをひくとそれがガリバーのコーヒーメーカーだと分かる演出とかもう大好きwあのシーンは原作にはないだろ(当たり前)。
そして忌み嫌われし島に追放されたガリバーを襲う巨人の女の子のシーンもすごい。つーかあのドールハウスのシーンはちょい怖いwまあ、なんにせよ実写版『借りぐらしのアリエッティ』が観れてよかったよwああなるんだね。
最後に一言だけ。この映画ってず~っと「ドラえもん」の1エピソードに似ているなあって思ってたんだ。もちろんガリバー旅行記のパロディシーンそのものがあった、大長編の『ブリキの迷宮』も好きなんだけど、この映画に一番似ているエピソードは「異説クラブメンバーズバッジ」だと思う。あのドラさんとのび太が地底人の王国を作る話ね。
ちっこい地底人がどんどん文明を発展させていく展開が、ガリバーの影響でどんどん近代化…いや現代化していくリリパットとすっごい重なって見えて…
このドラえもんのエピソードは自分の中でもかなりフェイバリットだから、それに引っ張られる形でこの映画の評価も高くなったことは否めない!ごめん!
しばらくならヨーダ副大統領が頑張ってくれるさ。
満を持して(?)昨日の午前中にはるばる前橋のユナイテッドシネマまで行って観ました。結局『英国王のスピーチ』は上映打ち切り、午後からの『塔の上のラプンツェル』は漫画の打ち合わせと重なっちゃって観られませんでした。やっぱ漫画の方が大切だもん・・・ねえ?だからどちらもDVDで観ます。ごめん!
…で『ガリバー旅行記』!「何故今時ガリバー!?」って感じであまり期待していなかったんだけど、こういう懐かしい児童書のCGリメイク映画ってつい見たくなっちゃうんだよね。卑怯!ww
しかしvicさん曰く『ガリバー旅行記』って児童向けなんかじゃなくて、当時の英国社会を痛烈に風刺したセンセーショナルな文学作品らしいのだ!
確かに『不思議の国のアリス』だって子供向けのフリをしたハイコンテクストなナンセンス文学ですもんね。さすがイギリス!
まあしかし今どきこういった映画で風刺なんかやったってなかなか大衆には受けないんだよね・・・そんな事言うと大衆を馬鹿にしているようだけど事実本当に受けないんだもん。少なからず教養が必要だからね。
現にイギリスのお笑い文化ってけっきょく中流階級(ミドルクラス)のもので作り手もオックスブリッジ出身者だったりする。作り手も受け手も高学歴なんだよね。
それに対して日本は「笑い」の地位がかなり低い。で、それを補うように日本に存在するのがけっこう教養のあるサブカルファンで、アニメや漫画に対してハイコンテキストな解釈をして楽しんではいる。夏目房之介さん曰く漫画読解力は日本が世界一なんだってさ。ふ~ん・・・w
で、そんな現実を十二分に知っているのがアメリカなんだよね。娯楽に小難しい教養はいらん!って割り切って作っているから、どんな人でもそこそこ楽しめるし現に『アバター』っていうバカ映画が記録的ヒットをとばしたわけだ。
この『ガリバー旅行記』も名作文学を現代風に焼き直したんだけど、ちょっと現代風アレンジに違和感があった(?)スピ様版『宇宙戦争』と比べるとなかなかうまいアレンジをしていると思う。
…というか訴えたいことをまったく変えてきて、原作の社会批判なんて一切カット、10年間も地味で目立たない仕事をやり続けたのに、入社初日の21歳の小僧の部下にされてしまった冴えなすぎる男のラブコメディに絞り込んできた。
でも私はこういうシンプルな割り切り方は結構好きなんだ。『プレデターズ』とか。
ガリバー役のジャック・ブラックがいい(笑)。もう出てきただけで笑えるもん。一言で言うならば「ジャック・ブラックが小人の国で何やらおバカなことをやっただけの映画」なんだが(パンツ喰い込んでる!ww)、実はそのプロットはまるで脚本の教科書のようにかなり堅実。
小人の国で出会ったガリバーのたった一人の友だち「ホレーショ」なんてまんまかつてのガリバーを象徴するキャラで、ベタだけどやっぱりこういう手法は効果的なんだ。自分と同じような人間と出会うことで、主人公が自分をメタ的に見つめることができて成長していくって言う展開は。
とにかくこういうプロットの背骨むき出しの映画って本当にお話作りの勉強になるんだよね。構造が分かりやすいじゃないか。少なくとも私は勉強になったな。
あと驚いたのはやっぱりCGの技術!『ナイトミュージアム』シリーズで爆笑必至の動くミニチュア軍団を手掛けたスタッフだけある。
オープニングのミニチュアアニメの様なニューヨークのシーンは、この映画の主題を画で一気に印象付ける効果的な演出だと思うし(タイトルやキャストのクレジットの文字と背景のパースが合わせてあるのは『ナイトミュージアム』と同じ)、相対的巨人のガリバーの為にサイズにあった部屋をリリパット王国がこしらえてしまうというトンデモ展開にもびっくり!
アップでは鉄の精錬炉だと思わせておいて、カメラをひくとそれがガリバーのコーヒーメーカーだと分かる演出とかもう大好きwあのシーンは原作にはないだろ(当たり前)。
そして忌み嫌われし島に追放されたガリバーを襲う巨人の女の子のシーンもすごい。つーかあのドールハウスのシーンはちょい怖いwまあ、なんにせよ実写版『借りぐらしのアリエッティ』が観れてよかったよwああなるんだね。
最後に一言だけ。この映画ってず~っと「ドラえもん」の1エピソードに似ているなあって思ってたんだ。もちろんガリバー旅行記のパロディシーンそのものがあった、大長編の『ブリキの迷宮』も好きなんだけど、この映画に一番似ているエピソードは「異説クラブメンバーズバッジ」だと思う。あのドラさんとのび太が地底人の王国を作る話ね。
ちっこい地底人がどんどん文明を発展させていく展開が、ガリバーの影響でどんどん近代化…いや現代化していくリリパットとすっごい重なって見えて…
このドラえもんのエピソードは自分の中でもかなりフェイバリットだから、それに引っ張られる形でこの映画の評価も高くなったことは否めない!ごめん!
ロード・トゥ・パーディション
2011-05-09 02:28:18 (12 years ago)
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カテゴリタグ:
- 映画
「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆」
お父さん想いね。気づいてない?
トム・ハンクスの常識(=がんぷ)を覆すバイオレンスギャング映画。こんなカッコ強いトム・ハンクス先生が観れるのはロード・トゥ・パーディションだけだよ!
とはいえ声優はおなじみ江原正士さん。だが江原さんもハンクス同様「なにかがぼくのおしりをかじったんだ~」みたいな呑気な演技は封印し、家族を愛し「ファミリー」も愛しながらもそれらをすべて失うという数奇な運命をたどった殺し屋を熱演している。
とにかくトム・ハンクスがめちゃめちゃ強い。本当に恐るべき殺し屋なんだけど、この人が演じた殺し屋「マイケル・サリバン」自身は残忍だったり殺しが好きだったり…そういう危ないタイプの男ではないと思う。そこはやっぱりトム・ハンクスだからw
あえて殺し屋とはほど遠い俳優トム・ハンクスをキャスティングしたって言うのはやっぱりなんらかの理由があるんだろうな。
だってアイリッシュマフィアに全く見えないもんwこいつはバカだけど足が速く、電子メールのやり取りで恋におち、時には空港に閉じ込められ、「ダ・ヴィンチ!?」とか意味なくつぶやくオッサンだろうがwあとゴミ焼却所で死にかけた。
例えば日本の暴力団ってもう外見からしてコワモテでめちゃくちゃ周りを威嚇しているじゃん。でもあっちのマフィアってなんか一般人に溶け込んでいるんだよね。これは秘密警察とかもそうでしょう。
そりゃ敵も多いであろう危ない仕事をやっているんだから「私は堅気じゃないで~す」みたいな恰好するわけないんだよねwそんなん「ハチの巣にしてくれ」って言っているようなもんでさ。
でも日本のヤクザもそういう凄味のあるビヘイビアをするのは人は末端のチンピラレベルか。やっぱり会長とかの幹部の人は目立たない格好してそうだ。おっかねえ!
一般人に溶け込んでいると言えば、作中では色々と残念な頭皮のジュード・ロウが不気味な殺し屋「マグワイア」を演じているんだけど、こいつが死体写真専門のフォトジャーナリストなんだよ。表の顔は。
どっちかというとチンピラに絡まれちゃいそうなこいつのなにがおっかないかって、奴が殺し屋をやっているのは純粋に死体(死にかけ≒腐りかけの人間)を撮影したいだけって気がするからなんだよ。すべては芸術のため。
このような自身の屈折した美的感覚を忠実に表現してとんでもなくグロい作品を作る連中はたくさんいるしな。バイオアーティストとか。
とにかくマグワイアは同じく腕利きのマイケルと対極をなすキャラクターであり、妻と次男を殺されファミリーに復讐を誓ったサリバンをとめられるのはこの禿散らかしたカメラマンだけなのだ・・・って本当かよシカゴマフィアの皆さん!(笑)
またジュード・ロウの他にも、こないだ(でもないか)亡くなった盟友ポール・ニューマンがバカ息子に悩むマフィアのボス役で登場しているし(やっぱり世襲制の弱点はここだよな)、ディラン・ベーカー演じるホテルの料理にもいちいち口うるさい神経質な会計士なんかもなかなか笑えた(とばっちり受けて死んだけどw)。
なぜここが分かった…?
このあたりでは一番高級なホテルだ…それにあんたは好みにうるさい。
それは自分でも認めるよ。銃を下してくれ。
前半でなかなかハードなシーンが続くからこんな感じで最後まで行くのかな?と思っていたらけっこう中盤以降はほのぼのロードムービーみたいなシーンもあるし、こんな感じで笑えるやりとりもあるんだよねw
しかし笑えるギャング映画と言えば『アウトレイジ』なんかを観てても思ったけど、マフィア映画でありがちなこの復讐や殺しの連鎖って、傍から見ていたら非生産的で「なんなんだ~!!」って感じなんだけど、こういう「雪崩」現象ってなにもマフィアの世界だけに限ったことではないよね。
たとえば今日ファミレスで漫画の打ち合わせをしていたんだけど、少年サッカークラブチームかなんかの団体客が来たとたんに、店内のざわざわ…レベルが一気に上がって、相手の声が聞こえないくらいになったもんね。
この原因は団体客の一部がとっても騒がしかったからなんだけど、彼らが店内で話す声のボリュームの均衡をやぶってしまい、そいつらの声で会話が打ち消されてしまった他の席の客たちももう一段階大きな声で会話し出したから、店内の騒音レベルの平均が一気に上がっちゃったんだ。
こういう現象は生物集団ではよく起こりがちでこれが進化の原動力になっているという説もある。ただ行き過ぎるといつかはシステムが破綻するけどな。バブル崩壊もこんな感じだろ。
・・・とまあ私たち大衆の動向もまさにこんな感じで、何かのきっかけで一気に世論が形成され強力なバイアスが生まれてしまう。しかもこれは予測できない場合が多いから政治家も大変だ。
浅田彰はドゥルーズ=ガタリのリゾームを受けて「逃走論」なんていっていたけど、私はこういうことだと思うんだ。つまり各々が好き勝手な方向を向いたベクトルの集合体がリゾームで、そのリゾームがある一方向に大きく動いているのではない、かと。
だいたい一度に四方八方に逃走なんかできるわけないし、仮にそうだったとしたら世論はここまで偏らずブロック化すると思うんだよ。
あれ?オレは何の話をしているんだ??
お父さん想いね。気づいてない?
トム・ハンクスの常識(=がんぷ)を覆すバイオレンスギャング映画。こんなカッコ強いトム・ハンクス先生が観れるのはロード・トゥ・パーディションだけだよ!
とはいえ声優はおなじみ江原正士さん。だが江原さんもハンクス同様「なにかがぼくのおしりをかじったんだ~」みたいな呑気な演技は封印し、家族を愛し「ファミリー」も愛しながらもそれらをすべて失うという数奇な運命をたどった殺し屋を熱演している。
とにかくトム・ハンクスがめちゃめちゃ強い。本当に恐るべき殺し屋なんだけど、この人が演じた殺し屋「マイケル・サリバン」自身は残忍だったり殺しが好きだったり…そういう危ないタイプの男ではないと思う。そこはやっぱりトム・ハンクスだからw
あえて殺し屋とはほど遠い俳優トム・ハンクスをキャスティングしたって言うのはやっぱりなんらかの理由があるんだろうな。
だってアイリッシュマフィアに全く見えないもんwこいつはバカだけど足が速く、電子メールのやり取りで恋におち、時には空港に閉じ込められ、「ダ・ヴィンチ!?」とか意味なくつぶやくオッサンだろうがwあとゴミ焼却所で死にかけた。
例えば日本の暴力団ってもう外見からしてコワモテでめちゃくちゃ周りを威嚇しているじゃん。でもあっちのマフィアってなんか一般人に溶け込んでいるんだよね。これは秘密警察とかもそうでしょう。
そりゃ敵も多いであろう危ない仕事をやっているんだから「私は堅気じゃないで~す」みたいな恰好するわけないんだよねwそんなん「ハチの巣にしてくれ」って言っているようなもんでさ。
でも日本のヤクザもそういう凄味のあるビヘイビアをするのは人は末端のチンピラレベルか。やっぱり会長とかの幹部の人は目立たない格好してそうだ。おっかねえ!
一般人に溶け込んでいると言えば、作中では色々と残念な頭皮のジュード・ロウが不気味な殺し屋「マグワイア」を演じているんだけど、こいつが死体写真専門のフォトジャーナリストなんだよ。表の顔は。
どっちかというとチンピラに絡まれちゃいそうなこいつのなにがおっかないかって、奴が殺し屋をやっているのは純粋に死体(死にかけ≒腐りかけの人間)を撮影したいだけって気がするからなんだよ。すべては芸術のため。
このような自身の屈折した美的感覚を忠実に表現してとんでもなくグロい作品を作る連中はたくさんいるしな。バイオアーティストとか。
とにかくマグワイアは同じく腕利きのマイケルと対極をなすキャラクターであり、妻と次男を殺されファミリーに復讐を誓ったサリバンをとめられるのはこの禿散らかしたカメラマンだけなのだ・・・って本当かよシカゴマフィアの皆さん!(笑)
またジュード・ロウの他にも、こないだ(でもないか)亡くなった盟友ポール・ニューマンがバカ息子に悩むマフィアのボス役で登場しているし(やっぱり世襲制の弱点はここだよな)、ディラン・ベーカー演じるホテルの料理にもいちいち口うるさい神経質な会計士なんかもなかなか笑えた(とばっちり受けて死んだけどw)。
なぜここが分かった…?
このあたりでは一番高級なホテルだ…それにあんたは好みにうるさい。
それは自分でも認めるよ。銃を下してくれ。
前半でなかなかハードなシーンが続くからこんな感じで最後まで行くのかな?と思っていたらけっこう中盤以降はほのぼのロードムービーみたいなシーンもあるし、こんな感じで笑えるやりとりもあるんだよねw
しかし笑えるギャング映画と言えば『アウトレイジ』なんかを観てても思ったけど、マフィア映画でありがちなこの復讐や殺しの連鎖って、傍から見ていたら非生産的で「なんなんだ~!!」って感じなんだけど、こういう「雪崩」現象ってなにもマフィアの世界だけに限ったことではないよね。
たとえば今日ファミレスで漫画の打ち合わせをしていたんだけど、少年サッカークラブチームかなんかの団体客が来たとたんに、店内のざわざわ…レベルが一気に上がって、相手の声が聞こえないくらいになったもんね。
この原因は団体客の一部がとっても騒がしかったからなんだけど、彼らが店内で話す声のボリュームの均衡をやぶってしまい、そいつらの声で会話が打ち消されてしまった他の席の客たちももう一段階大きな声で会話し出したから、店内の騒音レベルの平均が一気に上がっちゃったんだ。
こういう現象は生物集団ではよく起こりがちでこれが進化の原動力になっているという説もある。ただ行き過ぎるといつかはシステムが破綻するけどな。バブル崩壊もこんな感じだろ。
・・・とまあ私たち大衆の動向もまさにこんな感じで、何かのきっかけで一気に世論が形成され強力なバイアスが生まれてしまう。しかもこれは予測できない場合が多いから政治家も大変だ。
浅田彰はドゥルーズ=ガタリのリゾームを受けて「逃走論」なんていっていたけど、私はこういうことだと思うんだ。つまり各々が好き勝手な方向を向いたベクトルの集合体がリゾームで、そのリゾームがある一方向に大きく動いているのではない、かと。
だいたい一度に四方八方に逃走なんかできるわけないし、仮にそうだったとしたら世論はここまで偏らずブロック化すると思うんだよ。
あれ?オレは何の話をしているんだ??
アメリカが分からない
2011-05-03 09:33:59 (12 years ago)
アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンさんがアメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズによって殺害されたそうです。
アルカイダに対しては「徹底的にぶちのめす」と言っていたオバマ大統領だけに、このミッションコンプリートは悲願だったのでしょうが、私なんかは「別に殺さなくても…」って思っちゃいます。
あの人を殺したところでもはやどうなるわけでもないし、逆に報復を生むだけでは?向こうのテロの口実を与えちゃうだけな気がするんだよ。
ビンラディンさんには悪いけどあの人ってもうアルカイダの中心人物じゃない気がするんだ。だからビンラディン氏を生きたままとっ捕まえて、どういう了見であんな恐ろしいテロをやったのかいろいろ聞いてみるべきだったと思うのに・・・
アメリカってちょっとバカなのか「悪の化身そのもの(Evil)」が本当に存在すると信じているフシがあって「なにがなんでもアルカイダは悪!」って決め付けちゃったりするんですよね。
そんな単純な話ではあるはずないのは、イギリス、ソ連、アメリカによる中東政策の歴史を見れば明らかなんだけど、アメリカはそんなしち面倒くさいことを考えたりはしないようだ。
おそらく個人的にはオバマさんってヒューマニストな感じがするし、できればどんな人も殺したくはないと思っていると思うんだけど(ノーベル平和賞取ったしそうあってほしい)、やはりアメリカという「力=ジャスティス」な国のリーダーである以上、ビンラディンの抹殺はやらなければいけなかったことなのかもしれない。
なにしろ遺族はおろかワシントンやニューヨークにビンラディン殺害を喜ぶ市民が集まってお祭り騒ぎ。こんなの絶対におかしいよ。
日本って亡くなった人をあまり悪く言ったり責めたりしない風潮があるから、いくらたくさんの民間人を巻き添えにしたテロリストだろうが、ここまで笑顔でそいつの死を喜ばないと思う。オウムの麻原被告が死刑になっても日本ではああはならない!
なんだかんだ言ってアメリカってやっぱりどこかイカれているところがあって、そういう国と日本は同盟を結んでいる。
今私が描いている長編SF漫画もアメリカ軍が出てきて、そのマッチョイズムで世界が危機に陥るっていう内容なんだけど、さすがにアメリカもここまで体育会系なわけないし、ちょっとアメリカに対して悪い事しちゃったなって思っていたんだ。
でも、今回のビンラディン暗殺フィーバーを見るにそのシナリオにがぜんリアリティが出てきちゃったんだよ。これは全然あり得る話なんじゃないかって。
だって国民の気質は国家の政策を反映するもの。こういう人達が大統領を決定しているわけなんだから。
もちろん一部には911テロが起こった直後のテレビインタビューで「こういったテロがなぜ起こったかアメリカは真剣に考えるべきだ」って冷静なコメントをした、いろんな意味で勇気あるNY市民(黒人系)もいたけれど。
今回の件で注目すべき点は、ビンラディン殺害によってテロリストが報復してくるという警告をアメリカはイギリスや韓国にはしたけど、日本にはしてこなかったってことだよね。
これって小泉&ブッシュ政権の時は絶対真っ先にしたと思うんだ。でもアメリカは鳩山政権になって普天間基地問題とかで絶対呆れちゃったんだよね。
あと地震でここまで被災している国にテロを決行するのは、アルカイダも流石に気が引けるだろ…という判断なのか。なにしろアフガニスタンからも支援が来たくらいの国だからね日本って。
アルカイダに対しては「徹底的にぶちのめす」と言っていたオバマ大統領だけに、このミッションコンプリートは悲願だったのでしょうが、私なんかは「別に殺さなくても…」って思っちゃいます。
あの人を殺したところでもはやどうなるわけでもないし、逆に報復を生むだけでは?向こうのテロの口実を与えちゃうだけな気がするんだよ。
ビンラディンさんには悪いけどあの人ってもうアルカイダの中心人物じゃない気がするんだ。だからビンラディン氏を生きたままとっ捕まえて、どういう了見であんな恐ろしいテロをやったのかいろいろ聞いてみるべきだったと思うのに・・・
アメリカってちょっとバカなのか「悪の化身そのもの(Evil)」が本当に存在すると信じているフシがあって「なにがなんでもアルカイダは悪!」って決め付けちゃったりするんですよね。
そんな単純な話ではあるはずないのは、イギリス、ソ連、アメリカによる中東政策の歴史を見れば明らかなんだけど、アメリカはそんなしち面倒くさいことを考えたりはしないようだ。
おそらく個人的にはオバマさんってヒューマニストな感じがするし、できればどんな人も殺したくはないと思っていると思うんだけど(ノーベル平和賞取ったしそうあってほしい)、やはりアメリカという「力=ジャスティス」な国のリーダーである以上、ビンラディンの抹殺はやらなければいけなかったことなのかもしれない。
なにしろ遺族はおろかワシントンやニューヨークにビンラディン殺害を喜ぶ市民が集まってお祭り騒ぎ。こんなの絶対におかしいよ。
日本って亡くなった人をあまり悪く言ったり責めたりしない風潮があるから、いくらたくさんの民間人を巻き添えにしたテロリストだろうが、ここまで笑顔でそいつの死を喜ばないと思う。オウムの麻原被告が死刑になっても日本ではああはならない!
なんだかんだ言ってアメリカってやっぱりどこかイカれているところがあって、そういう国と日本は同盟を結んでいる。
今私が描いている長編SF漫画もアメリカ軍が出てきて、そのマッチョイズムで世界が危機に陥るっていう内容なんだけど、さすがにアメリカもここまで体育会系なわけないし、ちょっとアメリカに対して悪い事しちゃったなって思っていたんだ。
でも、今回のビンラディン暗殺フィーバーを見るにそのシナリオにがぜんリアリティが出てきちゃったんだよ。これは全然あり得る話なんじゃないかって。
だって国民の気質は国家の政策を反映するもの。こういう人達が大統領を決定しているわけなんだから。
もちろん一部には911テロが起こった直後のテレビインタビューで「こういったテロがなぜ起こったかアメリカは真剣に考えるべきだ」って冷静なコメントをした、いろんな意味で勇気あるNY市民(黒人系)もいたけれど。
今回の件で注目すべき点は、ビンラディン殺害によってテロリストが報復してくるという警告をアメリカはイギリスや韓国にはしたけど、日本にはしてこなかったってことだよね。
これって小泉&ブッシュ政権の時は絶対真っ先にしたと思うんだ。でもアメリカは鳩山政権になって普天間基地問題とかで絶対呆れちゃったんだよね。
あと地震でここまで被災している国にテロを決行するのは、アルカイダも流石に気が引けるだろ…という判断なのか。なにしろアフガニスタンからも支援が来たくらいの国だからね日本って。
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