パシフィック・リム

 「面白い度☆☆☆ 好き度☆☆」

 怪獣が出たら壁になってくれよ。

 評論家竹内義和さんオススメ映画。ウルトラマン、ロボットアニメ、特撮ヒーロー、ハリウッド大作、ギレルモ・デル・トロ作品が好きな人は必見の映画みたいなのだけど、私はウルトラマンくらいしか好きなのがなくて、でも竹内さんからリプライもらえたのがすごい嬉しくて騙されたと思って見に行ってきました。最近なんだかんだで公開初日にばっか見に行ってるなあ・・・

 で、ハリウッド版ウルトラマンっていう噂だったけど、あんまウルトラマンっぽくはなかった。ハリウッド版トランスフォーマー(ロボがやたらでかくてごちゃごちゃ)と、ハリウッド版ゴジラ(怪獣がやたらでかくてごちゃごちゃ)を足して2で割ったような感じだった。
 つまり王道のハリウッドアクション映画で、よく言えば娯楽大作、悪く言えば大味で予定調和。ウルトラマンやウルトラセブンにあった、怪獣や宇宙人側の哀愁とか正当性みたいなものはさっぱり描かれはしなかった。西洋はやっぱりイーブルってやっちゃうんだよね。もういい、同じくロボットと怪獣が戦う『ソニックブレイド』で私が描くから。

 さらに、私ハリウッド版ゴジラはそこそこ好きなんですが、なんかこの映画の怪獣はちょっとイマイチというか・・・ウルトラマンの魅力ってちゃんと悪役側の怪獣のデザインにも生物としての説得力があって、地球のいち野生動物として描いているところだと思うんですが・・・(にしては馬鹿でかいが)この映画の怪獣は設定が『スターシップ・トゥルーパーズ』のアラクニドとほとんど一緒で、形態もエイリアンみたいなちょっと盛りすぎなグロテスクさ。あんまこのソフビを買いたいとは思わない・・・
 なんかミツクリザメみたいなのとギャオスみたいなのがいたのは覚えてる。

 とはいえロボットやアニメが好きな人は必見の映画だと思います。日本語吹き替えはメガトロンとかシャア少佐とかコテコテのアニメ声優がやっているしね。
 杉田&林原の「ロケットパ~ンチ!」て熱くなれるかどうかが分水嶺。アラサーの私は厳しかったですwイエガーロボとのシンクロ失敗・・・!
 そういえば、技の名前を叫ぶのって白土三平先生あたりの発明なんだよね。コマとコマのモンタージュの芸術であり、細かな動きがなかなか表現できない漫画だと、忍術って言っても何が起きているか描きにくいから。ディスクリプションしてセリフで言ってしまうというw

 サンダー・クラウド・フォーメーション!

 これはこれで日本のサブカル独自のコンテキストなんだろうけど、やっぱりロシア構成主義のクリエイターのごとく、職業声優を宮崎駿さんが避ける理由はちょっとわかるよなあってw演技が大げさなんだよねwまあそれが面白いのだけど。
 例えばガンダムのアムロの声の人と、三ツ矢雄二さんがそれぞれ怪獣オタクと数学バカの学者コンビの吹き替えを担当しているんですが、この二人がすごい面白いw
 なんかこいつらの友情だけで薄い本作って明日のコミケで売れるんじゃないかってくらいwもう、ふたりの記憶をシンクロさせるところとかホモにはたまらない展開だもんwしかも怪獣との3人プレイw
 それに三ツ矢さんの方は杖をついていて、しかも幼少期の記憶で一瞬いじめにあっていたんじゃないかっていう描写もあってなかなかに涙をそそる。彼女とかいないんだろうな(´;ω;`)

 あとこの映画って日本の特撮映画のオマージュらしく、いろんなところに日本語が書いてあるんだけど、基地の壁には「尊重」「穀力」「勇気」とか謎の社訓みたいなのが書いてあって(というか穀力ってなんだ?食料自給率みたいなものか??)、さらに東京のシーンでは「ビデオ萌え健太」という看板が芦田愛菜ちゃんの後ろでヤバげなオーラを放っていました。健太しっかりしろ!!
 芦田愛菜ちゃんという日本を代表する幼女に萌え健太。日本通だというデルトロ監督の底の知れ無さが伺える。
 これは『ブレードランナー』の「強力わかもと」を抜いて、洋画の変な日本語看板選手権暫定一位ね。

 最後に一言。日本代表コヨーテ・タンゴってどこで出た?

『夜回り先生いじめを断つ』

 いつからか凶悪犯罪までいじめになってしまった。

 夜の街の聖者の二つ名を持つ水谷修先生が滋賀県大津市のいじめ自死(※)事件を受けて執筆した本。水谷先生の本は、これまでにも何冊か読んだんことがあるんですが、今回の本は、いつもの散文的というか日記的な感じではなく、いじめを主題に、割ときちっとした構成の本に仕上がっている。

 ※水谷先生は自分で自分は殺せないからということで「自殺」という言葉を使わない。

 これを読んで思ったのは、まず学校の先生にできることは少ないということ。水谷先生はマスコミの報道などで一緒くたにされてしまった「いじめ」的行動を、「不健全な人間関係」「人権侵害行為」「犯罪」の三つに分けた上で、学校の先生が対処できるのは悪口や無視といった「不健全な人間関係」だけだと論じる。
 人間誰しも合う合わないはあるわけで、悪口(人を嫌いになる権利)も禁じてしまったら、そんなのはもう全員アウトになってしまう、と。

 とはいえそれが他者の人権を侵害するにまで発展したら法務省人権擁護局が対応、犯罪だったら警察、家庭裁判所が対応するべきで、問題なのは児童生徒のトラブルをなんでもかんでも抱え込んでしまおうとする学校の体質なのだと指摘している。
 これは体当たり先生水谷先生としては結構意外な論だと思ったんだけれど、よくよく考えてみれば、水谷先生ほど児童相談所や警察と連絡を取り合っている先生はいなかった。

 そしてそこまで大きなトラブルになってしまったら、いさぎよく学校や教育委員会を責任を取るべきであると。隠蔽などもってのほかだ。それは未来を担う子どもたちに「大人ってすごいみっともない存在なんだなあ」という失望を植え付けるからである、と。そりゃ大人になりたくないわな。未来には絶望しかないわな。刹那的に生きるわな。
 確かに学校っていうのは生徒にとっても教職員にとっても閉鎖的な場だなあとは思う。でもそこで起きた犯罪を隠蔽しちゃうのは、よくよく考えれば隠匿罪というか刑法的にもアウトな事なんだよね。それなのにいじめで自殺が起きても教育委員会や学校がなにも罰を受けないのはおかしいと思う。隠蔽は犯罪!

 これはネットとかで過剰に叫ばれる、いじめ厳罰化とか、いじめやった奴死刑とか、いじめた奴はネットで個人情報晒してもOKとか、そういう怒ればいいんだ的な話ではない(つーか最後のはいじめだから。つーか犯罪だから)。
 水谷先生はもっと厳しく、いじめが起きてしまった以上、やった方もやられた方もいじめという問題から逃げずに戦いぬくしかないと考えているんだ。
 だからやった方は自分のやったことの責任を取って罰を受けるべきで、そして被害者に謝罪をしなきゃ“救われない”。連載打ち切りのようにうやむやに終わらせちゃ絶対ダメなのだ。

 さらに、いじめる側もいじめを行なった背景というものがあるわけで、そこを解決しない限りいじめの根は断てない。人間、誰もがいじめしたいな~と思って生まれてくるわけじゃない。
 水谷先生はいじめっ子は絶対もっと強いものにいじめられているという「いじめっ子傀儡説」を唱えている(すいませんこの言葉は私が今作った)。結局利根川先生も兵藤会長の傀儡みたいな。
 だからこそ、いじめられっ子も、いじめっ子も救われなければいけない(結局どっちもいじめの被害者だから)と訴えている点で、ネットの加害者叩きとは本質が決定的に異なるわけだ。

 ただこれを成し遂げるにはには学校だけじゃ荷が重すぎる。だから、いじめが起こったらとにかく騒ぎを大きくすべきと水谷先生はいじめを受けている子や保護者の人に勧める。死んじゃったら取り返しがつかないから。いじめを知って手を差し伸べる大人の数が多いほど、その子が救われる確率は上がるのだ。
 それで勘違いだったらどうするんだ、まるでモンスターペアレントじゃないかという反論も来るかもしれないけれど、いじめがなかったらなかったでいいじゃないか、と。
 この話を聞いて私は『ウルトラセブン』のキリヤマ隊長を思い出したよ。

 なんともなければ、それでいいじゃないか。我々が無駄な働きをすればするだけ地球は平和ってことだ。

 本当だよね。それでいいんだよね。

 だから私『3年B組金八先生』すごい好きで、金八先生ってすごいいい先生だと思うけど、あの人校長先生にしちゃダメなんだなって思った。全部抱え込んじゃうから。
 『ファイナル』で景浦くんっていう不良の子を金八先生は更生させようと頑張るんだけど、景浦くん、街でカツアゲするわ、先生ぶっ飛ばすわ、教室で暴れるわで、とにかく荒れまくってるんだよ。加藤勝でもそこまではしてない。つーか加藤勝は漢。
 水谷判定だと、街で見ず知らずの人にやったら絶対に警察に捕まることは、もはやいじめとか非行じゃなくて「犯罪」になるから、あの時は校長先生がとった「即警察に通報」が正しい判断になるわけなんだ。

 もちろん『3年B組金八先生』はドラマだから、結果的に大事にならずに景浦くんも立ち直ったけど、現実はドラマのようにはなかなか行かないからね。
 でもこのドラマ演出による倒錯って興味深いなあって。「教師を殴るのはもはや犯罪行為です!通報します!」っていう校長先生はすごい臆病な保身の人に見えて、「待ってください!景浦にもう一度チャンスを!」とか言ってる金八先生は、すごい立派な先生に見えるけど、学校に警察の介入を許す、あの校長先生は若いのになかなかだよなあって。
 水谷先生的には、さらにそのあと不祥事の責任を取って金八先生とともに処分を受けるべきだってことなんだろうけど・・・ 
 
 そういえば、去年知り合ったスクールカウンセラーの先生がそこらへんの対処のプロで、その先生が言うには、とにかく学校は児童相談所や警察とのパイプを作り、情報交換をコンスタントに行なうべきだ、と。
 でも一部の教育委員会や校長先生は学校にそういった外部の人たちが介入するのをとにかく嫌がる。でもやっぱり程度によっては人の人生や命がかかっている問題だから、介入が嫌とかそういう次元の話じゃないと思う。

 そのスクールカウンセラーの先生の経験談は、ちょっとここでは書けないけど、やっぱりいじめ問題の根源には、その子の家庭環境が大きく関係していて、私も経験の量だとその先生には全然かなわないけど、塾や学校で数え切れない学生と関わって、やっぱり家庭の影響力ってすごいな、とは思った。
 そして水谷先生も「いじめの原因は、その子ども自身にあるのではなく、その子どもの家庭や学校、地域などの社会にあるのです」と言っている(本書99ページ)。そんな大きな問題を一人の先生が解決できるはずはない。それはある種の傲慢だ。

 なんかだんだん落ち込んできちゃうけど、今の日本ってとにかく責任を押し付け合う社会になっちゃったよね。全部原因は“自分以外のもの”のせい。いじめはいじめた奴捕まえておしまい。それで終わりだろうか。本当に?
 水谷先生はいじめの責任をみんなで分かち合う社会を望んでいると思うんだ。これはいじめに限ったことじゃない。民主主義だってそういうものじゃん。そういう議論の方向に、ぜんっぜんネットはいかないけど。多分みんな酔っぱらいながらテレビのニュースにやじ飛ばしてる感覚なんだろうな。そんな大人見て今の子どもは育つわけだよ。どうなるんだ。

 それとこの本で知ったんだけど、水谷先生は小さい頃やっぱり大変な家庭環境と、壮絶ないじめにあっていて、その時にいじめっ子のグループ?の女の子に刃物で怪我を負わせちゃったらしいんだ。
 そのトラウマみたいなものが、今の水谷先生を突き動かしているのかもしれないけど、私は逆にいじめられたっていうよりは、どっちかというと人に当たっちゃった経験があって、さらにその経験が本当に恥ずかしいんだけど、大学時代の教育実習でやってしまったんだよね。
 その集団がみんなイライラしていると、結局自分より弱い立場の人にそのストレスをぶつけてしまうという。もうみっともなくて情けないんだけど・・・

 考えてみれば「郷に入れば郷に従え」っていうのはおそろしいよね。もうその学校とは抗議文も出して教育委員会も巻き込んで、さんざやりあったんだけど、もう自分ひとりの力じゃどうにもならなくて。指導教官の先生には迷惑かけるし。
 で、いつまでも正論押し通しても単位は出ないし、単位出なきゃ卒業できないし、ストレスで病気になって留年するし、だから、もう心を殺して乗り越えることにしたんだけど、まあとんでもないところで。
 とんでもないところならお前は人に当たっていいのかって言われるのはわかってる。もちろんダメ。許されない。

 結局、この問題は数年後、やっぱり問題視する大人たちが現れてくれて、学校の環境は改善されたらしいけど、絶対当時の現場にいた教職員は責任取ってないんだよ。それが悔しい。
 具体的に言えば、その実習仲間に私が無視や嫌がらせをしたわけじゃない。ちょっと冷たく接しちゃったんだ。んで仕事でちょっと意見の相違があって、大人気なく理詰めで攻めちゃったんだよ。もうああいうことは二度とやらないように反省している。理詰めよくない。
 私はやっぱり人よりも多少弁が立つから、そういう人間は人を理詰めで責めちゃいけないんだ。プロのボクサーが人をどついたら、そのパンチは凶器と判定されるじゃん。

 だからあの時はどうすりゃよかったんだろう?って今もたまに思う時がある。あの学校に屈するべきじゃなかったのかな。もう異様な環境だったからね。みんなイライラしてて。そこに通っている子は大丈夫だったのかなあ。
 んで単位の方はAだった。あの学校はちょっとやそっとじゃAを出さないけど、お前らのルールでとことんやってやるよって心を殺して仕事したから。悔しいじゃん。さんざ喧嘩して、中途半端な成績で教育実習終わるのは。それが自分にできる精一杯の反逆だったなあ・・・

 そういえば昨日、ひさびさに教え子にあったんだ。その子に「田代T(そう呼ばれる)もいつかは丸くなっちゃうんですか?」とか言われたんだけど、やっぱり自分の保身のためになあなあにしちゃうのはよくないのかもな。
 あ~もうわからねえ!私、最近、二言目には「社会人は妥協たいせつ」とか言ってる気がする!どうしよう!30歳になっても私はこんな感じで中学生みたいに悩んでいます。
 いじめの話がなんか自分の懺悔みたいなことになってしまった。もっと人に優しくありたい。

星のカービィ64

 買ったからには完全クリア。

 ということで『星のカービィ64』クリアしました。『トゥームレイダーアニバーサリー』の時もそうだったけど、例えそのゲームが難易度が高くとも、完全クリアした時の達成感ってそんなにはない・・・あるのは虚しさだけさ。じゃあなんでオレたちはゲームをやるのだろう。知らねえよ・・・っていきなり『ブラックホークダウン』みたくなっちゃったけど、まあ正直な感想そんな感じ。
 悲しいけどあれだね、もうテレビゲームに夢中になる年齢じゃないんだろうね。漫画もアニメももう大して見てないしなあ。人から勧められなきゃ見ないもの。まあ、でも多かれ少なかれ感想があるわけで、そこらへんを覚え書き。

カービィ
カービィって残虐非道なチートキャラってイメージだったんだけど、この作品から多少弱体化して、なんというかとっても人間臭くなった。もちろんゲーム中やってることは相変わらずの暴虐なんだけど、ドラマパート?で仲間たちからぞんざいに扱われたり、けっこうドジで要領が悪いところも描かれていて、けっこう可愛い。
弱体化で最も大きいのがカービィが無制限に飛べなくなったってこと。
あとボムやカッターなどいくつかのコピー能力がすっごい使いづらくなった。というか使えない。今回の目玉で「コピー能力ミックス」っていうのがあって、コピーとコピーを合わせて使わないと攻略できないところもある。
そのうえ基本コピーの7種類からそれぞれ2つ選んでミックスできるので組み合わせは7+6+5+4+3+2+1になって(同じもの同士でもミックス可能)けっこうな数になり、頭を使う。完全クリアしたもののまだ一度も見ていない奴がいくつかあるし・・・ストーンボムなんて私ずっと自爆技だと思ってたからねw
頭脳といえば、コピー能力にはそれぞれ対応する色があって、その色に応じたブロックが壊せるという法則を見出したとき「これなんていうIQテストなんだろう」って・・・色弱の自分には辛いゲームだった。
逆に今までは水中では敵を吸い込めなかったのが(代わりに水を吹いていた)、吸い込めるようになっていたり強化された面もある。が、やっぱり総合力として使い勝手は悪くなったかなあ。なんか鈍いんだよねw

ワドルディ
似たようなキャラで『モンスターズインク』のマイクみたいなやつ(ワドルドゥ)がいるんだけど、今作ではその解釈が独特で、黒い影にワドルディが取り憑かれた状態ってことになっている。
今までは本当雑魚中の雑魚で、さんざカービィに辛く当たられてきたけれど(動かしてるのオレ達だがな)、さくま良子先生の漫画のように今回は過去の歴史問題を水に流して協力してくれる。大人だぜワドルディ。
あとワドルディが味方になったってことで、敵では登場しなくなり、そのためかわからないけれどコピー能力の「パラソル」がなくなった。それが本作にちょっと物足りなさを感じた一つの原因かもしれん。

アド
『星のカービィ3』のボスで、今回も全く同じ攻撃をしてくる。最後やけくそでパレットと絵筆振り回して襲ってくるのがいいよね。しかも一撃死(今作はその後仲間になるので爆死はしない)。
このキャラってモデルは「水森亜土」さんだとずっと思ってたんだけど、レベル5のデパートのステージでその自信は確信へ変わりました。

デデデ大王
カービィに協力してくれる大王が見たいがためにこのゲーム買ったようなもんだからね!しかしこの大王が、まあ、その、言いづらいんだけど、とっても足でまとい。
デデデ大王といえば、実はカービィができることは大抵できるんだよ。敵を吸い込んだり、空を飛んだり・・・それが今回はカービィをおんぶして運ぶからか、動きは遅いわ、飛べねえわ、当たり判定はでかすぎていい的だわ、ろくなもんじゃない(アルフと一緒で見た目の割に重いんだろうな。どっちもよく食べるし)。
これならカービィ単体で行ったほうが楽に進めるだろ、って気もするけど、プレイヤーに選択の余地はないからね(涙の強制おんぶ)。だいたい一国の大王がわざわざ背中貸してくれるんだから、乗らないわけには行かないよ。カービィも「あれ?大王の背中ってこんな小さかったっけ?」ってキュンとしているに違いない。今度戦う時は手を抜いてやれよカービィ!

 あと印象に残ったキャラクターといえば、レベル2のメガリスの防衛システムみたいなボスがいるんだけど、あれが超かっこよかった。意外とカービィって『スーパーデラックス』からSF色を強く押し出してきて、凝ったデザインのメカとかロボとか出すんだよね。敵の出すミサイルの弾道とかやたらリアルだし。就職ならHAL!二次募集中!

Wiiを買いました

 なんか魔が差してしまって・・・(最近そればっか)

 だってさ~『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』がサントラとブックレット付きで2500円の大安売りしててさ。それを買っちゃったら、もう本体買うしかないじゃない!(C)マミ
 んで、今いろいろ梱包を開けて、設定している最中なんだけど(つーかセンサーバーが薄型テレビに乗らん)、すごいね、これ。リモコンでやるんだね。確かにテレビCMでもそんなような事して遊んでいた気がする。
 だけどこれ、コントローラー世代にはちょっと恥ずかしいよな。これ振り回して「行け!カービィ!吸い込め!」とか30歳のおっさんがやってるのは危なくないかってw

 なんにせよ『星のカービィ』って自分も初期のシリーズは結構やってて、キャラクターの名前も「ワドルディ」みたいなベタなものからグリゾー、ツイジー、ブルームハッターというマイナーなものまで結構覚えてる。
 とはいえ私がやったのは『スーパーデラックス』までなんだけど、すっごい楽しみにしていたのが64版のカービィ。
 当初の発表では『MOTHER3豚王の逆襲』と一緒に『カービィのエアライド(仮)』っていうのが発表されてたんだけど、こいつが待てども待てどもリリースされる気配なし。
 なんか一回企画倒れになったっぽくて、ならもういいやって、64から任天堂のゲームってもうやってないんだよ。ゲームセンターで音ゲーやるようになっちゃって。あと『デザーテッドアイランド』。

 その後、いつ出たか忘れちゃったけど『カービィのエアライド』を飛び越して『星のカービィ64』てのが出て、まあ当時としては「今更おせえよ」というか「ふ~ん」みたいな感じだったんだけど、この前ひょんなことからウィキペディアで『星のカービィ64』のあらすじ読んだら、なんかあまりの「カービィらしくなさ」に、逆にやりたくなっちゃってさ。だってこれもろ『天空の城ラピュタ』なんだもん(笑)
 でも『カービィ64』一本やるためだけに「NINTENDO64」買うのもなあって躊躇していたら、Wii用ソフト『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』に、初代『星のカービィ』から『カービィ64』までまったく当時のままで収録されていてさ、おおっこれならひとつのソフトとハードでカービィ三昧だし、『星のカービィWii』も遊べるしやったぜって感じで、今に至る。

 で、今。

 「イジェクト」ボタン押したら『バイオハザードダークサイドクロニクル』出てきたんだけど(爆)

フェアゲーム

 「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ 胃痛☆☆☆☆☆」

 うちでは食事中に政治の話は禁止なの。ケンカになるだけよ。イラクで何が起きてるかなんて結局誰も知らないんだし。

 ナドレックさんおすすめ作品。春に手がけていた脚本はスパイを題材にしたものだった。だから私は『007』をたくさんみて、スパイキャラのイメージを固めようとしていたんだけど、その時言われたのが「007を参考にするのは意外でした」ってコメント。
 私ならもっと実話を題材にしたリアルなスパイ映画を参考にすると思っていたらしい。その時に紹介されたのが『裏切りのサーカス』とこの『フェアゲーム』だった。どっちの作品も見たんだけど、リアルなスパイ映画、というか実話を扱ったスパイ映画を見ていると、その組織の負の人間臭さにげんなりする。天下のCIAも結局はただの公務員。東京電力や市役所、公立学校となんら変わらないのだ。
 それは日本のテレビドラマでもよくある「上層部の連中は現場を分かっていなくてよ~」みたいなありがちな対立ではない。事実はこうだ。上層部の連中は現場の泥沼さをわかった上で切り捨てている。

 人間に思いやりや優しさがあるのは確かだと思う。正義というものがあるならば、困っている人を助けたいという思いはある種誰にとても普遍的な正義なのだろう、それには、まあ異論はない。ただし、その正義や善意を貫くのは並大抵のことじゃない。後述するけど人は自己保身のためならいくらでも残酷になれる。
 007でも感じて、自分の漫画でも取り入れたのは、現場で命をかけるスパイのその立場上の弱さだ。国家のために命懸けで戦うなんて漫画やアニメではヒーローだろう。だけどリアルではそう言う人はとってもぞんざいに扱われている。組織的には優先順位は低いのだ。
 その不条理さに読者はしびれるのかもしれないが、もし自分がこういう立場にあると仮定した場合、本当に憧れるのだろうか。こんな仕事やりたいか?

 内田樹さんは、そもそも労働とはオーバーアーチブで、等価交換的な見返りを求めるものではない、と論じたが、それどころの騒ぎじゃない。等価どころかマイナスだ。
 協力者を死なせたり、自分も死ぬようなリスクを背負い、かつ給料はたいして払われず、その仕事の成果は親しい人にも話せない。称賛もなし。
 こんなことは理屈では自分も知っていた。それがスパイでしょ?そのペーソスがスパイ映画のキモでしょ?って。
 しかしこの映画に描かれるスパイは、どうにもそうやって自分とは縁のない世界にいる孤独な英雄とは割り切れなかった。ただの公務員感満載。全国の公務員震撼の映画なのは間違いない。

 エンドロールでこの総動が実際にあったことだと分かるんだけど、正直自分はこんなスキャンダル知らなかった。日本のテレビのニュースで取り上げたっけかなあ。
 911テロやイラク戦争は自分の思春期に起こったことだからけっこう覚えていて、作中パウエルさんやライス国務長官が出てきた時はちょっと懐かしくて笑っちゃったんだけど(ライスのあのアニメのような襟足はなんだ!)、それでもこんなCIA局員とホワイトハウスの泥仕合があったことは記憶になかった。
 今で言うなら、元CIAのスノーデン容疑者がアメリカの世界的な個人情報の収集を暴露しちゃって、国を追われているようなものか(これもいずれ映画になるんだろうな)。
 なにしろスノーデン容疑者が完全に悪ならば、アメリカはあそこまで世界中から非難されていないわけだ。まずもってアメリカがやっていたやり口がひどすぎるってのがあったんだろう。どこが自由の国だよって。プライバシーなんてないじゃないかって(これも見られてるんだろうなw)。

 スノーデンさんのやったことが普遍的な正義だったかは分からない。少なくとも公務員としては失格だ。守秘義務破っちゃったから。
 でもスノーデンさんはスノーデンさんのなかにある正義を貫いた。自分の正義を貫き、行動をしたという点は正しい間違っている抜きにしてすごい。
 得てしてこういう正義と正義のぶつかり合いで争いは起こってしまうのだけれど、でも自分の頭でどう考えてもおかしいことには積極的に抗議するべきだと思う。そしてその責任は自分ひとりで背負わないといけない。
 じゃあそれによって何を得るのか。はっきり言って何も見返りはない。ただし個人の尊厳(セルフエスティーム)だけは守られる。インフォームドコンセントもそうだけど、アメリカ人は特にその意識が強い気がする。

 なんでこの映画が身につまされたかというと、私もこんな大きな問題ではなかったけど、似たような状況に追い込まれたことがあったんだ。具体的には言えないけど、架空の話として聞いて。
 例えば、法律的、倫理的にどう考えてもアウトな人がいる。でもそいつの悪事は外部にバレてない。で、そいつの陰口をみんな言っている。そんな陰口ばっか言うなら直接言えよって、私がそいつに直接言ったとする。そしたらそいつを叩いていた他の連中も自分に協力すると思ったら、自分から距離を置いた。なんか自分がやばいやつみたいな感じにされた。
 この一件以来、私は他者に甘い期待をするのはやめた。愛や優しさが存在しないとは言わない。しかしそれらは自己保身にはあっさり負けると。
 今の私だったら他の人たちが自己保身に動くというエソロジー的な習性も見越した上で、敵と戦ったと思う。まあ若かったんだよ。みんなが正しいと思うことを実行すればついてきてくれると思ったんだから。
 でも世の中そんな単純じゃない。大規模な災害みたいに命がかかればみんな行動を起こすけど(それに弱い人も助ける)、社会正義といった抽象的なものではなかなか動かない。そういうことを学んだ苦い経験だった。
 
 目指すのは共和制ですが、国民次第です、と。つまり国家が担う責任とは権力を握る一部の者にあるわけではない。
 民主主義は簡単に手に入るものではない。だがアメリカは民主主義国家だ。市民の責務を果たせ。未来の子供たちのためにだ。


 この前参議院選挙があって、にわかに政治的な話題がネットでも盛り上がったけど、国家や社会といったものに過剰な期待をするのは私は間違っていると思うのはそのためだ。
 この世は結局どこまでも孤独なんだ。自分の人生がうまくいってないのは半分以上は自分のせいだって思わないとその人の精神はいよいよ救われない。
 そもそもそういった自由や自己責任に憧れていたのは、かつて小泉さんを支持した自分たちだろう。ならば社会の流れにそのまま乗っかっちゃうんじゃなくて、一度自分の心に訪ねてみようよ。
 この映画が描く敵は、国家を操るホワイトハウスの陰謀とか、ましてや副大統領補佐官じゃない。あやふやな伝聞や憶測を鵜呑みにして、よく知りもしないで短絡的に物事を断定をしてしまう、私たちそのものだ。
 そして国家の中枢にいる人もそれは変わらない。立場上影響力が強いから、黒幕とか強大な敵に見えるだけ。案外考えていることは庶民と同じだったりする。
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