那須への旅

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 無職という人生でなかなかない状況で、土日祝日は基本的に働いている奥さんと奇跡的に休みが一致したため、那須のハイランドにマイクロツーリズムしてきました。

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 インターチェンジ降りていきなり現れた謎施設。

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 謎を残したまま姿を消した。3Dでメルヘンな魚介類が展示されていたと思われる。

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 ロイヤルファミリー御用達という土地柄なのか、京都よろしくチェーン店がすべてブラウンのドミナントカラーに統一されていました。
 もっといえば、皇族の方々が都会の喧騒を忘れるために訪れる地なのか、サウンドノベルホラーそのままの林道が広がるすっごい静寂な場所で、後述するように娯楽もアウトドア関係しかないため、夕方の4時半くらいになると本当に遊べる場所がなくなる。※娯楽がホテルの露天風呂しかなくなる。
 映画館、カラオケ、ゲーセン、飲み屋といった、歓楽的ないかがわしい施設は一切なし!なんとなく、スナックとかあっても良さそうなんだけどね。忖度的に、ほかの場所よりも風営法が厳しいと思われる。
 とはいえ、オレンジハット的なすっごいレトロなゲーセンとかないのかなって思ったんだけど、那須塩原駅の方まで行かないと本当にない。さらに、そのゲーセンもスーパーに併設されたキッズメダル。

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 那須渾身のゲーセン。

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 ホテル近くにあったテディベアミュージアムの面白い看板。

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 泊まったホテル、めしが超うまかった。ルームサービスの域を超えたクオリティのステーキ。基本的に那須の外食って、ステーキ屋と蕎麦屋がほとんどなんだけど、このステーキで満足してしまった。

南ケ丘牧場
 入場料無料のまさにフリーランチだが、動物と触れ合うためにちょこちょこ課金するシステムになっていて、一回あたりの値段が安いため、けっこう調子に乗って課金してしまった。商売がうまい!
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 ドイツ版ホットドッグのようなもの。これ、めちゃくちゃうまいので、行く機会があったら是非。感動のソーセージ!

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 池をきれいにするために派遣されたチョウザメ。彼らは湖底の餌を漁るため、いくら100円で餌を池に入れても同居するニジマスが全てかっさらってしまいます。
 
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 うさんぽ。15分500円だったかな。うさぎの指名はできません。

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 流しそうめんスタイルで餌がやれます。餌は100円ガチャに入っている。

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 那須与一ゲーム。扇の赤い丸に矢を当てると景品ゲットという鬼畜難易度のアーチェリー。1400円課金したが、ロビンフッドじゃあるまいし不可能。つーか、扇に矢をさせただけでもすごいと思うぜ。

那須どうぶつ王国
 自分が一度行ってみたかったキングダム。鳥類最高の知能を持ち、人語を操ると言われるヨウムを一度見たかったのだ。ヨウムってなんか、どうせ日本人がペットに欲しがったからだろうけど、コンゴで乱獲されまくってて絶滅の危機に瀕していて、ワシントン条約で取引禁止されたらしいので、けっこう動物園でも見れないレアなバードなんだよな。

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 待望のヨウムショー!意外とカラスよりも小さかった。もっとおっきい鳥かと思ってた。その知能の高さは、さていかほどかと期待値を上げてしまった自分が悪いのだけど、キングダムのオリビアさんは「マンゴー※好物」と「バイバイ」しか喋れないようだ。
 ちなみに、このバードショー、席選びを失敗して中列に座っちゃったんだけど、これって猛禽類を前のトレーナーさんと後ろのトレーナーさんがやり取りするから、鳥を至近距離で観察できるベストポジションは最前列か、最後列です。

 マンゴーしか喋らないヨウムはともかく、この動物園、日本一といってもいいくらい、至近距離で動物と触れ合えます。まあ、すべてがお触り可能ではないんだけど、ヒトと動物を隔てるものがほとんどの場合ないため、至近距離で動物を見れるのがすごい。

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 特に、この写真のエリア、ウェットランドっていう熱帯の温室はすごい!檻が全くない!

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 ※ただしジャガーとニシキヘビはのぞく。

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 萌え~な動物もおさわりOK!

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 ここまでくると、ヒトに慣れすぎててちょっとあざとい。

りんどう湖ファミリー牧場
 ここは、南ケ丘牧場みたいな牧場ではなく、わりとちゃんとした遊園地だった。

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 テレ朝の日曜日的なショーもやってたり。

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 南ケ丘牧場で奥さんが疲れちゃったのでやれなかったパターゴルフがここにもあったので挑戦。すごいレベルの低い戦いが繰り広げられたが、結局尻上がりにコツを掴んだ奥さんに敗れた。

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 参加に普通免許が必要な珍しいアトラクション。

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 実物の半分位の大きさの動く恐竜ロボットが置いてあります(ブラキオサウルスは実物の1/10)。そして、衝撃だったのは、この恐竜たち・・・

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 パターゴルフ場からも丸見え。※唸り声が割とうるさい。

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 絶対に飛べないであろう、重そうな翼竜。

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 リアルホルカトルカ。そういや那須ってパワーストーン関係の体験教室も多かったなあ。

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 ムシキングブームの時に作ったと思われる、カードゲーム系のアトラクション。参加するとカードがランダムで一枚もらえ、最後にムシキングみたいなゲームをやるんだけど・・・

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 こういうの欲しかったんだけど・・・

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 現実はマツボックルでした。

 て、ことで動物にまみれた2泊3日でした。
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 餌が欲しくて近づいてくるが、強欲なゴートに頭突きされて餌を横取りされた挙句失禁していた気の毒な南ケ丘牧場のシープ。

アイドルデスゲームTV

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 なんか、メダルゲームで10000枚を超える当たりが出ても満足できない体になってしまい、新たな刺激を求めて、最近はホラーゲームのゲーム実況動画を見ているんだけど、最初は新鮮でドキドキしてたんだけど、いろいろ見ていくにつれホラーの驚かせ方ってそんなにパターンがないことに気づき、私の中での人生初ホラーブームもそこまで続かない予感がする。
 とりあえず、①怖いやつがひたすら追っかけてくる(スピルバーグ監督が得意なやつ)、②振り返ると奴がいる(地味に怖い)、③メタ的な発言をする(キャラではなく、ゲームをしているお前に言っているんだよ、みたいなやつ)くらいに、大まかに分類できるのかな、と。

 とにかく、自分が高校生の頃、ゲーム雑誌ですっごい興味を惹かれて、でも悩んだ挙句チキって買わなかった、二つのホラーゲームが『エコーナイト』と『夕闇通り探検隊』だったんだけど、それがついに実況動画で視聴できて、もう思い残すことはないです。
 つーか、どっちも名作じゃねーか!高校生の頃買っていたら、絶対にホラー漫画は、ひとつは描いてたな(影響されて)。
 特に、『夕闇通り探検隊』は、グーグルアースを先取りしたようなパノラマビューの使い方がメチャクチャうまくて、20世紀末にこんな天才的な演出考えた奴いるのか!と感動甚だしかった。
 さらに、今じゃミスタービーンとともにコンプライアンスに引っかかりそうなキャラ設定のくるみちゃんが最終回で衝撃的な結末を迎えてさ、あれはちょっと数日はやられてたし。
 つーか、このゲーム、キャラ造形が地味ながらもリアルです。自然主義です。サンゴみたいなこじらせオタク女子超いそう。ナオくんも塾サボってゲーセンとか、今の私じゃんっていう。塾通ってないけど。

 で、そんな感じでホラーゲームリレーをしていたら、こんな異色のホラーゲームがあったよっていう話なんですけど。
 それが、『アイドルデスゲームTV』!ぶっちゃけ、『アイドルマスター』と間違えて購入しそうなくらい、キャラクターの作画が似ているんだけど、アイマスのオムニバス的なものでは全くないっぽい。
 内容は簡単に言うと、アイドルマスターのキャラで、マロさんが好きだった『ダンガンロンパ』をやっている感じで、一応ホラーとかサスペンスのジャンルなんだろうけど、なんか、これ、すごい雰囲気がのどか。
 この懐かしい感覚はアレだ・・・!極限状態のサバイバルライフシミュレーションゲームを謳った割に、南国にみんなでピクニックに行ったような感覚が味わえた『デザーテッドアイランド』と同じだ・・・!
 これが原因なのか、このゲームってけっこう評価が低いんだけど、まあ操作性とかゲーム性とかは実際プレーしてないからわからないけど、動画で見ている分には、これ、すっごい面白かったです。
 まずね、キャラクターが良く出来てる。アイドルマスターの映画を自分は一度だけ見たことがあるんだけど、正直あの時はキャラクターの数が多すぎて、どんな人なのかよくわからないまま映画が終わっちゃったキャラも多かったんだけど、このゲームは7人に絞り込んであるから、キャラクターにすごい愛着がわく。
 しかも、私があまりギャルゲーをやらないだけなのかもしれないけど、今まで見たことないようなユニークな性格のキャラが多くて、すっごい勉強になりました。何人かは、アイドルマスターを露骨にパロディしているようなのもいるけど。
 つーか全部で7人しかいないのに、何人かパロちゃっているの結構ヤバイな。

茅ヶ崎千春
絶対にアイマスの天海春香をモデルにしている。転ばない天海春香。髪型とかもこんなんじゃなかったっけ??

蒲田真理子
絶対にアイマスの三浦あずさをモデルにしている。つーか、こういうお姉さんキャラいいよね。メンバー最年長って響きいいよね。
こういう年上のお姉さまに「もう、おばさんをからかうんじゃないの」って言われてみたいよな。このブログ、奥さんも読んでいるらしいけどいいや。
ちなみに、デビューして今年で10年目で、人気ランキングも今やかなり下位だが、根強いファンが40人ほどいて、その人たちの経歴が特殊過ぎたゆえに、最終章で大どんでん返しができる。
つーか、この人の性格的に絶対に自分からは自慢しなさそうだけど、10年間もアイドルを続けていて、未だに固定ファンがいるっていうことはさ、おそらく一度くらいはセンターを狙える位置くらいには行ったことがあると思うんだよね。その時も、なんか自分はチームのために身を引くとか言って、引っ込んでそうだけど。
・・・この人、なんでこんな性格なのにアイドルになったんだろうな。
あとさ、第1期生仲間と同期トークしているところとか、ドラマCDですごい見たいです。「真理子はすごいわ~」とか、すでに結婚子持ちの同期に関心されてそう。

筑波しらせ
声優さんの演技のせいだと思うんだけど、本性を表してからはドラゴンボールのチチにしか見えない。
でも、ギャルゲーにチチって新しいな。

天王寺彩夏
一見、いわゆるツンデレなツインテールキャラに見えるんだけど、すっごい重層的で面白いキャラクターだった。まず、メンタルが弱い。そして、根は優しく仲間思いで、極めつけにバカ。
作中での扱われ方が最も気の毒で(最後までデス・ゲームが実行されていると思っていた)、なんだろう、お笑い芸人とかだといそうだけど、アイドルだとこういうタイプってぱっと思いつかないぞ。おばかキャラじゃないんだよ。本当に絶妙なバカなんだよ。テレビタレントとしてはとんでもないポテンシャルを持つよ。

烏丸理都
サイヤ人並みの高いプライドを持つと言われる全京都人を敵に回す思い切ったキャラクターだが、妙に説得力がある。
これ、いじめられたしーちゃんも大人だけど、てんあやの人格も最終的な和解に甚大な影響を及ぼしているよな。そう言う意味では、てんあやはカリスマ性はあるんだよな。バカだけど。

諫早れん
クールで一匹狼なキャラクターだが、筋が通っていてかっこいい。
笑顔をなくした・・・みたいな、北斗の拳とかでよくありそうな設定にしないのも偉い(ちゃんと感情がある)。
ちなみに西部警察のコスプレにハマって事故死するという衝撃的な茶番がある。

旭川姫
もっとも面白かったキャラクター。これは、何なんだろう???お嬢様キャラに分類される種族だとは思うんだけど。
サキュバスをベースに、叶姉妹(姉)と、デヴィ夫人と、GACKTあたりを混合すれば、こんな生き物が生まれるのか?なんか、身分が高すぎて、私生活が全く想像もつかない感じ。
ちなみに、彼女の死に様が最も壮大。

ドリパク
勝平版モノクマ。最後の女の子達からの仕打ちはちょっとあんまりだと思う。

 て、ことでホラーゲームでもなんでもなかったんだけど、全パート見てしまったという。てんあやと旭川姫は面白かったな~
 まあ、個人的にはまり姉が一番好きだけど。母性を感じるアイドルってあんま見ないしな。

バースデープレゼント

 どうも、37歳無職です。

 バースデーということで、奥様のおごりでランチ→ソフトクリーム→老舗の個人経営のおもちゃ屋さんと巡っていたら・・・

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 トレーディングカードやレトロ玩具に混ざって、やたら出来のいいティラノサウルスのおもちゃが目にとまり・・・
 
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 なんと、原型が竹内しんぜんさん!!!
 確かに、皮膚の表現とか、なによりやや上体を起こしたゴジラっぽいポーズが、言われてみればシンゼイズム・・・!
 この人、知り合いなんだよ!(※ネットでやりとりしただけ)とはしゃいで、奥さんにバースデープレゼントとして買ってもらいました。小学生か。

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 上顎の方が可動する珍しい仕様。これで3000円は安い。

学術会議問題について

 もはやずいぶん前の話題になるけど、ツイッターでやり取りしたので、これも断片的な文章だと伝わりにくいので、ここにまとめておこうと思う。
 私は学術に身を置く立場ではないから、その現場感覚とかはさっぱりわからないんだよ。あの一件で、自由な研究がすごいやりづらくなった、みたいな。
 で、色々認識が違う可能性は大いにあるんだけど、客観的にはこういう構造なのかなと思う。

 まず、学術会議は、戦争(=全体主義的な政権)に科学技術が転用されないように、1949年に設立された。まあ、この時期は戦後復興期だからね。もともと科学の平和利用という理念があるわけ。その点で、学術会議は日教組の学術研究版なのかなっていう。日教組も、子どもを戦地に送ってしまったという教師たちの反省があったわけだから。

 こちらは学術会議の公式サイト。ちなみに会長はこの人だったりする。

 日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活に科学を反映、浸透させることを目的として、昭和24年(1949年)1月、内閣総理大臣の所轄の下、政府から独立して職務を行う「特別の機関」として設立されました。

 ここが、今回問題になったところだろう。菅内閣が(調べてみると、安倍政権時代のスタッフの暴走で菅さんはとばっちり?)左よりな思想(政権批判をしかねない)の社会科学系の学者(法学者など)の選出を認めなかったので、これが学問の自由を侵害する圧政なんじゃないかと(自然科学系はスルー)。
 これに関しては、まあ、異論はない。まあ、確かに問題だろうと。ただ構造的には右と左のイデオロギー上の対立だよねっていう。政権VS科学ではなく、思想と思想のぶつかり合いだと。

 科学は本来は、もしくは理念的には、政治的にニュートラルで、右も左もないじゃん。でも、昨今は、原発問題にコロナ問題など、科学者も政治的なステートメントをしなきゃいけないっていう時代の流れになってきて、さらに、助成金とか、税金を使って研究する場合は、政治は科学のステークホルダーなわけだから関わっていくしかないっていうのがあるんだけど。

 この学術会議自体は、設立の経緯からちょっとレフトっぽくて、中曽根内閣の時も干渉しないよって言ってたけど、まあ法律的には、内閣総理大臣の天皇任命とは異なり、実は政権(内閣総理大臣)が干渉するのは違法じゃないっぽいんだよ。
 ただ、これまでの慣習的にそれを歴代政権はしてこなかった。ただし、安倍さんが長期政権をやって、ちょっとやりたい放題が過ぎて、その流れで今回のことが起きたと。

 で、いやいや、科学の理念は右も左もないんだから、学術会議だって右も左も受け入れるはずだ。自由闊達な学問の自由(今回のは言論の自由も強い)を、政権が封殺したのが問題だっていうヴォルテール的なのももちろん判るんだけど、そういう話(政権批判)をしたかったんじゃなくて、学術会議は左的な人がいて、左に傾いていって、政権とイデオロギーでぶつかり、ニュートラルな人はなんかとばっちり食ったみたいな話だったんじゃないのと。もともと政権との対立は今に始まったことじゃないっぽいし。

 もうさ、科学の世界もスナフキン的な、ずっとメタな視点で無敵状態で研究やれる時代じゃないというか、いやそんな時代は実は元々なかったんだと思うんだよな。
 だから、時の政権の言うことに従うしかないんだ!みたいな諦念を主張したいんじゃなくて、政権批判もいいし、それを行ったものを排除するのは危険だ!という運動をするのも、いいんだけど、それは科学じゃなくて政治じゃんっていうわけ。これは、すっごい昔にパキPさんとかも言ってたと思うんだけど。

 丸山眞男が言うように、基本的人権や法の支配を維持するためには、結局政治的な働けかけが必要で、だいたいアカデミズムだってイズム(主義)だからね。それだけのことを言いたかっただけ。
 ほっといて自動的に享受できるものじゃないよと。社会契約説なんかもともとホッブズの思考実験なわけで、そういった歴史的な経緯は確認されていないわけだし。
 社会に関わると、個人的にはどうでもいいなあって思っていても、やっぱり政治にかかわらざるを得ないっていうのがあるからね。
 自分なんかも、実は多数派政党に投票したことってないんだけど(バッファープレーヤーなので)、国家公務員を受験する人には政権批判はダメ!って言うもん。もう、しょうがないじゃん。落ちちゃうんだもん。
 警察官の採用なんかも、受験生どころかその親族までイデオロギー的にやばくないか調べるらしいし。

 ただ、田代はヘタレて権力者に逆らえなくなった!っていうのは、本当に見くびってもらっちゃ困る!!w今もバリバリブチギレてます。
 そこは、もう今月で37にもなるんだから、偉い人の言うことは、おとなしく従っとけっていうのもあるけれど。やっぱり、言いたいことは言いたくなっちゃうんだよね。
 逆に、ここまでのことをされて怒らない方が馬鹿なんじゃないかって思うもん。触法行為は、そもそも法を破る奴が悪いのであって、相手が法を破らせるようなことをした自分が悪いってならないもん。盗撮したくなるようなミニスカート履く女が悪いってならないじゃん。

 最後に、じゃあ左は絶対正しいかっていうと、フランス革命とかわかるように、左も暴走するからね。自由平等の名のもとにロベスピエールやナポレオンという独裁者が現れたわけで。
 昨今で言えば、言論・表現の自由については、左の方のがエスカレートしているというか、ポリティカルコレクトネスのもとに、自由が侵害されかねない動きにはなっている気がする。もう黒人キャラクターとか描けなくなるんじゃないかっていうね。
 これは、まあ今に始まったことではないけど。ロリロリ漫画とかさ。

ゲーセンサロン説

 なんか、こしさんが私が心に深い傷を負ったから、ゲーセンに通っていると思って心配してくれていたんだけど、もともと自分は昔からゲーセンに入り浸っているクズ人間で、小学校~中学校はクレーンゲーム、高校~大学は音ゲー、そして現在の第三次ブームがメダルゲームだという。

 まず、クレーンゲームは、SEGAだった気がするけど、なんかでかい筐体が出てきて、景品のぬいぐるみもでかくなって、クレーンで持ち上げるんじゃなくて、押したりずらしたりして落とすみたいになってから覚めちゃったな。クレーンゲームか?それっていう。それってブルドーザーじゃね?みたいな。
 それと、景品の方もこの頃あたりから特撮オタク男性向けのバンプレストのウルトラ怪獣101とかじゃなくて、若い女性向けのプーさんのでかいぬいぐるみとか、ディズニーが主流になっちゃって、欲しい景品がなくなったというのもある。
 美少女フィギュアも興味ないしね。ひとつだけ初音ミクの競輪みたいなやつは去年奥さんと取って持ってるんだけど。
 しかし、美少女フィギュアは本当に進化したと思う。個人的にはゲームでトゥーンレンダリングみたいなのが出てきて、あれで2D的な表現の美少女キャラが2Dテイストを残したまま三次元で表せるようになって、それが美少女フィギュアを制作する上で参考にされクオリティが上がり、今やプライズの美少女フィギュアを見ながら立体的なパースをアニメーターがとっているっぽいもんね。ゲーム、フィギュア、アニメがすごいお互いにフィードバックし合って発展が加速した感じがする。
 まあ、いずれにせよ、バンプレストの低迷とともに自分のクレーンゲームブームは去った。

 次に、音ゲー。これは高校生の頃にY氏がやっててやりだしたんだけど、こういう体感ゲームっていうのは、家庭用のゲーム機じゃスペース的にも絶対できないから新鮮だった。まあ、金持ちの子なんかはドラムセットとか持ってたけどさ。あと吹奏楽部な。
 別にギタフリができたからってコード進行が全然違うからギターが弾けるようになるわけないんだけど。
 ただ、音ゲーのパイオニアのコナミ、曲のクオリティがすっごい高かったからね。個人的にはギタドラシリーズは11thMIXくらいがピークだったかな。8thMIXくらいでeパスのご先祖様みたいなのが出てきて、ネット回線でプレーデータが保存できるようになったんだけど、そこらへんから全国的な猛者どもの存在が可視化されて、アンコールステージ(コンチェルティーノ・イン・ブルー)ごときを出せたくらいでイキっていた自分の井の中のカワズ具合がいたたまれなくなり、さらにシリーズのナンバリングがV(確か12th)とかXG(もはやわからない)とか、数字じゃなくなり分かりづらくなったのも心が離れる原因になったな。まあ17thMIX!とかまで行くと、それはそれでトーマス・ハワード・リキテンスタインがタイトル画面で読むのが大変っていうのもあるもんな・・・
 しかし、この時期ってほぼ毎日といっていいほど、Y氏と放課後ゲーセン寄っていたわけで、それを奥さんに話したらお金いっぱいあったんだねって言われたんだけど、なんか、そこまでお金は使っていなかった気がするんだよな。
 でもメダルゲームと違って音ゲーってプレーには絶対100円かかるじゃん。で、毎日行ってたらけっこうコストがかかりそうなんだけど、どうしてたんだっけ?
 多分、ギタドラってアンコールステージまで行けば、けっこう100円で長く遊べたから、そんなに何回もプレーしてなかったんだろうな。
 さて、当時はビデオゲーム(とりわけ格ゲー)主体のゲーセンがまだあった時期で、なんか薄暗くて場末感はあったね。そういうイメージが、こしさんなんかはあるんだろう。今のゲーセンはどう考えてもプライズゲーム主体になって、若い女の子やファミリー層をメーンターゲットにしているから、不良やオタクの溜まり場っていうイメージもだいぶ変わったよ。
 実際、当時足繁く通ったゲーセンは、現在行きつけの大型ゲーセンがオープンしてほどなく潰れて有料駐車場になりました。

 で、メダルゲーム。これは操作性がゼロだから、若い頃はむしろ馬鹿にしていたジャンルなんだけど、今の奥さんと映画館に映画見に行ったときの待ち時間を下のゲーセンで潰そうってことになって、サービスのメダルを使ってグランドクロスクロニクルをやって、100枚くらいのメダルを使い切って、じゃあトイレ行って映画観るかってなって、トイレから帰ってきたら最後の1枚のメダルがオーブを落としたのか、2000枚くらいのジャックポット取っちゃったんだよ。で、どうしようコレってなって、今のメダルゲームってATMみたいなのがあって預けられるの!?っていうのに感動して、じゃあ次来るときただで遊べるじゃん!ってことで、映画よりも楽しくなっちゃったていうのがキッカケ。
 自分が子どもの頃のメダル落としって、まあ、クソつまらなかったからね。ラムネみたいなメダルのおひねりがフィールドに乗っかっている奴とか。
 だいたい、メダルが今よりも高額で、子どものおこづかいで手を出せるものじゃなかったし、1000枚代の高額ジャックポットみたいなシステムもなかったから、絶対に減るし。
 その時代と比べると、今のメダルゲームは本当によくできてる。実際のカジノのゲームよりも面白いと思うもん。さらに、プレーヤーの範囲が今ままでやってきたどんなゲームよりも広い。
 小学生から若いカップル、ゲーマー、おじさんおばさん、お年寄りと、広い年齢層と職種の人がやってて、しかも何回か通うと、スロットみたいなシングルゲームはともかく、マスプッシャーゲームやカラコロッタみたいなビンゴゲームって、お正月に親戚みんなで盛り上がる人生ゲームみたいなところがあるから、けっこう常連さんと知らないあいだに仲良くなったりしちゃうんだよな。
 自分も小学生から70代のおじいさんまで友達いるし。で、タイトルに戻るけど、ゲーセン、特にメダルゲームね。これはサロンですよ。

 ちなみに、来年度から大学生時代に一人暮らししていた街の方に奥さんと引っ越すんだけど、学生時代の友達(コーくん)の近所でもあってさ、そのコーくんと近場のラウンドワンに行ったのよ。スポッチャがあるところ。
 で、メダルバンクのメダルもとっくに消滅していたから、500円だけメダル借りて1ベットとかでダラダラ遊んでて、意外と2時間破産せずに遊べたんだけど、ラウンドワンは本当に金があるなって思った。全部最新機種だからね。でもさ、逆を言えば最新機種しかないんだよ。懐かしの名機!みたいなのがないから、一長一短かな、と。ただ、がっぽり寿司極み(先代より巨大)と、海物語ツアーズ(先代より小型)が初めて見れたのは良かったけど。まあ、あんまりやらなかったけどね。
 しかしなあ、いまさら行きつけのゲーセンを変えるのもな・・・店の設定とかも違うし、それを考察するのがけっこうめんどくさいんだよな・・・常連さんの友達もいないし(これ結構重要)。
 今の行きつけのゲーセン、バカみたいな賭け方さえしなければ、ほぼフリーパス的な枚数持っているしな。

 まあ、そんなところでメダルゲームエリアはサロン。事実、ウィキペディアによると、メダルゲームの創始した会社は、切った張ったの鉄火場ではなく、浮いたお金で余興を過ごす大人の社交場みたいな空間を提供しようとしたらしいしね。
 そもそもメダルって何枚あろうが、お金や景品に交換できないからね。これが、ゲーム的にナンセンスと取るか、お客さんどうしでギスギスしなくていいって取るかの差だよね。まあ、あれだよ、インベーダーゲームとかテトリスとか昔のゲームであった点数みたいなもんだよ。
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