東武動物公園への旅

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 まさかの貸し切り・・・!

 私って人ごみや情報量が多い場所が苦手で、祭りとかディズニーとか新海誠アニメとか厳しい部分があるんだけど、入場者よりも飼育員さんの方が多いとなると、いくらなんでもいたたまれない。
 まあでも、バイトみたいな人は「今日は仕事が楽だわ~」とか思っているのかもしれないけどね。しかし無人遊園地って夜の学校的な虚無感があるというか、まあ普段は賑わっているところだからな。

 なんにせよ動物はすごい見れた。

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 ヒクイドリのガルベスくん。

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 獰猛ではあるらしいw

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 こんなところに浸かりたくねえ・・・!

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 某アニメの影響でフンボルトペンギンのコーナーだけ異様だった。個人的には船でも城でも動物でも美少女にしちゃうの好きじゃないのでな。その時点でそれは別のものだろう。

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 芸能界から姿を消して、こんなところでひっそりとポップコーンを売っていた某キャラ。デザインに関してはかなり洗練されていて決して現代でも色あせてはいない。チョコレート菓子としての復活を望む!

 あと、東武動物公園ってすごいのは、まあどんな動物園にも家畜系の動物のふれあいコーナーってあるんだけど、その規模がおそらくトップクラスにでかいよね。
 ヤギ、イヌ、カンガルー、エミュー、ヒヨコ、モルモット、リクガメ、ミーアキャット、ウサギ、ワオキツネザル、アルパカ、ポニー、ふれあい放題よ。幕張のもふもふカフェをはるかに凌駕するので動物触りたい勢はぜひ。
 あとエリア毎に、例えばキツネザルのエリアはバオバブの木があしらわれていたり、カンガルーではアボリジニの集落、ポニーでは西部開拓時代と世界観を作り込んでいるのは、飼育員さんのこだわりを感じる。

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 見ちゃいけなかった気がするカンガルーステップの看板の裏。

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 で、もう4時半を過ぎる頃には暗くなって、動物も控え室に戻っちゃったから、ただでさえ少なかったお客もぼちぼち帰り始めたんだけど、まさかの5時からイルミネーション点灯で、いったい誰に向けて光らせてんだがわからなくて、さらに切なくなったというね。
 よく、アラブの金持ちがテーマパーク貸し切ったりするけど、ちょっとこれ実際には楽しいのか??って思った。アラブの金持ち、お前もまた孤独。
 もちろんハロウィーンパレードは雨のため(むなしい)中止になりました。この人数でやりだしたらどうしようと思った(^_^;)

 というわけで、この日だけ見ると東武動物公園の経営に一抹の不安を感じるけれど、これはまあ、あれだ、台風のせいだってことで。東武動物公園のポテンシャルはこんなもんじゃないだろっていう。
 アフリカゾウを見ながら天ぷらうどん食べれるのも東武動物公園だけだよ!

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国語学概論覚え書き⑥

参考文献:伊坂淳一著『ここからはじまる日本語学』

日本語において主語をどのように扱うのが適切か
学校文法において主語は以下のように説明される。

①文の中で「何が」「誰が」に当たる文節。
②「―が」のほかにも「―は」「―も」「―こそ」「-さえ」「―だって」などがついて主語になることもある。
③主語を省略した文や、もともと主語がない文もある。


しかし、「-が」「―は」に当たる文節がない文章や、「―が」「-は」の文節がふたつあり、どれが主語か分からない文章、「―は」の次に来る述語部分が主語を説明していない文章(例:新聞を読みたい人は、ここにありますよ)などがあり、主語が必ずしも文章において絶対的に存在しているわけではないことが分かる。
また、格助詞の「が」と、副助詞の「は」では文章での役割がそもそも異なっている。
「○○が」が、述語によって示される出来事において、助詞が付く名詞(※○○)がどういう論理的役割を果たしているかという、事実関係を示す一方、「△△は」は、文の中の要素の一つ(※△△)を特に取り立てて、その要素を話題の中心に据えるという、話し手の述べ方を示す助詞であり、格助詞と副助詞の区別は、この基本的な機能の差に由来していることが分かる。
こういった文中の特定の要素を特別扱いする、格助詞的な機能は、「も」「だけ」「さえ」といった副助詞も担っている。
さらに、文の構造を主語ではなく述語を中心にしてとらえ、その述語に対する必須の要素である補語と、状況などを説明する修飾語とに分ける見方もある(主語不要論)。
この場合は「AがBにCで紹介した」のAやBは述語「紹介した」に対する補語ということになる(※Cは修飾語)。
主語不要論は、日本語には主語がないと言っているのではなく、日本語の分析に主語の概念は必要ないと言っているのである。

日本語の動詞の活用の体系化
動詞や形容詞・形容動詞が用法の違いに応じて語形を変えることを活用といい、個々の語形を活用形、活用形を整理して表の形に体系化したものを活用表という。
活用形の整理の観点や具体的な処理が異なれば、結果として示される活用表は違ったものとなる。
たとえば、学校文法で使われる活用表と、外国人向けの日本語教育で使われる活用表では、活用形の認定単位とその種類の相違が目に付く。
「読まない・読まれる・読ませる・・・」という語形は、学校文法では、未然形(ヨマ-)として一つの活用に含まれるが、日本語教育では、否定形、受身尊敬形、使役形と3つの活用に分けられている。結果として、日本語教育の活用の数は学校文法のそれよりも圧倒的に多くなっている。
しかし、形式が同じものは同じ活用形だとする学校文法は、形式の整理は進んでいるが、そのために異質な意味の形式を一つの形式にまとめているという結果にもなっている。
もっとも学校文法、日本語教育どちらにせよ、各活用形のレッテルの付け方に、意味、文法機能、連接関係など、複数の基準が混在していることは変わりがなく、またすべての活用形を網羅することが可能なのかという問題もある。
なお、学校文法が6種の活用形を立てるのは、古代語の「死ぬ」「去ぬ」などのナ行変格活用動詞が6種の活用があるからで、江戸時代にこの動詞を基準に文法が研究された名残である。
また、学校文法と日本語教育の活用表では、活用型の認定基準にも違いがあり、前者では拍のレベルで単位を切っているのに対し、後者では語幹と活用語尾を隔てる単位を音素のレベルにまで下げているので、語幹が子音で終わる場合もある(yom-anaiなど)。
以上のように、活用表には様々な考え方があり、その規則はあくまでもそれを記述した個人や集団の目的や理念、手法が反映された解釈にすぎないのである。

日本語におけるヴォイスと自動詞・他動詞の関係性
ヴォイス(態)とは、動詞によって表される事象が、能動的か受動的かを表す述語の構成要素である。「片付けさせられていた」という文では「させ」と「られ」がヴォイスに当たる。
また、動詞には、「公園に行く」といった場合の「行く」に当たる自動詞と、「本を読む」の「読む」に当たる他動詞が存在する。
他動詞は動作の対象が主語以外の他の物に及ぶため「~~を」と目的語をとるが、目的語が場所の場合(例えば「駅を通過する」といった場合)は「通過する」は自動詞となる(駅を通過させているわけではないから)。
ヴォイスと自動詞・他動詞の関係性は以下のようにまとめられる。

自動詞(自らの動作を表す)
能動態:公園に“行く”。公園を“歩く”。
受動態:誰かに“呼ばれた”。雨に“降られた”※あまりないパターン
使役態:子どもに“描かせた”。
尊敬態:閣下は“言われた”。

他動詞(動作の対象が他の物に及ぶ)
能動態:本を“読む”。
受動態:ページが“めくられた”。
使役態:絵を“描かせた”。
尊敬態:本を“読まれた”。

これを踏まえると、他動詞はその性質上、全て受動態を作ることができるが、自動詞で受動態は限られた場合しかないことがわかる。また「赤ちゃんに夜泣かれた」「女に振られた」などネガティブなケースが多い。

国語学概論覚え書き⑤

参考文献:伊坂淳一著『ここからはじまる日本語学』

日本語における文の基本的構造
言語は何段階かの構成レベルの積み重ねによって成り立っている。
通常ではそれは、音→単語→文、なのだが日本語の場合は単語と文の間に「文節」や「文の成分」というレベルを想定することがある(学校文法)。

単語:夏子/は/家/で/白い/大きな/犬/を/飼っ/て/いる。
文節:夏子は/家で/白い/大きな/犬を/飼って/いる。
文の成分:夏子は/家で/白い大きな犬を/飼っている。
文:夏子は家で白い大きな犬を飼っている。


しかし、学校文法では、文を構成する単位を文節とすることから、いくつかの不具合が生じる。

きれいな チョウが 花壇の 花に ゆっくりと とまった。

上の文章では、「きれいな」という文節が「チョウが」に、「花壇の」という文節が「花を」という文節を修飾すると見なければならない。
しかし、「きれいなチョウ」「が」、「花壇の花」「に」、という区切りの方が、母語話者の直観にあっている。

桜と 梅が 一緒に 咲いた。

という並列の関係でも、「桜と」が「梅が」が並列であると学校では教えるが、助詞の「が」が付いているのは「桜と梅」であると考えた方が、やはり母語話者の直観に合致する。
これは、学校文法が誤りだという短絡的な結論を言いたいのではなく、「文」がどのように構造化されているのかについては諸説あり、文のとらえ方自体が難解なのだということである。

日本語における表記の規範性
言語の規範性とは、たとえば漢字テストやテレビのクイズ番組に出てくる日本語の問題に見られるものである。何が規範の根拠になっているのかは曖昧なまま、結果として正誤が明確に出る。
また、日本語には表記法について成文化されたいくつかのルール(常用漢字表や正書法、人名用漢字など)があるが、その決められ方や一般社会への浸透度はまちまちである。
実際、常用漢字表はそれ以外の漢字の使用を厳しく禁止するものではない。国語辞書も国語辞書に書かれているから正しいのではなく、まずもって社会的な暗黙の了解があって国語辞書はそれを忠実に再現しているのである。
日本語の表記の多様性は高く、それはすなわち制約がゆるく許容度が高いことを表している。いかにその具体例を示す。

①表意文字である漢字と、表音文字であるひらがな・カタカナの複数の文字体系が併用される。部分的であるがローマ字も使われる。
その上で、ある語の表記を一つの文字体系によってしなければならないという絶対的制約がない。

②ある語の表記を一つの文字体系の中で行うにしても、異なる文字列が可能性としてある。
意味の似ている同音・同訓の漢字の存在(湧く・沸くなど)、仮名遣いや送り仮名の許容度の高さ(行う・行なうなど)、ふりがなの任意性と自由度の高さ(キラキラネームなど)、ある程度の略字の容認、外来語・固有名詞などの表記のバリエーションなどが挙げられる。

③漢字には、もともとの中国語の段階で備わっていた形・音・義に、日本独自の訓が加わった結果、多くの漢字に読みとしての音と訓が併存している。しかも複数の音・訓をもつ漢字が少なくない。また、一つの漢字に複数の字形があることも珍しくない。

④句読点や、反復記号、かっこ等の表記記号の使い方には大まかな指針があるだけで、絶対的決まりはない。段落構成や書式についても同様である。

⑤縦書きでも横書きでもOK。

国語学概論覚え書き④

参考文献:伊坂淳一著『ここからはじまる日本語学』

日本語の語種とその特徴
語感や文体の違いをもたらす要素には語の出自が関係している。
日本語の語彙は出自によって、和語(日本語に元々あった)、漢語(中国語からの借用)、外来語(それ以外の国からの借用)の3つに分類される。
漢語、外来語には、借用語としての漢語や外来語から新たに日本で作られた言葉(ナイター、マイカー、イメージアップ)も含まれ、また、餃子や麻雀のような近代の中国語からの借用は漢語ではなく外来語として分類される。
さらに、中華そば、自動ドア、チェックする、のような複数の語種からなる合成語は混種語と呼ばれる。
ちなみに、政治家や評論家が大好きな外来語の過度な多用(カタカナ語)は情報弱者にわかりにくさをもたらしており社会問題となっている。
エンフォースメント(法を執行すること)
コンソーシアム(企業連合や資本連合のこと)
エンパワーメント(個人の自律性を促すこと)
タスクフォース(特定の任務のために一時的に組織されるチームのこと)
インキュベーション(元々は孵化という意味。できたばかりの企業への支援を行うこと)
キャピタルゲイン(資産を売却することによって得られる利益)
などのカタカナ語は一般への浸透度がかなり低く、行政や医療に関わる場合は、時に重大な事態を生じかねない。

日本語における語彙の変化
同じ記号であるとはいえ、数学とは異なり、言語における言葉は変化する。
語形と語義との結合の決まりは、その社会の構成員相互の暗黙のルールとして成り立っていて、また人間の連想や発想は自由であることから、ある語の形や意味には必ず流動的な領域が存在する。
新しい言葉が作られる過程には以下のパターンがある。

①合成
二つの言葉を繋げて一つの言葉にすること。

②縮約(略語)
一つの言葉を略した言葉。卑俗的な響きになることが多い。
メルマガ、アラフォー、キャラなど。

③混成
二語の一部を切り取り、連結させること。
略語と異なる点は、略する前のフレーズが存在しないことである。
「とらえる」+「つかまえる」=「とらまえる」、など。

④逆成
動詞(走る)から名詞(走り)ができるのではなく、逆に名詞(たそがれ)から動詞(たそがれる)ができるパターン。

⑤類推
「しあさって」の次の日を「ごあさって」と呼ぶ地域があるように、ローカルな俗解(4の次は5)が働くこと。

⑥異分析
「ハンブルグ(地名)」+「er」=「ハンバーガー」なのだが、「ハム」+「バーガー」だと間違って解釈し、その間違った解釈からチーズバーガー、ダブルバーガーなど新しい言葉が作られること。

語形の変化は発音の変化として捉えられることがある。

①音の脱落
書きて→書いて
歩いて→あるって
なのです→なんです

②音の添加
はるあめ→はるさめ
やはり→やっぱり
とがる→とんがる

③音の交代
けぶり→けむり
やっぱり→やっぱし

④音の融合
と言う→ちゅう

⑤音の転倒
さんさか(山茶花)→さざんか
ふんいき(雰囲気)→ふいんき

一方、語義の変化は以下のようなパターンがある。

①指示対象の拡大
頭部の一部だけを指していた言葉の「あたま」の意味が、頭部全体や知能をも意味するようになった、など。

②指示対象の縮小
夫婦の一方から他方に対する名称だった「妻」が夫から見た妻に対する名称だけになった、など。ダーリン的な。

③価値の上昇
「天気」というプラス評価でもマイナス評価でもないニュートラルな言葉が、「今日は天気だ」というようにプラス評価として使われ出した、など。

④価値の下降
「因縁」はもとは仏教用語で、単純に物事の因果関係を指す言葉だったが、因縁をつけられた、などマイナス評価の意味が生じた。

他にも誤用がある。言い間違いや知識の欠如による誤用が勢力を拡大し、誤用から慣用へ、慣用から正用へという道をたどるか、個人的な言い回しや、限られたグループでの流行語で終わるかどうかは単純に予測ができない。

日本語における位相語
社会的属性の違いに基づいた集団に特徴的に見られる言語のこと。
「~~よね」といった女性語、「~~じゃ」といった老人語、「~~でちゅ」といった幼児語などが代表例。
現実的な実体として本当に存在するのか疑問が持たれることもあるが、現代でも特定の社会集団や専門分野に関わる集団特有の言葉は確かに存在し、それらは一般に集団語と呼ばれている。学術的な専門用語、職業語、業界用語、若者語、ギャル語、ネットスラングなど。
ある集団のみ理解が可能な言葉を交わすことで、他から差別化を図りその集団の独自色を強調すると同時に、その集団の構成員相互の連帯意識を高め、自らの帰属意識を確認することができるのである。

国語学概論覚え書き③

参考文献:伊坂淳一著『ここからはじまる日本語学』

音声と音韻
音声は発された音の物理的な姿、音韻は解釈された抽象的な姿である。
ガスの「ガ」やカギの「ギ」と、カガクの「ガ」やカイギの「ギ」は日本語の音韻では同じ「ガ」や「ギ」だと認識されるが、物理的な波長としては、カガクの「ガ」は呼気が鼻へ抜けているのに対し、ガスの「ガ」はそうではない。
このような音韻(音の区別といった認識の仕方)は言語によって異なる。たとえば英語のlightとrightは日本語ではどちらも「ライト」として認識されてしまう。

母音と子音、半母音
言語音は、呼気の通り道のどこかに閉鎖や挟めなどの妨害があるかないかで子音と母音に区別される。
しかし、hやw(ワ)、j(ヤ行)などの半母音(わたり音)は妨害の程度が低いのにかかわらず子音とされる。これはhwjが音節の核にならないという音韻論的性質が考慮されているからである。
子音は調音点(口の中で調音する位置)、調音法(調音の仕方)、声帯振動(無声か有声か)の3つのポイントで区別される。
また母音は、舌の前後の位置、開口度(顎の開き具合)、口唇の形(唇を丸めるか丸めないか)の3つのポイントで区別される。

モーラとシラブル
言語音の最小単位は単音(音素)だが、それらが配列されて形態素になる間に存在する単位が拍(モーラ)と音節(シラブル)である。
たとえば、「ニッポン」という言葉は、日本語では2音節(ニッ・ポン)、4拍(ニ・ッ・ポ・ン)と数えられるが、英語圏では拍(モーラ)という概念がないため、「ニッポン」と言う言葉を4つの単位として発音することが難しいのである。
拍の分かりやすい例としては短歌や俳句などが挙げられる。この時の「字余り」は字と言うよりは、拍が余っているのである。
日本語ではかならず子音の後に母音が来て区切れるが(促音のッだけではなく撥音のンや、長音のーも1拍になるのに注意)、拍のない英語では最大3つの子音を連続させることができる(strikeなど)。

アクセント
アクセントとは、単語における強弱や高低の配置のことで、強弱の場合はストレスアクセント(英語やドイツ語)、高低の場合はピッチアクセント(日本語、中国語)と呼ばれる。
よく間違えられる似たような言葉にイントネーションがあるが、イントネーションは“文全体”の声の高低の変化であり、単語内だけの高低の変化を指す言葉ではない。
日本語のアクセントは二つのとらえ方があり、ひとつめが高い拍●と低い拍○が一語の中でどのように配置されているか、もう一つが、語の中に音調の下がり目や上がり目がどこにあるか(もしくはないか)である。
ちなみにビデオの再生マークのような三角形は助詞を表し、黒く塗りつぶされていたら高い拍、白く抜かれていたら低い拍である。
アクセントのはたらきの一つは語の意味を区別する弁別機能である。たとえば、雨や箸は●○、飴や橋は○●である。
もうひとつのはたらきは、語の切れ目やまとまりを示す統括機能である。「草、花がある。」と「草花がある。」では意味される内容が異なるため、アクセントを変える。
「草」と「花」では、それぞれ「○●」だが、これが「草花」になると「○●○○」となりアクセントの変更が起きる。一語の中に高い部分が二箇所以上来ないという原則が働いているのである。
しかし、このような複合語ができたとき、アクセントがどのように変わるのかについての統一的な規則はない。
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