政治学覚え書き⑨(行政府)

三権分立、第2弾は行政やります。

行政府(内閣)

行政権は、内閣に属する(憲法65条)。

行政国家
行政府が中心的な位置を占めている国家。20世紀から福祉国家が主流となり、国家機能が拡大(および複雑化)して政治化の時代となり、行政国家化が進んだ(行政権の優越)。これにより、立法部の役割は相対的に低下した。

ちなみに国会に提出されている法案の8割が内閣提出法案(閣法)で、成立した法律では、なんと9割になる。

内閣の主な仕事
・予算の作成
・条約の締結(承認は国会!)
・法律の執行
・国務の総理
・法令の制定
・天皇の国事行為に助言と承認
・臨時国会の召集の決定
・参議院の緊急集会の要求

立法に対して
・連帯責任
・国会の召集
・衆議院解散

司法に対して
・最高裁判所長官の指名(天皇が任命)
・下級裁判所の裁判官の任命(指名は最高裁判所!)


シビリアンコントロール
いわゆる文民統制。自衛隊(軍隊)を文民が指揮する。
内閣総理大臣と国務大臣は自衛隊制服組はなれない(現職はもちろん過去やってた人もダメ)。
逆に言えば、防衛省の官僚といった背広組は大丈夫。
でもヒゲの隊長とかがいるので、国会議員にはなれるらしい(自衛官をやめれば被選挙権はある)。
ちなみに2013年から自衛隊は官僚(背広組)ではなく、すべて制服組(統合幕僚監部)の管轄になった。

憲政の常道
大正時代の原敬内閣(1918~1921)で、立憲政友会中心の本格的な政党内閣ができ、以降、立憲政友会と立憲民政党の二大政党の党首が総理大臣になって組閣をするようになる。
この有力政党間の政権交代を憲政の常道と言う。

閣議
全大臣と、内閣官房副長官×3、内閣法制局長官だけが参加できる全会一致の会議。
毎週火曜と金曜に開かれる。
ニュースで映るのは閣議室の様子ではなくて、閣僚応接室。閣議は非公開なのだ。
ちなみに硯と筆を使ってトラディショナルに署名している(花押)。
全会一致なので、閣内不一致が起きそうな場合、総理大臣は閣僚を罷免できる。
まさに『総理と呼ばないで』。「あなたには尊敬できるところが何もない。」

内閣総辞職
内閣は任意に総辞職ができるが、必ず総辞職しなければならないのは以下の3つの場合。
①内閣総理大臣が欠けた時(大平正芳さんや小渕さんなど)。
②衆議院で不信任決議が通り、10日以内に衆議院が解散されない時。
③総選挙後初めて国会の召集があった時(それまでは前の内閣が残りの職務を続ける)。

行政委員会
政治的中立性が要求される行政において、内閣から独立して設けられる組織。
人事院、公正取引員会、国家公安委員会など。

行政指導
行政目標を達成するために個人、法人、団体に協力を求めること。
法的根拠はなく、相手の自発的な同意が必要だが、すごい圧力だと思う。
行政機関は、広範な許認可権を持つため、行政運営の公平性、透明性を確保する目的で、行政手続法(1993~)や情報公開法(1999~)などが制定された。

オンブズマン制度
行政の違法、不当な活動を中立な立場で調査し、是正措置を勧告する行政監察官のこと。日本では地方自治体には認められているが、国政にはない。
オンブズマンに当たるのが総務省行政評価局になるけど、行政機関の一部であり独立性に欠ける。ちなみにEUにはある(もともとスウェーデンの言葉で「代理人」という意味)。

行政改革
機能的で合理的な組織にするために、行政機構の整理と中央省庁の行政権限が縮小された。
省庁再編(2001)では、1府12省庁体制になった。
各省庁と深いパイプを持っている特殊法人のあり方についても改革が求められ、国立大学の独立行政法人化や、道路公団、郵政民営化などがそれ。官から民へ。中央集権方地方分権へ。
ちなみに首相を補佐するスタッフの数は増強され、国会議員から選ばれる副大臣大臣政務官のポストが増えた。
これにより政務次官政府委員制度(国務大臣に代わり官僚が国会で答弁できた)が廃止された(官僚政治からの脱却=政治主導)。

ニューパブリックマネジメント(NPM)
民間の効率的な経営手法を、行政組織の運営に積極的に活かそうとする考え方。
早い話、民間に学べ!という実践の理論。以下三つある。

①強制競争入札&市場化テスト
行政組織にも民間の競争原理を持ち込む。イギリスの地方自治体が実施。
つまり地方公共団体が入札を行い、民間企業だけではなく、自治体の担当部局も入札に参加する。落札できなければ、その仕事は民間に奪われる。入札対象は、道路、下水道、ゴミ収集、学校給食、公園の維持管理、さらには法律関係事務、建設設計、情報処理、人事、財政!にまで拡大された。
地方自治体だけでなく中央省庁も、市場化テストということで92年に導入。半分以上の業務が民間に落札されている。
これにより経費節減屋、目標やサービス範囲が明確化された。

②エージェンシーの設置
政府の行政執行機能を独立した機関(エージェンシー)に移譲すること。
政策の企画立案は政府がやり、具体的な実施の方はエージェンシーに担当させることで、
企画立案部門が実施部門の仕事を客観的に評価することが目的。
エージェンシーは「刑務所庁は重罪犯の脱獄をゼロにします!」みたいに、努力目標を数値化し、業績を所管の大臣だけでなく議会に報告する。
日本では独立行政法人がこれに近いが、実施機能の分断という面では疑問が残る。

③プライベート・ファイナンス・イニシアティブ(PFI)
民間企業のノウハウを社会資本整備に活用させるため、公共資本を民間所有にする。
つまり民間委託ではなく、さらに進んで公共施設の所有まで民間に任せてしまう。
効率化という点では合理的だが、これのNG例として『キャピタリズム~マネーは踊る~』ではPAチャイルドケア社の事件を取り上げていた。

NPMには問題がある。それは、行政の活動は一元的な尺度で測れないからだ。
例えば警察が数値目標に固執しすぎて、法の執行を厳格にしすぎると、かえって秩序が悪くなるというディレンマが発生する。
学校だって、校内の平均点を上げるために、勉強が苦手な子は全国テストを受けさせないようにするかもしれない。行政全てに、このような成果指標も持ち込むのは、ムーア監督が言うように危険なことでもあるのだ。

内閣総理大臣
日本の総理は、強力なリーダーシップを発揮するトップダウン型ではなく、調整型の政治指導を行なう受動的リーダーシップが特徴であるとされている。
受動的リーダーシップとは、自分自身の明確なビジョンを実現させようとするのではなく、その時々に起こる問題に対処するために行動を起こすタイプのリーダーを指す。
もちろん中には、強力なリーダー(政治的リーダーシップ)もいて、ワンマン宰相吉田茂、昭和の妖怪岸信介、永田町の変人小泉純一郎あたりは、これに当てはまらないが、気配り一番と言われた竹下登首相(汗は自分でかきましょう、手柄は人にあげましょう)などはまさにこのタイプ。でも10年かかっても誰も導入できなかった消費税を実現したんだけどね。
また、受動的リーダーシップは必ずしも悪いものではなく、ドイツやイタリアにも見られるし、実際、日本の政治に一番似ていると言われるのはイタリアの政界らしい。

PM理論
リーダーシップのスタイルを分類する理論の一つで、社会心理学者の三隅二不二が提唱。
目的志向型の総理をP(パフォーマンスファンクション目標達成能力)型、組織配慮型の総理をM(メンテナンスファンクション集団維持能力)型としている。

エリス・クラウス
日本の戦後政治が専門の政治学者エリス・クラウス博士は、総理大臣の指導力を決める要因を次の三つにまとめた。

①制度的コンテクスト
②マスコミに対するイメージ管理
③国際関係と外交舞台


欧米よりも一歩遅れて近代化をしてきた日本では、官僚の影響力が大きくなりがちで、各大臣は首相の代理人ではなく官僚の代理人になる「官僚内閣制」であった。
また族議員の影響力が大きかった自民党では、彼らの論理が広範な利益を考える首相の障害になることもあった。
二つ目に、ぶっちゃけ日本のマスコミはこれまであまり首相に注目してこなかった。記者クラブでは、首相がテレビで直接国民に語りかけることに抵抗を示したのだ。
最後に、外交は首相のリーダーシップを示す絶好の機会であるものの、反面ここで失敗をすると政権にとっては致命的な打撃になってしまう。
この3つが複雑に作用しあって、総理大臣の指導力は決定されているらしい。

とはいえ、21世紀に入ってから、総理を取り巻く状況は変化している。
まず衆議院選挙が中選挙区制から小選挙区制になったことで、族議員とそれに伴う派閥の影響力が衰退した。また、2001年の省庁再編によって少数だった首相スタッフは飛躍的に増加し強化された。
さらにマスメディアの報道姿勢に変化が起き、テレビに政治家が出演し公的な問題を討論するようになった(ニュースステーションとか)。
小泉首相時代には、「首相の大統領化」なども言われたが(首相公選制)、反面ポピュリズム政治に陥る懸念もある。

官僚制(ビューロクラシー)
まあいろいろ叩かれている官僚制。
マックス・ヴェーバーは「最も合理的な組織形態である」と評し、もちろん良い面だってたくさんあるけれど、システム上どうしてもつきまとう問題がある。

①繁文縟礼
規則を強調しすぎて、官僚の行動が硬直化すること。ミスタースポック化。
つまり規則に従うことが自己目的化されてしまう。
この柔軟性のなさが国民に不満を抱かせ、これに対処するためにまた規則ができて・・・の悪循環。

②セクショナリズム
専門性を高める分業方式によって(テクノクラート)官僚制全体の利益よりも、自分が所属する組織の利益を優先させるようになってしまう。
さらに分業による能力向上を維持すると、人事異動が減るので、さらに下部組織独自のイデオロギーができてしまう。なんか封建制度みたいだなw
その結果、下部組織同士に利害の対立が生まれてしまう(派閥争い)。

③管理化
上司が規則を強化しすぎると、部下の反発を招く。
そして部下は規則に抵触しない範囲で職務をサボる。その結果さらに規則が強化され・・・の悪循環。

官僚の類型
これが学校の先生にも置き換えられて楽しいw

①国士型官僚
政治の上に立ち、社会(利益集団)とは距離を置くタイプ。
オレ達官僚だけが国益を考えているんだ!という熱いオラオラ系。
1960年代まではほとんどがこれ。責任感が強いが独善的になりやすい。

②調整型官僚
政治も社会も見下さず、どちらの意見も取り入れ、利害の調整を行うタイプ。官民協調。
1970年以降現れ、90年代では最も主流。
柔軟でバランスが取れているが、妥協案(落としどころ)を見つけるために、当事者の(とても公表できないような)、かなりプライベートな情報を知る必要があり、人との交際において公私の区別がつかなくなってしまう。90年代に相次いだ官僚の不祥事は、このタイプが引き起こした。

③吏員型官僚
政治の下につき、社会とは距離を置くタイプ。
自分の与えられた仕事だけを機械的にこなす。公務員のイメージ。
利害調整は政治家の仕事だろって。
命令には忠実だが杓子定規になりやすい。

政治学覚え書き⑧(立法府)

 今回は、いよいよ日本の政治の仕組みについてまとめます。三権分立は、中学校の公民でも最もよく出題される部分で、私も散々やっているんだけど、未だに細かいところを忘れちゃってたりする、なかなか油断できないやつなんだ。どこがなんの権限を持っているかについて、微妙なのがいくつかあるので。
で、いろいろまとめてたら、すごい分量になったので、今回は立法府に絞って。

三権分立
厳密には完全に三権が対等ではない。
立法府>行政府(イギリス型)
司法府>立法、行政府(アメリカ型)


立法府(国会)

立法国家
立法府が中心的な位置を占めている国家のこと。

国権の最高機関、唯一の立法機関(憲法41条)。
その理由は、立法府に携わる人だけは選挙によって選ばれているから国民の代表(代理人=エージェント)なわけ。議会制民主主義。

立法の国会中心主義
国会を通さないで他の国家機関が勝手に法律を作るのは禁止。

国会単独立法
国会だけで法律は成立する。

日本の議会は、ポルスビーの理論に基づくならば、イギリスとアメリカのハイブリッド型であると言える。
議院内閣制や党首討論(クエスチョンタイム)はアリーナ型だし、委員会主義や、政策担当秘書制度は変換型だ。

通常国会
1月に召集。会期150日。予算審議がメイン。

臨時国会
内閣の要求か、どっちかの議院の総議員の4分の1の賛成で開催。
会期は両院の一致で決定。

特別国会
衆議院解散の日から40日以内に解散総選挙を行なうが、その総選挙の日から30日以内に召集され、内閣総理大臣が指名される。
※ただ、内閣が任期満了までやり終えた時に、召集されるのは臨時国会!

参議院の緊急集会
衆議院解散時に、緊急に対応しなければいけない事案ができた場合、参議院で開催。
緊急集会でとられた措置は、次の国会開会後10日以内に衆議院の同意を得なければ失効する。

国会運営
定足数:会議を開くのに必要な出席数。総議員の3分の1以上。
議決:出席議員の過半数で議決。憲法改正の場合は総議員の3分の2以上。硬性憲法なので法律よりも改正が困難!
再議決は出席議員の3分の2以上。

一事不再議の原則
一度議決した問題は、同一会期中に再審議はしない。

会期不継続の原則
会期中に議決にいたらなかった議案は、次の会期に持ち越されずに廃案になる。
委員会の継続審査は議院の議決によって可能。
※ただし、衆議院では、委員会からの要求がない場合においても、本会議の議決で議案等を閉会中審査に付することがあります。・・・って参議院のサイトが言ってたw

議院の自律権
①議院規則制定権:議院規則によって手続きや規則が決められる
②議員の資格訴訟の裁判権
③議員の懲罰権:最高処分は除名

租税法律主義
議会の承認なければ課税なしの原則。

国会議員の特権
①会期中の不逮捕特権
②発言・表決の自由:ただ法的責任は問われないが、政治責任は問われる
③歳費を受ける権利:たしか電車タダで乗れるんだよねw

両院制
衆議院(数の代表)を参議院(理の代表)が修正したり反省させたりする。
日本では両議院ともに民選になったが、選挙の方法や任期などを変えて、差別化を試みている。
しかし、現在では政党政治化が進んでいるので、ねじれ国会ではないときは、衆議院と参議院の差が薄れ、衆議院が解散している時に、参議院が代理的に緊急集会を開くくらいしか意味がないんじゃないかと、参議院の形骸化を指摘する人もいる。

衆議院の優越
任期が短く、解散というリスクがある分、国民の意思を反映してくれるから・・・らしい。

○(衆議院の優越が認められている)
法律案の議決
衆議院と参議院が異なる議決をした場合、衆議院で出席議員の3分の2以上の賛成で再可決した場合は法律になる。

予算の議決、内閣総理大臣の指名、条約の承認
このみっつは両院協議会を必ず開く。
衆議院と参議院が異なる議決をしたり、両院協議会でも一致しない場合は、衆議院の議決が国会の議決になる(衆議院の絶対的優越)。予算案は受け取ってから30日内に議決がされなかったら衆議院の議決が国会の議決になる。

内閣不信任決議
予算の先議権
臨時国会、特別国会の会期の決定
国会の会期延長
両院協議会の参議院の請求の拒否権


×(国会全体の権限)
憲法改正の発議
決算の承認
弾劾裁判所の設置

国政調査権
立法府の行政監督権。もちろん濫用したり、司法の独立は犯せない。
施工後は、吊し上げ的な証人喚問をやりすぎた反省から、やらなくなったことがあるが70年代に入るとオイルショックの便乗値上げやロッキード事件などの政界汚職事件で蘇った。

弾劾裁判
弾劾裁判所自体は「国会議事堂近くの参議院第二別館という建物の南棟9階」にある・・・って、弾劾裁判所のサイトが言ってる。
ちなみに訴追委員会のメンバーは衆参各10人、弾劾裁判の裁判員では両院各7人で構成されている。

日本の議会政治の問題点
①民意を反映しない選挙制度
②審議の形骸化。でもイギリスの読会もかなり形骸化(まだマシ?)。
③行政監督の機能不全:与党は内閣を擁護し、野党が国勢調査をやろうにもなかなか発動できない(国政調査権は“原則”全会一致であるため)。

牛歩戦術
与党の強行採決に対抗するため、野党が苦し紛れで考え出したであろう戦術。
投票時にのろのろ歩いて、時間稼ぎを行なう(止まると投票の意思がないと判断されるので一応歩く)。
議場を一度出ると、その議会が終わるまで再入場ができないので、反対派の議員が便意を催すまで粘ったり(ただ紙おむつで対抗はできる)、日が変わるまで投票を長引かせることで、その投票の無効を企む。

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!

 「面白い度☆☆☆ 好き度☆☆☆ サンデル度☆☆☆☆☆」

 私は、天海春香だから。

 パキPさんお勧め映画。私、おそらくこういう女の子がたくさん出てくるやつ『ときめきメモリアル2』以来だと思う。
 こういうのって男なら誰もが1度は通る道だけど、2度通ることってあんまないよね。20代最後に訪れた、まさかのギャルゲーおかわり!
 て、わけで、『アイドルマスター』に関しては、9年前ゲームセンターに第一作が搬入されたとき「あれか?小さい女の子がやっているプリティリズムとかの大きなお友達ヴァージョンか?」って思ったくらいしか思い入れがない=つまり何も知らない。
 で、案の定、予備知識ゼロ(=思い入れゼロ)は尾を引いたんだけど、『まどかマギカ』に比べてストーリーの大筋は、集団スポーツ物の王道みたいな作りになっていて(一人はみんなのために、みんなは一人のために)混乱することはなかった。

 でもさ!こういう映画って、結局新規の観客よりは、今まで支えてくれたファンへの恩返し的な側面が大きいから、内輪ネタなんだよね。
 まどマギも、「ほ~ら、本編では描かれなかったけど、この子とこの子のこういう絡みが観たかったんでしょ?」みたいなにおいがプンプンして、ああ、これはひとつの完成した映画じゃなくて、ファンサービスなんだなって思ったけれど、これは仕方がないんだろうね。そういう意味で供給側はちゃんと客層をマーケティングしてるよ。私がまれなんだからw
 でも、どこか屈折していたまどマギに比べて、アイマスの方は割りと健全にファンに愛されているんだろうなあって感じはした。
 以下は、まったくの初見の私の感想で、さらに作品の評価と大して関係がないので、全国のプロデューサー各位、よろしくです。

天海春香
おそらくメインヒロイン。一番最初にゲームが出た時と若干髪型とかのデザインが違う気がする。もっと、なんか凛々しくて、ときメモ2のヒロイン(光ちゃん)に似てたよね?あれ?そんなキャラはいない?私違うゲーム見てたのかなあ・・・
この人については後でじっくり。
ただ、どことなく安めぐみっぽい呑気さと善良さがある癒し系。
内村光良ばりに転ぶ。そして今回そのテルヨシズムを継承する弟子ができた。

如月千早
私てっきり、この人がのんきな春香さんを「こらー!」って怒るんかと思ってた。
実際はすごい物静かで、いい人だった。

星井美希
黄色。苦し紛れなのか語尾でキャラ付け。パリス・ヒルトン的な雰囲気から、おそらくハーフ。

萩原雪歩
ちょっと春香さんとかぶっている気がする。ただ、こっちのほうが数倍臆病。
パニくるとシャベルで穴を掘る習性があるらしい(どこから出したのだろうか)。
研究生の子達の「うわ~本当に穴を掘るんですね~!」の返しがこの映画で一番面白かったかもしれない。業界で知れ渡っているんかいw

菊池真
アルル。

我那覇響
まどマギのポッキー。

双海亜美&真美
やはりPUFFYなのだろうか。
なにかと茶々を入れる。こういう双子を私は知っている。『アイスエイジ』のオポッサム。私に言えるのはそれだけだ。

水瀬伊織
着ている服装からして金持ち。負けん気が強く、この子みたいなタイプは、わりとリアルなアイドル業界でもいそうだ。意外とアイドルって元ヤンキーの少女が多い。夢をぶち壊してごめん。
アイドルって、収録スタジオでADがDやPにボコスカ殴られているのを見て、カメラの前では笑顔でいなきゃいけないわけで、そういう意味でどっか情緒的に抜けている人か、根性のある人しかやってられないそうだ。

高槻やよい
二月もいて、三月もいるのかwごめん、ぜんぜん印象に残ってない。髪形は特徴的なんだけどね!

四条貴音
髪の色といい、口調といい、人種からして謎w

三浦あずさ
メンバー最古参っぽい。が、あまりチームの安全保障において役に立たない。スイス。

秋月律子
元アイドルという複雑な経緯がありそうなマネージャー。
三浦さんの同期っぽいが、違うらしい。
スラムダンクで選手兼監督って言うキャラがいたけどそんなようなもんか(たぶん違う)。

プロデューサー
ぶっちゃけ、女子高のダンス部を引率する顧問の先生に近い。文化祭に向けてがんばるぞ!ってwまあ、でも人生って長い長い部活動のようなもんなのかもな。
客観的には、ウハウハハーレムの羨ましいポジションに見えるが、実際には女子の集団を調停するのって胃を何度痛めても足りないくらい難しい(経験談)。

 あとは、サイトに名前が載ってないんだけど、バックダンサーとしてAKBの研究生みたいなのが出てくる。カナちゃんって言うのが、その中でもメインで取り上げられるんだけど、その子はおそらく、テレビ放送時に主要メンバーすべてをトップアイドルにさせてしまったことで、描けなくなってしまった成長を担当したんだと思う。
 それも春香ちゃんの成長を。カナちゃんって多分さ、昔の春香ちゃんなわけで、さすが芸能人をプロデュースするゲームが元だけあって、マネジメント論とかリーダー論の文脈で解釈すると色々身につまされるようになってるんだ。

 ここで、この映画のあらすじを簡単に言うと、トップアイドルに憧れて入ってきた新人アイドルが、いくら努力してもなかなか上手くいかなくて、さらにライブをぶち壊すような失敗をして、落ち込んじゃって(週刊誌ネタにされる)「もうアイドル諦める」ってなって、「でも本当にここで諦めていいの?」ってトップアイドルに食い下がられて、何とか立ち直って最後のライブは大成功、助さん格さん参りましょうかって話で、こうして文章化するとすごいシンプルな話なんだけど、これって結果オーライだったからいいものの、考えようによっては、かなり怖い話だぞって。

 例えば、音感も運動神経もない私が、どういうことか血迷って過酷なダンス部に入部しちゃったとして、「やっぱ入るんじゃなかった、辛くて辞めたい」って思っている時に、自分が尊敬するトップアイドルに「本当にそれでいいの?私にはなにか我慢しているように思えるんだ」ってすご~い優しく言われちゃったらなあ・・・
 そりゃ、なんとか頑張って子どもの頃の夢に踏ん切りつけようとしているんだから我慢はしてるだろ!ってなるじゃんw
 勉強もそうだよね。将来的には役に立つ(確率が高い)ことは、教師だって子どもだって分かっているんだけど、本当に勉強がぜんぜん理解できなくて辛いと思っている人に、どこまで勧めていいのか。
 かと言って「やめたきゃ、いつでも自己判断でやめていいよ」もなんか冷たい。

 でも、世の中には諦めた方が楽になるっていう人も、どうやらいるらしいんだよ。

 残酷な話だけど、努力や根性でなんとかならないことのほうが多いわけだし。だから、こういうのって結局のところお節介と紙一重で、その人がどんな判断をしたにせよ、そんな問いに普遍的な答えなんてないわけで、人それぞれいろんな考えがあっていいし、それをヘーゲル的に弁証させれば何か新しいものが生まれるかもしれない。
 だから彼女はリーダーとしてじゃなくて、天海春香として答えを出した。

 春香ちゃんは、自分では「私なんか大したもんじゃない」って思っていても(謙虚なのか天然ボケなのか)、カナちゃんから見れば、彼女は充分「輝いてる」んだよね。
 トップアイドルという輝きを放つ春香ちゃんが、リーダーを引き受け、最終的に自分なりの答えを見つけることで、もう一段階ステップアップする、つまりそれがこの映画のテーマ「輝きの向こう側」なのかもしれない。

政治学覚え書き⑦(世界各国の政治体制)

世界各国の政治体制
イギリス、アメリカ、フランス、ロシア、中国あたりをちょいと。

イギリス
ご存知、議会政治の母国。議院内閣制を成立。
議院内閣制は、内閣が議会の信任に基づいて成立し、内閣が議会に連帯責任を負う制度。
また、議会は、不信任決議で内閣を退陣させることができ、首相は議会の解散権を持って議会をチェックする相互監視の制度である。
もともと議会は王政に対抗するためにできたので、国王のいる国では議院内閣制をとることが多い。
また、第一党の党首が首相に指名されるので政党内閣制とも言える。

メリット①解散制度があることで国民の意思を国政に反映できること
メリット②内閣は常に議会を通じ、国民に対して責任を負うことができる
メリット③多数派与党によって安定的に政治運営がなされる

デメリット①内閣は議会の意思に依存しているので、政策の継続性が難しい
デメリット②多数派政党の意思に左右されやすく、政局の安定性に欠けやすい(強行採決が可能で野党反発)
デメリット③立法と行政に権力が集中しやすい

政治学者ポルスビーはイギリス議会をアリーナ型議会と分類した。
これは与野党が次の選挙を意識して、議会での争点を明確化、その政策の優劣を争う討論の場として議会が機能しているというもの。
ただ、イギリス議会では考えようによっては日本以上に討論が形骸化、次の選挙よろしく的なアピールになっている。野党は与党の政策の粗探しで満足し、そこにヘーゲル的な弁証法はあまりない・・・

二大政党制
長いあいだ自由党と保守党の二大政党体制で、片方が与党やってたら、もう片方の野党は、次の政権交代に備えて閣僚候補を決めたり政策研究をしている。これを影の内閣という。桂園体制みたいだな(^_^;)
20世紀に入ってから自由党が衰退、代わりに労働党が躍進し、現在では保守党と労働党の二大政党制になっている。

両院制
イギリスでは貴族院(上院)と庶民院(下院)のふたつ。
貴族院は国王から任命され、選挙で選ばれない。でもノーギャラ(名誉職)。議席の定数は無し。任期は終身。
ほとんど実権を持たないが(庶民院の法案を廃案にできない)が、法案を一年間保留させたり、世論をリードする働きがある。
庶民院は日本でいう衆議院で、選挙で選ばれ解散がある。定数は650議席。任期は5年。そして衆議院同様優越されている(下院優位の原則)。
また、イギリス議会は憲法に反しない限り、内閣や裁判所からどんな制限も受けない(議会主権=議会優位の原則)。

不文憲法の国
有名な話だけど、イギリスにはまとまった憲法法典(アメリカ議会に飾ってあるやつ)がない。イギリスの三大憲法は、マグナカルタ、権利請願、権利章典であるが、基本的にこれまでの慣習や判例(コモン・ロー)をもとに憲法を柔軟に改正していく(軟性憲法)。

国王の権限
立憲君主制なので憲法に従う。ただ法律の裁可権(国王が法律を許可する権利)、議会の招集、解散権、文武官(役人)任命権、宣戦、講和権、爵位授与権などを持ち、統治権の主体であるが、内閣の助言によって行動するので、日本の天皇と一緒で象徴的存在になっている。

アメリカ
イエッス大統領制。
議院内閣制と違って、徹底した三権分立が特徴。
議会は不信任案で大統領を辞任させることはできないし、大統領も議会の解散権を持たない。

大統領は、国王級の強大な国家元首で、行政権、官吏任免権、軍隊統帥権、外交権、恩赦権などを牛耳る。任期は4年で、国立大学の留年と一緒で、最大8年やれる・・・が、F・ルーズベルトが一度だけ三選している。へ~。

アメリカ大統領選挙
大統領選挙は4年に一度のフェスティバルで、国民による間接選挙で選出される。
まず行われるのが予備選挙で、国民は自分が好きな候補者を支持している代議士に投票し、各党で候補者が一人に絞られる。予備選挙最大の山はスーパーチューズデーと呼ばれる。無駄にカッコイイ。
そして本選挙で、各党の大統領候補が戦うわけだけど、国民の有権者は今度は代議士ではなく、全国に538人いる選挙人に投票する。選挙人は予備選挙の時にどの候補を支持しているか表明しているので、国民は自分が大統領になってもらいたい候補を支持している選挙人に投票するわけだ。
熱いのは、その州で最大の得票を得た選挙人が、同じ州の他の選挙人の人数を全て獲得できること(ウィナー・テイク・オール。勝者独占方式)。よって人口が多い(=選挙人の数が多い)州で、選ばれればライバル候補に一気に差がつけられるのだ。誰がこんなゲーム考えたんだろうか。

大統領VS議会
大統領は立法権を持たず、議会にも入れない(『リンカーン』を見るべし!)。
法律を作るのが議員の特権になっており、大統領の所属政党と、議会の多数派政党が一致しない場合泥仕合になる(^_^;)
また大統領は議会によって選出されていないため、同じ政党の議員が大統領を支えるかはわからない(^_^;)
ただ、教書を議会に送って、大統領の考えに近い有力議員に「ちょいと立法頼むよ」と促すことはできる(教書送付権)。
また、大統領は議会から送られてきた法案に対して法案拒否権をもち、納得のいかない法案を教書付きで議会に送り返すことができる。だが議会がもう一度3分の2で再可決した場合は、法律として成立する。

委員会の力が強く、各委員に所属する議員たちが、それぞれ担当する政策分野について政策を決定。この委員会主義は、個々で見れば優秀だが、全体で見ると統一性に欠けると、ウィルソン大統領は批判した。
前述のポルスビーは、アメリカ議会を変換型議会と名付けた。国民の要求を、代理人としての議会が法律という形で変換するからだ。

両院制
アメリカでは古代ローマに倣って、元老院(上院)と代議院(下院)という呼び方をしている。
上院の定数は100議席で、任期は6年。100という覚えやすい数は、アメリカ50州のなかから1州あたり二人を選出するため。よって上院は州の代表という意味合いが強い。
上院は行政参与権という、大統領のやり方に同意する権利を持ち、条約締結の際には乗員の3分の2の賛同が必要。
下院は、各州から人口に比例して選出。国民の代表という意味合いが強い。定数は435議席で、任期は2年。
予算の先議権および連邦官吏弾劾権を持つ。弾劾権は大統領を始めすべての役人を訴追することができ、上院が弾劾裁判を行なう。

上院と下院の権力はほぼ同等だが、上院の方が大統領への近道とされる。時にロビイストが動いて上院への切符を約束し反対議員を寝返らせるのはそのため。

アメリカ連邦裁判所
司法権のトップで、違憲立法審査権を持つ。
アメリカは憲法を成文化して、硬性憲法及び最高法規にして、憲法の保障を確実にした。
ちなみにアメリカ合衆国憲法は世界初の成文憲法である。

フランス
次はおフランス。歴史的にナポレオンとか強いリーダーに惹かれてしまうフランス国民だが、同時に権力が集中し暴走するおっかなさも知っている。
よってフランスでは大統領に権力が一元化しないように首相もいて、議会が内閣不信任権を持っている。そのため大統領は議会の動向を無視できない。
フランスの政治体制で最も権力を持つのは大統領ではなく官僚であると言われている、

コアビタシオン
第5共和国憲法によりフランスの大統領は国民の直接選挙で選ばれるが、選挙で野党が多数派を占めた場合、アメリカ同様、立法と行政が分断、政治機能がストップしてしまう。
そこでフランスは「同棲」という意味のすごい複雑な対応策を取る。なんと大統領は議会との共存を図るために、野党の党首を首相に任命するのだ。
このため権力者が大統領と首相という、寡頭制みたくなる。こういった展開を防ぐために、官僚が政財界に強大な力を持っているのだという。
現在はオランド大統領もエロー首相も、社会党所属でNOねじねじ。

ロシア
ポーリュシカポーレ。欧米とは独自の政治体系を持つのがロシア。歴史的に一度社会主義を実践していたので、その名残がかなり強い。
ソ連崩壊後、エリツィン大統領が、民主主義的な連邦制や、三権分立、基本的人権などが規定された新憲法を採択させるが、エリツィンさんが酔っぱらいでいまいち役に立たなかったため、独裁的な権限を持つ豪腕リーダー、プーチン大統領が現在に至るまで長期的にロシアを支配している。プーチンさんは元KGBで、そのためなのか重要な決定はクレムリンやモスクワ郊外で“極秘”でなされる。
毎週金曜日に開かれる重要閣僚が集まる安全保障会議も“極秘”で、出席者のリストしか公開されない。つまり、なにをしているのかさっぱりわかんない(^_^;)
ちなみに閣議だけは公開されるが、マスコミ向けのポーズの性質が強い。

中国
ニーハオ。中国は権力集中制(民主集中制)という制度をとっている。
最高権力機関は全国人民代表大会であるが、開催期間は短く、実質は中国共産党が動かしているので(共産党は全人代と中央軍事委員会を支配)、中国共産党による一党独裁体制なのでは?と囁かれる。全人代のメンバーを国民が直接投票することはできず、民主化の道のりは遠い。

開発独裁
発展途上国に多く見られる政治体制。
経済発展を優先させるために、政治的な自由を抑圧し、国内の秩序維持を図る。
軍部が権力を掌握して地獄絵図になることも多い。スラム化、経済格差、政治腐敗も横行し、民衆による暴動も発生する。

イスラム社会
コーラン(イスラム法体系)をどれくらい厳密に政治に適用するかで、その国家や社会のあり方が異なっている。イランではイスラム原理主義を政治に厳格に適用しているが、トルコなどは政教分離をしている。ただほとんどのイスラム国家はイランとトルコの真ん中くらいだと言う。
欧米に習って近代化、産業化を試みたイスラム国家では、イスラム法との矛盾をどう解消するかで揺らいでいる。湾岸戦争以降は、やっぱり欧米よりもイスラム教のほうがいいやと、不安定な状況になっている。

政治学覚え書き⑥(基本的人権)

 政治経済の参考書で外交官になり、さらには女にモテたという憎き佐藤優に負けるな!ってことで、佐藤優が一日1時間なら、オレは倍の2時間やるぜプロジェクトが発動中。いつまで続くかは謎(佐藤さんとんだ逆恨み)。
 で、昨日はさっそく6時間以上やっちゃったんだけど、これは危険である。中学校の頃の友達(80日~のライトのモデル)が言ってた進研ゼミのディレンマに陥る可能性が・・・!進研ゼミのディレンマとは1日20分の学習で良い進研ゼミを調子に乗って初日に1時間やり、次の日「昨日三日分やったからいいや」となまけ、そのまま進研ゼミはホコリをかぶることになるという、恐ろしい展開のことを言う。
 さっそく脱線してるw今日の目標は基本的人権の歴史と、各国の政治体制ってことで、よろしく。

基本的人権獲得史

18世紀的人権:自由権「国家からの自由」
19世紀的人権:参政権「国家への自由」
20世紀的人権:社会権「国家による自由」


マグナカルタ(1215)
中世イギリスで認められた、国王の恣意的な支配を制限し、封建領主の特権を確認した憲章(マグナカルタの意味は大憲章)。
マグナカルタといえば『ロビンフッド』で最後に出てきたやつだ。リチャード1世獅子心王の跡を継いだ弟、ジョン欠地王があまりにどうしょうもなくて、有力な諸侯たちがコイツどうにかしたほうがいいぞって提出したわけ。
内容は、国王の勝手な課税は禁止(代表の同意が必要)、また、法と裁判によらずに身体は拘束できない(法の支配)など。
一回は認められたものの、その後すぐに国王の権力は神と教会以外は止められねえぜ~!と前文以外は廃棄された。
だがすっご~~いあとにイギリス憲法の土台になる。

権利の請願(1628)
マグナカルタが歴史の表舞台に再び立ったのが17世紀初頭。王権神授説を唱える、時の国王ジェームズ1世のやりたい放題に対して、法律家エドワード=クックがマグナカルタと、「国王といえども神と法のもとにある」という中世の裁判官ブラクトンの名ゼリフを引用し、その有効性を再認識させた。
マグナカルタ同様、議会の課税承認権と、コモン=ロー(慣習法のこと⇔成文法)に基づいた人身の自由が訴えられ、議会はクックが起草した権利の請願をチャールズ1世(ジェームズ1世の息子で次の王様。パパよりもっとやりたい放題)に提出するが、チャールズは激怒、議会は11年も解散され、王党派と議会派の対立は深刻化。イギリスは内乱状態になり清教徒革命が起きることに。

権利章典(1689)
清教徒革命(1641~49)後の共和体制の失敗による王政復古で、政治の表舞台に復活した“陽気な国王”チャールズ2世は議会を無視して(つーか解散させてその後召集しなかった)カトリックの復活を企み出した。
これじゃ、清教徒革命を何のためにやったかわからん、と、その後の1688年に起こった名誉革命によって、専制君主でカトリックだったジェームズ2世は追放(その娘夫婦メアリーとオランダ提督ウィレムは共同統治者に)、イギリスは立憲君主制に移行することになる。
ちなみに名誉革命は無血革命だった。
その翌年に出された権利章典は、名誉革命の成果を確認したもので、権利請願で主張されている権利の他にも、王権の制限、請願権、議員の発言、評決の自由などが盛り込まれ、議会制民主主義確立の第一歩となった。

アメリカ独立宣言(1776)
イギリスの植民地支配から独立する正当性を訴えた宣言。
イギリスの市民革命の影響を受けたジェファーソンたちが起草、特にロックの影響(近代自然法)が強く「自然権(私有財産所有権有り)」「信託による政府の設立(社会契約)」「革命権」などが主張されている。
ちなみに7月4日に公表された独立宣言のもとになったのは、同年6月のバージニア権利章典(制定後、バージニア憲法)。これを踏まえてFルーズベルト大統領は第二の権利章典をやりたかったわけなんだね。

フランス人権宣言(1789)
このアメリカの独立を支援したのはフランスで、だから自由の女神(自由権は18世紀的人権と言われる)がフランスから送られてるんだけど、アメリカ独立はフランスの市民革命に波及し、フランス人権宣言は18世紀末までの人権思想の集大成として発表された。
アメリカ独立戦争にも参加し「両大陸の英雄」と呼ばれたラファイエットが起草したこの宣言は、フランスの啓蒙思想、とりわけルソーの影響が強く、人権思想の規範として世界各国に影響を与えた。
フランス革命のごたごたはこちら。

チャーティスト運動(1837~47)
1338年に起草された人民憲章ピープルズチャーターにちなむ。
市民革命によって市民には自由・平等・博愛が保障されるようになったが、割を食ったのが労働者。ブルジョアジーいわく、財産も教養もない労働者はデマにそそのかされ、危険極まりないと参政権を排除されていたのだ(制限選挙)。
しかし、それじゃ不平等じゃないと当然なってくるわけで、イギリスで起きたチャーティスト運動は普通選挙を求める最初の労働者運動となった。
ちなみに男子普通選挙を最も早くやったのはフランスで1848年。
女性の参政権は1920年前後に徐々に普及。

ワイマール憲法(1919)
ご存知20世紀的人権と言われる社会権を最初に制定した憲法。社会民主党のエーベルト大統領が制定。
資本主義によって貧富の格差が拡大、それを是正するために国家が生存権や休息権、教育を受ける権利、労働権、団結権などを保障した。
ドイツの社会権は元をたどるとドイツ帝国のビスマルク体制に行き付く。そしてビスマルクは「労働者にはアメとムチ」というモットーで、社会福祉を拡充、貧富の格差に不満を持つ労働者階級(プロレタリアート)の社会主義化を防いだってわけ(ムチは社会主義者鎮圧法)。歴史は皮肉ですな。

ワグナー法(1935)
別名全国労働関係法。労働者の団結権、団体交渉権を認める法律で、ニューディール政策の一環として制定された。
しかし、第二次大戦後の1947年には東西対立(赤狩りなど)が始まり、労働者の権利を制限するタフト=ハートレー法が制定されてしまう。
ちなみに日本の労働三権(労働基本権)は団結権、団体交渉権、団体行動権。
労働三法は、労働基準法、労働組合法、労働関係調整法。

基本的人権の性格

①固有性
人間が生まれながらに持っていて、いらないからって他の誰かに譲ることはできない。
自然権の思想に基づいて実定法で定められる。

②永久不可侵性
国家から与えられたものではないので、当然国家権力によって剥奪されることはない。

③普遍性
全ての人間に平等に共有される。

ルーズベルトの4つの自由
第二次大戦中のファシズム国家が人権を踏みにじっていたのに胸を痛めたルーズベルト大統領が、1941年の年頭教書演説(一般教書演説)で提唱した、世界平和の4つの原則。
①言論と表現の自由
②信教の自由
③欠乏からの自由
④恐怖からの自由
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