最近テレビでやたらと大手予備校のCMがやっています。講師の先生はやたらビッグマウス叩いていますが、あれってちょっと前に流行った「ビリーズブートキャンプ」ですよね。
「こんなの誰でも解けるんだ。繰り返し学習しろ。そしておまえの志望校は母校になる!ビクトリー!」って感じですもの。
ああいうCMを見ると「あそこにいけば、まるで魔法のように成績が上がってしまうんじゃないか」って思ってしまいますけど、そんな甘い話はないですよね。
あれは講師の人のキャラの見せ合いで、CMとしてはうまい方法だけど、予備校や塾の効果を過大に宣伝していると思います。まあ予備校にしてみれば、塾生が来ればなんでもいいんだろうけど・・・
これと似た話をビートたけしさんがなんかの本で言ってたけど、よくサプリメントや医薬品とかのCMでも、それを飲めばRPGの「やくそう」のように一気に健康になったり、元気が出てきたりするって感じの宣伝をしていますが、まずは忙しい生活をちょっとやめて体を休めた上での話だと思います。
予備校だって同じで、まずは家や学校で勉強を地道にコツコツやった上で、解法のコツみたいなものを塾や予備校で補うしかない。
私は今の塾の前に、違う予備校でバイトしていたことがありますが、高校生が試験前日にそれも試験範囲もあいまいで「明日の生物のテストなんとかしてください」って来たんですけど、それは無茶な話で、日ごろ少しは学校の授業を聴いててもらわないと、基礎の基礎から教えなきゃいけないのでたった60分ではタイムオーバー。せめて試験範囲だけは正確に教えてくれないと。
それで「こいつは生物の成績が上げれねえ」って戦力外通知されても困るわけで・・・これって教える側の言い訳かな・・・
とにかく今ってすぐに結果を求めたがる。薬の効果でも、予備校でも、少年ジャンプでも、岡田ジャパンでも、成果が上がるまで気長に待てない。
すぐに「ダメ」と判断して叩いてしまうけど、これって可能性の芽を摘んでいるのと同じこと。明らかに仕事を適当でやってたりしたら話は別だけど、もう少し長い目で見ることも今の時代には必要なんだと思います。
理解力なんて歳をとればとるほど上がりますからね。中学高校で勉強が駄目だろうと人生80年。いくらでもインテリになる可能性はあると思います。ビクトリー!
Let's Go to Prison
2010-06-29 16:03:42 (14 years ago)
-
カテゴリタグ:
- 映画
「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆」
『告白』の100倍面白い復讐劇!※人気ドラマ『プリズンブレイク』のパロディ作品ではありません。
2006年のアメリカのコメディ映画。なぜか日本未公開。やれよ!本当この国って笑いに冷たいな。
主人公のジョンは小さなころからイタズラ好き。バラエティ番組とかで出てくる小切手のパネルをバンごと強奪し、銀行で換金しようとした小学生のジョンは「私の使命は子どもたちの幸せと未来を守ることだ。お前のようなクズからな。」と吐き捨てた冷酷判事「ビーダーマン三世」の判決によって重い懲役刑を受けることに。これがジョンとビーダーマンとの因縁の戦いの始まりだった・・・
ただのイタズラ好きの子どもはビーダーマンの教育によって一人前の悪党に変わり、その後も現金輸送車の強奪、パトカーの盗難と合計三度ビーダーマンによって刑務所にぶちこまれた。
ジョンは三度目の出所のあと、冷酷判事ビーダーマンに復讐しようと企むが、出所三日前にビーダーマンが亡くなっていたことを知る。
復讐相手の死によって打ちひしがれるジョンだったが、彼には息子「ネルソン・ビーダーマン四世」がいることを知ると、「じゃあ息子に復讐をしよう」と計画を変更する。
ジョンがネルソンを尾行をしていると、喘息の薬が切れている事を知ったネルソンが、慌てて薬局に駆け込み、それを中国人?の店員に強盗だと勘違いされてしまう。
「そのチャンスを逃すまい」とリークしたジョンによって警察に逮捕されてしまったネルソンだったが、財団のトップである彼は金で解決できるとタカをくくっていた。
しかしあまりに態度が横柄で部下の役員たちにも嫌われていたネルソンは、役員会と顧問弁護士の裏切りにあい、裁判で「ジュラシックパークでジェフ・ゴールドブラムはティラノサウルスにかまれたが、あれが本当でないことは誰だって知っている」と適当な弁護をわざとされて有罪判決が下ってしまう(ただあの映画で悪徳弁護士は喰われたぞw)。
ネルソンが刑務所にぶちこまれるだけじゃ気がすまなかったジョンは、わざと覆面警官に麻薬を売り逮捕される事で、自分もネルソンと同じ刑務所に入る。看守と顔見知りのジョンは、看守にわいろを渡しネルソンと同じ檻で同居することに成功。
「さあネルソンをいびり倒すぞ!」とジョンはネルソンの親友のフリをし、自らの手を汚さないように知り合いの囚人に彼をいじめさせる。
ネルソンはジョンの復讐計画によって隣の囚人からは殴られ、黒人の囚人のリーダーでホモセクシャルなバリーにはケツの穴をねらわれ、ネオナチの冷酷な殺し屋リナードにはとうとう命をねらわれる。
こんな毎日なら死んだ方がましだと、洗剤を注射器に入れて自殺を試みるネルソンだったが、彼を殺しにやってきたリナードをその注射器で自滅させてしまい、皆が恐れるレナードを倒した彼は一躍刑務所の囚人たちのリーダーに昇りつめ、ジョンの計画は大きく狂いだすことに・・・
いや~面白い。本来敵同士であるジョンとネルソンとが最終的に友だちになってしまうというのはなんとも説話的。イソップ童話を読んでいる感じでした。
ネルソンはオヤジの血を引く金に汚くて嫌な御坊ちゃんだったのですが(ちょっとアズマックスさんっぽい。すいません)、シャバではできなかった刑務所の囚人との友情(・・・とバリーの愛w。このキャラ最高!)によって逞しく成長していくんですよね。
この映画って囚人が悪いのは当たり前でしょうけど、社会的に責任のある高い立場にいる人たち、判事や弁護士、役員、刑務所長がまあ(ギャグ調とは言え)悪いんですよ。
このようなエスタブリッシュメントのノブレス・オブリージュ(特権階級における責任ある高貴な振る舞いのこと。日本だと武士道?)の欠如を暗に皮肉っていて、そこも映画の見所の一つになっています。
言ってしまえばくだらないコメディですがw、人間ドラマとしてもなかなか楽しめると思います。ちょっと笑いたい方、お勧めです。
『告白』の100倍面白い復讐劇!※人気ドラマ『プリズンブレイク』のパロディ作品ではありません。
2006年のアメリカのコメディ映画。なぜか日本未公開。やれよ!本当この国って笑いに冷たいな。
主人公のジョンは小さなころからイタズラ好き。バラエティ番組とかで出てくる小切手のパネルをバンごと強奪し、銀行で換金しようとした小学生のジョンは「私の使命は子どもたちの幸せと未来を守ることだ。お前のようなクズからな。」と吐き捨てた冷酷判事「ビーダーマン三世」の判決によって重い懲役刑を受けることに。これがジョンとビーダーマンとの因縁の戦いの始まりだった・・・
ただのイタズラ好きの子どもはビーダーマンの教育によって一人前の悪党に変わり、その後も現金輸送車の強奪、パトカーの盗難と合計三度ビーダーマンによって刑務所にぶちこまれた。
ジョンは三度目の出所のあと、冷酷判事ビーダーマンに復讐しようと企むが、出所三日前にビーダーマンが亡くなっていたことを知る。
復讐相手の死によって打ちひしがれるジョンだったが、彼には息子「ネルソン・ビーダーマン四世」がいることを知ると、「じゃあ息子に復讐をしよう」と計画を変更する。
ジョンがネルソンを尾行をしていると、喘息の薬が切れている事を知ったネルソンが、慌てて薬局に駆け込み、それを中国人?の店員に強盗だと勘違いされてしまう。
「そのチャンスを逃すまい」とリークしたジョンによって警察に逮捕されてしまったネルソンだったが、財団のトップである彼は金で解決できるとタカをくくっていた。
しかしあまりに態度が横柄で部下の役員たちにも嫌われていたネルソンは、役員会と顧問弁護士の裏切りにあい、裁判で「ジュラシックパークでジェフ・ゴールドブラムはティラノサウルスにかまれたが、あれが本当でないことは誰だって知っている」と適当な弁護をわざとされて有罪判決が下ってしまう(ただあの映画で悪徳弁護士は喰われたぞw)。
ネルソンが刑務所にぶちこまれるだけじゃ気がすまなかったジョンは、わざと覆面警官に麻薬を売り逮捕される事で、自分もネルソンと同じ刑務所に入る。看守と顔見知りのジョンは、看守にわいろを渡しネルソンと同じ檻で同居することに成功。
「さあネルソンをいびり倒すぞ!」とジョンはネルソンの親友のフリをし、自らの手を汚さないように知り合いの囚人に彼をいじめさせる。
ネルソンはジョンの復讐計画によって隣の囚人からは殴られ、黒人の囚人のリーダーでホモセクシャルなバリーにはケツの穴をねらわれ、ネオナチの冷酷な殺し屋リナードにはとうとう命をねらわれる。
こんな毎日なら死んだ方がましだと、洗剤を注射器に入れて自殺を試みるネルソンだったが、彼を殺しにやってきたリナードをその注射器で自滅させてしまい、皆が恐れるレナードを倒した彼は一躍刑務所の囚人たちのリーダーに昇りつめ、ジョンの計画は大きく狂いだすことに・・・
いや~面白い。本来敵同士であるジョンとネルソンとが最終的に友だちになってしまうというのはなんとも説話的。イソップ童話を読んでいる感じでした。
ネルソンはオヤジの血を引く金に汚くて嫌な御坊ちゃんだったのですが(ちょっとアズマックスさんっぽい。すいません)、シャバではできなかった刑務所の囚人との友情(・・・とバリーの愛w。このキャラ最高!)によって逞しく成長していくんですよね。
この映画って囚人が悪いのは当たり前でしょうけど、社会的に責任のある高い立場にいる人たち、判事や弁護士、役員、刑務所長がまあ(ギャグ調とは言え)悪いんですよ。
このようなエスタブリッシュメントのノブレス・オブリージュ(特権階級における責任ある高貴な振る舞いのこと。日本だと武士道?)の欠如を暗に皮肉っていて、そこも映画の見所の一つになっています。
言ってしまえばくだらないコメディですがw、人間ドラマとしてもなかなか楽しめると思います。ちょっと笑いたい方、お勧めです。
キーストーン種について
2010-06-28 00:12:14 (14 years ago)
-
カテゴリタグ:
- 生物学
死なないことには人間は進化しない。
これはビートたけしさんの名言ですが(『アウトレイジ』のインタビューより)、この破壊と創世(=再構築)を生態系で担っていると注目されているのが「キーストーン種」と言われるもの。
キーストーンとは石材で出来たアーチを安定させるカギとなっている石の事で、これを抜いてしまうとアーチ全体が崩れてしまう。まあ家で言うなら大黒柱ってことです。
そういう意味で「キーストーン種」とはとても解りやすい上手な言葉だと思う。つまりキーストーン種が減ったり絶滅したりすると、その生態系は大きな影響を受けて崩壊してしまう。
例えばキーストーン種の話でとにかくよく出てくるのがラッコの話。漁師さんが魚をもっとたくさん取るために、高次消費者のラッコを駆除(魚食っちゃうから)すると、魚の数は増えるどころか減ってしまった・・・
なんでだろう?と思ったら、ラッコが減ったことでラッコに食われていたウニの野郎が増殖し、そのウニがジャイアントケルプ(何百メートルにもなるおっきな海藻のこと)の森を喰い荒らし海の生態系を大きく変えてしまったのだという。
ラッコの他にヒトデ、アフリカゾウ、ビーバーなどその生態系の安定に大きな影響を与えている動植物は多い。
これらキーストーン種の特徴は個体数が少ないということ(この時点で人類はキーストーンじゃない?)。生態系に大きな影響を与える割に、その生態系の中ではマイノリティで優勢種じゃないんです。
つまりキーストーン種は、その点でもまさに「キーストーン」で、キーストーンを排除してその生態系を壊すのは結構たやすい。数が少ないんだから。面白いのはなぜ生態系はこういう構造になっているのか?ということ。
こういう種を保護することで生態系を守ろう!ということも言える。保全生態学はそういう運動をしているんでしょう。
しかしキーストーン種は生態系を安定させる上で重要であるがゆえに、その生態系を同時に不安定にもしている。だって彼らが抜けたらその生態系は崩れちゃうから。
つまり最初のたけしさんの話じゃないけど、生命にしろ生態系にしろ長期的に存続する為には自滅という選択肢も持っていなければならないということ。
生命や生態系に完成形などないのはそのためで、だから生命には細胞の自滅アポトーシスもあるし、嫌だけどいつかは必ず来る個体の死(たけしさんいわくサウナから上がるようなものらしいがw)もある。
生命存続のために“あえて”個体は死んでいるという話では、遺伝子的に寿命はプログラムされているという「寿命プログラム説」があります(もちろんエラーカタストロフィー説もあるけど)。寿命を決めている遺伝子をとったら線虫が二倍も長生きしたという研究は非常に興味深いです。人間にはそういうのないのかな?
そしてそれは生態系においても同じ。長期的存続のために生態系は煮詰まった時に、一度全部ぶっ壊してやり直すというメカニズムがどうもあるらしい。壊さなきゃ新しく作れない。絶滅しなきゃ新しい進化はできない。その生態系破壊システムこそキーストーン種。
ほとんどの種は他の種と少ししか相互作用をしていないが、その中にキーストーン種のような、たくさんの関わりを持っているカリスマのような種(ハブ)が少数存在している事を「スケールフリーネットワーク」と言います(もとはインターネット用語らしい)。
んで数理的なシミュレーションによれば、キーストーン種はそのシステムの安定にかなり重要だから、ほとんど変化はしないようになっているけど、他の多数派(大して相互作用していない連中)はけっこう入れ替えが激しいといいます。
これって木村資生さんが言っていた遺伝子の浮動(どうでもいい遺伝子はランダムでホイホイ変わっちゃうこと)と一緒なんだろうな。
これはビートたけしさんの名言ですが(『アウトレイジ』のインタビューより)、この破壊と創世(=再構築)を生態系で担っていると注目されているのが「キーストーン種」と言われるもの。
キーストーンとは石材で出来たアーチを安定させるカギとなっている石の事で、これを抜いてしまうとアーチ全体が崩れてしまう。まあ家で言うなら大黒柱ってことです。
そういう意味で「キーストーン種」とはとても解りやすい上手な言葉だと思う。つまりキーストーン種が減ったり絶滅したりすると、その生態系は大きな影響を受けて崩壊してしまう。
例えばキーストーン種の話でとにかくよく出てくるのがラッコの話。漁師さんが魚をもっとたくさん取るために、高次消費者のラッコを駆除(魚食っちゃうから)すると、魚の数は増えるどころか減ってしまった・・・
なんでだろう?と思ったら、ラッコが減ったことでラッコに食われていたウニの野郎が増殖し、そのウニがジャイアントケルプ(何百メートルにもなるおっきな海藻のこと)の森を喰い荒らし海の生態系を大きく変えてしまったのだという。
ラッコの他にヒトデ、アフリカゾウ、ビーバーなどその生態系の安定に大きな影響を与えている動植物は多い。
これらキーストーン種の特徴は個体数が少ないということ(この時点で人類はキーストーンじゃない?)。生態系に大きな影響を与える割に、その生態系の中ではマイノリティで優勢種じゃないんです。
つまりキーストーン種は、その点でもまさに「キーストーン」で、キーストーンを排除してその生態系を壊すのは結構たやすい。数が少ないんだから。面白いのはなぜ生態系はこういう構造になっているのか?ということ。
こういう種を保護することで生態系を守ろう!ということも言える。保全生態学はそういう運動をしているんでしょう。
しかしキーストーン種は生態系を安定させる上で重要であるがゆえに、その生態系を同時に不安定にもしている。だって彼らが抜けたらその生態系は崩れちゃうから。
つまり最初のたけしさんの話じゃないけど、生命にしろ生態系にしろ長期的に存続する為には自滅という選択肢も持っていなければならないということ。
生命や生態系に完成形などないのはそのためで、だから生命には細胞の自滅アポトーシスもあるし、嫌だけどいつかは必ず来る個体の死(たけしさんいわくサウナから上がるようなものらしいがw)もある。
生命存続のために“あえて”個体は死んでいるという話では、遺伝子的に寿命はプログラムされているという「寿命プログラム説」があります(もちろんエラーカタストロフィー説もあるけど)。寿命を決めている遺伝子をとったら線虫が二倍も長生きしたという研究は非常に興味深いです。人間にはそういうのないのかな?
そしてそれは生態系においても同じ。長期的存続のために生態系は煮詰まった時に、一度全部ぶっ壊してやり直すというメカニズムがどうもあるらしい。壊さなきゃ新しく作れない。絶滅しなきゃ新しい進化はできない。その生態系破壊システムこそキーストーン種。
ほとんどの種は他の種と少ししか相互作用をしていないが、その中にキーストーン種のような、たくさんの関わりを持っているカリスマのような種(ハブ)が少数存在している事を「スケールフリーネットワーク」と言います(もとはインターネット用語らしい)。
んで数理的なシミュレーションによれば、キーストーン種はそのシステムの安定にかなり重要だから、ほとんど変化はしないようになっているけど、他の多数派(大して相互作用していない連中)はけっこう入れ替えが激しいといいます。
これって木村資生さんが言っていた遺伝子の浮動(どうでもいい遺伝子はランダムでホイホイ変わっちゃうこと)と一緒なんだろうな。
プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂
2010-06-27 18:37:55 (14 years ago)
-
カテゴリタグ:
- 映画
「面白い度☆☆☆☆ 好き度☆☆☆」
ラストの展開がいいじゃないですか!
この映画は随分前に『グリーン・ゾーン』とどっちを見ようか迷って結局見ていなかった映画で、まだ公開していたので今更ながら見てきました。
まあタイトル通りペルシャの王子様の冒険アクション映画なんですが、そもそもペルシャって私はあまり詳しくなくて、ササン朝ペルシャしか知らない。位置的にはイランあたりか。
アクション映画としてはなかなか良くできてたと思う。アクションが好きな人は楽しめるでしょう。というのは私はバトルとかアクションとかってそこまで好きじゃないので、少年ジャンプのようにあまりにずっとやられると辛いんです。
だからこの映画も冒頭の幼少期のアクションシーンは「おおっ」っと思ったけど、それ以降ずっと逃げては戦い、逃げては戦いの繰り返しで飽きてきちゃって・・・もうお前のアクションがすごいのは分かった!って感じでした。
それに中東の砂漠の映像ばかりで画的に変化があまりなかったのも原因かも。物語の舞台が砂漠だから仕方ないんだけど。
いくら楽しくてもあまりにずっとやられちゃ飽きるのは『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』で経験済み。
ただこの映画は幸運なことにそれだけで終わらなかった。「やべえな飽きてきちゃった・・・」と思ったら、後半に闇の暗殺組織「ハッサンシン」や、ダチョウ大好き商人のシーク、精密ナイフ投げのンバカ族などなかなかに魅力的なキャラがエピソードに絡んできてけっこう楽しめました。
とくにンバカ族の「セソ」と、釘打ち名人の殺し屋との一騎打ちは熱かった・・・!プロフェッショナル同士の決闘はやっぱりいいですね(バトル好きじゃね~か)。
この映画ってけっこうゲーム的。それもRPG。最初はプレイヤーのパーティが主人公の王子「ダスタン」と王女「タミーナ」しかいなくてちょっとさみしかったけど、その後シークとセソが「パーティに加わった」のでけっこう人間ドラマとしても楽しくなってきた。
大体アラムート国のタミーナは、信仰心厚い聖なる国の王女の割にはプライドが高く意外と俗っぽい。
時の砂を守るためって言っても冒頭からこの女嘘ばっか付きやがって、もうオオカミ少女状態。こいつ土壇場で本当の事を言っても「まじか?」って疑われて殺されちゃうぜ。
ダチョウレースのバニーガールやってたのは笑えたけどw。おいおい王女!そのコスチュームは抵抗なく着るんかいw。
時間が巻戻るラストシーンは賛否両論あるそうですが(ちょっと『ジュマンジ』っぽいw)、私はとても楽しかった。「そこまで戻るんかい!」ってw。
これくらいやらなきゃ「時間の砂」と言う映画のテーマがぼけてしまうだろうし、なかなか個性的な物語の落とし方だったと思う。
そして物語のラストで物語の最初に戻ってきてクラインの壺のようにぐるぐる繋がっているっていう構造は、RPGの『WILD ARMS the Vth Vanguard』を思い出します。
本当にストーリーといいキャラといいテレビゲーム的な話でした。それもそのはず、この映画の元ネタはテレビゲーム。やっぱり・・・
もうひとつこの映画のテーマになっているのが、ダスタンと2人の兄貴(タスとガーシブ)との和解。つまりは兄弟愛。
これは「毛利家の三本の矢の話」(『北斗の拳』にもこんな話があったな。あれも砂漠の国だった気がするし)のいわば中東版なのですが、この「兄弟の和解」というテーマを「時間の砂」という(かなり扱いが難しそうな)設定を活かして上手く描ききってくれたのは私としては大満足。「自分ならこういうオチにするな・・・」って通りのオチになってくれてうれしかった。
というのも、映画の冒頭と途中とラストに回顧録のようなナレーションが入るのですが、これがダスタンの一番上の兄タスのモノローグなんですよ。
もしタスが王位をねらってダスタンをはめた悪役として最後まで行くなら、このモノローグではちょっと違和感が出来てしまうから「やはり兄貴は悪役じゃないな」と。
逆に裏の裏(でもやっぱりタスは悪役)を狙っても面白かったかもしれませんけど、やっぱりこのモノローグは「タスは悪役じゃないですよ。安心してね!」っていう隠れたメッセージになっていたんだと思います。
最後に一言。あのダガーの時間巻き戻しボタンは位置的にけっこうな頻度で押されちゃうぞ!あれは武器じゃなくて装飾品だからいいのか?
ラストの展開がいいじゃないですか!
この映画は随分前に『グリーン・ゾーン』とどっちを見ようか迷って結局見ていなかった映画で、まだ公開していたので今更ながら見てきました。
まあタイトル通りペルシャの王子様の冒険アクション映画なんですが、そもそもペルシャって私はあまり詳しくなくて、ササン朝ペルシャしか知らない。位置的にはイランあたりか。
アクション映画としてはなかなか良くできてたと思う。アクションが好きな人は楽しめるでしょう。というのは私はバトルとかアクションとかってそこまで好きじゃないので、少年ジャンプのようにあまりにずっとやられると辛いんです。
だからこの映画も冒頭の幼少期のアクションシーンは「おおっ」っと思ったけど、それ以降ずっと逃げては戦い、逃げては戦いの繰り返しで飽きてきちゃって・・・もうお前のアクションがすごいのは分かった!って感じでした。
それに中東の砂漠の映像ばかりで画的に変化があまりなかったのも原因かも。物語の舞台が砂漠だから仕方ないんだけど。
いくら楽しくてもあまりにずっとやられちゃ飽きるのは『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』で経験済み。
ただこの映画は幸運なことにそれだけで終わらなかった。「やべえな飽きてきちゃった・・・」と思ったら、後半に闇の暗殺組織「ハッサンシン」や、ダチョウ大好き商人のシーク、精密ナイフ投げのンバカ族などなかなかに魅力的なキャラがエピソードに絡んできてけっこう楽しめました。
とくにンバカ族の「セソ」と、釘打ち名人の殺し屋との一騎打ちは熱かった・・・!プロフェッショナル同士の決闘はやっぱりいいですね(バトル好きじゃね~か)。
この映画ってけっこうゲーム的。それもRPG。最初はプレイヤーのパーティが主人公の王子「ダスタン」と王女「タミーナ」しかいなくてちょっとさみしかったけど、その後シークとセソが「パーティに加わった」のでけっこう人間ドラマとしても楽しくなってきた。
大体アラムート国のタミーナは、信仰心厚い聖なる国の王女の割にはプライドが高く意外と俗っぽい。
時の砂を守るためって言っても冒頭からこの女嘘ばっか付きやがって、もうオオカミ少女状態。こいつ土壇場で本当の事を言っても「まじか?」って疑われて殺されちゃうぜ。
ダチョウレースのバニーガールやってたのは笑えたけどw。おいおい王女!そのコスチュームは抵抗なく着るんかいw。
時間が巻戻るラストシーンは賛否両論あるそうですが(ちょっと『ジュマンジ』っぽいw)、私はとても楽しかった。「そこまで戻るんかい!」ってw。
これくらいやらなきゃ「時間の砂」と言う映画のテーマがぼけてしまうだろうし、なかなか個性的な物語の落とし方だったと思う。
そして物語のラストで物語の最初に戻ってきてクラインの壺のようにぐるぐる繋がっているっていう構造は、RPGの『WILD ARMS the Vth Vanguard』を思い出します。
本当にストーリーといいキャラといいテレビゲーム的な話でした。それもそのはず、この映画の元ネタはテレビゲーム。やっぱり・・・
もうひとつこの映画のテーマになっているのが、ダスタンと2人の兄貴(タスとガーシブ)との和解。つまりは兄弟愛。
これは「毛利家の三本の矢の話」(『北斗の拳』にもこんな話があったな。あれも砂漠の国だった気がするし)のいわば中東版なのですが、この「兄弟の和解」というテーマを「時間の砂」という(かなり扱いが難しそうな)設定を活かして上手く描ききってくれたのは私としては大満足。「自分ならこういうオチにするな・・・」って通りのオチになってくれてうれしかった。
というのも、映画の冒頭と途中とラストに回顧録のようなナレーションが入るのですが、これがダスタンの一番上の兄タスのモノローグなんですよ。
もしタスが王位をねらってダスタンをはめた悪役として最後まで行くなら、このモノローグではちょっと違和感が出来てしまうから「やはり兄貴は悪役じゃないな」と。
逆に裏の裏(でもやっぱりタスは悪役)を狙っても面白かったかもしれませんけど、やっぱりこのモノローグは「タスは悪役じゃないですよ。安心してね!」っていう隠れたメッセージになっていたんだと思います。
最後に一言。あのダガーの時間巻き戻しボタンは位置的にけっこうな頻度で押されちゃうぞ!あれは武器じゃなくて装飾品だからいいのか?
ニュース番組にスポーツコーナーはいらない
2010-06-27 12:20:08 (14 years ago)
22日に起きた、マツダの工場で12人が死傷した事件。かつてちょっとだけマツダで働いていた犯人は「マツダの社員なら経営者でも労働者でもなんでもいいから殺したかった」とわざと車を暴走させて凶行におよび、一人が亡くなった。
これって絶対秋葉原事件のオマージュだよな・・・と思ってたらやぱりそうだったらしくて、秋葉原事件のマスコミの注目によって目立ちたがり屋の奴が真似してしまった。
すっごい少数だけど、ああいうマスコミで取り上げられた凶悪事件をそう取って(=皆に注目されていいなあ)しまう人がいる。
マスコミが秋葉原事件をもう少し淡々と報道していたら・・・とはいえその事件が大々的に報道されて世間が関心を持ってくれた方がいいという被害者の方もいるから、ああやって連日報道するのもいいんだろうけど、ちょっと部外者の野次馬覗き見根性を刺激するワイドショー的内容が多くて、被害者に比べて加害者の人物像ばかりを取り上げている。
これには理由があるのでしょう。被害者を取り上げるのは遺族感情的になかなか難しいけど、加害者なら基本的に罪を犯した悪い奴だから多少叩いても良心はあまり痛まない・・・と。ただ加害者の家族にとっては辛い話だろうなあ・・・
たとえば酒鬼薔薇事件の少年Aの家族はもう正体がばれてて、住民票もなかなかとれないらしい。どこにも行き場がなくやっと関東地方の某所に住んでいるんだけど、この場所は私も知ってる。私でも知ってるってことは「ああ、酒鬼薔薇事件の家族ってあの一家か」って近所には顔もばれているってこと。
少年Aは少年法に守られたってみんなは言うけど、私は逆に彼らは少年法によって地獄の日々を歩む羽目になったと思う。「あの少年は、少年法に守られてすぐに出所してあそこに住んでやがる、許せねえ」って誹謗中傷する奴もいるだろうし、まともに生活できるのかなぁ?と。
大人と同じ法律でしっかり裁かれた方が逆に良かった気さえする。
しかし凶悪事件にはうんざりするんですけど(人間についていろいろ考えさせはするけど)、あれって行き過ぎた悪ふざけですよ。高校生にタイヤ10キロをくくりつけて海に沈めたり、女子高生をドラム缶に入れてコンクリートをつめたっていうやくざのリンチみたいなことをした若者もいましたけど、あれ犯人はふざけてやったらしいですから。
あんなことすればどうなるかを知ってた上で、あの殺し方を楽しんでやってしまう精神。これはたけしさんが映画の中で残酷な人の殺し方を考えるのとちょっと似てるけど、でもそれを実際にやるってのは中世の王様ならともかく現代の日本ではモラルの欠如としか言いようがない。
残酷なことに惹かれる精神は私は別に普通だと思う。しかしそれとモラルや道徳がせめぎ合う事で社会的にまともに振舞える。
まあ、たけしさんは昔東国原知事をオホーツクの流氷の上に海パン一枚で乗せて「はいこちらハワイの東です」って中継ネタをテレビでやらせたらしいけどw、それでもし東さんが海に落ちて凍死していたら「たけし、行き過ぎた悪ふざけ」って報道されてたと思う。かなり紙一重な話だと思うけど、やっぱり危険なことってタナトスがあるからか人って惹かれる。
でも一つ言いたいのは「人の死ぬのが見たかった」って酒鬼薔薇は供述したけど、それは「自分が生きてないとできない」ってこと。自分は生きて人を殺して、殺される人にも人生があるってことを無視するのは卑怯。フェアじゃない。
「人を殺したい。それで目立ちたい」ってのも結局は自分の生の肯定なんだ。だから死刑になっちゃうと恐れおののくんだろうな。自分は死にたくないから・・・
で、そんな事件の直後に「さあ、次はワールドカップです!」ってテンションが変わるキャスターって一体・・・大学の先生は「彼らはおかしい」って言ってたけど、あれは仕事と割り切ってるんでしょう。でも少しは番組の構成考えろよ。
私はスポーツなんて娯楽はニュース番組で取り上げるべきではないと思う。大体スポーツ番組はスポーツ番組でたくさんやってるんだから。特に土曜の深夜。
それがいやなら、中途半端に凶悪事件に同情するな。「大変お気の毒に」とか「心中いかばかりか」とか感想を言うな。どうせ本気で思ってないんだから。ふりなんだから。ワールドカップの結果の方が楽しみなんだから。
事実だけを淡々と伝えてからワールドカップに行くなら行ってくれ。がんばれサムライジャパン。
これって絶対秋葉原事件のオマージュだよな・・・と思ってたらやぱりそうだったらしくて、秋葉原事件のマスコミの注目によって目立ちたがり屋の奴が真似してしまった。
すっごい少数だけど、ああいうマスコミで取り上げられた凶悪事件をそう取って(=皆に注目されていいなあ)しまう人がいる。
マスコミが秋葉原事件をもう少し淡々と報道していたら・・・とはいえその事件が大々的に報道されて世間が関心を持ってくれた方がいいという被害者の方もいるから、ああやって連日報道するのもいいんだろうけど、ちょっと部外者の野次馬覗き見根性を刺激するワイドショー的内容が多くて、被害者に比べて加害者の人物像ばかりを取り上げている。
これには理由があるのでしょう。被害者を取り上げるのは遺族感情的になかなか難しいけど、加害者なら基本的に罪を犯した悪い奴だから多少叩いても良心はあまり痛まない・・・と。ただ加害者の家族にとっては辛い話だろうなあ・・・
たとえば酒鬼薔薇事件の少年Aの家族はもう正体がばれてて、住民票もなかなかとれないらしい。どこにも行き場がなくやっと関東地方の某所に住んでいるんだけど、この場所は私も知ってる。私でも知ってるってことは「ああ、酒鬼薔薇事件の家族ってあの一家か」って近所には顔もばれているってこと。
少年Aは少年法に守られたってみんなは言うけど、私は逆に彼らは少年法によって地獄の日々を歩む羽目になったと思う。「あの少年は、少年法に守られてすぐに出所してあそこに住んでやがる、許せねえ」って誹謗中傷する奴もいるだろうし、まともに生活できるのかなぁ?と。
大人と同じ法律でしっかり裁かれた方が逆に良かった気さえする。
しかし凶悪事件にはうんざりするんですけど(人間についていろいろ考えさせはするけど)、あれって行き過ぎた悪ふざけですよ。高校生にタイヤ10キロをくくりつけて海に沈めたり、女子高生をドラム缶に入れてコンクリートをつめたっていうやくざのリンチみたいなことをした若者もいましたけど、あれ犯人はふざけてやったらしいですから。
あんなことすればどうなるかを知ってた上で、あの殺し方を楽しんでやってしまう精神。これはたけしさんが映画の中で残酷な人の殺し方を考えるのとちょっと似てるけど、でもそれを実際にやるってのは中世の王様ならともかく現代の日本ではモラルの欠如としか言いようがない。
残酷なことに惹かれる精神は私は別に普通だと思う。しかしそれとモラルや道徳がせめぎ合う事で社会的にまともに振舞える。
まあ、たけしさんは昔東国原知事をオホーツクの流氷の上に海パン一枚で乗せて「はいこちらハワイの東です」って中継ネタをテレビでやらせたらしいけどw、それでもし東さんが海に落ちて凍死していたら「たけし、行き過ぎた悪ふざけ」って報道されてたと思う。かなり紙一重な話だと思うけど、やっぱり危険なことってタナトスがあるからか人って惹かれる。
でも一つ言いたいのは「人の死ぬのが見たかった」って酒鬼薔薇は供述したけど、それは「自分が生きてないとできない」ってこと。自分は生きて人を殺して、殺される人にも人生があるってことを無視するのは卑怯。フェアじゃない。
「人を殺したい。それで目立ちたい」ってのも結局は自分の生の肯定なんだ。だから死刑になっちゃうと恐れおののくんだろうな。自分は死にたくないから・・・
で、そんな事件の直後に「さあ、次はワールドカップです!」ってテンションが変わるキャスターって一体・・・大学の先生は「彼らはおかしい」って言ってたけど、あれは仕事と割り切ってるんでしょう。でも少しは番組の構成考えろよ。
私はスポーツなんて娯楽はニュース番組で取り上げるべきではないと思う。大体スポーツ番組はスポーツ番組でたくさんやってるんだから。特に土曜の深夜。
それがいやなら、中途半端に凶悪事件に同情するな。「大変お気の毒に」とか「心中いかばかりか」とか感想を言うな。どうせ本気で思ってないんだから。ふりなんだから。ワールドカップの結果の方が楽しみなんだから。
事実だけを淡々と伝えてからワールドカップに行くなら行ってくれ。がんばれサムライジャパン。
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