2018年の反省

 いや~2018年は近年稀に見るあっという間だった。例年に比べて忙しかったわけではないんだけど・・・これが中年ということか。でも、今年がとりわけ早く感じただけだと思うんだけどな・・・そうであってくれ。
 で、今年のお正月に2018年の抱負って記事を書いていて、その抱負をどれだけ達成できたか、ここに振り返ることとする。

①年賀状描いてない
なんか、数年分まとめて描くとかわけわかんないこと言ってるけど、少なくとも来年のイノシシに関しては近年稀に見る早い段階で仕上げた。悔いはない。
しかし、フォトショップを使うのが久しぶりすぎて、レイヤーを統合したあとセーブしてアプリケーションを閉じてしまったので、もういまさら修正はできない。悔いはない。

②恐竜ギャラリーコンプリート
マジで終わった。これはすごい。最後が翼竜だったのは意外だが。
今後は、研究者のこしさんの要望があったら、論文用に復元画を描く予定です。まさかのオーダーメイドスタイル。
こしさんは会うたびに毎回、最新の学術事情(主に解剖学)をタレこんでくれるから楽しいよ。
それと、ガネオ・トカゲさんは、毎回私好みの素晴らしい本を紹介してくれて感謝しています。一度オフ会でハナアルキとかグリーンワールドとかガッツリ語り合いたい気はします。向こうは嫌かもしれないが(^_^;)

③各種資格
学芸員は諦めたが、高校の国語と司書教諭、そして高校の情報を取得した。高校の情報に関しては意外と肌に合っていたのか半年ちょいのスピード取得。しかも評定、9割以上が優・秀だったからね(優・秀じゃなかったのはC言語のみ)。がんばった。
もう当分は単位は取るのはやめます。ちょっとプライベートで貯金する事情が出来てしまいまして・・・
ただし、30代中に田代は帰ってくる(おそらく)。

④漫画
結局新作は描けなかったんだが、『風と翼』と『優等生学』をアップロードした。それと『風と翼』の続編の脚本を書いた。
やっぱり、漫画の真髄は私は社会風刺だと思っていて、社会がきな臭くなると題材的に話を作りたくなるね。
さらに、『ソニックブレイド』に関しては、ちょっとサイトをいじっていて、ちょびちょび続きを乗っけていく予定です。設定資料を今ひっぱり出しているところ。
しかし、巨大ロボットってまた、描くの難しいな。デッサンが取れねえ・・・!
つーか、残りの未公開漫画って自分で言うのもなんだけど、全てよくできているので、ライフワークとしてちゃんと成仏させる所存です。

 しかし、今年は工業や農業を勉強したり、レッドロブスター行ったり、メダルゲームにハマったり(Y氏にジジイじゃねーかと心配された)、ダイヤモンドを買ったり、いろいろあったな。新しいことにチャレンジした案件が多かったから、早く感じたのかも。
 それと、西部邁さんの自裁死にはじまり、さくらももこ先生の早すぎる死があったりと、ショッキングな話題もあった。私も地球に生かしてもらえているうちに、作品をすべて世に出さなければなるまい。世というか、主にマロさん。

高幡不動への旅(おそらく最終章)

DvTtzPvU0AExGqf.jpg

 4泊5日という平成最後にして最大のスクーリング旅行が終わりました。
 長かった・・・!初日でもう心折れかけたもんな。なんか体調が悪くて。暖房が効いてるのはありがたいんだけど、むしろ暑くて、さらにNO加湿器なので喉がやられて、休憩ごとに外に出て涼んでいるという、文明の矛盾というか。
 でも、まあスクーリングは前日入りしたんだけど、その際にY氏と創作論について語り合ったり、上野でフェルメールを見たりしたのは楽しかった。

Y氏との対談
 具体的な話の内容に関しては、Y氏がブログの記事にまとめてくれているんだけど、なんか最近では、SNSに月に6枚くらい漫画を描くだけで、プロとして食ってける人がいるんだそうな。めちゃくちゃ羨ましいんだけど、要点はそこじゃなくて、その漫画の制作法だという。

 なんか、背景や効果をすべてコンピュータのアプリケーションのテンプレートで済ませちゃっていて、ほとんど自分で描いてないという。選んでいるだけ。選んでパッチワークしているだけ。だから6ページの作業も一日かからず終わっちゃうという。
 で、多分、この人は割り切っているというか、もともと自分の作品についてこだわりみたいなのがないんじゃないかって話になった。
 テクノロジーが進めば、当然こういう人たちも出てくるだろうと。今やHTMLとか習わなくてもネットで情報を発信できるのと一緒で、漫画制作もいろんな意味で敷居が下がったんじゃないかと。

 もともと漫画制作って、話考えて、ネーム切って、下書き書いて、なぞって、トーン貼って、とめちゃくちゃ手順が多く、めんどくさいこと極まりないわけで、その割に読者には一瞬で消費されるという、もう、少年少女が、自分もやってみようと軽い気持ちで始められるような職業でなくなりつつあったから、こういうツールは、そう言う意味では業界的には追い風な面もあるのかな、と個人的には思ったり。
 だから、まあ、初心者の練習用としてはいいけど、それでプロが現れたっていうのはすごいなって話なのかもな。

 でも、やっぱり漫画を描くのが好きじゃなくて、漫画家としてチヤホヤされたいだけっていう人のほうが絶対多いと思うんだよ。
 そういう人はさ、こういうツールだったり、絵を描かなくて済むラノベ作家や、ストーリーを考えなくて済むピクシブ画家(そんな職業はあるのか)とかに、ためらいなく流れるだろうな、と。
 で、インスタグラムでも、バーチャルユーチューバーでもいいけど、努力はしたくないが目立ちたいという人が、今ではネットによってフリーパスで世の中に出ていけるわけで、だから本当にすごいのは、そういう目立ちたがりの承認欲求がビジネス的なインセンティブになるぞと、プラットフォームを設計した人なんだよな。つまりプログラミング出来る奴が強いんだっていう。

 そうなると、怒りが創作の原動力である。なんて時代じゃないわけで。北斗の拳かよっていう。古いだろっていう。
 まあ、自分は社会問題を題材にした漫画ばかり描いてたから、怒りが創作意欲になっていたのかもしれないけれど、そういう動機でやりたいわけじゃないだろうから、まいっちゃうよね。
 認められたいっていうのは私にもあるんだけど。キズナアイとか、この腐った世の中に鉄槌を食らわすために始めたわけじゃ絶対なさそうだもんね。
 
フェルメール展
 @上野の森美術館。ここって現代アートとかサブカルチャーに迎合した世俗的かつ軟派な美術館だと思ってたんだけど、こういう正統派もやるんだって感じ。
 で、フェルメール。だいたいB2くらいのサイズのカンバスに、左に窓があるおなじみの部屋でモデルさんや小道具をマイナーチェンジしていて描いているから、どことなく写真スタジオ的なんだけど、一説にはカメラ・オブスキュラ使っていたらしいから、やっぱり施設的な制限があったのかもしれない。

 17世紀のオランダってわりと市民階級が豊かだったから、絶対王政期の王侯貴族以外にもパトロンがいて、それが顕著に分かるのが、こういった一般市民の生活を描いた風俗画なんだよね。
 本当にただの酔っぱらいのオヤジとか、家事を投げ出してリュートに夢中な主婦を批判意識なくありのままに描いてるのがいい。
 これがバルビゾン派とかだと、さりげなく階級社会を批判してたりしてるんだけどね。あの絵が、アルコール依存症やセックス依存症を啓発しているとは思えないわけで。タッチが無邪気なんだよね。

DvTetn0UUAAJjVq.jpg
 おまけ:こんどうのまんじゅう屋さん(くまのケーキ屋的に)。2個買ったら、さりげなく袋に4個入れてもらえました。こういう美しき気配りがなのだろうか。

学校図書館の情報アプローチ(スクーリング編)③

 今月で10周年のクソサイトの作成が役に立った。

3日目:西田洋平先生「情報発信とホームページ作成」

HTML
ハイパー・テキスト・マークアップ・ラングエージ。
Webページの構造をタグで印付けるための言語。
チカッパブログの文法とかぶってバグってしまうため、ここには正確に表示できず。
半角の<>はヤバい。

<html> ~ </html>
ここからここまでがhtmlファイルであることを示す。

<head> ~ </head>
ここからここまでがブラウザでは表示されないサイトの設定を示す。文字コードなど。

<body> ~ </body>
ここからここまでがブラウザで表示される部分。

<p> ~ </p>
ここからがここまでが本文。改行したい場合は複数作る。

画像の表示
恐竜ギャラリーでお世話になった文法。
<img src=”./画像のファイル名(○○.pngなど)”alt=”画像の説明(画像が表示されない場合に変わりに表示される文字列)”>

他サイトへのリンク
<a href=”リンクしたいサイト○○のURL”>サイト○○へ</a>
hrefはハイパーレファレンスの略。
aタグで挟まれた文字列をクリックすると、リンクに飛ぶようになっている。

CSS
カスケーディング・スタイル・シーツ。
滝の流れ(カスケード)のようなスタイルシート。
Webページのデザインを記述する。太字、色、空白など。
文法はHTMLとかなり異なり(タグの記述が山括弧ではなく中括弧など)関連性はない。
基本的な文法は以下のようになる。

h1 {color: blue; }
セレクタ {プロパティ: 値; }

セレクタ:どこに(h1の部分の)
プロパティ:なにを(色を)
値:設定(青)

・埋め込み式:HTMLのhead要素に<style>タグを作って記述。
・インライン方式:HTMLのbody要素内の個別のタグに対して記述。
・外部リンク方式:HTMLファイルとは別にCSSファイルを作り、HTMLファイルからそのファイルを参照できるようにhead要素にリンクを記述する。

フォントを変更
h1{font-family:”フォント名”;}

serif:明朝体
sans-serif:ゴシック体
cursive:手書き風のフォント
fantasy:装飾的なフォント
monospace:等幅フォント

フォントの色の変更
h1{color: red;}
p{color: #00FF00}

色についてはRGBそれぞれ16進数の00~FF(16×16=256)の256段階で表す。

フォントのサイズの変更
h1{font-size: 120%;}
h2{font-size: 20px;}

パーセントでもピクセル数(画素数)でも変更できる。

他にも
em:ブラウザで設定しているフォントサイズの高さを基準の1とする単位。
ex:ブラウザで設定しているフォントサイズの小文字の高さを1とする単位。
smaller:デフォルトの1.2倍小さくする。
larger:デフォルトの1.2倍大きくする。
などがある。

Webサーバ
ウェブサービスを提供するコンピュータ。クライアント(ウェブブラウザ)からの要求を受け付けてデータを送る。
HTMLファイル、CSSファイル、画像ファイルなどを配置しておく。

Librahack事件
Librahack氏が愛知県の図書館のシステムが使いづらいので、自分用に改善したWebアプリケーション(クローラ)を作って、その日の新着図書情報を得ようとした(この行為自体は合法)。
すると、図書館のウェブサーバの背後にあるデータベースサーバの設定に不具合があり(業者の不手際。1時間で400リクエストまでと信じられないくらい脆弱だった)、アクセスがパンクしてしまった。
これを受けて図書館が警察や業者に相談。外部からのクラッキング攻撃だと判断され、業者が個人情報を提供、図書館が被害届を出して捜査が開始、IPアドレスを下にLibrahack氏の家を特定され、偽計業務妨害で逮捕されてしまった。
警察の勇み足をごまかすために未必の故意ということにされたが、図書館を攻撃しようとした強い悪意はないので起訴猶予処分になった。
とばっちりを受ける形となったLibrahack氏と、本来責任を負うべき業者以外コンピュータに詳しい人がいなかったことによる悲劇。

CMS
コンテンツ・マネジメント・システム
ウェブコンテンツを一元的に管理することのできるシステム。
手軽にサイトやブログが作れる。国立情報学研究所のNetCommonsなどでは、そこでアンケート調査やレポート提出、アマゾンのリンクなどもできる。

Webユーザビリティ
ユーズとアビリティ(可能)を足した造語。快適に利用できること。
Webページのわかりやすさ、操作のしやすさなど。

図書館サイトのユーザビリティの評価基準
・OPAC検索ボックスの位置(トップページにあるのがよい)
・更新情報やカレンダーの掲載
・サイト名とロゴをすべてのページに配置し、トップページへのリンクとする。
・メニューの位置を全ページで固定。
・パンくずリスト(ヘンゼルとグレーテルに因んでこう言う)でサイト内での現在地を示す。(例:トップページ>図書館を利用する>サービス案内)

Webアクセシビリティ
高齢者や障害者など、どんなユーザにも配慮してコンテンツにアクセスできること。

具体例
・画像などの非テキストコンテンツには、その内容を示す代替(alt属性)テキストを付加する。
・ハイパーリンクの箇所だけでリンク先の内容が推測できるようにする(例:「こちらへ」ではなく「お申し込みはこちらへ」までリンクにする)。
・見栄えのためなどで語の途中でスペースを入れない(例:経 済 だと けいすみ になってしまう)。
・レイアウトはCSSで設定。
・各種のガイドライン(JIS8341など。ちなみに8341は「やさしい」の語呂合わせ)に準拠す

学校図書館の情報アプローチ(スクーリング編)②

 クリスマスイブに8時間連続学習。情報の単位のアドバンテージが結構役に立ってよかった。

2日目前半:福本徹先生「図書のウェブ検索」
緒形拳さんに激似の先生。教員免許を私の1.5倍持っており、国の教育政策に携わるバケモノでした。

OPAC
電子目録のこと。カード目録に変わり全国各地のほとんどの図書館で移行が行われている。

NDL-Bib
国立国会図書館のOPAC。国立国会図書館が収蔵する日本で出版されたすべての資料を検索できる。
「世の中にはこんな使いにくいシステムがあるんだなクソが」ということを実感するために授業で扱った。

CiNii Books(旧Webcat)
全国の大学図書館の資料を検索できる。任意の書籍や論文が、どこの大学にあるかがわかる。

学習指導要領の改訂の方向性
要求しているのはめちゃめちゃエリート教育だと思う。

①何ができるようになるか
人間性の涵養、思考・判断・表現力の育成、生きて働く知識と技能の習得。

②どのように学ぶか
結果的に主体的・対話的な深い学びになるような教材や学習活動の設定(強制はしない)。アクティブラーニング。

③何を学ぶか
公共が新設。学習内容の削減は行わない。

高大一体化
早稲田大学の入試には主体性・多様性・協同性についてのアピールが必要に。
また、全学部で数学を必修にした。かわいそうに。

非連続型テキスト
写真や絵、表と文章が混在したテキスト。

対話型テキスト
数学や理科でキャラ同士の対話が取り上げられている。

新観点:主体的に学習に取り組む態度
①ねばりづよく学習に取り組む姿勢
②メタ認知的な自己調整学習
この2つを総合的に評価するらしい。

※行政文書の場合「○○・××」はひとまとまりの単語として扱う!

ワールドカフェ方式の発表
現場で結構役に立ちそうな発表放送。グループ活動にありがちな、できるやつに押し付けが発生しない。
①グループの中で説明順1~3を決める。
②最初の2分:説明順1が説明、他の人は他のグループの発表を聞きにいく。
③次の2分:説明順2が説明、他の人は他のグループの発表を聞きにいく。
④その次の2分:説明順3が説明、他の人は他のグループの発表を聞きにいく。
⑤最後の3分:聞きに行ったグループの内容をグループの中で共有する。

2日目後半:西田洋平先生「情報発信とホームページ作成」
2日目最後の授業という中途半端なタイミングで先生が変わった。

生物と機械の違い
AIは統計的になんとなく賢そうなものを出しているだけ。意味を解釈しているわけではない。
AIが人間のような思考をすることはできないが、人間がAIのような機械的思考をすることはわりとできるので、機械が人間化するよりも、その逆が恐ろしいらしい。

インターネットとウェブの違い
確かに、マグマと溶岩の違いくらいわからない。

インターネット
インターとは「際(間)」という意味。
つまりネットワークをネットワークにしたもの。ただコンピュータをつないだだけ。

ウェブ(WWW)
世界的に広がったクモの巣という意味。インターネット上のドキュメント(文書のやり取り)システム。
つまり、ネット検索ではなくウェブ検索が正しい。テキストを超えるハイパーテキストシステム(テキスト同士を自由につなげる)がある。

インターネットの仕組み

ドメイン
IPアドレスに対応しているため、コンピュータを特定する文字列となる。
大学のサイトならac.jp、政府機関のサイトならgo.jpなどが割り振られる。

URI(ユニフォーム・リソース・アイデンティファー)


http://www.this.server/page1.html

①プロトコル(http)
②ホストコンピュータ名(www.this.server)=ここがドメインと呼ばれる!
③ファイル名(page1.html)

電子メール
送信端末→SMTP→送信メールサーバ→受信メールサーバ→POP3→受信端末
の順序でメールが送られる。

学校図書館の情報アプローチ(スクーリング編)①

 おそらく人生ラストスクーリング。

1日目:中村克明先生「図書の分類と目録の作成」
口調が誰かに似てるなとずっと思ってたら、映画評論家の町山さんだと気づいた先生。

図書館についての法律
以下の3つしかない。
①図書館法
②国立国会図書館法
③学校図書館法
※97年に村山内閣が司書教諭の配置を義務付ける。03年3月31日までに12学級以上の学校に司書教諭は必置となった。

学校図書館の問題点
・施設が充実してない(図書館が空き部屋で独立した建物としてない)。
・収蔵図書が文学や娯楽書に偏重している。
・管理職が無関心。
・逆に管理職が図書の収集方針に思想的な圧力。

80年代の愛知の高校では「友」「平和」「自由」「女」「生きる」「組合」というリベラルなワードが入る本を校長が排除しようとしたが、司書教諭や学校司書がまともだったので、校長の圧力を退けた。

著作権法

図書館でのコピー
著作権法第31条で認められるが、1ページ1枚、コピーは本来は図書館の職員が行う。営利目的なコピーは禁止。

学校でのコピー
授業で使う理由ならば、著作権法第35条で認められる。
○教材として新聞記事をコピーして配布。
×市販されている問題集をクラス全員にコピーして配布。

ISBN(国際標準図書番号)
全世界の図書にそれぞれつけられるユニークな番号。
978-4-○○○・・・のような番号で、このときの4は日本語の本を表す。

日本十進分類法(NDC)
「十進=じっしん」と読む。本の主題を数や記号で表したもの。
本の背表紙に付けられ、上段に分類番号(2~3桁)、中段に図書番号(著者記号がメイン)、下段に巻冊番号(上下巻など)がくる。

0 総記
1 哲学
2 歴史(地理ふくむ)
3 社会科学
4 自然科学
5 技術(生活全般ふくむ)
6 産業(通信ふくむ)
7 芸術(スポーツや娯楽ふくむ)
8 言語
9 文学


主題の見つけ方
・タイトル(ただし最近は商業的なタイトルが多く、タイトルから主題がわからないものも)
・著者の経験、専門分野、著書など
・はじめにとあとがき
・目次
・中身の読解

主題が複数あるとき
・主題が3つまで
最もページ数の割合が高い主題とする。
3つがほとんど同じ割合の場合は、最初の主題とする。

・主題が4つ以上
最もページ数の割合が高い主題とする。
4つがほとんど同じ割合の場合は、それらをまとめた上位概念とする(イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスターならペットなど)。

影響関係:影響を与えられたほうを主題とする。
因果関係:結果を主題とする。
上位と下位:上位概念を主題とする。
※ただし、個人が多数に影響を与えた場合は、与えたほうを主題とする。

個人伝記
『坂本竜馬研究』など、その個人を研究した本も個人伝記とする。
また、スポーツ選手や作家の伝記は、個人伝記ではなく、そのジャンルに分類する。イチローの伝記は野球(787.7)として分類する。

地理区分
地震予知(453.38)
イギリスの地震予知(453.38 02 33)
※02は地理区分を、33はイギリスを示す番号。

形式区分
恐竜は457.87
恐竜“図鑑”は457.87 038
恐竜“辞典”は457.87 033

※320.033のように0がふたつ続く場合は320.33と0をひとつにまとめて桁を減らすが、210~279(地理歴史のジャンル)は以下に時代や場所の番号が続くため、0を減らすとユニークな番号とならないので、その場合は0はふたつ続ける。

目録作成における四大情報源
①表題紙(表紙をめくって出てくる内側の扉)
②奥付
③背
④表紙

NCR(日本目録規則)
現在は電子目録(OPAC)ばかりで、存在意義が危ぶまれているカード目録の作り方。

※記述部
司書・司書教諭になるには / 森智彦著. - 初版
東京 : ペリカン社, 2002
153p ; 19cm. - (なるにはBooks ; 19)
ISBN 4-8315-0987-6

※標目指示
t1.シショ シショ キョウユ ニ ナル ニワ t2..ナル ニワ ブックス a1.モリ, トモヒコ s1.図書館 s2.司書教諭 ①013.1 ②017

めちゃくちゃ細かい決まり
・15×40センチの紙のカードで書籍のデータを記録する。
・タイトルは一字一句同じに記録。
・第六版は第6版とアラビア数字に統一する。
・H30年は2018年と西暦にする。
・東京都は東京と、都道府県を省略する。
・出版社は(株)を省略する。
・情報があいまいで図書館員の推測を記録する場合は、その情報は〔〕で囲む。
・「現在」を「いま」と読ませるような特殊な読みは、現在(いま)とカッコに入れる。
・英語など外国語のタイトルの場合は、すべて大文字で書いてあっても、その国の慣例に従い、頭文字だけ大文字とする。
・翻訳書の場合は、邦題と現代を=でつなぐ。
・標目表示でタイトルの読みをカタカナで表記する場合は、音を優先する。「~を」は「オ」と、「~へ」は「エ」とする。
・全体ページ数は240pと、pはお尻に付ける。
・特定のページはp24とpは頭に付ける。
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