外国史概説覚え書き①

 来月の試験でなにげに試験範囲が広くて厄介なのがこれ。

古代四大文明の類似点と相違点
古代四大文明の共通点
①青銅器などの金属の使用
②言語を記述する文字の発明
③貴族階級と平民、奴隷階級によって構成される巨大な統合集落および都市国家の成立
④大きな河川の流域に発生している

文明が発達する以前の旧石器時代は、人類は石器を用いて獣や魚を捕らえる狩猟や、森の木の実などを集める採集を行なっていたが、氷河期が終わり、新石器時代に突入すると、人類は安定的に食料が確保できる農耕や牧畜を行ない、一箇所に定住するようになった。
その後、農業技術が進歩し、灌漑農業が始められると、農作物の収穫量は増え、共同作業を営む小集落は、やがて大集落となり、社会的地位や身分が発生した。
また、水路を引くのに必要な大量の水が必要になると、大河の流域に人口が集中するようになる。
チグリス・ユーフラテス川やナイル川の季節的な氾濫を感慨農業に利用したメソポタミア文明やエジプト文明はもちろん、インダス文明や黄河文明も、それぞれインダス河、黄河といった大河川の付近で誕生している。
また、農業技術の発達に不可欠なも古代四大文明の共通点に挙げられる。
厳密にはタイムラグがあるが、河川の氾濫に合わせて農業を始める必要があったメソポタミア文明やエジプト文明では、すでに暦の研究が発達しており、インダス文明もその後のグプタ朝で、黄河文明も殷の時代には、暦が確認されている。

四大文明のそれぞれの特徴
メソポタミア文明
現在のイラク辺りにあった古代文明。肥沃な大地が広がり、古代から様々な遊牧民族によって奪い合いが起きた。
紀元前3千年ほど前に都市国家をこの地で築いたシュメール人は、楔形文字を用い、それを粘土版に刻み込んだ。また月を基準にした太陰暦を用い、60進法を発明した。

エジプト文明
ナイルのたまものと言われるほど、ナイル川の恩恵を受けた文明で、こちらも農業に適した肥沃な土壌を有する。
ナイル川が氾濫する時期や面積を予測することが農業にって不可欠だったため、太陽暦や測量技術が発達した。
また、石材が豊富で王の権力を示すためにピラミッドやオベリスクなどが建設された。

インダス文明
計画的に設計された都市が特徴で、道路は碁盤目状に舗装され、住宅には上下水道が整備されていた。建造物は焼きレンガで建てられ、都市の中央には沐浴用の浴場があった。
インダス文字が解読されていないため、どういった統治構造が存在したのか、何故このような高度な文明が滅びたかなどは、分かっていない。

黄河文明
黄河流域の黄土地帯では降水量が少ないため、麦やあわなどの畑作が行われていた。
中国の古代文明の特徴は、美術的にも優れた高度な土器の文化である。
文字は甲骨文字で、獣の骨を使って占いをしていた。

古代アテネにおける民主化の過程とその民主政の特質
紀元前8世紀のギリシャにはポリスと呼ばれる小さな独立国家のようなものがあった。
ギリシャは国土が狭く、最大のポリス、スパルタも広島県程度しか面積がなかった。
よってそれぞれのポリスは人口が密集し、地中海沿岸には多数の植民市が存在した。
また各ポリスは、統治構造が異なり、互いに争っていたが、経済的文化的交流は盛んだった。
ポリスはもともと王政だったが、その後貴族が力を握り、土地や家畜や奴隷を所有し戦争の時は主力として戦った。

その後、植民市が増え経済活動が盛んになると、平民の中にも社会的に成功し裕福なものが現れ、政治や裁判の実権を握っている貴族に不満を募らせるようになる。
これに対しソロンは財産を持つ平民に参政権を与え、その程度に応じて4身分に分けた。
しかし一番下の労働者級は役人になれなかったことから、ソロンの改革は貴族と平民の対立を解消することができず、やがて、貴族による非合法な独裁政治が行われた。

このような僭主政治(アリストテレスの政体論で最悪)は弊害が多く、クレイステネスが僭主政治を防止する投票制度(陶片追放)を実施、それとともに市民を各居住区(デーモス)ごとに登録させ、アテネを10の部族に分割、それぞれの部族から50名の議員を選出する評議会制度を創設した。
これによりアテネの平民が積極的に政治参加できる基盤ができた。

その後アテネは、さらに民主政治を徹底させる。市民による議決機関である民会は月に4回行なわれ、裁判には市民が広く参加した。
政治的な役職は公平にくじで選ばれ、一部の位の高い身分だけが務めていた役人や軍の指揮者は農民級まで解放された。しかし将軍だけはくじではなく、民会で選出された。

アテネの民主制は現在のような代表者を通じて民意を反映させる間接民主制ではなく、直接民主制で、政党は存在せず、成人男性市民にしか参政権はなかった。
よって女性と奴隷は参政権がなく、ポリスに住む外国人は土地も所有することができなかった。
すなわちアテネの民主制は極めて排他的だった。

古代ローマの政治の変遷(共和制、身分闘争、帝政など)
紀元前7世紀に先住民族エトルリア人と同化して出来たローマはラテン人の集落として始まる。エトルリアが信じた神話や、卜占(動物占い)、標識、凱旋式や剣闘士競技はそのままローマに受け継がれた。
初期は王が支配する部族国家で、貴族(パトリキ)と平民(プレブス。奴隷的農民ではない)の階級があった。
紀元前509年に専制君主のエトルリア王を追い出しローマは貴族共和制国家になる。

コンスル
執政官。軍民の最高官で任期1年。定員2名。貴族から選挙で選ばれる。

セナトゥス
元老院。役職経験者の終身議員から構成。コンスルを裏で操り実権を握る。
戦争や属州統治によって大儲け、公有地占領や農民からの土地の買い占めで大土地経営(ラティフンディア)を行った。
議員たちは民会の選挙で当選するため、自分の財産を使って競技を開催し、平民の支持を集めようとした。

プレブス
平民。彼らは奴隷ではなく一部のものは重装歩兵として戦争で戦ったことから、政治に参加できない現状に不満を持つようになった。これが身分闘争に発展し、紀元前5世紀初めに平民会が設立された。
平民がつくことができる公職である護民官(トゥリブヌス・プレビス)もこの時出来た。平民の保護が任務で元老院の議決に対する拒否権があった。また身体不可侵権も与えられた。
紀元前450年ごろには12表法が制定され平民の権利が法によって守られるようになった。

リキニウス・セクスティウス法
紀元前367年制定。
有力者による公有地専有を禁止する法律。また執政官の一人は平民から出さなければいけないと定めた。
これを適用して、セレブが占有している土地を没収しようとしたのが平民派議員のグラックス兄弟。結局元老院の反発にあって殺害されちゃう。

ホルテンシウス法
紀元前287年制定。平民会が国家の正式な民会として認められ、元老院の承認なしで議案が国法になることが定められた。これにより身分闘争は集結したが、新たな問題(以下)もあった。

ノビレス
平民派出身の新貴族のこと。彼らは執政官になり、そのキャリアを活かして元老院に入るという出世コースを繰り返したため、元老院の実権(貴族寡頭制)は維持され古代ギリシャのような直接民主制は実現しなかった。
ちなみにパトリキやノビレスなど元老院の伝統的権威を重んじる保守的な派閥は閥族派、護民官制度を利用して平民の権利を拡大しようとしたグラックス兄弟やカエサルのような議員は平民派と呼ばれた。

第一回三頭政治
ポンペイウス&クラッスス&カエサルで紀元前60年に密約を結んで国政を分割して行なった政治体制。
ポンペイウスはスパルタクスを鎮圧した軍人で東方でともに戦った部下の兵士に土地を分配した。大富豪のクラッススも優秀な軍人で奴隷反乱をポンペイウスと共に鎮圧している。しかしパルティア(中東にあった王国)との戦争で戦死してしまった。
一方カエサルはガリアを征服し名声を得た。

カエサルの独裁政治
カエサルは、とにかく兵士と大衆の人気があった人で(寛大)、その人気を危険視した元老院はポンペイウスと手を組みカエサルを倒そうとしたが、カエサルはローマを制服、東方やアフリカの元老院派も抑えて独裁者となった。
カエサルは当初任期10年の期限付き独裁者だったが、紀元前44年に終身独裁者になると共和制支持者の反感を買い暗殺されてしまった。
人気者カエサルの死は多くの人を悲しませ、アントニウスはカエサルを神格化、暗殺したブルータスは追放された。

第二回三頭政治
アントニウス&レピドゥス&オクタウィアヌス(カエサルの養子)が行なったが、失敗して内乱状態になってしまった。
オーキー(C)ナイトミュージアムはアクティウムの海戦でアントニウスとクレオパトラを倒すとエジプトを併合、ローマの内乱を終わらせた。
オーキーは戦後は自分が非常時に得た権力を国家に返還するつもりだったが、元老院は最高司令官の称号を彼に与え、アウグストゥス(尊厳者)となった。
これにより帝政ローマになるが、オーキー自身はカエサルみたいに殺されちゃったらたまらないと、共和制を尊重し、独裁者を名乗らずプリンケプス(第一人者)という地位を好んで使った。でも実質は皇帝でローマは以後二度と共和制に戻ることはなかった。

唐の国家・社会制度(土地制度、税制、兵制など)
唐と、その前の王朝である隋は、ともに律令体制で社会を運営していた。律令体制とは、成文法典である律令に基づいて中央集権的に政治を行うシステムのことで、均田制、租庸調制、府兵制といった唐以前から伝わる社会制度が重要な意味を持っていた。

均田制
一定の基準に基づき農民に土地を貸出し、自作農を育成する制度。この制度は北魏の時代から行われていたが、唐では21~59歳の成人男性(丁男)に対し、亡くなるか60歳まで貸し出される口分田や、世襲が許される永業田が与えられた。
しかしこの制度は全国一律に行われたのではなく、人口が多く土地が少ない地方では規定通りには実施されず、主に畑作が盛んだった華北地方において施行された。
均田制は、農民に土地を貸し出すことで、その土地がまずもって国有地であることを示し、貸出の代償として、税や兵役を課すという民衆支配の意味合いが強かった。

租庸調制
いわゆる税制で、租は丁男あたり穀物60リットル、庸は年間20日の労役(ただし決められた量の絹や布で代納ができる)、調は綾、絹、綿などを決まった量納めるというものである。これは均田制が維持されるまで続けられた。
また雑徭という地方官庁での労役も存在した。

府兵制
農民に武器を持たせて、兵役に付かせるという兵農一致の制度で、成人男性から3人に一人の割合で府兵を選び徴兵し、3年に一回、農閑期に訓練をさせた。
府兵は都の警備(衛士)や辺境の防衛(防人)などを行い、その服務期間中は租庸調を免除されたが、武器や衣類、交通費は自分で賄わなければならなかった。
府兵制は、唐の領土が巨大になるにつれ、遠方の任務を嫌がる農民たちが任務を投げ出して逃げ出すことが多くなり、最終的には唐は常備軍を設立(募兵制)するようになる。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

 「面白い度☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ 6万キロのテープ☆☆☆☆☆」

 兵士は信頼し合う。銃を向け合う集団じゃない。

 アベンジャーズで私が最も好きなキャップが帰って来た!愛国的で勇気と優しさがあって、自由のためには自己犠牲も厭わない!そしてなにより女にモテない!ここ重要な!
 いや、実際はモテるのかもしれないけど、この人すごい奥手というか、超うぶじゃん。私最近、自分のモテなさを真剣に分析してるんだけど、周りは恋人どころか、結婚したり、子どもがいたり、中にはすでに離婚しているのもいて、それに生徒には「恋人いるんですか?」って聞かれることよりも「奥さんどんな人?」って聞かれることが多くなりつつあってさ。
 本当もうちょいどうにかならないのかって思うんだけど、キャップ見てると安心するよね。今年も相変わらずモテてないぞってwあんなイケメンでいいやつで、世界を救うヒーローなのに恋人がいないって、もうモテないやつの希望の星なわけよ。
 そしてもう一つ、キャップの素敵なところは同性にモテることね!モテるというか人気あるよね。私もこれに関しちゃ自信があるよ。すっごい女にモテモテな・・・男に好かれる。冗談じゃないよ、お前の女ひとりレンタルしろって感じなんだけど、そういうゲスイ真似をしないのがキャップ。
 キャップこそ私のお手本。やっぱ昔の男は気質が草食性でも、何かにおもねらないよね。なにがメンズビューティだって。女にモテるために流行りのファッションに夢中な野郎とはわけが違うよ。まずあのコスチュームを着ない。
 まあ、つまり女なんぞにキャップのかっこよさなんて分かってたまるかっていうね。そういう話・・・
 
 で、なんだっけ?そうそう昨日早速『ウィンター・ソルジャー』見てきたんだけど、まあよく出来てた。つーかアメコミは多かれ少なかれ社会問題をストーリーに盛り込むけど、今回はことさらすごくて政治哲学の教材みたかったw
 マキャベリ、ホッブス、バクラック&バラッツ、スティーブン・ルークス、エーリッヒ・フロム・・・まあ何世紀も前から議論されている問題なんだ。
 つまり社会秩序のためにどれだけ人々の自由を奪っちゃっていいのかっていう。もっと言えば秩序を乱す一部の人をどれだけ排除していいのかっていう。
 マキャベリは王様は人に愛されるよりも恐怖されたほうがいいと考え、ホッブスは愚かな人間どもはほっとくとエゴをむき出しに互いに殺し合い、その後そういったバトルロイヤルや死の恐怖にうんざりして、絶対君主を社会契約的に認め、自分たちを支配させると考えた。
 今回の映画はこの『リヴァイアサン』に近い・・・気もするが、人々の社会的同意をシールズがとっていない点で、もうちょい話は複雑だ。
 バクラック&バラッツ、スティーブン・ルークスは権力論の人なんだけど、前者は非決定の決定、後者は黙示的権力という、まさに秘密結社やゴースト的な権力構造を考察した。つまり争点が一部の統治者によって意図的に隠蔽され、民衆は知らず知らずのあいだに重大な意思決定から排除されているという。
 現代の間接民主制、代表制民主主義では多かれ少なかれ発生してしまう、この構造を我らがハイル・ヒドラーはうまく利用した。つーか信じられないほど荒削りで魅力的な展開に私は膝を打った。アベンジャーズなんでもアリだな!!
 
 エーリッヒ・フロムの著作に『自由からの逃走』という本がある。戦中に書かれた本なんだけど、なんでドイツやイタリアの人々がファシズムに夢中になっちゃったのかを、フロムは人々が自由を持て余し(場合によっちゃ「私幸せすぎて怖い」みたいな感じで恐怖し)自ら権威への従属を望んでしまったからだと分析した。
 なにしろナチスは最初は民主的な選挙で、ちゃんとした合法的手続きをとって政権を獲得している。その後ちょっと大衆人気に乗じて、他の政党を議会から追い出したりしたんだけど、こういうルールクラッシャーはなんか今の安倍政権もやりかねない気がするから怖い(^_^;)憲法96条改正とか。
 まあいいや。キャプテン・アメリカ(とトミー・リー・ジョーンズ)が前作で戦った悪の秘密結社ヒュドラは、このナチスから派生した過激派みたいな連中で、「人々は自由を持つに値しない」と断言し、武力を盾に人々から強制的に自由を奪おうとした。
 そんなことやって、お前らその後どんなグランドデザインを描くつもりだったんだ?って前作ではいろいろ謎だったんだけど、今回の映画を見てそれがわかった。

 ヒュドラ党はどうやら真剣に世界に秩序をもたらそうとしていたらしい。物語中盤で、もうとんでもない人が、とんでもないあられもない姿で復活再登場するんだけど、この人が、また『スター・トレック』のカーン様以来の知能指数の高さを見せつけてくれて、インテリキャラが大好きな私は超満足だったんですが(つーか、ここが私のハイライトで以下はちょっと飽きちゃったw)ま~確かに、よくよく考えてみれば悪の秘密結社っていうけど、それは時と場合によるよなって。
 例えば悪の秘密結社に参加している戦闘員を想像してみよう。「イー!」とか言う奴。あいつもただの人間なわけで、家族も奥さんもいるかもしれない。まあ、悪の秘密結社に入るくらいのやつだからちょっと犯罪歴があるかもだけど、まず巨悪じゃないし、サイコパスみたいなヤバい奴だったら秘密結社側もめんどくさくて採用しないだろうから、やっぱり戦闘員は割とまともな奴だと思うんだ。
 なにしろ秘密結社にも(こそ?)秩序だった命令系統が必要なわけで、あんなチート的強さの大尉とやりあうには軍人みたいに忠実じゃないと困るわけ。
 すると、戦闘員にはその秘密結社に入るインセンティブが必要じゃん。すごいギャラが高額か、もしくはすごい自分を納得させるスローガンがあるか、まあその両方かもしれないけど、例えばそのスローガンが「核戦争を起こして人類根絶です」とかだと、いくらギャラが高くてもそんなエキセントリックな集団に絶対入らないと思うんだよ。核戦争起こったら金どころじゃないじゃんwなんだその集団自殺はってw
 そうなると、悪の秘密結社っていうけれど、実は、そのスローガンは割とまともなんじゃないかって私は思ったんだよ。

 悪さをする前に罰を与えると?

 キャプテンやアメリカ合衆国が「自由」のために戦うならば、それと対抗するヒュドラは自由の対極「平等」のために戦っているんじゃないかって。まあ共産主義だよね。
 よって、悪の秘密結社に入っている構成員は、自分たちの組織のテーゼを決して悪だとは思ってないのかもしれない。
 悪を自覚してない分、意識が高いから真剣度がすごいぜっていう。バイキンマンみたいに自分の悪さを自覚して悪いことやってる奴ってまだ可愛いもんなんだけどっていうw
 こういうのを社会学では「党派性」の問題という。だからレーガン大統領に「悪の帝国!」と呼ばれたソ連は心外だったろうし、ブッシュジュニアに「悪の枢軸!」と呼ばれたイランや北朝鮮も冗談じゃないってことなんだと思う。俺らは俺らで必死なんだって。
 つまり、自分たちの掲げる正義を、他のタイプの正義を掲げる国や集団にまで適用しようとする、その行為自体、アメリカもハイル・ヒドラも変わらねえよっていう。作中でも出てくるように、結局コインの表裏の関係なんだよね。

 まあ、でも私も一時期、こういう話を作ってたから、ちょっと最近は政治とかそういうものとは関係のないお話を作りたいかなって。
 もしくは、こういった一元的なセキュリティシステム(私の作品ではソニックブレイドや土星のミラージュ計画が当たる)の問題を超えたオルタナティブなアイディアが欲しいところだよね。
 最近、こういう展開やオチってパターン化してるから、次のステップに行きたいところだよなって。それともアメリカって始終こんなこと繰り返しているのかなあw
 だとしたら、私は押したり引いたりなんだと思う。自由を緩めたり規制したりをうまく繰り返すことで国民の怒りや不満をうまくいなしてるんじゃないか。そういう駆け引きそのものが大切なんじゃないかって。
 経済学と一緒で、これをやっておけば未来永劫ずっと安心なんていうシステムは幻想なんだっていうね。不均衡分析ですよ。イノベーションですよ。シュンペーターですよ。
 6万キロのテープの人も本当は「ふははは驚いたか、我々の計画なのだよ」ってネタばらししないのが、権力論的には一番冴えたやり方だったんだろうけど(発覚されない→対処されない→ずっと影で支配できる)、やっぱりネタばらしはマッドサイエンティストのロマンなんだろうな。

社会・地理歴史科教育法覚え書き

来月の試験は教育法が多いので、戦後の社会科教育の歴史を覚え書き。

1947年:社会科の誕生
戦後アメリカによる教育改革が行なわれ、アメリカで実践されているシチズンエデュケーション(公民教育)を輸入するかたちで「社会科」が日本で生まれた。
社会科はよき公民的資質を育成することを目標としており、それはつまり民主社会を成立させるための主権者としての自覚を、将来の社会を支える学生たちに促すというものである。
つまり社会科が我が国で誕生した1947年では、子どもの主体性を育むことを第一に、アメリカ型のプラグマティックな問題解決学習や経験主義に基づいてカリキュラムが組まれていたのである。

1951年:問題解決学習を堅持(第1次改訂)
伝統の軽視、道徳性の希薄、無国籍的性格などが批判されるが路線はほとんど変わらない。

1952年~?:地域教育運動
これは旧来の中央集権型の教育行政への反動であり、その象徴が地域教育運動(各自治体や学校が主体的に考案したカリキュラムに基づいて教育を実践するという、全国的な取り組み)だった。中でも埼玉県川口市の川口プランは、「社会科は他教科に分化・発展する前段階の生活教科と位置づけられ、その学習は子どもの日常生活の体系と構造づけられなければならないとされた」(テキスト37ページ)。

1956年・1958年:系統主義への移行(第2~3次改訂)
1950年代に冷戦が深刻化すると、アメリカは民主化から再軍備へ対日政策を修正し、文部省も教育行政の中央集権化に再び乗り出した。
社会科を解体して、地理科、歴史科、修身科を復活させようという動きが出てきたのもこの頃である(第2~3次改訂。中学校社会科の解体)。
また現場の教育関係者も、「子どもの主体性を重視するあまり、社会の批判的視座を欠落させた適応主義に陥っている」(39ページ)、と社会科批判を行なった。
これにより、社会科は経験主義から系統主義(教科内容の系統を重視する科学的なメソッド)へと転換を迫られることになる。

※ちなみに1年生で地理、2年生で歴史、3年生で公民というザブトン型が導入されたのは第3次改訂。

この流れの中、日本生活教育連盟は社会科解体に対抗するカリキュラム研究を行い、現在の日本が抱える社会問題を構造的に整理し、「子どもに身近な問題」から「社会の問題」への転換を図るとともに、経験主義教育論を継承しようと試みた。

1969年:科学的学習理論の導入(第4次改訂)
60年代に入ると、社会科はさらに科学的なアプローチを重視していく。米ソの宇宙開発競争により、アメリカが経験主義教育を見直し科学教育に舵を切ったことを受けて、高度経済成長期の日本の教育界も、経済成長を担う人材の育成という観点から科学教育の拡充に力を入れだした。
社会科教育においても、発見学習や探求学習といった科学的な学習理論や、課題の設定、仮説の提案、実験、応用という科学的なプロセスが導入された(第4次改訂)。
このような学習理論は、学習内容の増加と高度化をエスカレートさせ、教育現場では膨大な学習内容を消化するため、原因と結果のみを学生に機械的に暗記させる、科学的なプロセスとはかけ離れた授業が行われることになる(新幹線授業)。
このような詰め込み授業は、70年代に入ると受験競争の激化と落ちこぼれ、校内暴力といった社会問題が噴出する一因となった。

1977年:ゆとり教育導入(第5次改訂)
これを受けて政府は「ゆとり」や「人間性」をキーワードに教育改革を試みる(第5次改訂。授業時数の削減)。また地域共同体の再生を目指す取り組み(地域に根ざす社会科)も活発化した。
さらに中学校社会科の分野性の導入は、系統性が高まる一方各分野の相互関連や一体化を追求する動きも進展した(テキスト43ページ)。
一年は地理、二年は歴史、三年は公民というように、各学年ごとに異なる分野を学習するザブトン型を修正するかたちで導入された、1、2年においては地理と歴史を同時に学習するパイ型は、現在も継承されている。

1989年:4観点導入(第6次改訂)
80年代に入ると子どもの学習意欲の低下は深刻な問題となる。生まれた時から社会が平和で豊かである世代に、社会問題に対する当事者意識(=よき公民的資質)を持たせることが困難になってきたのである。
そのため、どのように子どもの学習意欲を刺激するかが教師の課題になった。第6時改訂では、「新しい学力観」として「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」という4観点を学習指導要領に導入され、小学校では、低学年の社会と理科を統合するかたちで生活科が登場、小学校と高校の社会科は解体され、選択教科の履修幅が拡大された。

1998年:生きる力、総合的学習の時間(第7次改訂)
しかし、子どもたちの学習意欲の減退は90年代に入っても続く。第7次改訂で「生きる力」をキーワードに、ゆとり教育はさらに進み、変化の激しい社会で生きる子どもの主体性と問題意識を育成するということで「総合的な学習の時間」が導入された。

2008年:確かな学力(第8次改訂)
00年代に入ると、これまでのゆとり教育が批判されるようになり(2003年に学習指導要領が一部改正)「確かな学力」を身につけさせるため、学習内容が増加した(第8次改訂)。
今回の学習指導要領改正のポイントは以下の7つである。

①改正教育基本法を踏まえた学習指導要領改訂
②「生きる力」という理念の継承
③基礎的・基本的な知識・技能の習得
④思考力・判断力・表現力等の育成
⑤確かな学力を確立するために必要な時間の確保
⑥学習意欲の向上や学習習慣の確立
⑦豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実。

これらのポイントを受けて、他教科と関連するようなジェネラリズム的な学習内容や、社会の当事者意識を持たせるシチズンシップ教育といった広域的な教育課題に取り組む必要がある。

試験へGO

 試験に行ってきました!前日オピストコエリカウディアなんか描いて、アップしたけど全く反響がなくて、さらにふむなさんのバトンを受けたり、やけっぱちで遊び倒しちゃったんですが、結論から言って試験の方は割とできた。多分、単位取れるでしょ。
 ダメならダメで一度経験したから対策が立てられるし。以下、今日受けた試験の感想。一度に4教科8単位分しか受けられないのが残念。時間的にはかなり余裕があったんだけど。ブログやツイッターで駄文を大量生産しているのが、意外と役に立ったというw

「政治学概論1(国際経済を含む)」
市場の失敗とは何か?という、経済学みたいな設問だった(^_^;)
あと全く同じ名前「政治学概論」って講義が教養科目の方にもあって最初間違えてそっちも解いちゃった。こっちはベンサムの功利主義についての説明。で、それを書き終えて気づいて「はにゃ~!」って感じで残り15分で本来の方を解いた。
すごいややこしい。同じタイトルの授業を複数生産するんじゃない!w・・・ということで一教科多く解いてきちゃった。間違えて解いた答案は試験監督に「じゃ、これはいりませんよね」って目の前で笑顔で真っ二つに破り捨てられたけど(^_^;)

「地理学入門(地誌を含む)」
ひどい。最も試験勉強をやったが、アンデスの植生なんて出ねえじゃねえか!!私、チャラ帯、ユンガ帯、キチュア帯、スニ帯、プーナ帯、ハンカ帯全て覚えたし、しかも農業形態や標高まで暗記したのに・・・(´;ω;`)まあ取り越し苦労でよかった。拍子抜けするほど簡単でした。

「経済学概論1(国際経済を含む)」
テキストで最初に出てくる、価格の弾力性についての問題だった。それが需要曲線であるか供給曲線であるかでグラフの傾斜の仕方がまるっきり逆になるのにギリギリまで気付かず、慌てて修正テープで全消し。テキストは供給曲線だったが試験では需要曲線。この先生はなかなか引っ掛けてくる。

「哲学概論」
ノー勉強で突入した科目(ヤケ)。アリストテレスの自然観と現代の自然観の違いは何かという内容だった。アリストテレスは合目的に自然を捉えていたんだけど(ピュシス)案の定脱線して余計なことをいろいろ書いてしまった…(^_^;)ガリレオとビュリダンの物理学あたりを対比させても良かったかもしれない。
レポートでも余計なことをいろいろ書いてダメ出しくらったのに、試験でもやらかしてしまった・・・(科学哲学のテストみたくなっちゃった)でも「知識じゃなくて受験者の考えを重視する」ということなので単位はもらえると思う。最後に解いた試験だったので、疲れもあったのだろう。できればもう一度書き直したい・・・あ、やっぱ合格でいいです。

 あと他の教科の試験問題も見れたんだけど、物理と化学は計算がやばいな。電子に秒速9.8メートルの加速度を与える電場の強さを求めよとか、コンクリートがプラスチックよりも硬いのは何故かとか、さっぱりだw
 また、地学の試験は「スノーボールアース仮説」についての説明、生物学は「形態の類似に基づいて行われていた生物の分類について近年修正を迫る場合も少なくない。その研究手法について解説せよ」だった。※めっちゃこしさんの分野!

 やっぱり理科の二分野は数字がなくていいやね。

地理学入門覚え書き

 地理学入門(地誌を含む)の試験対策。現実逃避で恐竜描いてたけど、もういい加減向き合わなくてはなるまい。試験落ちたらそっとしといてあげてね!

 しかし「笑っていいとも」終わっちゃったよな~・・・最終的に全然見てなかったけれど、やっぱり自分が生まれる前からやっていた番組が終わるっていうのは切ない。Y氏が言うように諸行無常だ。私、永遠に続くと思ってたからね(^_^;)
 32年を締めくくる最終回なのに「明日も見てくれるかな?」で終わったのが印象的だったんだけど、笑っていいとものテーマって歌詞が「いいトモロー」だもんね。タモさん「何も考えてない」とか言ってたけど、ずいぶん前から考えていたんじゃないかなあ。
 なんにせよ何かひとつの時代が終わった感じ。というかここに来ていよいよ近未来に生きているって時間し出したよ。
 なにせ四月バカの嘘じゃなく、リアルに笑っていいともが終わっている世界だからね!ダウンタウンととんねるずの共演なんて、冷戦集結みたいなもんだよ。マルタ会談ですよ。ノストラダムスやアトムや2001年宇宙の旅よりも、なんか、こうゾッとするもんがあるよね。
 うおさっそく脱線してる。現実から逃げちゃダメだ。

人間と自然の相互作用
ジョーダンによれば、以下の四つに分類ができると言う。

環境決定論は、自然環境が文化を形成する要因として最も重要であるとし、人間の気質すら住む環境によって決まってしまうと論じた(山地の人は引っ込み思案、保守的、想像力欠如、自由主義とか、砂漠の人は意思が強固、道徳的、非情緒的、芸術や文化が育たないなど)。
これはダーウィンの自然淘汰の影響を受けたドイツの地理学者ラッツェルが提唱した。塔の上にいる人ではない。

環境決定論は人間に与える環境の役割を過大視しているように思われる。むしろ自然環境は重要であるにしても、人間の文化に影響を及ぼす様々な要因のうちの一つであると考えるべきと見なされるようになってきた。(『自然環境と文化』5ページ)

これに対して環境可能論は、自然環境の影響を全く無視しないものの、文化的伝統が自然環境と同じくらい人間に影響を与えていると考える。フランスの地理学者ブラーシュが提唱。
ある地域を人間がどのように利用するかは、人々がもつ文化の技術水準によって決まり、それが高くなればなるほど、人間の選択の可能性は広がり、逆に自然が人間に及ぼす影響力は小さくなる。

環境認知論は人間は頭の中に抱いている環境に対するイメージに従って行動をしているというもの。例えば、自然災害を受け入れるべき神の天罰的なものと考えるか、科学技術によって回避できるものと考えるかで、人間の対処の仕方は変わってくる。

地表の改変者は、環境決定論と最も対極的な考えで、人間が自然環境にもたらせてきた変化を強調する。自然が人間を形成するのではなく、人間が自然を形成すると言うわけ。
19世紀の産業革命以降、人間の自然に対する影響力は甚大で、その反動で様々な環境問題が起こっている。クライトン先生が『ジュラシック・パーク』で指摘したように、人間は船は作れても海は作れないし、飛行機は作れても空は作れないのだ。

森林破壊
レバノン山地の森林破壊が有名で、カシ、マツ、ヒマラヤスギ、西洋ネズといった樹木の森は紀元前2600年頃からフェニキア人(アルファベットの原型作ったやつ)が船を作ったり、木材をエジプトやメソポタミアに輸出したことでハゲ山と化してしまった。
現在では東南アジア、中央アフリカ、南アフリカの熱帯地域で顕著。熱帯地域の森林は既に40%が消失している。国別にみるとコートジボワールやガーナがすごいという。アジアではマレーシア、フィリピン、タイ、インドネシアが目立っていて、タイは木材輸出国だったのが今では木材輸入国になっている有様。
原因としては、焼畑、牧畜の農業開発、商業用木材の伐採、薪などの燃料材の伐採、道路やダムの建設、鉱物資源の採掘など。
社会的背景としては、貧困、不均衡な土地配分、土地所有制度、低い農業技術、インフラの未整備など。

暖流と寒流
なんと、海流は北半球では右回り、南半球では左回りだという。あれかコリオリ的なあれなのか・・・!
海流の水温が周りの水温よりも高ければ暖流。冷たければ寒流で、高気圧、低気圧みたいなもので相対的なものらしい。
一般的に低緯度から高緯度に流れる海流は暖流、逆は寒流。赤道直下(緯度ゼロ)はあったかいからね。
ヨーロッパ西岸は、メキシコ湾流から北大西洋海流になって流れている暖流の影響で、緯度の割には温暖。西岸海洋性気候だ。北極圏内にあるスカンジナビア半島北のハンメルフェストでは冬季でも凍結しないけれど、そこよりも緯度が10度も低いバルト海のボスニア湾(スウェーデンのほう)は冬季に凍結してしまう。
日本でも、暖流の対馬海流の影響で北陸地方は太平洋沿岸よりも実はあったかい。しかし冬は冷たく乾いたシベリア気団に対馬海流が水分を与えてしまうので、大雪になってしまう。ポール星人の仕業ではない。

カルスト地形
カルスト地形は、雨に含まれる二酸化炭素が石灰岩と反応し重炭酸塩になって溶けて、穴があいて、凹んで、ドリーネ→ウバーレ→ポリエに・・・出世魚か!

中央アンデスの植生
中央アンデスの植生は海抜が低い順から・・・
チャラ帯(500m以下。砂漠)
ユンガ帯(500~2300。熱帯亜熱帯。サトウキビ、コーヒー)
キチュア帯(2300~3500。温帯広葉樹。とうもろこし)
スニ帯(3500~4000。森林限界。草原。とうもろこしの栽培無理。じゃがいも)
プーナ帯(4000~4800。高原地帯。わずかにじゃがいも。リャマ。アルパカ、羊の放牧)
ハンカ帯(4800m以上。万年雪。)
うん、絶対覚えられない。

ベドウィン
サハラ砂漠やアラビア半島に住むアラブ系の遊牧民のこと。
ヒツジ、ヤギ、ラクダを家畜とし、砂漠のわずかな草地を求めて部族ごとに定期的に移動する。
家畜からは乳、チーズ、バター、毛皮を得る。ちなみにチーズやバターといった乳加工は遊牧民がパイオニアらしい。乳製品は近くの町でナツメヤシや野菜を買うための収入源になり、家畜の糞は農耕民の肥料や遊牧民の燃料になり、家畜の毛皮は移動式テントや衣服になる。つまり遊牧民の生活は家畜に大きく依存している。
ベドウィンは客人に対してすごい手厚いおもてなしをする。普段は食べることのできないお肉も客に対してはふんだんに振舞ってしまう。超寛大。滝川クリステル顔負け。
しかし、移動手段として自動車が用いられるようになったり、深井戸によって遊牧民の定着化が図られるなど、伝統的な遊牧民は激減している。

モンゴルの遊牧民
一方モンゴルの遊牧民はヒツジ、ヤギ、ラクダに加え、ウシ、そしてなによりウマがいる。椎名さんヤッホーである。
モンゴルは季節による温度変化が厳しく(8月下旬にもう雪が降り出す!)、季節ごとに宿営地(のゲルという円形テント)を移動させる。夏では風通しの良い丘陵の尾根や湖畔、冬になると厳しい北西風を避けることができる山陰に移る。
もう少し詳しく言うと、春はヒツジやヤギが生まれ、夏は搾乳&加工、秋には冬に備えて家畜をまとめて殺し、冬には自然の地形を活かして家畜の囲いを作る。こんな感じでモンゴルの遊牧民は年に4回宿営地を移動している。
また一部のものが一部の家畜を連れて一時的に移動することをオトルと言う。
モンゴルでは遊牧民の定住に対する強い抵抗感と、そもそも定住が難しい厳しい自然環境のために、むしろ遊牧を活性化させ現在の牧畜を効果的に発展させようとしている。

シンガポールの都市発展
シンガポールは淡路島ほどの広さの国でマレー半島の南端に位置する。高温多湿の熱帯雨林気候で、かつては緑の魔境と呼ばれた。海賊の隠れ家の一つだったくらい。
しかしイギリスの植民都市として、そしてアジアNIESの一国へと転身し、ジャングルのほとんどは伐採、森林は総面積の4.5%しか残っていないという。50%近くは工業団地を含む市街地になっている。確かにシンガポールってビルとマーライオンのイメージで魔境的印象がない・・・!
シンガポールは海上交通の要衝として絶好の位置にある上、自由貿易港にされたため、ヨーロッパやインドから様々な貿易品が流入、それに伴い人口も増加した。
シンガポールが大発展をするきっかけはイギリスがマレー半島を本格的に植民した19世紀末である。ゴムのプランテーション開発と、スズ鉱山開発がその理由だった。
鉱山労働者として大量の中国人が流入、20世紀初頭には華人を中心にした多民族社会になっていた。なんと国民の4分の3が中国人らしい。マレー人自体は14%にとどまっている。
戦後は、天然資源も国内市場もなかったため、積極的に外国資本を導入し工業化が推進された。シンガポールは現在、ヒューストン、ロッテルダムに次ぐ石油精製基地があり、造船、電機など各種の工業が盛ん。
アジアドルを中心とする国際金融や保健センターとしても注目されている。

オーストリアチロル州の観光発展
アルプスは世界的保養地で、なかでもオーストリアのチロル州は、スキーをしに年間4000万人を超える宿泊客がやってくる(9割が外国人でチロル州自体の人口は70万人)。
オーストリアなどの山岳地帯は、古代は神々が住む畏敬の場所、中世では悪魔の住む恐ろしい場所だと考えられていたが、近代に入ると山に美が見出されることになる(ルソーのせい)。このようなポジティブな見方は19世紀になるとさらに進み、ロマン主義と合体して詩人や哲学者、画家を魅了するテーマになった。登山家も生まれ、山は健康的なイメージになった。
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