おめでとうございます

 私と親しくしてくれている後輩の方が、少年ジャンプの賞にノミネートされたらしいです。すごいすごい!
 
 今日は久しぶりにKO氏とラーメンを食べながら、ゴッホやピカソ、そして空気遠近法、ハッチング、質感、構造など、絵画技術について談義。
 絵画の描きこみについては、いろいろと言いたいことがあって、私が一方的にしゃべる形になっちゃったんですが、もし機会があったらコラムにまとめるつもりです。

 土日は結局角竜の足の構造をいろいろ調べていたら終わっちゃいました。なんてもったいない。でも角竜ってあまり描いたことなくて、ここまで足の構造に着目するのは初めてかも。
 例えば、前脚。肩の関節が骨を見る限りそこまで自由じゃなくて、上腕は前方どころか垂直真下にも曲げれなかったみたいです。
 
 しかし、となると一部で言われている「角竜ギャロップ走法可能説」はかなり怪しいと思うんですけど…
 骨の構造から厳密に考えるなら(ただし筋肉や腱の正しい構造の詳細は私は分かりません)せいぜい速歩がいいところのような気がするんですけどね。
 まあカバのように速歩でもめちゃくちゃ速い動物もいますし、角竜の機動力はなんら否定していないんですけど。
 
 とにかく恐竜の中でも最後に現れたグループだけあって、体の仕組みは相当特殊化してますね。あそこまで足が幅広いのは角竜だけでしょう。

インデペンデンス・デイ

 「面白い度☆☆☆ 好き度☆☆」

 帰ってきたぜー!

 『インデペンデンス・デイ』って中学校の頃、新聞で「宇宙人、恐竜超えた!」という見出しで、これまでの映画の興行成績トップの『ジュラシックパーク』を抜いた作品として話題になってましたが、これ対象年齢ほんと中学生の映画ですよね。
 もう「BSマンガ夜話」風に言えば「バカ映画」。ムービー、オブムービー。ここまで商業主義的娯楽にはしれるとはある意味すごいです。見習わなくては。

 しかしこれ今見るのと中学のころ見たのとはだいぶ印象が違います。ローランド・エメリッヒ監督の映画は、脚本のスカスカさを、CGを使ったド迫力の映像で余りあるほど補うものが多いですけど、今見ると「世界の警察アメリカ」とか「パクスアメリカーナ」的なアメリカニズムが、監督から無意識ににじみ出ていると言うか…
 
 いや、この映画純粋に「お客さんを楽しませよう」という気持ちで作っていて、決してプロパガンダ映画じゃないと思うんですよ。でも悪気なくアメリカは世界のリーダーという意識が、作品に見事に表出していますね。

 アメリカってとにかく兵器とか、軍事とか、暴力が大好きみたいで、ちびっこもGIジョーで戦争ごっこしてますからね、普通に。ラストのことごとく人類に破壊された異星人の巨大円盤の残骸を見て、子どもが「わ~い花火だ!」って言うオチにはぞっとしました。

 そしてK氏が大好きな農薬散布のおっちゃんが「帰ってきたぜ~!と」敵の円盤に突っ込む爆笑シーン、太平洋戦争で、よほど日本の特攻が衝撃的だったのか…
 個人的かつ不謹慎な意見ですが、おそらくアメリカ、いやエメリッヒ監督は、あの特攻精神を羨ましく感じていると思うんですよ。「ちくしょう、かっこいいじゃないか」と。
 
 とにかく同じウェルズの『宇宙戦争』を扱っていながら、スピルバーグの方が全然怖いですよね。逆に宇宙人周襲来とか氷河期とかゴジラ(実はハリウッド版ゴジラ大好き)とか、人類の危機をあれだけ全然怖くなく能天気に描けちゃうのもエメリッヒ監督のある意味才能だと思います。

 最後に一言。日本軍なぜか岩手県あたりで宇宙人を凌いでいるのが笑えた…

すいません

 BBSにエッチな広告ばっかり来るので、Dario氏の提案でBBSを一時閉鎖します。BBSに書き込んでくれた人ありがとうございます。データーは大切な宝物として保存しているのでBBS復活の際にはまたよろしくお願いします。

まいった

 今日は、10時間以上も恐竜のイラストの細かい所を直してて、一日つぶれてしまった…だから絵は嫌なんだよなあ、時間がいくらあっても足りない。もう当分絵なんて描きたくないですね。自分の画力のなさが嫌になる。

 そもそも恐竜の絵って骨しか資料が無いし、他の絵(図鑑)を見てもあまり参考にならないし、自分のイメージで描いていくしかないから、これでいいのか自信が持てません。石膏デッサンじゃないですから。

 そういえば友人のサイトが更新されていて、その漫画「レツとゴウ」には画面の前で爆笑。あの不条理さ、「アウターンドゾーンネ」の「かわいそうに」と通じるものが…私のツボみたいです。

 あと佐倉統さんって、中学の頃読んだ荒俣宏さんの本でのインタビューでは、落ち着いた人かなって感じでしたけど、自分の著書ではけっこうとばしてますね。竹内薫さんの本みたいな文で分かりやすいし、ユーモアがある。あと、この人グールドよりもドーキンス派ですね。というかドーキンス・ラブみたいな。

 またジェンダーに関しては私と意見が全く一緒。そりゃそうです。少し生物学知っている人なら「性別は社会が決める」というラディカルフェミニズムにはついていけないんですよ。
 ボーボワールだって「私は女として生まれるのではない、女になるのだ」は何かのメタファーとして言ったと思うんですけどね。それを言葉どおり受け取っちゃったのが、ああいうフェミニストなんでしょう。

科学における因果関係

 今日はとりあえず「生物」関係の資料を、覚え書程度に。
『好きになる生物学』吉田邦久著 講談社
『国際動物命名規約提要』渡辺千尚著 文一総合出版
『増補 動物系統分類の基礎』内田亨 北隆館
『どこまで描ける生物進化』宇佐美正一郎 新日本出版社
『進化遺伝学』ジョン・メイナード=スミス著 巌佐庸 原田祐子訳 産業図書
『進化論の挑戦』佐倉統著 角川選書
『生命40億年全史』リチャード・フォーティ著 渡辺政隆訳 草思社
『Newton別冊 宇宙と生命』教育社
『Newton別冊 からだのサイエンス』教育社
『Newton別冊 動物の不思議』教育社

科学の研究って実験や観察から因果関係を導き出すことだと思っているのですが、そこが重要な分、参照するデータをいかに客観的に分析するか、もっと言えば有用なデータをどれだけ集められるかが、まずもって最も大切なことなのかな?と、気象学の先生との会話で感じました。

 この要素とこの要素は相関しているのか?それとも全く関係してないけれど、そう見えるだけなのか?

 科学を研究するならば、そこをかなり厳しく考えていかないと、一人前扱いされないって世界なんでしょうね。

 科学の歴史を振り返ってみれば、その歴史において大きな変革をもたらした理論が、いかに間違って解釈され、応用されたか分かります(自然選択、利己的遺伝子説など)。それもこれもデータから誤った因果関係や意味を抽出してしまったからなのでしょう。
 プロの学者でさえそんな事繰り返すのだから、恐ろしい。

 「オレはこう思うんだけど、そうなってほしいなあ」という期待や先入観は捨ててからデータを分析しないとエライことになりますよね。文学評論じゃないんだから。
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