スキゾとパラノについて

 浅田彰さん勘弁してよ。
「構造主義がうんたらかんから」って、本当役に立たない思考遊びだと私は思います。今時こんなこと考えて遊んでいる学生もいないでしょう。
 いても「こんな事知ってる俺ってすごいべ?」という「インテリぶった小市民」(海外ドラマのアルフがウィリーに対していった言葉です)かなぁ。

 浅田彰さんの言葉(正しくはドゥルーズとガタリの言葉らしいです)で「スキゾ」と「パラノ」ってのがあるんですけど。これも流行語になっただけあって、大衆向けの取るに足らない言葉遊びなのかな~と。

 「スキゾ」とは色々なことに興味をもつ浮気性な人。
 「パラノ」とは一つのことに偏執的にこだわり続けて周りが見えない人。
 
 んで「あなたはどっちタイプ?」というのが流行ってたらしいです。簡単に言えば、「スキゾ=広くて浅い」「パラノ=深くて狭い」ってことなのかなあ。

 まあ、一人の人間が一生のうち、経験できる量って大体みんな一緒で限られているから、スキゾとパラノのどっちかしか取れないってのも一理あります。
 でも一つのことを極めれば、大体他の分野の現象や構造も似てたりするから、パラノを経てスキゾ的人生を楽しむ人だっているんじゃないか?
 たとえばノーベル賞の益川教授は、物理学の専門家だけど、歴史や文学と専門外のいろんな本を読んでいるらしいですし(しかも新紀元社の本!なんかツボを押さえてるなあ…)。そっから自分が専門とする研究のアイディアが生まれる可能性もあると思いますしね。

カールじいさんの空飛ぶ家

「面白い度:☆☆☆☆☆ 好き度:☆☆☆☆☆」

 楽しかったわ。ありがとう。新しい冒険を始めて!

 泣いた。あいかわらずピクサーはストーリーテリングが巧い!娯楽映画として楽しませてくれると同時に、ここまで深い人間ドラマを見させてくれるとは、やはりただもんじゃないです。

 物語の舞台は南米ギアナ高地。天使の滝がモチーフの「パラダイスフォール」に、愛する奥さんとの思い出がいっぱい詰まった家を、風船くくりつけて運んでいくって話です。
 本編に出てきたギアナ高地は、コナン・ドイルの『ロストワールド』の舞台として有名ですよね。
 何億年も前から地形がほとんど変わっていないことから「地球のへそ」と呼ばれ、恐竜でさえ生きているんじゃないかと実しやかに囁かれている、ギアナ高地のテーブルマウンテン。
 この地に伝説の鳥を追って何十年も潜伏していた、執念の探検家マンツ氏の飛行船の中には、絶滅動物の骨格がたくさん。メガテリウムにアルシノイテリウム、バシロサウルスに、ドロマエオサウルス・・・
 しかも探検家はスコットランドのクレイモアーみたいな剣で、歩行器を武器に戦うカール爺さんと死闘(?)を繰り広げます。でも二人とも歳だから、どっちも腰が…(笑)

 「幼少期→幸せいっぱいの夫婦生活→立ち退きに悩む現在(=本編)」と、セリフではなく主に“絵”と音楽で見せてくれる演出は秀逸。言葉以上のものを伝えてくれています。
 そんな愛しいけれど、ちょっぴりせつない、優れた哀愁劇を、本編の伏線にしてしまうのだから贅沢!

 日本って必ずと言っていいほど若い奴が世界を救うけど、アメリカ映画って結構おっさんが主役で頑張るじゃないですか。超強いシュワお父さんとか。
 なぜか日本ってこういうおじさんがすごい物語っていまいち受けが悪いんですよね。「ブルースブラザーズみたいなおじさんコンビが主役の漫画やりたいです」って前に編集者に言ったら「駄目。うけない」と一蹴されたし。
 だからおじさんのヒーローでも日本はすごいのに、この映画の主人公はなんと70過ぎのお爺さん!しかもカール爺さんは、私が見た映画のキャラでベスト3に入るくらい、一人の女性を一途に愛した男性だと思う。せつないなあ。

 というか、爺さんの相棒の少年も、犬も、恐鳥(人類によって滅ぼされた、走鳥エピオルニスかも)も登場キャラクターが皆なんか哀愁があるのがすごい。
 特に少年。アメリカって意外と家庭がうまくいってない家が多いから、アメリカ映画の中では「強くて優しいお父さんに、温かい家庭」という設定を結構やるんですけど、この映画はすごい。真正面からこの問題を取り上げてる。…本当に子供向けのアニメ映画なの?

 内容に関してはこれ以上私がああだこうだ、言うつもりはありません。オレなんかが語っちゃこの作品が汚れる!とにかく見てください。
 最初の哀愁たっぷりのサイレントシーンといい、じじい同士のバトルシーンといい「志村けんさんのコント」が好きな人には絶対お勧めの映画だと思います!
 ラストシーンで犬たちが老人ホームで「ドッグセラピー」してたりとか、本当にあったかい話作るんだから、もう。

ドゥルーズとガタリのモデルについて

 なんでもルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』がジョニー・デップ主演で実写映画化されるそうで。「アリス」の大ファンで、高校の頃『鏡の国のアリス』も『スナーク狩り』も読んでメチャクチャはまっていた私としては、今回の映画は納得がいかない。
 マッドハッターがなんでデーモン小暮閣下みたいになってるんだ。やはり私としては、ジョン・テニエルさんの挿絵が最高と思っているんで…ジョニー・デップの帽子屋が主役のアリスを食っちゃってる気もするし、あの不思議の国の気味の悪い感じが行き過ぎてて嫌だなあ。
 ディズニーならば昔に作ったアニメ版が最高に良かったんだから、あれでいいじゃんって思うんですけど。ただ古すぎて著作権切れちゃったのか。

 さて「近代について大雑把につかむならこの本がいいですよ」と大学の先生に勧められた浅田彰さんの『構造と力』。今回は小難しい専門用語を並べてばっかりの、この本で論じられている社会の変容のモデルについて社会学素人の私が、生物学の観点から考えていきます。

 まず浅田彰さんは当然かもしれないけど、生物学(社会生物学)を知らない。専門外だから。だから昔ホッブスの『リヴァイアサン』を読んだ時と同じ点に、私は違和感を感じました。
 それはなんだ?っていうと「本能が壊れた錯乱する動物である(ホモ・デメンス)人間はルール(社会)がないと無秩序状態で、獣のように殺し合う」という考えです。すごい悲観論。
 だからホッブスは「リヴァイアサン」という怪物を自分勝手な人間どもをまとめる存在として仮定し、浅田さんも「ルールがない無秩序→ルールがある秩序」という単純な図式をしてします。
 しかし生物はメタ的に自分たちが、自分たちをまとめるルールなど作らなくても、あらかじめある自然界のルール(食物連鎖など)にそって適応し、行動しています。人間にとってもそれは例外でなく、ルールがなくなったとたん、みんなが利己的で殺し合う状態にはなりません。
 強調しますが肉食動物が草食動物を殺して食べるという食物連鎖は、決して無秩序な殺し合いではありません!!
 ルールとは人間が作らなくてもあらかじめ存在するし、自然に生まれる(創発する)ものなのです。

 人間が社会的な動物なのは確かですが、ルール(社会)がないと無秩序で、あると秩序という図式はあまりに強引かつ単純だと思います。
 例えば社会が一番混乱するのは、“ルールが存在した上で”それが機能しなかったり、ルールとして矛盾している状態の時だと思います。
 例えばイラクやアフガニスタン。あれはルールが存在しないのではなくて、米英露などのせいでかつてのルールが機能しなくなった上、アメリカが作った新たなルールも彼ら(前政権のタリバンなど)にとっては矛盾しているからだと思います。つまり前政権のルールVS現政権のルールの葛藤なのです。
 人間にとってルール(社会)は常に自然発生するものですから、ルールがない状態を仮定することも不可能かもしれない。全ての物理法則(というルール)が働かない世界を仮定できないように。

 さて浅田彰さんは、古代の社会を、物々交換によって成り立つ「コード化社会」、前近代(封建制度の中世社会など)を、絶対的権力者(超越者)がえばっていて皆を強制的にまとめる(ヒエラルキー性)の「超コード化社会」、最後に現代のように絶対的権力者が明確でなく価値が相対化された「脱コード化社会」とドゥルーズ=ガタリを引用しています。
 そして脱コード化社会は明確かつ絶対的な価値観がないので、ゆらゆらゆらいでいて脱コードを繰り返している(再コード化)というのです。それを浅田さんはクラインのねじれた壺によって図式化して説明しています。

 まず、おかしいのが、現在の資本主義のような脱コード化社会だけが、再コードを繰り返しているという点です。
 システムが大きく変化することを自然科学で「パラダイムシフト」といいますが、そのような新しいシステムが生まれる時は、宇宙でも生物進化でも「揺らいでいる状態」であり、脱コード化社会に限ったことではありません。
 この新たな可能性が生まれる揺らぎ状態を、複雑系数学では「カオスの縁」のエリアといいます。

 揺らぎ無きところにパラダイムシフトは起こりません。よって「コード化→超コード化→脱コード化」という定向的な進歩主義的モデルは若干誤りだと言えます。

 また私が思うに脱コード化社会は、超コード化社会から脱しているだけでなく「さらに上手い感じの超コード化の模索」、つまり(DNAとRNAとタンパク質の関係を表したセントラルドグマが修正されたように)「脱コード化→超コード化」というベクトルも存在すると思うのです。
 
 コード化、超コード化⇔脱コード化

 という、超コード化と脱コード化を繰り返すモデルにした方が、私が好きなモデルかな?と思います。

 人は、よりよい社会のルールを求めて、現在のルールを補正したり、構造ごと改革したりと、ヴァージョンアップを重ねていきます。
 バイオフィリア仮説でも述べたように、環境にしろ、社会にしろ、それは静止したシステムではありません。常に時代に適応しなければ、そのルールは淘汰されるでしょう。
 そして脱コード化した後どうするのか?それは再び超コード化社会の超越者(にあたる存在、システム、ルール)を求めて、それを形成していくはずです。
 古代でも中世でも近代でも、その繰り返しをしてきただけで、定向性などは見かけの現象に過ぎません。

 最後に「アリス」つながりで、議論をまとめます。
 『鏡の国のアリス』で赤の女王がアリスに「この場に留まっていたいのなら走り続けなさい」と言う哲学的なセリフがあります。進化や、社会のコード化もそれで、常に時代や環境に適応し続ける努力を怠れば(ルームランナーの上で止まったら、後ろに戻されてこけるように)淘汰されてしまいます。
 これを「赤の女王仮説」というのです。そういえば、今度の実写映画はベースは『鏡の国のアリス』っぽいですね。ジャバウォックや赤、白の女王も出るから。ならタイトルは変えるべきだ!

バイオフィリア仮説について

 『進化心理学入門』といういい本があります。それを読んで思うのは、「集合的無意識(人間の思考の普遍的パターン)は存在する。そしてそれは、人類が進化の歴史において環境に適応するために獲得したもの」ということです。
 
 それは、ハーバート・リードが指摘したように「どこのマンダラも文化的交流がないのに似たような形に収斂する傾向がある」とか、佐倉統さんの言う「どの国の人もヘビを嫌う(私は嫌いじゃないですよ!今触れるか自信ないけど…)」という社会生物学的事実(?)から導き出されます。
 佐倉さんはこう著書で述べています。要約すれば…(本文の抜粋ではありません)
 
 「たとえば私たちは自然を愛します。そして自然を離れた都市生活において、庭や公園を作る場合は、平地でちょっと木や草が生えてて水がある…といった情景である場合が多く、過酷な環境(=砂漠や雪原、ごつごつした岩山)ではありません。
 これは私たち人類の生まれたアフリカの「サバンナ」の環境なのです。つまり人類は無意識にそのような自分たちが生まれ、進化してきた環境を好むのです」

 いろいろと突っ込みどころのある話ですが・・・たとえば自然が好きな人は、落ちたら死んじゃうような高い山に登るし、サバンナ以外のすごい過酷な環境でも、丸ごと自然を愛する傾向があります(ただ赤い竜の国「ウェールズ」や、雪ばかり降る「ロシア」は、他の民族が侵略する際には敬遠したということもありますが…)。

 これは佐倉さん自身ももちろん理解されていて、庭や公園の例は都市の限られたスペースで自然を模倣する際、結果的にああいうデザインになるかもしれない、と言っています。

 昨今加熱するエコブーム。問題は「なぜ環境を守る必要があるのか?」でなく「なぜ我々は自然環境や生物を愛し、守ろうとする気持ちが生まれるのか?」ということなのです。
 この気持ちは人類が進化の過程で獲得した心理的形質だとする説があります。それが「バイオフィリア仮説」です。

 少しガイア思想の批判で触れましたが、実は人間は「地球や他の生物を助けよう」と言うのは全くの建前かつおこがましい幻想で、本当は「自分たちが住みよい環境を維持しよう」と利己的に動いているのです。
 つまり「自然を愛する気持ち」と言う時の「自然」とは「人類の住みよい自然」と解釈すべきで、人間は自分たちに適した環境を好んでいるだけ、その結果が「地球を守るという名の環境保全」にすぎないと私はバイオフィリア仮説をこのように考えています。

 この前、環境テロリスト「シーシェパード」が捕鯨調査船とトラブルを起こしました。アメリカにおいて環境テロリストは恐ろしい存在で、マクドナルドを焼き討ちしたり、公園の森林を傷つけたりしています。
 捕鯨の是か非かは置いておきましょう。つまり佐倉さんが指摘したように、あれ(保護すべき対象)が人に近い「クジラ」でなく、人との類縁関係が遠い「ヤマトゴキブリ」なら、彼らはああいう行動を起こしたのでしょうか?(ちなみに佐倉さんは日本のトキについて突っ込みました)
 また、私が呆れたのがニュースで、ガラパゴス諸島が噴火した際、ヘリコプターでガラパゴスゾウガメを救出し、場所を移す作業を見たときです。あのような自然への余計なお世話的干渉もバイオフィリアの結果なのかもしれません。

 つまり、人類が「宇宙船地球号=地球の生物は皆尊い」と奇麗事を言っても、結局は人間の好みで恣意的に救うべき動物を選択し、ちょっかいを出しているのも、自然が好きな割には森林をつぶして都市化を進めるのも、人間のバイオフィリアが利己的なものだと考えればつじつまが合うのです。
 ちなみに、レッドデータアニマルは所謂絶滅する可能性のある動物を優先的に救おうとしていますが、そのように特定のレアな動物にだけ「えこひいき」するのはたいへん危険です。
 ガイア理論で述べたように、全ての生物は相互作用をしており、つながっているので例えばトラをえこひいきした時、その下層の消費者や生産者にどんな影響が出るか分かりません。
 実際世界最初の国立公園である「イエローストーン国立公園」では、そんな事をやってえらい目にあったという例があります。

 また自分たちからは遠い存在の昆虫類の(レアな)種を全て保護するのも実は不可能で、地球の生物種のほとんどは昆虫である上(種類がとんでもなく多い)、熱帯雨林では昆虫は猛烈な勢いで「種分化」を繰り返しているので、きりがありません。
 というか、一体彼らが何種類いるかも分からないし、絶対特定できないのです(常に滅んだり新種が生まれたりしているので)。
 地球環境は、ちょうど細胞膜のモザイクモデルのように流動的で常にゆらいでいます。時間を止めることが不可能である以上、実は環境の変化を止めて一定の状態にし続けることは夢物語なのです。

結局みんなアニメが好き

 ノラネコさんによれば『アバター』の人気が止まらない。解り易いストーリーはリピート鑑賞に持ってこいらしいです。
 私もそれなりに楽しめたのに、どうしてこの映画に違和感を感じるのか…おそらくそれは、『アバター』の脚本が「極めてアニメ的」だったからだと思います。
 超リアルな映像世界と、ひねりのない勧善懲悪的(反リアル)なストーリー(深読みすれば、そうとも言えませんが、普通に見る分には深い話とはとても言えない)がギャップを生んでいるのだと。
 これ、ジブリのようなアニメ映画にすれば相当楽しめただろうな、と思うんです!最高評価していたかもしれない。
 『アバター』を楽しんだ人は、結局みんなアニメ(しかも宮崎)が好きなんですよ。

 ちなみに私は『ナウシカ』も『もののけ姫』もダメ。…意味が分からなくて…あれって、深いテーマ(=環境保全・・・私はこれも深いテーマとは思わないけど)を伝えたいとかは建前で、宮崎監督の趣味を丸出ししてるだけですって、きっと。
 でも悪く言っちゃいけないな。ジブリでは『紅の豚』は面白かったし。『ルパン三世 カリオストロの城』100回も見た奴が何言うかって話ですよね。
 作画はおそらく日本一うまいでしょうし(大塚康生さんとか)。
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