スピノサウルスについて

 スピノサウルスのイラスト描いてて土日が終わってしまった・・・本当にバカだ。恐竜の絵を描いちゃうと本当に一日がすぐに終わっちゃうから控えようってこの前決意したばかりなのに・・・
 ゴルゴサウルスから私はいまいち絵が不調で、このスピノサウルスも脳内でポーズを変えアングルを変え何枚もスケッチを描いていたのですが、なかなか納得のいくイラストのアイディアが思いつかなくて、この時間になっちゃった。

 こんなに何枚もスピノサウルスを描いていると、相当スピノサウルスが好きな人って思われそうだけど、それは誤解だから。あ・・・あんな奴全然好きじゃないんだからね。
 口元がワニで、頭頂部に小さな角があって、背中にでっかいひれをしょってるとか、どんだけ目立ちたいんだって感じで、そのガッツき加減が好きじゃない。
 ぱっと見地味ながらなかなか個性的な面構えをしているティラノサウルスの方が全然好き。突起もトサカも角もなくたってカッコいい奴はカッコいいんだ。
 まったくジュラシックパークシリーズも嫌な奴をスター恐竜に仕立て上げたってもんだよ。

 さてスピノサウルスと言ったら、肉食竜でありながら竜脚類に匹敵するその大きさ。それをイラストでも表現したいから、スピノサウルスの巨大さが分かるようなアングルとかを考えたんだけど、なかなかいいアイディアが浮かばなかった。
 そもそも竜脚類を考えれば分かるように、巨大な恐竜の全身を頭の先から尻尾まで全て紙に入れようとすると、絵のサイズが小さくなっちゃうから、迫力不足になっちゃう。

 だから最近は横からではなく斜めから見た感じで恐竜を入れているんだけど、スピノサウルスのワニのような長い頭は横からのショットじゃないと全く栄えないんだよね。
 魚の絵を描くとき正面から描く人が(さかなクンくらいしか)いないのもそのためで、動物には描くのにうってつけのアングルっていうのがあるから、スピノサウルスを描くには自然と横アングルになってしまう。
 でも横からだとなんかイマイチ迫力や巨大感がでなくて、いろいろ試行錯誤をした挙句首を曲げて頭だけ横を向かせることにしました(プラテオサウルスのイラストなどでよくあるポーズ)。
 この素晴しいアイディアを今朝思いつき、午前中からいろいろ試し書きスケッチをしたり、骨格図を確認したのち、午後からBのシャーペン一本でコツコツイラストを描いていきました。
 もうスピノは死ぬまで描きたくないから、すっごい時間をかけて9時間くらいかかってやっと完成。とは言え、細かいところはもしかしたら直すかもしれないけど、私って細かいところ直すと大抵うまくいかなくて絵を台無しにするので、ちょっと変だなって思っても見て見ぬふりしよう。それによく「やっぱ直す必要なかったわ~」って後悔するからなあ。
 弟一指が中足骨につく位置とかジュラシック・パークの間違った位置にしちゃっているけど、もう見て見ぬふりだ。いや直そう。いやこれでいいのだ。皮膚のイメージはジュラシックパークさんに世話になったし。あとガビアルモドキさんにも。

 ちなみにスピノサウルスの背びれの役目についての仮説では、影を作って魚を集めたって説が一番好きです。か、かわいいじゃねえか。

味いちもんめ復活

 このドラマすごい好き。中居くん曰く今回15年ぶりに復活したんだけど、1クール分の内容を二時間ドラマ化しているような感じで、かなり贅沢な話だった。中居くん演じる井橋をはじめこのドラマのキャラって濃い人ばっかりだから、もっとじっくり見ていたかったなあ。
 映像は結構奇麗で「いつの間にか公開されていた映画版をテレビ放送しました」って偽っても私は騙されたと思う。
 そういや偽装って言えば、作中の産地偽装疑惑の謝罪会見のシーンってあれだよね・・・もろモデルのお店がバレバレで笑っていいのか悪いのかw。つーかあの面白耳打ち事件が起こったからこそ「よし!これは味いちもんめを復活させてぜひ取り上げよう!」とかなったんじゃないか?

 ちなみにこのドラマって原作と作風が全然違う。作者怒るだろって程違うけど、これはキムタクが古代進をやってもキムタクになっちゃうように、中居版ヤマトのようなドラマなんだよね。井橋っていうキャラに合わせようとかじゃなくて、はなから井橋を中居化させちゃっているんだけど、この潔い選択が面白かったんだと思う。
 相変わらずすぐにカッとなる井橋の乱闘シーンが面白くて、何年か前に『クライマーズ・ハイ』っていう映画を見た時も、味いちもんめ的無駄な熱さを感じてすっごい楽しかった位だから、ぶっとばしけっとばしこそが「味いちもんめ」と言っても過言ではない。すぐにケンカになるのも、みんなが料理に対して真剣だってことだもんね。

 さて今回の物語では、何とも現代っ子な京都の料亭の二代目の若造が出てくるんだけど、こいつのいい訳の仕方とか考え方とかが自分にも重なるところがあって見ていて苦々しかったよ。
 すぐ不況だなんだとか時代のせいにするところとか、自分が合理的だと思うことを否定されると先輩だろうが文句を言うところとか、仕事よりもプライベートな自分の時間の方が大切で仕事仲間との付き合いが悪いとか・・・私は携帯電話依存症ではないけど。
 このドラマ作った人はなかなか現代っ子のしょ~もないところをよく観察しているよね。

 しかし懐かしくてなかなか良かった。キャラが良ければこういうドラマって全然楽しめるよね。味いちもんめを最初に見た時は私なんて小学生だったのに、もういい歳だもんな。
 あの主題歌も歌詞が切実でいいよね。♪こんな歳だし、親も歳だし、あなたしかいないし~ってそんなリアルな歌詞だったんだって今日気付いたよw。

丹波市がまたやった

 兵庫県の小学生が1億1000万年前の曲竜の歯の化石を発見したそうです。ニュースによると、今までに日本で曲竜の仲間は見つかったことが無いから、かなり大発見だという話(あれ?でも夕張市からヨロイ竜って見つかっているんだっけ?)。
 でも考えてみれば、ヨロイ竜にしろティラノサウルスにしろ中国発祥なんだから、日本にもいて不思議じゃないですよね。
 もしこのヨロイ竜が新種ならその小学生の名前がつくだろうから、今は星を見つけるよりも、新種の昆虫や化石を見つけた方が名前が後世に残るかもしれないですよね。
 発見された兵庫県丹波市って丹波竜っていう巨大なティタノサウルスの仲間かなんかもこの前発掘されたから、まさに恐竜フィーバー。
 でも日本ってなかなか恐竜の全身骨格とかは出ないけど、ティラノはいるわスピノはいるわ何気に人気の恐竜が見つかっていてすごいですよね。熊本では角竜の歯も見つかっているし、あとはステゴサウルスかなんかが見つかればまさかのコンプリートな気がする。日本の恐竜のラインナップは何気に凄いぞ!

 余談:ギャラリーのカルカロドントサウルスのイラストの頭を、97年に上野に来た頭骨ではなく、2010年に大阪に来た頭骨に基づいて描き替えてみました。
 もうきりがないから恐竜のイラストに手は入れないって思っていたんだけど、大阪の頭骨があまりにシャープでカッコ良くて気付いたらイラストを描き直していたんですよ。魔がさしたとしか言いようがない・・・
 カルカロドントサウルスって仲間のギガノトサウルスやマプサウルスは全身骨格の模型作ってもらえるのに、いつも頭骨だけが博物館に転がっているよね。切なす(K氏のコメントがあまりに面白くてパクりました)。
 だから体に対する頭の割合が今一つ分からない。もしも体に占める頭の割合が少なかったら頭骨がかなりでかいから相当巨大な肉食恐竜になっちゃうんだけど、私はどっちかというと頭でっかちにしてみました。で、ティラノサウルス・・・それよりも大きいのならせいぜいアクロカントサウルスくらいの大きさだったんじゃないかと。

トレミーの定理なんてあった?

 漫画のペン入れをするために必要な画材を購入。コマ割りのワク線を引くちょっと太めのミリペンと、とっても細い筆ペン。特に愛用している筆ペンは、なかなか売っている文具屋がなくて、わざわざ駅前の文具屋まで自転車で買いに行きました。
 この文具屋は品の良さそうなお年寄りの御夫婦がやっていて、なかなか親切にいろいろな文具を紹介してくれる。ただ私が欲しい画材は売れるっちゃ売れるけど店頭では売れないらしい。
 で「製図でもやっているんですか?」って尋ねられたので「・・・まあそんなものです。ははは」とかはぐらかしちゃいました。いい歳して「漫画描いてます」なんて恥ずかしくて言えない・・・
 これで『優等生学』の残りがなぞれるけど、『恐竜大陸サウラシア』の作画も同時進行でやっていきたいので、どれくらいかかるか分からない。でも『優等生学』の方は実は大した仕事の量じゃない。

 あと帰りにYukiko T.さん推薦のラブコメ映画『500日のサマー』を借りようとレンタルショップによったんだけど、まずラブコメコーナーがどこか分からなくて、しかも結局全部借りられていたという憂き目に。そこまで最新作じゃないのに全滅とは、やっぱり人気があるんだろうなあ。『アデル』なんてレンタル初日でもう余っていたのにw。

 それと冬期講習について。三角比のところで、円に内接する四角形の対角線の長さを出す問題が激難。数学を専攻したdario氏に聞いても長考状態。
 いろいろ調べたところトレミーの定理とか言う自分が高校の頃習った記憶が全くない公式でしか解けないことが判明(角度が分からない問題だから)。これは四角形ABCDがあった時、二つの対角線ACとBDの積は、辺ABと辺CDの積と辺BCと辺ADの積を足した数に等しいというもの。

 AC×BD=AB×CD+BC×AD

 こんな感じ。式自体はそこまで複雑じゃないけど(計算も辺の長さを余弦定理とかで出しちゃえばかなり楽)この定理になる理由を証明するのがすっごい面倒くさくて挫折・・・!
 三角形の相似証明のちょっと難しい奴なんだけど、数学専門の先生に任せちゃった。美術専攻の限界ですね。さすが義務教育じゃないだけある。マニアックすぎるよ。

芸能界特技王決定戦TEPPEN

 この番組すっごい面白かった。芸能人って多趣味な人が結構いるけど、趣味のレベルを超えてセミプロみたいになっちゃった芸能人を集めて、どの芸能人がその分野で一番得意なのかを決定する番組。
 私はピアノは見逃しちゃったんですけど、剣道がすっごい面白くて、スポーツってなんか理屈抜きでかっこいいなあって思っちゃった。まさに闘う男たちだよね。
 男ってやっぱり敵と戦うことによって一番輝くと言うか、もうドラゴンボールとかを見ているようで、一体誰が一番強いんだ?ってわくわくして目が離せなかったよ。こういうところに女は惚れちゃうんだろうなあ。
 今男が情けないって言うけど、それは男が輝くような機会が少ないからって気がする。情けないことに男って暴力をやっている時が一番かっこいいんじゃないの?
 だから戦争はいけないって言うのは分かっているけど、戦争とかが起こって初めて女は男に惚れるって言うのもあるかもしれない。
 人間って結局ただの動物だから、理性で暴力や戦争はいけません!とか考えながらも、体は暴力的なものに反応してしまう。
 スポーツと戦争を同一視するのは飛躍だ!とか言われそうだけど、重なる部分も絶対あるよ。あの真剣に戦う怖いくらいの気迫の男たちを見ていたらそう思った。

 これで絵画とかをやったらどうなるんだろう?とか思っていたら、腕相撲の後本当に絵画をやってくれて、本村弁護士が驚異的なデッサン力を見せつけてくれた。
 でもやっぱ絵画はスポーツ的なかっこよさは無かった。おそらく勝ち負けがはっきりしないからだろう。審査員が判定するのも難しいよね。漫画家の江川達也先生と山田五郎さんが「むずかしいなあ~」って点数決めてたけど、本当に難しいよ。
 なんでもフィギュアスケートとかは機械的にこれができたら何点とか決まっているらしいのだけど、ファインアートまで行っちゃった現代の絵画はそういった共有化できる判断基準があまりないから、どうにも主観になっちゃう。
 ダチョウ倶楽部のリーダーは遠くの背景をくっきり書いちゃって「空気遠近法(水墨画などで遠景はぼかす手法)ご存知ない?」って山田さんに言われていたけど、それを知っていたりやったから上手いってことでもないだろう。
 審査員は古今東西の絵画技法を知っていなきゃいけないんだろうけど、それが仇となって絵の観方が狭くなってしまうって言うことはないのだろうか。「この技術を知っているとは!」とか「難易度の高い人間の指をここまで描くとは!」とか・・・それはそうなんだけど、それはかなりディープでオタク的なものの見方になっていないかって気もする。そういった非常に細かいポイントを見る人は一般人では少ないぞって。
 絵に疎い一般人なんてぱっと見の印象で決めちゃうだろうし、そのぱっと見の印象のすごさはすっごい細かい所の技巧から来ているって言うのにはなかなか気付かないものだからね。
 
 だから絵画ってスポーツのように目の前にライバルがいるわけじゃないから、まあ強いて言えば審査員との戦いなのかもしれないけど、ちょっと隙を見せたり手を抜いたら敵に負けちゃう剣道とは違い、手を抜くのも、逆にめちゃくちゃこだわるのも自由。
 だからかなり自分との戦いな気がする。それに、いくらこだわっても「自己満足」って言われちゃう可能性もあるし・・・孤独な世界なんだなあ・・・
 実際あんなにデッサン力のある本村弁護士が、感情内向的な画風を持つしずちゃんに負けたからねw。
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