システム設計演習覚え書き①

 ついにやってきた、情報のラスボス。果たして10月中に50以上にも及ぶすべての課題を攻略できるのでしょうか・・・
 もう、いきなり言葉が特殊でわかりにくい。同じような言葉を別の分野ではこう言うよねっていうのがあって。例えば、汎化っていうよりは一般化とかの方がメジャーな表現だと思うわけよ。オブジェクトって表現もあまりピンと来ないんだよな。英語圏の人はスッと入るんだろうけれど。
 というか、最近のビジネス業界のなんでもカタカナにしときゃいいんだ的風潮が本当に腹が立つ。グロスを総計と言わない理由には何かあるのかい??レジャーもそうだよ、アクティビティとかコンセッションとかよ。やっぱり外資系の圧力なのかね??
 例えば、コミュニケーションとか日本語にないワードならばいいんだけど、上手く日本語に訳せる言葉ですらカタカナ使っているのがなあ・・・しかも、なんか、使っている奴が大抵得意げなのもムカつくよなwまあ、その権化が小池百合子さんだと思うよ。

参考文献:内山俊郎著『わかりやすい情報システムの設計』

 未来を予測する最善の方法は、未来を発明することである。――アラン・ケイ(オブジェクト指向のパイオニア)

システム
複数の要素が有機的に関係しあい、全体としてまとまった機能を発揮している要素の集合体。組織、系統、仕組み。
つまり、構成要素がてんでバラバラに、それぞれ好き勝手に働いているものはシステムではない。

いいシステムの条件
不具合が生じた時には、システムの構成要素を修正する必要があるが、その時にできるだけ修正範囲を限定でき、修正すべき内容が理解しやすいシステムがいいシステムだとされる。
オブジェクト指向は以下のよいシステムの条件が実現しやすいと言われている。

条件①疎結合性
システムの構成要素同士の結合度が低い(複雑になりすぎるので、あんまりなんでもかんでも結び付けない)。

条件②高凝集性
直感的に理解しやすい抽象性を持つ(全部具体的に書かない)。

エンジニアは顧客の要求通りのシステムは作ってはいけないというのは笑った。
理由は、①顧客は作るべきシステム要件を全て知らないから。②顧客は作るべきでない要求をする可能性があるから。
こういうのって、ダメな上司の命令とかもありそうだよな。で、うまくいなして、部下たちが勝手にフォローしちゃうっていうね。

UML
ユニファイド・モデリング・ラングエージ。統一モデリング言語。
システムの構造を分かりやすく図で示す統一された方法のこと。80年代~90年代初頭には、紛らわしいローカルルールがたくさん存在したため、オブジェクト指向プログラミング言語の標準化に乗り出したという経緯がある。

クラス
データ(属性)と処理(操作)をセットにしたもの。
例えばAというグループに分類できるデータは処理Aが行うといったようにすること。これによりシステムがわかりやすくなる。
UMLでは

uml01.jpg

といった図で表す。

インスタンス(オブジェクト)
実体。クラスによって作られる値。
粉物を例にすると、クラスがたい焼き器、インスタンスがたい焼き。
これがクラスがたこ焼き器になると、インスタンスはたい焼きではなくたこ焼きができる。

UMLでは

uml02.jpg

と二段の長方形で描く。インスタンス名をクラス名より先に記述するのに注意。
また、クラスのUMLと区別するために、インスタンスのクラス名やインスタンス名には必ず下線を引く。

ちなみにクラス名のみ記述する場合は

uml03.jpg

と:を残す。

また、属性すら省略する場合は

uml04.jpg

とする。

サブクラス
会員における特別会員など。ベン図などの集合の考え方をすると理解しやすい。
逆に言うと、特別会員を汎化したものが会員なので、特別会員 → 会員 と矢印で記述する。
※矢印の形は本当は正三角形に直線。これは正しく書かなければならない。

関連
クラスとクラスが関連している場合、そのクラスどうしを実線で結び、その端には、関連先に結びつくインスタンスの数(多重度)を示す。
多重度(カーディナリティ)の記述の仕方は以下のとおり。

0..1  0か1
1    1だけ(5とかけば5だけ)
1..*  1以上(2..*と書けば2以上)
*    0以上(ならなんでもいい)

例えば、購入者というクラスと、購入というクラスと、タイトルというクラスがあった場合、ある特定の購入があった場合を考えると、購入者は一人に、購入された書籍のタイトルは一冊に特定できるので、クラス関連図は以下のようになる。

課題3-3ブログ.jpg
※逆にある購入者がいたとき、その人が行った本の購入は(よほどの活字アレルギーでもない限り)複数回あるため、購入のクラス側には*を用いている。

このように、関連図は中央に出来事(用言)のクラス、両端に人や物(体言)のクラスが来ることが多い。

多重度の演習
多重度の入れ方がかなり難しい問題。
生徒が20人いて、生徒が受講できる講義の科目が10科目あるとする。生徒、受講、講義科目の3つのクラスを作り、これらの関係図を作りなさい。
なお、1つも講義を受講しない生徒や、一人も生徒が受講しない講義があっても良いとする。

解答例
課題3-4.jpg

一人の生徒から見て、その生徒が受講する科目の数は最低で0科目、最大で10科目なので、左側の多重度が0..10となり、逆にある講義科目から見て、その講義科目を受講する生徒は最低で0人、最大で20人なので、右側の多重度は0..20となるのである。

インタフェース
境界面という意味。抽象クラスと近いが、仕様の定義(抽象操作の宣言)のみを行なうため、インタフェースからインスタンスは作れない。
つまり、インタフェースには具体的な実体がないので、実体化するためにはほかのクラスに実装してもらう必要がある。その場合は三角形付きの点線矢印で結ぶ。
また、あるクラスがインタフェースを使用する場合を図で表す場合は、両者を依存関係を表す点線の矢印で結ぶ。
また、インタフェースにはもうひとつ表現の仕方があって、それはロリポップ(キャンディ)という円で示す方法なのだが、この場合は実装関係が実線になるので注意!

課題3-9.jpg

日本文法覚え書き⑤

 お元気ですか。最近いきなり寒くなって、私は風邪をひきました。そして初めて国語のレポートで不合格になりました。自信がある教科だとけっこう凹むな。こしゃくな。

参考文献:市川孝、山内洋一郎監修『標準古典文法』

いろは歌
後半使える音が減っていくのに最後まで作りきったのがすごい。

いろはにほへと(色は匂えど) ちりぬるを(散りぬるを)
わかよたれそ(我が世たれぞ) つねならむ(常ならむ)
うゐのおくやま(有為の奥山) けふこえて(今日越えて)
あさきゆめみし(浅き夢見じ) ゑひもせす(酔ひもせず)


現代語訳
桜の花は色美しく照り映えるけれど 儚く散ってしまう。
我々人の世ですら 無常である。
道もなく越えがたい深い山のようなこの世を 今日もまた越えていくような人生で
浅い夢を見るように目の前の出来事に惑わされたりはしない。
酒に酔いしれるようにわけのわからないまま生涯を送ったりはしない。

文語敬語動詞「奉る」「参る」
「奉る」「参る」ともに謙譲と尊敬の二つの用法がある。

まず謙譲語の場合である。
「奉る」は「与ふ」の謙譲語。
「参る」は「来・行く・与ふ・す」の謙譲語である。
また、「奉る」には補助動詞(本来の意味がなく、あくまでも補助として添えられている動詞)の用法もある。

左大将の北の方、源氏に若菜参りたまふ。――源氏物語
(左大将の奥方が源氏に若菜をさしあげなさる。)

見送りの人々、見奉り送りて帰りぬ。――竹取物語
(お送りの人々は、見送り申し上げて帰った。)

次に尊敬語の場合である。
「奉る」は「食ふ・飲む・着る・乗る」の尊敬語。
「参る」は「食ふ・飲む」の尊敬語である。
「参る」に飲食的なイメージがないだけに難易度が高い。

一人の天人言ふ、「壺なる御薬奉れ。」――竹取物語
(一人の天人が言った。「壺にある薬を召し上がれ。」)

「何か、今は粥など参りて。」――蜻蛉日記
(なに、今はご飯などを召し上がって。)

文語動詞「酔ふ」「恨む」「寝」
どれも一癖ある動詞ばかり。

酔ふ
「よう」ではなく「えう」と読む。
活用はハ行四段活用で「酔は(ず)」「酔ひ(たり)」「酔ふ(。)」「酔ふ(時)」「酔へ(ども)」「酔へ(。)」

恨む
「うらむ」と読む。
未然形接続は現代的な感覚では「恨まず」のような感じがするが、「恨みず」が正しく
ひっかけのマ行上二段活用である。
「恨み」「恨み」「恨む」「恨むる」「恨むれ」「恨みよ」
命令形の「恨みよ」に、すごい違和感がある。


「ぬ」と読む。
現代的な感覚では「蹴る」といった下一段活用っぽいが、下一段活用は「蹴る」しか存在しないので、語幹と語尾の区別がない下二段活用となる。
「寝(ず)」「寝(たり)」「寝(。)」「寝る(時)」「寝れ(ども)」「寝よ(。)」
やはり命令形の「寝よ」にかなり違和感がある。そこは「寝ろ」だろう、と。
語幹と語尾の区別がない下二段活用はほかにも、「得(う)」や「経(ふ)」がある。

文語動詞「侍り」「候ふ」
ひとつめは「あり」「をり」の謙譲語(自分の方が身分が低い場合に自分の動作に用いる敬語)で「おそばにお仕えする」という意味、もしくは「仕ふ」の謙譲語で「お仕えする」という意味。

局してこのたびは日ごろ候ふ。――更級日記
(局をいただいて、この度は数日お仕えする。)
※内親王様のそばで仕事をすることになりましたというシーン。

ふたつめは丁寧語として使われている場合で、動詞で用いられている場合は、「身分の高い人のそばに仕える」の意味に解釈できないときには、丁寧語になる。

正月の十余日までは侍りなむ。――枕草子
(正月の十余日までは、きっとございますでしょう。)
※「ある」の丁寧語の「ございます」になっている。

また、補助動詞(本来の意味がなく、あくまでも補助として添えられている動詞)で用いている場合はすべて丁寧語である。

さらば自害は思ひとどまり候ひぬ。――平家物語
(それならば、自害は思いとどまりました。)

文語助動詞「まし」
「まし」は活用語の未然形に接続する文語助動詞で、意味は①反実仮想(もし~だったら・・・だろうに。)と、②迷い・ためらい(・・・たものだろうか。・・・たらよかろうか。)の二つがある。

①反実仮想
反実仮想とは、事実に反することを仮定して結果を想像するという意味である。つまり、「雨が降っていたら傘は必需品だ。」といった一般論とは異なり、事実と仮定を対立(反実)させなければならない。
なんとなく「もし、あの時雨が降っていたら、私は傘を持っていっただろうに。」のように、過去のことを振りかえるパターンが多い印象がある。

竜を捕らへたらましかば、またこともなくわれは害せられなまし。
(もし竜を捕まえていたら、またわけもなく私はきっと殺されただろうに。)

これは『竹取物語』の一節だが、殺されずに済んだことを強調するため、事実と反対のことを仮定して結果を想像したのである。

反実仮想の表現パターンには

A・・・ましかば・・・まし
B・・・ませば・・・まし
C・・・せば・・・まし
D・・・ば・・・まし

があるが、特にCの「せば」の「せ」は過去の助動詞「き」の未然形。「ば」は仮定を示す接続助詞である。「もし・・・だったなら・・・だろうに」と訳す。

②迷い・ためらい
「まし」が「・・・ば・・・まし」の形で用いられていないときは、多くは「迷い・ためらい」を表す。この場合、「いかに」「何」などの疑問語が前にあることが多い。

これに何を書かまし。
(これに何を書いたらよかろうか)

枕詞
下にある言葉を導き出したり、文章内容に豊かさや味わい深さを生み出したりする技巧である修辞法の一つ。
下の特定の言葉にかかる、固定的な飾りの言葉で、声調を整えたり、余韻を添えたりする。大部分の枕詞は5音節からなり、普通は口語訳しない。
例えば「ぬばたまの」だったら、下の言葉は「夜」と、連想ゲームのように決まっており、枕詞とかかる語はセットになっている。
もともとは、意味の連想や音の類似によって下の言葉にかかるものだったが、「ひさかたの」など本来の意味が不明になっているものも多い。

①「茜さす」と「紫・日」
②「足引の(あしひきの)」と「山」
③「梓弓(あづさゆみ)」と「張る・引く」
④「天離る(あまざかる)」と「日・鄙(ひな)」
⑤「新玉の(あらたまの)」と「年」
⑥「青丹よし」と「奈良」
⑦「唐衣」と「着・裁つ」
⑧「白妙の(しろたえの)」と「衣・雪」
⑨「玉だすき」と「畝火(うねび)」
⑩「垂乳根の」と「母」
⑪「千早振る(ちはやぶる)」と「神」
⑫「久方の」と「天(あめ)・空・光」
⑬「百敷の」と「大宮」
⑭「若草の」と「妻」


文語助動詞「む」「べし」
意味は似ているが、shouldとmustで強さが違うように「む」より「べし」の方が強い。


「む」は活用語の未然形に接続する助動詞。
発音的には「ン」になるが、『平家物語』など中世以降の作品では、表記も「む」から「ん」となっているものが多く見られるようになる。
意味は以下の4つ。

①推量
「・・・う」「・・・よう」「・・・だろう」
主語が三人称の時はこの意味が多い。一般論や客観的な記述の時。

これを待つ間、何の楽しびかあらむ。――徒然草
(これ=“老いと死”を待つ間、なんの楽しみがあろう。)

②意志
「・・・う」「・・・よう」「・・・つもりだ」
主語が一人称の時はこの意味が多い。

今宵は、ここに候はむ。――伊勢物語
(今夜はここでお仕えしましょう。)

③適当・勧誘
「・・・べきだ」「・・・のがよい」「・・・たらどうだ」
アドバイス的なニュアンスであるため、主語は二人称である場合が多い。

子といふものはなくてありなむ。――徒然草
(子どもというものはないのがよい。)

花を見てこそ帰りたまはめ。――宇津保物語
(花を見てお帰りになりませんか。)

※「む」の已然形が「め」で、このように已然形となる場合は、適当・勧誘の意味になることが多い。

④仮定・婉曲
「・・・としたら」「・・・ような」

ただ一度にいらへむも、待ちけるかともぞ思ふ。――宇治拾遺物語
(ただ一度で返事をするとしたら、それも待っていたのかと思うといけない)

心あらむ友もがな。――徒然草
(情趣のわかるような友がほしい。)

べし
「べし」は活用語の終止形に接続する助動詞。ただしラ変の場合は、連体形に接続。

①推量
「・・・にちがいない」

この戒め、万事にわたるべし。――徒然草
(この戒めは、すべてのことに通じるに違いない。)

②意志
「・・・つもりだ」

この一矢に定むべしと思へ。――徒然草
(この一本の矢で決めるつもりだと思え。)

③適当・勧誘・命令
「・・・のがよい」「・・・べきだ」「・・・せよ」

かならずこのたびの御遊びに参るべし。――宇治拾遺物語
(必ずこの次の遊びに参上せよ。)

④当然・義務
「・・・はずだ」「・・・なければならない」「・・・べきだ」

子になりたまふべき人なめり。――竹取物語
(私の子どもにおなりになるはずの人であるようだ)

⑤可能
「・・・できる」
打ち消し表現の中にある「べし」は「可能」の意味になることが多い。

財多しとて頼むべからず。――徒然草
(財産が多いからといってあてにすることはできない。)

文語助詞「に」
「海に入る」の「に」は名詞(海)についているので格助詞。
格助詞は、体言や連体形について、資格を表す助詞。
この場合は、用言(入る)を修飾する、連用修飾格。

「見るに竹の中光れり」の「に」は連体形(見る)につき、「見る」と「に」の間に「の」を入れることができないので、単純接続助詞。
「見ると」や「見るところ」といった意味になる。

「家に帰りて業(なり)をしまさに」の「に」は、活用語の未然形についているので、終助詞。
「・・・てほしい」という意味になる。

日本語表現法覚え書き

 来月のテス勉コーナー。

参考文献:沖森卓也、半沢幹一編『日本語表現法』

日本語における話しことばと書きことばの違い
「シンジョウを打ち明ける」と聞いた場合、この「シンジョウ」はどのような意味の語として理解するか、いくつかの可能性がある。
まず「信条」「身上」は文脈に合わないため、「心情」「真情」に絞られるが、前者は「心情を察する」といった場合で使うため、「打ち明ける」という部分から、単なる心情ではない「偽りのない心」の意味がある「真情」が正しいとなる。
このように、話し言葉の場合、音声による伝達であるため、同音異義語が特定しにくいことがある。また、よく知らない語が使われるとなおさら理解が困難になる。
これに対して、書き言葉は文字による伝達であるために、漢字によって意味が特定・推測できたり、また読み返して理解を深めたりすることも出来る。このように、話しことばと書きことばには、その伝達形式による大きな違いがある。

話しことばは口頭による表現であって、独り言を除いて、たいていは話し手の前に聞き手がいる場で話される。
その場合、周囲の環境や時間的な制約などにより、その場面に応じた言葉づかいをする。実際の話しことばは、しばしば文脈が乱れたり、口ごもったり、文中や文末に「ね」「さ」「よ」といった助詞や、「え~」「あの~」「その~」といった感動詞を挿入したり余剰的なことも多い。
また、言語による伝達を、表情や身振り、あるいは音声の抑揚などの手段で補うこともでき、それでも通じない場合は言い直したり、別の言い方で言い換えたりすることもできる。このように、話しことばは、相手やその場に応じて意味の伝達を補完することができ、簡便で気軽なものである。

これに対して、文字による表現である書きことばは、相手が目の前にいるわけではない。
時間的空間的な制約を受けることなく、ただ書いていけばよいのであるが、表情や身振りなど、ことばを補うすべがないだけに、話しことばよりも正確でなければならない。
そして、書かれた文字は残るため、誰に読まれるか分からないから、安易には書けない。そのため、書くことは大きな緊張を伴う。
しかし、書くことによって考えたことの不備を反省し、それを整ったものにしたり、思考を深めたりすることもできる。それは自己を認識し、自己を鍛える場でもある。その意味で、書くことは人間形成の場であるとも言える。

日本において、近代以前の中世・近世においては、話しことば(口語)と書きことば(文語)は全く異なるものであった。
口語は時代とともに移り変わるが、文語は平安時代の言語を模範として、そのまま定型化したため、両者は乖離し、文語文は特殊なものとなった。
これが明治の半ば頃になると、言文一致運動が起こり、旧来の文語は日常的に使われなくなり、書きことばも話しことばに基づくようになった。これが現代の口語文である。
ただ、前述したような相違点は、伝達形式の根本的な違いによって現代においても認められている。

まとめると、話しことばと書きことばの違いは以下のような点が挙げられるだろう。
①音声(聴覚)で伝達するか、文字(視覚)で伝達するか。
②目の前に聞き手がいるか、いないか。
③周囲の環境や時間的制約があるか、ないか。
④情報が余剰的か、洗練されているか。
⑤表情や身振り、声の抑揚などで補完できるか、できないか。
⑥通じない場合にその場でただちに修正できるか、できないか。
⑦簡便で気軽か、煩雑で緊張を伴うか。


日本語の表記の特徴
日本語の文章を書き表す(表記する)時に用いる文字には、漢字・平仮名・片仮名・ローマ字(アルファベット)がある。これらは、それぞれ内的整合性を持つ組織的集合であり、これを文字体系という。
このうち、漢字と平仮名、片仮名は混合表記されるため、欧米などアルファベットだけを用いる言語に比べて文字表記に際しての労力が非常に大きい。
しかし、その反面、「とんねるをぬけるとゆきぐにであった。」→「トンネルを抜けると雪国であった。」のように、文脈の理解を助け、情報に対する柔軟な対応を可能にする。片仮名がトンネルを外来語と限定し、漢字は視覚的に語の意味を限定する働きがあるためである。
このように表記は単にことばを文字に定着させるだけでなく、文脈理解と深く関わっている。

また、社会的に規範とされる正しい表記法を正書法というが、これは日本語にはない。
例えば、「すでに」「既に」(漢字表記ゆれ)でも、「いなずま」「いなづま」(仮名遣いゆれ)でも、「行う」「行なう」(送り仮名ゆれ)でも、どちらでもよく、どちらが正しいということはない。このことは逆に書き手自身が表記法の選択を任されているということになり、時に表記に迷うこともあるが、その分個性を発揮したり、芸術性を付帯させたりすることも出来る。
このように、複数の文字体系を有していることは、日本語の書き言葉を豊かにしており、これを面倒がるのではなく、逆に表記するおもしろさ、楽しさを味わいたいものである。

ただし、正書法はないといいながらも、以下のような社会的な傾向や慣例はある。
①外来語や擬声語、動植物名は片仮名で書く。
②副詞・接続詞(「すべて」「また」など)は、多く平仮名で書く。
③形式名詞・補助動詞(「こと」「ゆく」「もらう」など)は、ふつう平仮名で書く。
④読みにくい難しい漢字は避けて、できるだけ常用漢字を使う。


日本語の表記の特徴には他にも「仮名遣い」がある。
「王手」と「大手」はどちらも「オーテ」と発音されるが、前者は「おうて」、後者は「おおて」と書き分けることになっている。
このように、同じ発音なのに、仮名遣いが一定しないことがある。しかし、この仮名遣いには合理的な根拠がある。
そもそも、現代仮名遣いは歴史的仮名遣いを受け継いでいる面があり、両者の対応には規則性があるのである。
①基本的には発音通りに仮名を用いる。
②助詞の「を(オ)」「は(ワ)」「へ(エ)」は歴史的仮名遣いを用いる。
③長音はア~エ列のものはそれぞれ「あ」~「え」を添え、オ列については「う」を添える。例:「王手(オーテ)」→仮名「おうて」
④オ列の長音のうち、「通り」「氷」のように、歴史的仮名遣いでオ列の仮名に「ほ」「を」が続くものは、「う」ではなく「お」を添える。
また、「映画(エーガ)」「稼いで(カセーデ)」などは、エ列長音で発音されるが、エ列の仮名に「い」を添えて書く。 
⑤「ち」の次の「ぢ」、「つ」の次の「づ」は、例外の「いちじく」「いちじるしい」を除いて、「ちぢみ」「つづく」のように歴史的仮名遣いによる。
⑥「ち」と「つ」がにごった場合、「はなぢ」「かたづく」のように「ぢ」「づ」と書く。ただし、「地」の字音は「ち」であるが、元来「じ」の字音もあるため、「布地」などは「ぬのじ」と書く。
⑦「杯(さかずき)」「世界中(せかいじゅう)」など現代語の意識では二語に分解しにくいものは、「じ」「ず」で書くことを基本とするが、「ぢ」「づ」を用いてもよい(「いなずま」「いなづま」どちらでもOK)。

日本語の敬語の特徴
日本語の表現は、それ自体に、話し手が、聞き手、あるいは話題の中の人物とどのような人間関係であるか、そしてそれらの人に対して尊敬・親愛・軽蔑など、どのような気持ちを抱いているかということが含まれている。
例えば、「何を召し上がりますか?」と「何を食べるの?」の違いだったり、「その件につきましては社長の沖森がご説明申し上げます」といったように、地位・身分などの社会関係に基づく上下の意識や、同一の社会集団に属しているかいないかという人間関係に基づくウチ・ヨソの意識などによって、話し手がことばを選んで敬意を表す言い方を敬語という。

ただし、話し手の主体的な意識は、敬語という言語表現に特有のものではない。例えば、「あいつがぬかしやがった」など、相手を軽んじる軽卑語や「あの人が言った」などの普通語においても、相手に対する意識の在り方がうかがえる。
また、敬語は聞き手や第三者に対して敬意を表す言語活動であるが、相手を敬わない場合にも用いられる。例えば、夫婦げんかで「仕事仕事とおっしゃいますが、こんなに遅くまでどういうお仕事をなさっているのですか?」と奥さんが皮肉を言ったり、道ばたで知らない人に「申し訳ございませんが、郵便局への道順を教えて下さいませんでしょうか」と尋ねたりする場合である。
これら例において、敬語とは、相手との距離を隔て、あえて親しい間柄に心理的なよそよそしさを作り出したり、また、知らない相手から自分の身を守ろうとしたりする、一種の「なだめ行動」ととらえることも可能である。
したがって、親しい間柄では、敬語を使う必要がなく、普通語や軽卑語を交えて会話をしているのである。
このように、あらゆる言語行動自体に、話し手、聞き手、第三者とのさまざまな関係が表されている。こうした社会的心理的関係や場面によって表現を使い分けることを待遇表現という。

さて、敬語には、話し手が聞き手に対して直接敬意を表す丁寧語(聞き手尊敬)と、話し手が話題の中の人物に対して敬意を表す尊敬語(為手尊敬してそんけい)、謙譲語(受け手尊敬)に分けられる。
丁寧語は「です」「ます」によって表現され、尊敬語と謙譲語は一対になっていることが多い。さらに表現形式のうえでは、語を添加するタイプ(分担型。お身体、わたくしども、お父上様、行かれるなど)と、特定の語を代わりに用いるタイプ(統合型。言う→おっしゃる、申すなど)がある。
ちなみに、分担型と統合型を比べると、統合型の方が敬意が高い傾向がある。

このほか、敬意を表す表現に、「寝る→休む」「死ぬ→なくなる」といった婉曲語や、「きょう→本日」「すこし→少々」といった改まり語がある。
さらに、話し手自身の上品さを保つ「お買い物」「お洗濯」といった、女性特有の「お」は美化語と呼ばれている。

最後に敬語で最も間違えやすい点が、尊敬語と謙譲語の混同である。
特に以下のように、尊敬語を使う場面で謙譲語を使う間違いが多い。

×この度課長にご昇進されました。
○この度課長にご昇進なさいました。

×おたずねしてください。
○おたずねになってください。

×ご使用できます。
○ご使用になれます。

×ご納得していただけると思います。
○ご納得いただけると思います。

×一度お目にかかってくださいませんか。
○一度お会いになってくださいませんか。

国語辞書を効果的に活用する方法
文章作成ツールのひとつである国語辞書は、おおよそ、小型辞書と中型辞書、大型辞書のみっつに分けられる。
小型国語辞書は、6~8万語程度を収録し、一般的にB6版のソフトカバーの体裁を取る。『三省堂国語辞典』や『新明解国語辞典』などがこのクラスに当たる。普通名詞や動詞など、現代語の基本的な語を収録し、人名・地名などの固有名詞や古語などはあまり載せない。
中型国語辞書は、20万語程度を収録し、B5変版のハードカバーの体裁を取るものが多い。固有名詞や専門用語も多く収録し、古語も現代語に交えて掲載されている。『大辞林』『広辞苑』がこのクラスである。
大型国語辞書は、『日本国語大辞典』のように数巻に及ぶもので、その語の初出例や時代的な意味の変遷なども記述されている。
これらは、中型が小型よりも辞書として優れ、正確であるとは限らず、現代語の助詞や助動詞など、付属語の用法については小型の方が詳しいこともある。辞書によって特色があると考えるべきだろう。

実際の国語辞書の項目の内容は以下の通りである。
①見出し
辞書に提出する単語を配列する部分。
原則的に和語・漢語は平仮名、外来語は片仮名で表示される。
仮名でどう表すかという表記情報の他、語幹と語尾の区切れや、語構成の区切れ情報なども「・」や「-」などの記号で表される。

②漢字表記
その語を漢字で表記する場合の、標準的な表記や慣例的な表記が示される。
ここには「▽」「×」などの記号によって、その漢字の音訓が常用漢字に含まれるとか、「五月雨」は熟字訓であるといった情報も記される。
もちろん漢字仮名交じりで表記されるところから、送り仮名の情報も含まれる。

③歴史的仮名遣い情報

④品詞情報
基本的に中学校の国語科で扱われる学校文法に準拠して品詞の認定がされるが、辞書によって語の品詞認定には異同が少なくない。
また「いわずもがな」「にっちもさっちも」のような固定的な言い回しは「連語」として単語扱いされることもある。

⑤語釈
語の意味を文章で定義したもの。

⑥言い換え語
理解を助けるための類義語を示す。

⑦用例
典型的な用例の他、慣用句や固定的な言い回しがここでされることもある。

このように国語辞書には、豊富な情報が盛り込まれているのだが、多くの利用者は、漢字表記を探す「字引」として利用するか、意味を確認するのに利用するくらいである。
しかし国語辞書から旨く情報を引き出すことで、より正確で的確な表現を探し、語彙力や表現力を高めることも可能となる。
そのために、まずなにより、辞書を身近に置き、すぐ引く習慣をつけるようにすることである。初めは漢字調べや意味調べでよいので、気になったらすぐをモットーに、辞書を引き慣れることが大切である。
「気になったらすぐ」を実行するには、一冊の辞書で済まそうとせず、自宅の机に小型辞書と中型辞書、カバンにはコンサイス(簡潔)な辞書、学校のロッカーにも別の小型辞書といったように、複数の辞書を準備しておくとよい。
まさに辞書にまみれたライフスタイルである。

レッドロブスターへの旅(バンダイミュージアム付き)

 この年になると昔のことばかり思い出していけねえ・・・って感じで申し訳ないんだけど、昔さ、♪チャラチャラチャッチャッチャッチャチャラチャラ・チャラララララッラ~レッドロブスタ~ってCMあったじゃんって話になってさ、なにそれ知らねえとか言われたんだけど、私の子どもの頃は、このグレンミラーのジャズと言ったら、下の句はレッドロブスターで確定でさ、まあ実際は、なるほどザワールドのトランプマンとの二択なんだけどさ、まあいいや、とにかくレッドロブスターっていうシーフードレストランがあったらしいんだよ。
 らしいっていうのはさ、80年代にCMそのものはバンバンテレビでやってたんだけど、実際の店舗を見たことが一度もなかったんだよ。本当に存在するのか怪しいっていうくらいのもんで、そいで、バブルが崩壊して、ときは平成大不況、CMすらも放送しなくなっちゃって、いよいよレッドロブスターを食べずじまいで自分の人生は終わるのかって、悲しい思いをした記憶があるんだよな。
 まず、ロブスターっていう食材がなんか未知だし、CMのアメリカンな感じにすごい憧れがあって、でも結局親に連れて行ってもらえず・・・というか付近に店舗がないんだから当然なんだけど、そしたらさ、この前なかがわ水遊園に行った帰り、たまたまレッドロブスターを通りがかったわけですよ!ある~~~!!!みたいな。フラッシュバックがすごくて。こんな郊外にあるんだっていうw
 で、あの時は、すごい中途半端な時間帯に偶然通過したから、今度近いうちに絶対乗り込むぞ!ってことで、自分の過去に蹴りをつけるために、昨日乗り込んできました。

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 奴らはまだ生き延びていた・・・!

 や~すごい感動。看板がちょっと斜めっているところとか味があっていい。なんつーか、気候的に曇天が多いアメリカの漁港にありそうなシーフードレストランで・・・わりと失礼な例えを承知で言うけど、グーニーズでこんなの出てきた。
 店内に入ると、すごいフロアが広くて、しかもカナダから生きたまま空輸したこだわりのロブスターがイケスにいてカッコイイ。なんつーか、伊勢海老をイメージしてたんだけど、どっちかというと巨大ザリガニみたいな見た目だった。
 ひとつ残念なのは、店内のBGMが♪チャラチャラチャッチャッチャッチャチャラチャラじゃなかったこと。まあ、もちろん脳内で再生したけどな。
 それと、このレストラン、親が連れてってくれなかった理由が分かった。けっこうな高級路線で、家族で食べると1万円は軽く超える。ファミレスのノリで行けない、セレブなレストランなのである。その証拠に接客がすごい高級店っぽくて、なんか、店内は常連さんばっかりだし、ウエイトレスさんが「○○様、お久しぶりです、その後どうですか?」とか会話してて、うおおお、会員制みたいだ!みたいな。アメリカってこういう店が多いのかな。こういう風に店員がさりげなくお客さんに話しかけるのってチェーン店じゃまずないもんな。カウンターのお寿司屋さんとかみたいだよな。
 で、私はワーキングプアーなので、ロブスターを丸ごと一体は注文できなかったんだけど(あと一人じゃ絶対に食べ残す)、やはりレッドロブスターマスターは大人数で行って、ロブスター一体をみんなで力づくで解体し、あの銀の器に殻を放り込んでいくのだろう・・・

レッドロブスターセット
せっかくだから屋号のセットを頼もうと。ロブスターの黄金焼き&ステーキのセット。
ロブスターは尻尾の部分だけだけど、これだけでも充分食べごたえあります。すごい濃厚なマヨネーズベースのソースがついていて、こってり系。
ロブスターは、なんていうんだろう。やっぱり普段食べるエビじゃないんだよね。プリプリしてるんだけど、口の中で破裂して、小さなシュリンプに分裂するような面白い食感。
そしてシーフードレストランなのに理外のステーキ。これが多分ハラミ肉なんだろうけど、噛みごたえがあり、そしてグレービーソースみたいなのがさりげなくついてて、超ウマイ。グレービーソースがうめえ。
ごめんよロブスター。最終的にグレービーソースが全て持って行ってしまったよ。

オイスターの香草パン粉焼き
親切なウエイトレスさんが、ウチは牡蠣がいいですよとおすすめしてくれたので注文。確かにうまい。高崎のオイスターバーに行きそびれていたのでちょうど良かった。
しかし、上にかかっているパン粉の粒子が想像以上に微細で、フーフーした吸気と共に私の気管に入りいきなりむせました。オイスター最後の逆襲か。

ノンアルコールカクテル
こういうトロピカルジュースとかがあるのがムードがあっていい。海無し県は『フォレスト・ガンプ』のババのごとくハーバー的なものに憧れがあるからな。
公式サイトにはないサンセットビーチとかいうオレンジとマンゴーのミックスジュースを飲んだよ。メチャ濃厚。アメリカンスタイルだからなのかメニューは総じて濃厚。

 あと、シェフのパエリアっていうのがめちゃ美味しいらしかったのだけど、今回は見送りました。わりと遠いところにあるんだけど、できれば、また行ってロブスターセレブの仲間入りをしたい。

 ちなみに、レッドロブスターはディナーに行ったんだけど、それまでの時間つぶしってことで、壬生のバンダイミュージアムに行ってきました。本当は科学館を目指してたんだけど、道の途中にバンダイミュージアムの看板を発見し、急遽予定変更。

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SGA屋さんとかが大好きそうな施設。意外だけど、オモチャをテーマにしていながら、ミュージアムショップがなく、バンダイのおもちゃは特に買えない。商売っけがないんだよね。えらい。

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中に入ると最初に現れるのはバンダイの製品じゃなくて、なぜか海外の謎のメダルゲー。

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動きに問題があるという居直った一文に惹かれる。

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敵は5体いるのに、ワンゲームで銃弾が3発しか支給されない不条理な100年前のファースト・パーソン・シューティングゲーム。

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ブリキのおもちゃ達。今の子どもにとってはブリキという言葉すら死語なので、メッキ技術を学習する資料として撮影。まあ、そんな私もプラスチック玩具移行世代なんだよね・・・

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そんなプラ玩具の貴重な金型。射出成形でプラは流しているのだろうか。工程の説明が全くなかったのが残念w

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なんとイギリス万博で出品されたという19世紀の炭鉱のジオラマ。西部劇の背景の資料としてメチャメチャ撮影させていただきました。というか、なんでここにあるんだろう・・・

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宮崎駿が好きそうなやつ。

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私の中のロボットのイメージドンピシャなデザイン。
私に言わせればガンダムはハイカラでこじゃれている。

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バンダイって言ったらやっぱりこういうキャラものだよね。歴代ウルトラマンのコーナーもありました。ちゃんとそのシリーズの強敵怪獣を横に添えているのが偉い。

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私はここら辺の世代。ウルトラシリーズ冬の時代とか揶揄されているけど、グレートはグレートで私は誇りを持っているからね。舞台がオーストラリアとか海外ってかっこいいじゃん。

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後半は女児向け玩具コーナー。私が好きなキュアミントもいました。地味な感じなのがいい。やっぱさあ、ギャルじゃ困るわけよ。

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そして大トリ、中庭にその日だけ来ていた移動動物園!最終的にここが一番楽しかった。ヒヨコ、ニワトリ、アヒル、モルモット、ウサギ、ヤギ、ヒツジに触り放題、エサヤリ放題。しかしアヒルだけは見た目によらずめちゃくちゃ俊敏で触らせてもらえませんでした。アヒルってあんなに機動力あるんだ。

おまけ
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バンダイミュージアムの中にマトリョーシカ的に存在するエジソンミュージアム。ここだけ観覧する場合は10分の1の料金で済むが、多分ここだけ見るような客層は、まずここにこない。
でも、エジソンの発明品とかジャンクとか資料が豊富にあって、けっこうすごい。
ただし、エジソンのダークサイドはあまり取り上げられていません。テスラとの電流戦争とかね。せいぜいお風呂を嫌ってフケの量は知性のバロメーターとかよくわからないことをうそぶいていたエピソードくらい。

秋の予定

 今月になって記事を書いてないのに今気づきました。

 ええと、昨日はパキさんと『アントマン&ワスプ』を観に行ったんだけど、前作にあった90年代ファミリー映画感はちょっと薄らいだね。
 今回は、あの博士の家族の話で、ミッション中に小さくなりすぎて行方不明になっちゃった奥さんを探すって話だったらしいんだけど、あの父親と娘の一家にイマイチ感情移入がしづらくて、さらに、悪役のポジションの人たちもわりとみんな事情があったり、いい人な感じで(私は絶対にフィッシュバーン博士があの女の子をけしかけているんだと思ったよ。あとFBIはどこまでアントマンに甘いんだ!w)、どっちかというと約束破ったり強引なの、主人公たちの側だろ!っていうのが厳しかったね(^_^;)まあ、ある程度、意図してやってんだろうけれど。
 で、まあ、主人公自身は今回もいい人なんだけど、主人公とは関係のない別の家族に協力するって感じなんで、あんま当事者って感じでもないしね。しかし、最近は女性の悪役って増えたなあ。ハリウッドのジェンダー問題の流れを受けてんのなかな。原作でもあのゴーストってキャラは女性なのか気になるね。

 て、ことで、今年ももう3ヶ月ちょいなので、年内にやっておくべきことを箇条書きにしてみたいと思います。

・高校国語の単位の試験勉強(9月中)
昨年度勉強していた気がする日本文法と日本語表現法のテストがやっと来月やってきます。3連休中などを使って試験範囲をまとめておきたい。

・システム設計演習の課題(できれば10月中まで。最悪来年1月まで)
前回のC言語ですらかなり辛かったのだけど、今回はいよいよラスボスってことで、Javaプログラミング登場。こんなのできりゃ、エンジニアとかに就職できるよなあ。
課題の数がさらに多くて、10月中に全てこなすのはかなり厳しい気がする。年内の試験は捨てて、来年に繰り越すって可能性も高いです。ヤバイです。

・情報関連の単位の試験勉強(10月中)
情報職業論、コンピュータネットワーク、データベースシステム、ディジタル画像概論、情報科教育法Ⅱと5種類もあるので、結構しんどい。教科書持ち込み可らしいんだけど、どれもパンチありそうだからな。もし、システム設計演習の課題が終わっていたら、ここにその試験も加わって6種類になるのだけど、なんか難しい気がする。
その課題を10月やっちゃうと、情報や図書館の試験勉強のリソースが奪われるしなあ。
試験手続きは10月9日らしい。

・図書館司書の単位の試験勉強(10月中)
わりとレポートの内容から出題されているっぽい。

・『ヒトラーを欺いた黄色い星』(10月中旬)
そういやこの映画観たいんだった。vicさん超オススメ映画。こっちだと10月13日公開だって。忘れないようにせねば。あと11月には『ジョニー・イングリッシュ』の最新作があってこれも見逃せねえ。毎回日本版の副題が面白い(アナログの逆襲ってww)。考えている人センスあるな!

・図書館司書のスクーリング(12月)
年末恒例となりつつあるスクーリング。こちらもコンピュータを使う内容らしくて、わりとしんどそうである。スクーリングの手続きは来月だったかな。

・・・ということで、正念場は10月って感じがします。11月に試験が立て込むからね。できれば今年中に全て終わらせられたら、すごい素敵なんだけどね。とうとう大学ともおさらば!みたいな。
 昨日はY氏にも会ってきたんだけど、独身時代に一回くらいはY氏と二人旅とかやってみたいんだよなあって、昨日ふと思ったわけで。もう大学にお金を落とすのはやめにしようじゃないか、と。300単位以上も持っている奴いねえよっていう。
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