デジコミ完全移行?

 いや~とうとうアナログ放送が終わっちゃいましたね・・・私の部屋のテレビはもう真っ青になっちゃいましたw

 さて、私が密かに「デジタルコミック」という小洒落たことをやり始めているのは、ご存知の方も多いかと思いますが、とうとうアナログ放送終了日の今日ペンタブレットも買っちゃったよ!トーンを貼る境界をマウスで奇麗にひくのが難しくてさ。

 で、ペンタブって私ずっとペン型マウスのことかと思っていて(こんな人多いと思う)電気屋でなかなか見つけられず、店員さんに売っている場所を聞いて「あ、そちらになります」って指さされても別のところを見ていて「は?PS3の周辺機器コーナー?」とか残念なこと言っている始末。
 まさかあんなトイザラスで売っているオモチャの様な大きい箱に入っているとは思ってなかったんだよ。人間の先入観って怖いわ~

 つまりペンタブって実は本体はペンでなぞるの方であって、その板が筆圧を感知してマウスポインタを動かしたり線を引いたりするので、箱が大きいのは当たり前なのだ。大きな板みたいな機器なんだから。
 しかし私はペン型マウスだという先入観から抜け出すことができず「小さいパッケージであるはず」だと勝手に勘違いして、目の前にあるのになにも見えていなかったんだよね。こういうこと指摘した哲学者って誰かいたよね。キルケゴールだっけ?

 マウスと言えばこのペンタブ、マウスとは使い勝手がかなり異なっていて、マウスは机のはじっこまで行ったら一回持ち上げて再び机の中央に置けば、そのままポインタを動かし続けることができるが、ペンタブは板の中でポインタの位置情報があらかじめ決まっているらしく、マウスの体で一回持ち上げて中央に置くとポインタも中央に来ちゃう(笑)

 よくビートたけしさんがマウスの使い方分からず電話の子機みたいなものだと勘違いしてマウスに「エッチな画像をお願いします」って話しかけて、弟子が「師匠!」とかなったらしいけど、私も似たようなもんだね。
 これピクシブとかにたくさん生息しているデジタルイラスト人のように使いこなすのは相当大変そうだよ。私昭和生まれなんでね。

 しかしペンタブってすっごい繊細な仕事ができるんだよね。曲線とか自分の腕次第でちゃんと引けるもん。これでなお奇麗な線が引けないのはもはやツールのせいじゃなくてお前の肉体だってなるしw
 しかもこのペンタブ、デジコミのソフトも同梱されていてこれを使えば写植や集中線もオールデジタルで出来ちゃうんだけど、やっぱなんか抵抗があるなあ・・・
 27にしてこんな頭が固いのもどうかと思うけど、やっぱり機械で描いちゃうとなんだかんだでガンツ化するんだよね。

 この前K氏に手書きの『オパ』とデジタルの『ソニブレ』を見くらべさせたけど、やっぱり絶対的に雰囲気が違っちゃう。その違和感を巧く説明できずにいたんだけど、K氏ってやっぱ漫画大好き人間だけあって絵を見ていないようで見ているんだよね。「線質が変わるんじゃねえの?」ってかなり的を射たこと言っていて「確かにそうだ~~!」って。
 線の繊細なメリハリがデジタルだと均質化されている感じもする。これは私のデジタル加工の仕方に問題があるのかもしれないが。

 あともうひとつ今日気がついたのはデジタルコミックって奇麗すぎるんだよ。奇麗にしようと思えばゴミ一つなく絵を仕上げられるじゃん。消しゴムツールは文字通り痕跡一つ残さずに真っ白に出来ちゃうわけだ。
 でもアナログ(の消しゴム)でそれって絶対不可能で、その奇麗に仕上げようと思っても絶対に残っちゃう汚さ・・・っていうとあれだな、インクの僅かなシミとかかすれとかそういったブレ、ノイズがアナログをアナログたらしめているのではないか、その部分がないと人はなんか殺伐としたものを感じるのではないかっていう仮説。

 所詮デジタルイラストは電気信号――ピクセルの集まりで原版が存在しない。よく絵画の連中がカメラに嫉妬してこれに近い事(カメラは受容した光をそのままアウトプットしているだけ。だから絵の方が偉い・・・みたいななんかアホっぽい言い草)言うけど、やっぱりフラットと言うか無機質に感じるのは仕方がない。
 仮にコンピュータで芸術絵画を作ったとして、そのデジタルデータをプリンターでプリントアウトしてそれをルーブル美術館に飾るというのか。それともでかいipadみたいなのを壁にかけておいてそこに絵を写せばいいのか。

 ・・・まあそれでも別にいいかもしれない。だってダメだって言う理由がこれといって思いつかないから。かさ張らないし、火事になってもUSBメモリさえ残ってればOKだしね。 
 でもやっぱりなんか違和感がある。その違和感の理由が私には分からない。きっと私よりも若い子たちが共有する新しい価値観や概念に適応できないんだろうね。かといって平成生まれに媚びる気は毛頭ないがな!

 つーことで当分は原版は手書きで描くし、複雑な背景も写真取り込んでポスタリゼーションで加工したものをそのまま使うようなことはせず、トレース(紙を重ねてまる写し)もせず、せめて模写(見てうつす)にとどめたい。
 なんか写真やトレースをやるとそれをやったコマだけやたら不気味にリアルになるから違和感丸出しなんだよ。自分で全部描いたコマの下手さが際立つだろうが!

登場人物の階差数列

 よく漫画の編集者が「ファンタジーやSFで面白い物語を組み立てるのは素人には難しいのでお勧めできない」と言うのですが私も同感です。
 特に新人賞の短編で「宇宙世紀20××年地球連邦艦隊が・・・」とか始めちゃう人は無謀極まりない。そんなサーガ45ページに入るわけない!

 で、ファンタジーやSFがなんで難しいのかというと、これ前にも言った気もするけど、独自の世界観を一から構築し、それ(設定)を読者に理解させる手間が大変だからです。
 読者は基本的にキャラクターが織りなす人間ドラマに感情移入し、設定にはそこまで入れ込みません。設定オタクとかはSFファンを中心にいるかもしれないけど・・・
 だからあまりに小難しい設定(専門用語)を並びたてられると「こんな作者の独りよがり読んでられねえよ」って感じでついていけなくなり読むのをやめてしまいます。学校の教科書読んでいるんじゃないんだからね・・・

 よってファンタジーやSFを巧く作るには魅力的でありながらシンプルな設定を考えなければいけないのですが、それとドラマ性を両立させるのは新人にはなかなか難しい。
 なにしろ宮崎吾朗さんですら失敗してル・グインのファンを怒らせたらしいので・・・

 で、何が言いたいのかと言うと、設定にしろ登場人物にしろあまりに物語の要素が多いとその関係性はより複雑になり読者はついていけなくなるので、時にドラスティックな引き算をする必要があります。「え~うっそだ~」とか言っている人の為にちょっと数学的に考えてみます。

 多角形の対角線の法則ってあるじゃないですか。例えば三角形は対角線0だけど、四角形は2本引けて、五角形は5本、六角形は9本って・・・
 これって数列的に考えると階差数列で、n角形の図形の場合対角線はn(n-3)/2本と式にできます。

 で、この応用で物語の要素の数をn個として要素同士の相互作用の数を求めてみます。例えば要素の数(=多角形の角の数)を登場人物の人数に置き換えるならば、多角形と対角線は人物相関図を示すことになります。
 AとBは仲良しだけどAとCは敵対関係で、でもBとCは恋人同士とか・・・(少女漫画みてえな設定だな)

 そうすると登場人物が1人しか出ないならばもちろん人間関係のコネクションは0。2人だと関係性は1つ(それぞれが相手にどういう感情を持っているかとかを考えるなら×2してください。ここでは考えませんが)。
 3人だと関係性は3つ、4人だと6つ・・・と登場人物の数を増やしていくと・・・

 登場人物同士のコネクションの数=多角形の対角線の数+多角形の辺の数

ということになります。

 つまりn(n-3)/2にnを足せばいいので・・・n2/2-3n/2+nになってこれを通分して計算して再び因数分解すると

 要素の数がn個ある場合のコネクション数=n(n-1)/2

 になります。

 この式を使えば登場人物をむやみに増やすとどんな恐ろしいことが起こるかが数字で分かります。
 みなさんもキャラや設定を増やす場合ご注意を!全てのキャラがみんな知り合いになるわけではないけどね。しかし設定は怖いぞ。

登場人物・・・コネクションの数
1人・・・0(関係性は出来ない)
2人・・・1つの関係性が出来る
3人・・・最大3つの関係性が出来る
4人・・・最大6つの関係性が出来る
5人・・・最大10の関係性が出来る
6人・・・最大15の関係性が出来る
7人・・・最大21の関係性が出来る
8人・・・最大28の関係性が出来る
9人・・・最大36の関係性が出来る
10人・・・最大45の関係性が出来る

上から目線のジレンマ

 上から目線問題について。ネット上の交流の特徴としてその人の発言の前後の文脈性が切り取られてしまうというのがあります。同じ上から発言でもどういった事情でそういう発言をしているのかが大変分かりにくい。純粋に見下しているのかリアルのフラストレーションから言ってるのか。若しくはキャラか。

 ただどういった事情があるにせよ「上から発言」は確かに「肉を切らせて骨を断つ」というか自爆すれすれで際どいことをやっている。これは立場を明確にしてできることではないのかもしれない。私はなにしろ実名でやっているわけだから人間性を疑われてしまう。無理だ。

 どういう立場でもない、ただの傍観者みたいなスナフキン立場を批判するつもりはないし、しちゃいけない。じゃなくてそれはできないんだよね。おそらくネット上でも無理。だけどそこを突く人って絶対いるんだよ。これはどこかの組織の論理に染まれってわけじゃない。

 これは私の主観だけど作家による作家たたきってけっこうタブーだと思う。ツイッターでは漫画家やアニメ制作者が同業者と喧嘩しているらしいけど、基本的にダメ。これは学生の前で教師が他の教師を非難するのがタブーであるのと同じ。みっともない。

 当然「あなたの作品は?」ってなる。厳しい。辛い。だからプロアマ問わず創って公開している人は勇者だと思う。もちろん同人やコミケもそうだし、私の創作スタンスはコミケに近いと思う。交流の道具としてやってきたから。
 もちろん作って公開している人がそれをしていない人よりも勝っているわけはないだろ。そういう痛い人も嫌だ。難しい。

 そういうジレンマにずっと付き合い続けていくしかないんだろうなあ。この問題は答えが出ないや。

作家?作家評論家?厨二?ワナビー?

 ツイッターまとめ。後で整理します。

 「作品作らなきゃ創作論や作家批判をしてはいけない」って、こういう考え方は美術やる人が陥りがちですが、なんというかノリが体育会系なんですよね(苦笑)。創らないで批判は卑怯かもしれないけど民主主義ってそれで成り立っているし、それでいい。作家同士の水かけ論も見ていて醜い。

 私は勝ち負けが露骨に決まる体育が嫌いで、勝ちも負けもない絵に逃避したわけですが、それ(はっきり勝ち負けがつかない)が逆にドロドロを呼ぶのか、美術って世界はなんか陰湿な野球部みたいで閉鎖的な印象を受けるんですよね。これ野球を批判しているんじゃなくて(スポーツ選手の友人はいるし)いじめ体質の野球部のことね。

 「経験せずに語るな。」「同じ土俵に立ってものを言え。」「つーか批判するならそいつを超えろ。」こんなメチャクチャな論理通用するの美術くらいじゃね?それと対極的なのが同人とかピクシブとか二次創作の世界かね。
 この論理でいけば『ワンピース』の作家さんくらいしか漫画を語ってはいけなくなるよ。

 なんでこんなこと聞いたかってこの理論は私なんかも陥りがちだから。いや、どんな人も専門性を高めるとなる現象らしいが。それなら専門家になることなんて興味がない。

 私はこれからどれほどのものになるか分からないけど評価される立場になるわけでそれは作り手として覚悟しなければいけないわけで。なのに「立場なんて関係ないです。」「考えなくていいです。」なんて許されるのかと。
 都合のいいスケープゴートかもしれないけど、わざわざケンカ売るようなことしたって得じゃないじゃん。

 つまり実名だろうが匿名だろうが、作品の評価は作者自身が背負うしかないわけです。当たり前ですがそれを責任転嫁できない。他人事のようになれたらいいんだけど、なんというか作品って苦しんで生んだ子供みたくなっているからなかなか辛い。私はそこまで親バカじゃないけれど。

 ひとさまの作品を偉そうにバカにするってことは人んちの子を「バカですね」って言っているのと同じで、そりゃ醜い水かけ論にもなるでしょう?どっちも人の親なんだから。ブーメランなんだよ。
 なら慣れ合いでもいいじゃん。なんでそもそもリスクしょってる作家がそんな自爆テロしなきゃならんのだ。

 だから自分の子供を棚に上げて人の子供をバカにするって言う人は、本当にバカなのか、もしくは子供がいないのか、もしくは作らないか、子供を隠すだろう。
 で、「子は親とは無関係です」なんてしらじらしいこと言える人はもう親じゃないんだよ。

所さん遊びの哲学を語る

 ず~と掘り下げていくのは傍から気持ち悪いと言われてもやる。ヒステリックになんなきゃだめですね。

 ・・・誰の言葉でしょう?オタキングこと岡田斗司夫さんじゃありません!遊びの達人所ジョージさんです。ツイッターで一度つぶやいたことですが、ここにも記事として置いておきます。

 よくいるじゃないですか。「俺はこれだけ腕時計持ってる」とか「俺はフェラーリ持ってるんだ」「ポルシェ持ってるんだ」(誰の事言ってるんだか分かりませんけども)そんなのはただの自慢で「金出して買えばいいじゃねえか」って事なんですよ。
 だから私の所は墓場。私の所に来た時点で削るなり使うなり壊れるなりでなくなっていく。これがね遊びなわけですよ。


 深夜番組で共演したさまぁ~ずにも言っていたけどこれが所さんの哲学だよね。オモチャは遊んでなんぼ。使い倒す。

 つなぎをこっから切る。じゃ、つなぎじゃねえじゃん。つながない。初めからこういうの買えばいいじゃんて思うでしょ?ここが違う。遠回りするのが遊び。遠回りとか、面倒くさいこととかが遊びなんです。車は速いとか便利だとかそんなはどうでもいいんです、不便な方が面白い。
 だって面倒くさいこと省いて、じゃ寝てるだけにしましょうわたくしは。パジャマから着替えません服着るのも面倒くさい顔洗うのもめんどくさい。でもその面倒くさいことを全部やるのが楽しいことなのに、それ省いちゃったら寝てるのが幸せかって事になっちゃうじゃないですか。


 所さんカッコいい。実はオタキングと所さんってやってることほとんど同じなんだよなwwでも所さんがオタクって言われることってあまりない。ホビーというか趣味人って言われる。
 それは車や園芸、ゴルフといったどっちかというとアウトドアな趣味やスポーツも強いからだろうね。その趣味の守備範囲の広さは実はオタク顔負けなのかもしれない。

 オタクよりもオタク気質。なのにオタクと呼ばれない。かっこいいぜ。
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